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小池都知事バッハ会長会談(上)4者会合提案のバッハ会長「そこで出した結論は、きっと『もったいない』

2016-10-18 16:55:23 | ニュースまとめ・総合

小池都知事バッハ会長会談4者会合提案のバッハ会長「そこで出した結論は、きっと『もったいない』ということはないと確信」


産経新聞 10月18日(火)16時40分配信



 《東京都が提案した2020年東京五輪・パラリンピック会場の見直しについて、小池百合子知事と国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長とのトップ会談が18日午後2時過ぎ、都庁で行われた。都が提案しているボート・カヌー会場の変更案についてバッハ会長がどう言及するか注目される》

 《小池知事は、ボート・カヌー競技の会場について東京都臨海部の「海の森水上競技場」から宮城県登米市の「長沼ボート場」への変更を検討している。変更には最終的にIOCの承認が必要だ。バッハ会長は国際会議「スポーツ文化ワールドフォーラム」出席のため来日していた》

 《都庁7階の会談会場に紺色のスカーフを首に巻いた小池知事が、いつになく緊張した面持ちで現れる。そこへ赤いネクタイ姿のバッハ会長が現れると、小池知事は笑顔で両手を広げて歓迎のポーズを示した》

 小池氏「今日は都庁にいらしていただいて大変うれしく思います。この都庁には五輪・パラリンピックの2本の旗があり、次は東京の番だと思いを強くしております。先日、銀座で(リオデジャネイロ五輪の出場選手が)パレードしたところ、80万人が見に来て、大変盛り上がっております」

 バッハ氏「リオでは実り多き率直な議論ができました。今回見に来て、知事が五輪旗に確実にご配慮いただいていると確信しました。すでに進捗を遂げていますが、東京五輪の準備状況を確認するために来たところ、すばらしい大会になると確信しています。知事とは同じ船に乗っていると確信しています」

 《バッハ会長は、五輪の持続可能性を踏まえたコスト削減を目指し、IOCが策定した「五輪アジェンダ2020」を主導した経緯がある》

 小池氏「バッハ会長が掲げた持続可能なオリンピックにしたいと思います。私自身は2カ月少々前に当選したばかりです。その公約の一つに五輪・パラリンピックの会場の再点検が必要だと申し上げました。最近の世論調査では費用の見直しに80%以上の人が賛成している状況です。五輪会場のみならず都の抱えているさまざまな問題を見直しているところ、オーバーオール(総括的)に直しており、五輪だけを見直しているわけではありません。都政の調査チームが分析し、3つの競技会場を比較検討してくれました。そのリポートを受け取ったところでして、今月中には都としての結論を出したいと考えています。4年後に迫っておりますが、できるだけ早く分析結果を出して準備を進めていきたいと考えています。

 「特に五輪会場についてはレガシーが十分か、コスト削減が十分か、そして招致する際に掲げた『復興五輪』に資しているかということがポイントになりました。これらは五輪という世界の祭典を今後も続けられる責任を東京が負っているということをベースにして考えていきたいと思います」

 バッハ氏「リオでの議論でも知事は持続可能な形で、かつ十分実行可能な形で行われることに理解して頂いています。そのためにIOCは17億ドルを拠出して応援しております。ですから『もったいない』。もちろんです。そういった『もったいない』を避けなければならないという精神で密接に協力し、最善の方法を模索したいと思っていますし、これまでもやってきたところです。これまでも20億ドルも節減できています。知事も私も望む五輪にするためには、すべての中心にアスリートを置かなければなりません。なぜならアスリートこそ五輪の魂であり、十分敬意を表さないといけません。どれだけ都民の皆様がアスリートを尊敬しているかは知事が仰った80万人という数字が立証しています。すでに彼らは2020年に向けて彼らを応援づけています」

 「そこで、必ず守らないといけない大原則、それは公平な競技競争です。それは東京が招致を獲得した際の中核的要素でした。このフェアコンペディションこそ2つの都市に東京が勝った要素です。東京が説得力のある持続可能な案を示されたからです。なので東京が開催都市として選ばれた後に、このルールを変えないことこそ利益にかなっています。日本国民と東京都民は信頼できるパートナーであり、必ずその通りにしてくれると確信しているからです。この大原則を守ることで一緒に2020年大会の予算を見直すことができます」

 「今までのところ、私は見直しの内容を十分に把握していないので、具体的なコメントをする立場にはありません。しかしながら、ざっと一読した限りにおいてリポートの中にある数字を根拠に節約できる潜在性があるのではないかと感じています。そこで私どもとしては、4者会合の作業部会を提案したいと思います。それは都、組織委、日本国政府、IOCの作業部会です。そのような形で出した結論は、きっと『もったいない』ということはないと確信しています」

 《小池知事がリオ五輪の際にバッハ会長に示した「もったいない」という言葉を、今度は小池知事に示したバッハ会長のウイットに会談会場では一瞬、どよめきが起こった》

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