旅の途中です

別ブログの旅行に関するものを独立させました。全国旅で周りたいんです。まだタイトル決めていません。

どうしても中山道に行きたくなった

2017-03-07 20:16:08 | 旅行
木枯し紋次郎
白刃を縛る五日の掟

を読んでいたら、無性に中山道に行きたくなった。白刃を縛る五日の掟の舞台はだいたい歩いた街道なので、このシーンはあの場所に違いないと思っている場所に行ってみたくなったのだ。ちなみにまだテレビ版は見ていない。

青春18切符はまだまだ使いきれていないので、仕事が急遽休みになった日に中津川まで行く。

そこから 馬籠までバスにのることにした。
馬籠までのバスで平日一往復だけ 新茶屋を通るバスがあり、上手い具合にそれに乗れました。

この路線バスは乗って正解。途中までは中山道を通るルートではないけど落合宿を眼下に望むこと絶景。しかも道はせまくガードレールもなく、運転手にこの命預けた!という感じ。(大げさな)

天気はどうやら段々と悪くなっていて、峠の頂上付近からは景色は拝めそうにない。

半年前に歩いた新茶屋のあたりにさしかかり、降りて歩こうかと思ったが、本当に天気が悪いし、お腹も空いてるし、今回はこのままバスから景色を見ることにした。

(原作より)
男が絶叫した。紋次郎の長脇差が男の喉を抉ったのである。更に紋次郎は、男の腹を串刺しにした。男はゆっくりと、地上から崩れ落ちた。その男の消えたあとに、峠の頂上から見た広大な眺めが出現した。
左右に波打つ山々が連なっているがその真中は細長い平野部である。(中略) 峠を境に嘘のように晴れ上がっている美濃国であった。
そして、数10メートルほどさきの路上に、お捨がうつ伏せに倒れていた。


撮影は去年の秋

このあたりが広大な眺めが十曲峠で出現する場面で、夕日が美しい場所に百選にもなっている。

わたしもまだここで夕日を見たことがないが どれほど美しいかは想像できる。

そんな美しい場所でお捨が死んでしまったことに、ボロボロ泣いてしまった。

お捨を無残にも殺された紋次郎の怒りはいかほどか、紋次郎は刀を抜いてはいけない五日の期限を待たずに、紋次郎は霧のせいで昼だか夜だかわからない。もう夜になってるんじゃございやせんか?と
監視役の吉五郎も霧のせいで そうでござんすと。

紋次郎が掟を破るほどの怒りを感じる。

そしてこの場所から少し落合宿方面にいったところが 信濃と美濃の国境 今は木も鬱蒼と生えているが、昔はもっと禿山だらけだったので、ここからも美濃の盆地が見えたのではないか。



美濃国との国境。紋次郎と吉五郎はここで別々に落合宿へと峠を下って行く。
14、5歳にもかかわらず、女気を感じさせない無邪気で不遇なお捨、紋次郎に掟を破ることを許した吉五郎。想像するに美しい風景。この話はとても気に入っている。

さて、物語はここで終わりだけど、私の旅はまだ続く。本来なら 東から西へと木曽路を進むのがこの物語なのだが、私の都合もあるので ここから馬籠へ。

馬籠でバスを降りたら、凄く寒い。今日は寒いと聞いていたけど、はっきりいって真冬の寒さ。なのにやや軽装なのを悔いた。




そして雪まで降ってきて、はらはらとではなく、吹雪。



平日とはいえ、昼時なのに観光客もまばらで、実に良い雰囲気。

お腹も空いて倒れそうなので、暖かそうな蕎麦屋でかけ蕎麦と五平餅を注文。

美味しかった。でもね。馬籠 妻籠 奈良井 全部そうなんだけど、かなりお値段高いんだよね。観光客価格になってると思う。この値段の高さを感じると、せっかくタイムスリップしてるのに現実感を感じて萎える。この街並みを保存するためには仕方ないのかもしれないけど。

さて、腹ごしらえして次はどうするか?


南木曽まで行ってみるかと 突然路線バスの旅になりました。

(原作より)
茶屋を出ると、峠時は下り坂になる。やがて陣場坂であり…

の陣場から南木曽へバスでいく。



バスを待っている間に谷のほうから 湯気と見間違えるほどの白い霧が立ち上ってきて、気温がまた一気に下がる。もうバスにして正解。

白刃を縛る五日の掟 での馬籠峠越えは深い霧の中で苦難を強いられていた。
今日の馬籠峠は白い世界。




本来ならこういう日にこそ歩いたほうが情緒もあるのだろうなと思いつつ。
バスには私を入れて乗客5人。旅する老夫婦と外国人カップル。こんな寒い時期でも、このコースは外国の旅人さんが多いです。私以外は妻籠で降りました。



南木曽着。おおーい!晴れとるやないかい!

名古屋方面に行く普通列車まで40分あるので、南木曽で見たいと思っていた 和合のしだれ梅を探しに。
これがまた なかなか見つからぬ。あっちこっち探してやっと見つけた。





まだ一分咲きでしたよ…

スタスタと歩いてくる旅人さんにすれ違いました。

単独の外国人で少なくとも妻籠から来て、南木曽駅にも寄らずそのまま三留野へ行く様子です。梅には目もくれずに行ってしまいました。どこまで歩いていくのかな。





梅一分 行き交う人の 早さかな

私も このまま木曽路を進んで行きたい想いにかられつつ、現実はそういうわけにもいかず、旅を住まいとする旅人に憧れを一層強くした旅でした。
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