水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

燃ゆる風

2017-01-27 | 星組
「燃ゆる風」千秋楽の映像を何度も見てしまいます
とてもイイ千秋楽だったようですね。
かいちゃん(七海ひろき)の挨拶も立派で
ちーちゃん(蓮水ゆうや)に振り回されて、ワタワタしてたWMWの頃とは見違えるようだわ

この公演、一言で言うと、“幸せな公演”だったなぁ、と思います
ファンにとっても、かいちゃんにとっても。
カッコイイかいちゃんが見られて、かいちゃんも楽しそうで

タカラヅカにとって、カッコイイと美しいは正義
ちょっとボキャ貧でスゴイ大芝居でツッコミどころもありましたけど
鈴木先生頑張ってくれて有難う
面白い作品を作るのも大事ですが、宝塚の座付き作者の大切な仕事は、主演の男役を格好良く見せる、ですものね


舞台セットも衣装も、戦国時代らしく華やかでゴージャス。
その時代の勢力図や戦の流れを、スクリーンを使って簡潔に説明して、ストーリーもわかりやすくて良かったです。

いねが濃姫と信長の実娘設定というのは史実ではないでしょうけど、
その類の話は、あの時代ならあり得ると思うので、上手い設定だなと思いました。
それを後半の山場につなげていけましたし。

でも半兵衛様を“太陽”に例えるのはどうかと思うわ
誰が見ても、“月キャラ”でしょ「闇夜を照らす、一筋の月の光」とか言って欲しかったわ(長いか
椿はね、最初は武士に対して“椿”それってアリなの?って思いましたけど
でも半兵衛様と、椿のイメージって凄く合うなぁって思いました
椿の赤が、血の色を連想させるからかもしれませんが、清楚で儚げな感じが
最後のパレードで着てた椿の裃も、綺麗で似合ってて良かったです


それにしても、ここまで大芝居なのは、最近では珍しいですね
“植田歌舞伎”とは良く言ったもので、鈴木先生って、良くも悪くも植爺の弟子なんだなぁと思いました。
何しろ「今生の別れだ」と、いねを抱きしめてから袖に捌けるのに、スタスタ行ったらダメなわけで
一歩目を思いっきりタメて、二歩三歩と少しずつ早めて行く、みたいな感じ。
間をしっかり取って、お腰も入ってないとダメだしホント歌舞伎、というか様式美

下級生の真彩ちゃん(真彩希帆)には難しかったんじゃないかと思いますが、
芝居勘がイイのか、良くやってたと思います。所作も綺麗でしたし
雪組での真彩ちゃんも楽しみ

大活躍で「相手役か?」と自分でも言われていた、まりんさん(悠真倫)と、
柚長さん(万里 柚美)がいてくれて、ホントに助かったんじゃないでしょうか
比較的上級生が多かったのと、前回大芝居ではないけど、日本物を経験してたのも良かったかも
星組男役の熱さも戦国武将にうまくハマってて、コーラスも迫力がありました

みっきい(天寿光希)黒田官兵衛、はるこちゃん(音波みのり)濃姫のお芝居も流石の出来でした
それと、まおくん(麻央 侑希)信長。歌もお芝居も、あまり上手いとは言えない彼女ですが
今回の信長は凄くハマってました。存在感があって、大きな体を活かせてたと思います。

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