こころの内外

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『おくりびと』

2008年09月20日 22時07分17秒 | 本と映画と音楽
今日は有休をとった。
そしてSと映画観た。わたしのリクエストで『おくりびと』

以下、ネタばればれ。
観るなら見るな。


いくつかの批評を見て各紙絶賛だったので是非、観たい、と。
しかもモックンだし。

アタシは『シコふんじゃった』以来のモックンのファン。
あのとき、彼の美しさにまいった。
ふんどし一丁(じゃなくてマワシ一丁)で相撲をとるモックンのカラダ・・・。

『おくりびと』のモックンは少し大人になってて、いい男になってて、
そしてあいかわらず美しかった。

この映画はモックンだめな人はダメです。
彼が出ずっぱりで彼のアップばかり。

『シコふんじゃった』へのオマージュ?なのか、
モックンが紙オムツ1枚で裸体を晒すシーンがあります。

それはこっけいな笑える場面なのだけれど、彼のカラダの美しさにハッとする。

苦しむ彼、悩む彼、受け入れる彼、納得する彼。

生まれて初めて、凄惨な死の場面に出会い、衝撃を受けてカラダが冷え切って、
その自分の全身の冷たさを、生きている妻の温かな体で溶かそうとすがる、
主役、小林大吾(モックン)の切羽詰った演技に泣けた。

というかこの映画、「死」を扱っているのでとにかく泣きます。
7割増しくらいに泣きます。
そういう意味ではお気軽に感動したような気分になるかも。

けれどまあ、それを差し引いても、よい映画だと思う。

チェロをあきらめたチェロ奏者が時折り奏でるチェロも美しい。
これもモックンさすが。
ちゃんと演技してる。
彼の音じゃないとは思うけど、運指や弓の扱い方もばっちり。

人々の死生観、遺体を扱う職業への偏見、
妻さえも夫のことを「汚らわしい」と叫んでしまうことへの違和感。
そんなこんなも、「人は必ず死ぬ」ということを通して、
大切な人たちに認められ受け入れられていくことにホッとする・・・。



時々、脚本家に聞きたくなる。
このシーンは笑わせたいのですか、泣かせたいのですか、と。

胸が痛くなるような悲しいシーンで笑い声が巻き起こると、
まわりの観客のこと、「あんたたち、変」と思う。
でもそれって、アタシが変なのか?

今日もそんなシーンがあった。

違う。
絶対まわりがニブイんだと思う。


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キーワード
おくりびと シコふんじゃった チェロ奏者 オマージュ
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