Autistic Life in Northest Florida

北フロリダでの自閉症療育日記

Yes/No

2007-09-16 05:04:54 | THERAPY
今回はYes(うん)No(ううん)が課題です。

教えるのに、まず、長男が必ず欲しがる好きなもの(うちはいつもの強化子であるキャンディー)と、欲しがることのないもの(シリアル)を用意します。

Noの強化には欲しがらないアイテムを見せて、”Do you want this?これ欲しい?”と問い、その答えに”No”と教えてオウム返しさせます。それを5回続けたあとに、欲しいアイテムを見せて、同じように”Do you want this?これ欲しい?”と問い、今度はYesと言わせてその欲しがっているアイテムを与えます。

まだ始めたばかりで、全然わかってなくて、Noと教えたら何でもNoと答えてしまったり、ずっと教えていたI Want Candyと言ってもらおうとしたりしています。物の名前でもなく、視覚でも、Hot/Coldのように体の感覚でも教えられないし、かなり難しいので、これも粘り強く長期戦でいきます。



Hot/Coldを教える

2007-08-30 13:54:24 | THERAPY
長男の新しいゴールで、Hot/Cold(熱い・冷たい)Wet/Dry(濡れている・乾いている)Hard/Soft(硬い・柔らかい)などの、対比した形容詞のコンセプト(Attribets)を教え始めました。

コップに熱湯と冷水をいれて、熱湯の入ったコップに触れさせて”Hot"というのを5回繰り返します。カップの位置を変えて、”Touch hot"(熱いのを触って)と問います。最初の2回は間違えましたが、3回くらいからは、その場では理解できたようで、なんとか正解してました。慣れてきたら、質問を変え、どっちがHot?と問います。

Hotの次は、Coldを同じようにして教えます。Wet/Dryは、濡れたタオルと乾いたタオルに触れさせ、テニスボールとおもちゃのソフトボールを使ってHard/Softを教えています。

目標としては、絵で熱いものと冷たいもの(ラーメンとアイスクリームなど)がソートできるようになって、コンセプトの理解を高められたらなあと思います。これは高度なので何年かかかるとは思いますが、根気強くやっていきます。

参考までに、息子のプランを書いておきます。

Physical Attributes

1. Hot/Cold
2. Wet/Dry
3. Rough/Smooth
4. Hard/Soft
5. Sharp/Dull
6. Light/Heavy
7. Sweet/Sour
8. Dark/Light
9. Clean/Dirty
10. Old/New
11. Straight/Crooked





2年生になりました

2007-08-27 13:31:09 | AUTISM
長かった夏休みが終わり、新学期が先週からスタートしました。長男は2年生です。

新しい担任は、今までまったくスペシャルニーズを受け持ったもなく、ミドルスクール(中学)の普通学級だった先生でした。せっかく昨年がんばって学校の環境と療育指導方法の改善を要求して、良くなったと思っていたら、また振り出しに戻った形になってしまいました。

そんなおりに、ホームセラピーも、セラピストの都合で今月で終わりになってしまい、最悪なスタートになってしまいました。もうがっかりです。うちとしては、もう新しいセラピストを雇う予定はなく、私がセラピーを家で続けていく予定でいます。ただ、IEPゴールを作るのを手伝ってもらうために、元セラピストとはコンタクトをとって、一緒にゴールを書いていくことにします。

担任については、息子への指導方法として、ホームセラピーの様子を撮影したビデオを見せます。昨年も新しい先生にビデオを見てもらったら、非常に参考になったと喜んでくれて、クラスもとてもよい環境になったので、今回もそれを期待できたらと思います。


生活の中でセラピー

2007-07-10 20:18:15 | THERAPY
うちでやっているセラピーをずっと紹介しているから、毎日でもセラピーをやっていると思われそうですが、実際そんなに時間は取れないし、子供も長時間応じないんで、セラピストが来ている週に2回(2時間)以外では1,2時間できるかできないかです。 なので、机に向かってやるものでなく、生活の中でやれることをやっています。今日はどのようなことをしているか紹介します。

まず、行動療法の基本があります。

1 Imitation  模倣
2 Receptive 受容
3 RFFC(Receptive by feature, function and class)  特徴、機能と分別による受容

4 Echoic 言葉の模倣
5 Mand   マンド (要求)
6 Tact   タクト(叙述)
7 Intraverbal  イントラヴァーバル

全部Verbal Behavior(言語行動)の専門用語で、具体例で説明していくと、

1 ”Do this" こうしてって真似させる
2 ”Please do __” __して下さいという受身の指示に従わせる

3 3つくらいのアイテムから”Which one is __?"どれが__?って質問に答えさせる

4 ”Say __" __って言ってごらん と同じ言葉をオウム返しのように言わせる

5 "What do you want/need?"何が欲しいのかを質問して欲しい物を言わせる

6”What is this?”コレは何?と質問して物の名前を言わせる

7 ”We drink juice in a ?"ジュースは何に入れて飲むのかって質問で、カップと言わせる 

これを色々内容を変えてランダムに質問していくというものです。写真はその表です。

Item(題)がBubble bath泡風呂とします

泡をお風呂でたててDo Thisと指示

ソープを入れるように"Please pour the soap in the tub"と指示

3つくらいのボトルから”Which one is Shampoo?"シャンプーはどれか選ばす

Waterと言ってごらんと指示

お風呂のおもちゃなど、いつも欲しがる物を提示しながら”What do you want?"何がほしいか要求を問いて欲しい物の名前を言わせる

コレは何?とソープを見せながら名前を言わせる

泡は水に何を入れて作るの?と聞いてソープと言わせるように仕掛ける

以上は作ったプログラムの内容ですが、プログラム通りでなくとも、生活の中のさまざまな場面で臨機応変に無理なく質問して言葉を覚えさせていってます。

Writing Skills 3

2007-07-09 16:47:05 | Writing Skills
文字のShapingです。最初は一緒にペンを持って支えながら、私のプロンプトで書いて、3つ目の文字からペンを一緒に支えてはいても、息子の力で書かせていきました。

カーブのある文字のB P R D 3等は難しいのですが、最終的にBの細かい二つのカーブを自分の力で書けたところで「Good Job(よくできました)」と言って褒美をあげてます。

この練習の用紙はアメリカのどこにでも売ってるような幼稚園用のアルファベットの練習ノートです。ページを全部切り離して、一枚一枚ビニールカバーに入れたものをバインダーにはさみ、ビニールの上からホワイトボード用のマーカーで書いて練習してます。これだと紙も無駄にすることもないし、自分で消させて何度も練習させることができやすいので、便利です。

Writing Skills2

2007-07-04 12:39:54 | Writing Skills
Writing Skillsの練習の成果がようやく現れ、模倣しながら文字を書くことができるようになりました。まだへんてこなアルファベットを書いていますが、シェイピングで改善していこうと思います。

自分の名前も書くことができるようになったので、「書く」機会をできるだけたくさん見つけて、自分の所有物に名前を書かせて、それが自分の物だと理解できるようになったりしたらもっといいなあと思ってます。

Reading

2007-07-04 00:46:42 | THERAPY
Readingの練習で、Sight Word(文字カード)を利用して、犬の写真にDOGの文字カードを置くという感じで、写真と文字をマッチングさせ、さらに、その文字と同じ文字もマッチングさせます。今までは写真を見て犬などを認識していましたが、文字からも認識した上で、さらに発音して読めるようになるのがゴールです。

初めてから1ヶ月で、CAR DOG CATや、人物で私達家族の写真とMOM DAD BROTHERなどをマッチングし、読めるようになりました。

Spelling

2007-06-21 13:06:42 | THERAPY
最近のセラピーでは、スペリングをやっています。文字カードを使って、見本の文字を見ながら模倣させる形でスペルしています。模倣では、どんな単語でも100%できるようになりました。 短い単語でCAR、CATなら見本がなくても、写真を見ながら80%正解するようになりました。





Size Recognition

2007-06-13 04:26:28 | THERAPY
大きさの認識能力強化のためのSorting。

息子は視覚で同じ大きさのものは認知できているので、写真のようにシートを使って、Big/Little Large/Mideum/Small と文字を見て大・中・小を把握できるようにしています。

クマも赤、黄、青など他の色を混ぜてSortさせたり、まだうちの子はできてないんですけど、ランダムにBigはどれ?Smallはどれ?と問いながらピックアップさせたり、高度になると、赤いBigベアーはどれ?と質問していきます。

Medication

2007-06-05 05:10:41 | Medication
長男も8月の新学期で2年生。体も大きくなって、癇癪を起こされた時にコントロールができなくなってきていて、私も引っかき傷が絶えず、体力的にも参っていました。ずっと薬は躊躇していたのですが、アスペルガーの方がテレビで、薬によって自分の落ち着きが得られ、集中もできて助かっていると言っていたのを見て、少し検討してみることにし、1ヶ月前から、専門医に相談して、長男の多動と癇癪を減少させるのに効果があるといわれるRisperdalという薬を飲ませ始めました。飲ませるといっても、もちろんすんなり飲んでくれるわけがなく、力ずくで体を抑えて、写真にあるスポイトのようなもので無理やり口の奥に噴射するような感じで与えています。

あげている量は1日2回、0.25ミリと、微量なのですが、今後徐々に増やして調節していきます。この1ヶ月での多動への効果は、うちではまだはっきりとわからないのですが、学校とセラピーでは以前と比べると、多少落ち着きがみられ、指示にも応じるようになったといっていました。多動と癇癪以外で、睡眠に関しては大きな効果をもたらせています。夜中に起きることもなく、10時に寝て6~7時に起きるのが習慣になりました。学校が休みに入ると必ず夜中に起きて泣き出したり、癇癪を起こしていたのですが、夏休みに入って2週間の今もちゃんと寝ています。

このまま飲ませ続けてどれだけ変化があるのか、生涯続けて飲ませることになるのかわからないのですが、とりあえず今しばらく様子を見てみようと思います。