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アンポ ハンタイ!アンポ ハンタイ!-597

2017-04-09 11:41:12 | 日記
 冒頭のタイトルは日米安保条約改定騒動で日本国中が大揺れに揺れていたときのことです。米アイゼンハウワー大統領が来日するか、歓迎する側とそれを阻止しようという勢力がぶつかり合って国中が揉めていました。
 安倍総理はその時はまだ5~6才の幼児だったでしょう。外は騒然と全学連や総評など労組がデモを繰り返し首題のシュプレヒコールをやっていました。
 それを耳にしていた晋三坊やは意味も判からずに家の中で「アンポ ハンタイ!アンポ ハンタイ!」と走り回っていたそうです。それを見ていた父親の晋太郎さんが「これ!アンポサンセイ!と言いなさい」と晋三坊やをたしなめるのですが、傍にいたお祖父さんの岸信介首相(当時)はただニコニコと笑っておられたそうです。「こんな幼い子供に難しいことを言っても判る筈がない」と。
 話は現代に戻ります。例のM学園では幼児に教育勅語をただ鵜呑みに覚えさせて唱和させていたという記事が先日出ておりました。そして今国会では、「教育勅語もよい部分もある」とか「教育基本法に反しない限りは教材に使ってもいい」など古えにタイムスリップした論議が交わされております。私らも記憶があります。小学校の校長先生が重々しく巻物を紐を解かれ、「朕 思うに」と話される間は、じっと俯いて校長先生が「御名御璽」と言われたときは「やれ終わったぞ!」一斉に咳払いして顔を徐ろに上げたものでした。
 ですから校長先生が何を言われたのか全然わかりませんでした。ただそういう時は頭を下げているものだというくらいでした。
 今の議員連中には「教育勅語もよいことも書いてある、『兄弟相和し朋友相信じ~』などは現代でも尊重されるべき部分だ。なのになぜ教育勅語を悪者にして全面否定するのか」といっているのですが、こういう連中は教育基本法と教育勅語のどちらを是とするのか?基本法に反しない限りは勅語もあっていいというようにも聞こえます。敗戦後まもなく教育勅語は廃止されました。「屋上屋」なんて言わずもがなですよね。