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エボラ出血熱拡大 まとめ

2014-10-18 13:27:01 | 病気
エボラ出血熱はエボラウイルスによる急性熱性疾患である。

血液や体液との接触によりヒトからヒトへ感染が拡大し、多数の死者を出す。
空気感染はないといわれている。
2014年8月現在、西アフリカ諸国で起こっている流行は2014年3月にギニアで集団発生から始まり、
これまで知られている流行のうち最も大きな流行となっている。
WHOは2014年8月8日に本事例をPublic Health Emergency of International Concern
(国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態)とし、流行国等に更なる対応の強化を求めている。

症状
突然の発熱、強い脱力感、筋肉痛、頭痛、喉の痛みなどに始まり、
その後、嘔吐、下痢、発疹、肝機能および腎機能の異常、
さらに症状が増悪すると出血傾向となる。
検査所見としては白血球数や血小板数の減少、および肝酵素値の上昇が認められる。
潜伏期間は2日から最長3週間といわれている。
2000 年のウガンダでの流行では上記症状に加えて、衰弱のほか下痢等の消化器症状が目立ち、
出血症状が認められたのは10%以下であった。

治療
現時点で承認されたワクチンや治療薬はなく、対症療法のみである。
抗体が検出されるようになると急速に回復に向かう。
疑い患者の血液や排泄物などを素手で触れないことが重要である。


富士フイルムグループの富山化学工業が開発したインフルエンザ治療薬「アビガン」がエボラ出血熱に効く可能性があるとされている。
アビガンは、3月に日本国内での製造販売承認を取得した抗インフルエンザウイルス薬。
日本の薬が救世主となるか・・・


部分的に厚生労働省ホームページ
国立感染症研究所のホームページから引用