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参議院における調査会-その7

「参議院における調査会」シリーズは、今回で一旦終了です。

今回は、調査会制度創設時に設置された調査会と、最近設置されたばかりの調査会を概観します。
(下記調査会名の罫線は筆者によります)

○昭和61年7月22日:国会法改正後、参議院初の3調査会

外交・総合安全保障に関する調査会
国民生活に関する調査会
産業・資源エネルギーに関する調査会

○平成28年9月26日:参議院通常選挙を経て新たに3調査会設置(現在)

国際経済・外交に関する調査会
国民生活・経済に関する調査会
資源エネルギーに関する調査会

○参考:平成28年7月25日まで設置されていた3調査会

国の統治機構に関する調査会
国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会
国際経済・外交に関する調査会

今開かれている国会で設置された3調査会は、ある意味、原点回帰といって良いのかもしれません。

大別すると、外交・内政・エネルギー問題という側面で、参議院で最初に設置された3調査会と同じだからです。

今回の調査会設置にあたっては、誰がアイデアを出したのか、筆者に知る由はありませんが、過去の歴史を知る人が参議院内にはいる、ということの証左ではないでしょうか。

参議院における調査会について、これまで7回にわたって概観してきましたが、衆議院との異質性を求め、参議院の独自性と存在感発揮を求めるなか、任期6年であることに着目した長期的かつ総合的な調査を行うための調査会構想は、議会の先人の知恵であったと思います。

ただ、昨今、参議院における調査会の位置付けが明確ではないような気がしてなりません。

国会ごとに消滅を繰り返す特別委員会の常設化や調査会制度創設からの時間の経過などがそうさせているのかもしれません。

参議院における調査会は、その構想と設置に至る経緯に鑑みて、本来もっと機能すべき存在なのではないでしょうか。

参議院における調査会-その1 国会法と参議院規則における調査会の位置づけ
参議院における調査会-その2 調査会の設置時期
参議院における調査会-その3 調査会長の選任方法・時期
参議院における調査会-その4」 調査会設置時の国会法改正のポイント
参議院における調査会-その5」 参議院改革論と調査会設置に至る経過
参議院における調査会-その6」 調査会設置にかかる衆議院の立場
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