60mmボールレベラーのビデオ三脚でDAIWAのVT-523と云う三脚は3年位前に買いましたが、その買った時の自分のブログのレポートにもあったように上下方向へ動かそうとすると初動が固くてスムースな動きが出来ず、ビデオ三脚なのに本来のビデオ撮りには使えず、無人の固定撮影用の三脚としてずっと使ってきました。
でも、メインで使っているリーベックLS-35は動作と信頼性には不満はないものの重くて、年を重ねてきた私の体力ではこれを持って移動撮影はちょっときつくなりました。
そこで今年になって、もしかして直るかと考え、VT-523をメーカ修理に出しました。 その時、購入時からこの状態である事を説明したところ、無料で修理をして頂けることになった。
で、修理済として戻って来ましたが、確かに前よりは動きが多少良くなった。 でも、そんな程度。 メーカからの回答では「ネジの調整がきつ過ぎたようだ」との回答だった。
先日も、駅前イベントの撮影に持って行ったが、やっぱり思わしくない。
ネジの調整程度で直るんかい?
それならと、自分で分解して構造を確認することにした。
これが普通の状態の左側から見た写真。
ゴム製のカバーを隙間にマイナスドライバを入れて手前に引きだすと簡単にカバーは外れ、更にネジを外すと3本のネジが見えて来た。
このネジを緩めて見たが、なにも外れなかった。
しかーし。このネジが緩んだ状態でティルトの動きを確認したら、なッなんと! 凄くスムース!
確認のため、元の様に締め付けたらやっぱり、初動時引っかかる。
さて、ついでに反対側も開けて見ると、中央に大きなネジ。
これを緩めてみると、カウンターバランスの重さが変わった。 しかし、このネジを締めて行って、カウンターバランスのトルクは上がっても初動の動きが悪くなる事は無かった。
大型ビデオカメラでも使えるように調整して終了。
でも、この三脚はおそらく小型カメラ用として機動性の必要な時に使う予定なので、少し緩めに設定した。 動作が凄く楽。
小型カメラなら、どんな位置に置いても止まったまま微動だにせず、さすが値段相応の価値はある三脚だと思う。
戻って、左側のネジに関しては、そこそこ緩めた状態で蓋を閉める事にした。
ゴムの最終の蓋の前に金属製の蓋もあるため、万が一ネジが緩んでも抜け落ちる事は無い。
と、言う事で、三脚の復活劇は3年掛かってやっと終了と相成りました。
でも、メーカが直せないなんて凄く変。
それでも、ガタも全くなく、完璧な一台となった事に喜びは大きかった。
今年の中学校の部活の地区大会の撮影には大活躍しそうだ。