パロディーがたまらないですね!んん、面白い!ウチナーグチの勉強にもなりますね。何回も見て、聞いていたらウチナーグチぺらぺらになりそうです。
間 好子さんです!平良 進さんは常連ですね。復帰の時代の物語だったのですね。懐かしい役者の顔が登場です。ずっと前に見て感銘を受けた覚えがあるが、今日、改めてYouTubeバージョンを見ていると、いろいろな発見と共に、面白いと思った。懐かしい沖縄芝居の役者が何人も登場していることがひき付けた。それにしてもチラーが組踊の唱えをして、つらねで登場することなど、またテルリンバンドのユニークさも含め、このリアルなファンタジーは改めて高嶺剛映画論を書きたくなりました。
あるテーマでまとめたいと考えていることがあり、その中でもぜひ取りあげたい映像だということですね。氏の映画の主人公達が芝居役者や民謡歌手だということ、ことばがウチナーグチであること、ほか注目すべきイメージや沖縄現代史(進行形)のパロディーも含め、注目すべきですね。多くの映画批評がすでに書かれているかと思うのですが、ちょっとまた別の視点から書きたいと思います。以前は注意して観ていなかった事柄が改めてみると見えてくるということがありますね。
1989年というとついこの間の気がしますね。そうだったのだ、もっと前の作品かと思っていました。復帰が背後で乗り出していますよね。でも復帰前の設定ですね。沖縄芝居のウンタマギルーは義賊でいい泥棒なんですが、この作品のひねりは一際異なりますね。豚と人間が身近な聖なる存在としてある風景、違和感は起こりませんね。
ウンタマギルー【VHSrip】
ウンタマギルー』は、高嶺剛監督による日本映画。沖縄県西原町に伝わる民話「運玉義留」をベースに、日本復帰直前の沖縄を描いた幻想的なファンタジーである。
小林薫、戸川純、沖縄芸能の大御所たちなど、高嶺監督の前作『パラダイスビュー』とほぼ同じキャストが出演している。
ストーリー
製糖所で働く青年ギルーは、西原親方の元で暮らす不思議な女性マレーを毛遊びに誘い出し関係を持つ。しかしマレーの正体は、親方がニライカナイの神から預かったゥワーマジムン(豚の化身)であった。秘密を知ったギルーは親方に命を狙われることとなり、娼婦でサーダカ(霊感を持つ)の妹チルーの助言で運玉森(ウンタマムイ)に身を隠す。森の精霊キジムナーから空を飛ぶ霊力を授かったギルーは義賊となって、油喰(アンダクェー)と共に貧しい村の人々や独立派ゲリラたちの英雄となる。
作品情報
製作年 : 1989年
製作国 : 日本
配給 : パルコ
主なキャスト
- 小林薫(ギルー)
- 戸川純(チルー)
- 青山知可子(マレー)
- 平良進(西原親方)
- 間好子(ウトゥーバーサン)
- 照屋林助(テルリン)
- ジョン・セイルズ(カマジサー高等弁務官)
- 宮里榮弘(キジムナー)
- コンディション・グリーン・エディ(アンダクェー)
- 北村三郎(安里親方)
- 平良トミ(ギルーの母ンブシー)
- 大宜見小太郎(島袋警察長官)
- 赤嶺直美(キージー)
- グレート宇野(レンキン)
- 嘉手苅林昌(三味線の老人)
- 伊良波晃(山城家の主人)
主なスタッフ
受賞歴
- ベルリン映画祭カリガリ賞
- ハワイ国際映画祭グランプリ
- ナント三大陸映画祭グランプリ