志情(しなさき)の海へ

琉球弧の潮風に吹かれこの地を掘ると世界と繋がるに違いない。世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

*平成28年度「沖縄県文化功労賞表彰式」に45分ほど参加した印象*

2016-11-25 23:51:58 | 沖縄文化研究

  (遠くから見ても暗い箱のステージの上にすばらしい業績の皆さんが並んでいるイメージです!)

沖縄県の文化功労賞が始まったのは平成2年(1990)なんですね。糸数カメさんたちが最初の受賞なんですね。彼女は琉球民謡で授与されていますね。今回は吉田妙子さん、嘉数好子さん、新城喜一さん、喜友名朝孝さんなどの知人が表彰を受けられていました。おめでとうございます!新聞をあまり読んでいない日々が続いていて、ただ吉田さんのために参加しました。

     

吉田妙子さんは嘉数好子さんと並んでかしこまっているご様子でした。今年始めて沖縄県指定無形文化財「琉球歌劇保存会」の会長に選出されたばかりの吉田さんです。重責ですが、積極的に琉球歌劇の保存・継承・発展に頑張ってほしいと思います。】

 先日、久しぶりに吉田妙子さんからのお電話で、県の文化功労賞を授与されることを知りました。ちょうど授業の合間で時間があったので、表彰式に参加することにしました。でもご一緒にみなで写真を撮る時間はなかったことが残念でした。お祝いの食事会をご一緒にしたいと思います。今回はじめて表彰式に参加したのですが、ちょっと驚いたのは、会場があまり広くないことです。否、200~300人位は入るホールですので、関係者が祝福のためにかけつける場所としてはそれでいいのかもしれません。びっくりしたのは、肝心の功労者として称えられる皆さん方の雛壇が黒い背景幕に県の旗と国旗などが貼り付けられたステージの上で15人の方が両サイドに腰掛けておられるのですが、イメージが暗いのです。遠くから写真を撮ろうとしてもあまりいい写真が撮れそうにないのでステージの左下、観客席の左側にいってipadで写真をとったのですが、あまりいい画像ではありませんでした。新しいニコンのデジカメを持ってくればよかったと後悔しました。

すばらしい業績のみなさんが主役として陣取っておられるステージの暗さに驚きました。背景が黒幕なのでとても暗いのです。ホールも箱の中の雰囲気です。風がそよぐわけでもなく、薄暗いステージが花の舞台です。未来が暗くなるようなセッティングにちょっと幻滅でした。つまり晴れの舞台の舞台がまったく晴れやかではないのです。写真も暗くなります。せっかく何十年と多様な文化的活動に奮闘され、実績をあげて社会に貢献してきた方々の明日への希望、後進へのバトンタッチが晴れやかではない空気が流れているようで、ちょっと、、舞台イメージへのセンスのなさに失望しました。1時間ほどの儀式の場とはいえ、暗さが気になりました。文化は希望の光です。

次回から舞台の黒い幕を取っ払って、明るいデザイン(舞台装置)にしてください。軽やかな沖縄ポップ音楽が流れ、「かじやでぃふう」を唄い踊る演出くらいはしてほしいですね。第一ステージが小さいです。大きく見せる工夫なども必要ですね。沖縄の亜熱帯の明るさで演出する「想像の羽ばたき」がそこから感じられ、発信できる場であってほしいですね。この間このような暗い単なる儀礼的な式典が続いてきたのは残念です。参加者が参加して良かったと思える演出が必要です。その責任ある代表者のセンスは問題ですね。感性の貧困さがこのような形式に表れるのだと言うことが分りました。

はじめて出席したのですが、表彰されたみなさまおめでとうございます!

ところで、同じく文化に関することですが、沖縄県の文化関係の審議委員の方々が永久就職のように陣取っておられるのもおかしいと思います。少なくとも3年で交替すべきですね。そして長くても二期までにすべきですね。大統領制のように。どの組織(審議会)でも退化が起こりえます。

以下はネットから転載です。

 

更新日:2016年8月18日

沖縄県文化功労者表彰について

1 沖縄県文化功労者表彰とは

   沖縄県文化功労者表彰は、芸術文化の振興、文化財の保護に尽力する等沖縄の文化の振興に功績のあった個人及び団体に対して、その功績をたたえ、沖縄県知事が表彰するものです。

2 被表彰者

  表彰の対象は、次の各号のいずれかに該当する個人又は団体とします。

⑴ 多年にわたり芸術文化の向上、普及又は文化財の保存、活用に尽力し、文化の振興に顕著な功績のあった個人又は団体

⑵ 永年その業務に精励し又は献身的な努力を払い、芸術文化の振興又は文化財の保護に貢献した個人

 

☆ これまでの受賞者一覧(PDF:137KB)この間の受賞者のみなさんのリストです。この表からはどんな業績で受賞されたかは分りません。分りやすく、受賞された皆さんの業績も丁寧に県民や県外、世界へ発信する広報力が必要ですね!

3 推薦及び受賞者の決定

  県教育委員会及び団体等からの推薦に基づき、選考委員会の議を経て決定します。

 文化観光スポーツ部文化振興課(代表)

〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟8階(南側)

 電話番号:098-866-2768/FAX番号:098-866-2122

 


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