天皇賞・春回顧~うまくいかなかったときも、背中ポンポンで帰路に着こう

2013-04-29 11:20:14 | 血統予想

京都11R 天皇賞・春
◎8.ゴールドシップ
○18.ムスカテール
○の母母ジェドゥーザムールはウイングドラヴ(愛ダービー)、ダイワカーリアン、アドマイヤビッグなどを産んだ名繁殖で、トップヴィル×レリアンス×ボッティチェリと仏英独米のアウトサイダー血脈の塊のような血脈構成。マヤノトップガンはナスルーラ≒ロイヤルチャージャー5・5×4、フラワーボウル≒マイホスト4×4などクロスがうるさいので、こういうアウトサイダーな血を引くアウトブリードな牝馬との配合が合う。父の最高傑作になってもおかしくない好配合で、古馬になってジワジワ成長しつづけるのもお約束の血統だ。右回りはモタれるが、陣営は日経新春杯のようなイン差しを示唆しているし、この大外でもどこかでインに潜り込めれば面白い。ゴールドシップに◎を打つ以上馬券は絞って買わざるを得ないし、この◎○だけ買って観戦。

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私はフェノーメノはデインヒル的体型が強いのでナカヤマフェスタほど長距離適性は高くないんじゃないかと思ってたし、トーセンラーも母父のマイラーっぽさも感じられるのでスピルバーグより距離適性は短いんじゃないかと思ってましたが、Sharpen Up系の中距離馬らしい相手ナリ粘着脚質で世界中のどんな馬場でも好走するレッドカドーがいつものようにHyperion的にジリジリ伸びつづけて食い下がったことで、世界の競馬ファンの皆さま、ガラパゴスといわれる日本競馬にも、世界規格のスタミナや持続力が問われる長距離G1が存在しうるのですよ、と大きな声で言えるレースだったことはたしかでしょう

私は京都競馬場のスタンドで観戦していましたが、ゴールイン直後の周囲は特に罵声や悲鳴が飛び交うこともなく、「うーんそうか…やっぱり高速馬場ではシンドイんか」「この稀代のストライド走法にも問答無用のロングスパートにも弱点があったのか…」「たしかにこういう結末も考えられなくはなかったけどなあ…」という、怒りでも落胆でもない、愛しさと切なさとその他もろもろの感情が入り混じって漂っているようで、あの何ともいえない空気がちょっと心地よかったのです

いつも言うように、どんな条件下でも同じぐらい強い名馬なんてなかなかいないし、常に万全の体調ということもなかなかないわけで、私なんかはディープの凱旋門とかオルフェーヴルの春天とかジェンティルドンナのドバイとか、こんな名馬でもこんな負け方をすることもあるんだというシーンを目にした瞬間に、その馬のことがもっと好きになりますね~(背中ポンポン)

誰だってうまくいくときもあればうまくいかないときもあるわけで、うまくいった人馬を称え、うまくいかなかった人馬には背中ポンポンで、いや~競馬は難しいけどやっぱり面白いよなあ…と帰路に着く

競馬人口は減少しつづけていますが、逆にいうと残ってる人たちはみんなほんとに競馬が好きなんやなあ…と、競馬場やウインズに出向くとよく思います

毎週競馬場やウインズにやってくる人たちが、やっぱり競馬は面白いと更に実感できるようなことを、一文字でも多く書いて一人でも多く引き留めたいと微力ながら思うし、それしか道はないだろうと

そんなことを考えながらも、いつものように中書島で途中下車して飲んだくれてきました(^ ^;)だって京阪ババ混みなんやもん…

これでオルフェーヴル=ドリームジャーニー、ナカヤマフェスタ、ゴールドシップにつづいてステイゴールド5頭目のG1ホースとなったフェノーメノですが、5頭のうち2頭はノーザンテーストのクロスで、2頭はデインヒルを通じるNorthern Dancerクロスで、1頭はノーザンテースト≒The Minstrelのクロス

しかも5頭のうち3頭は母父メジロマックイーンを通じてAlycidonを受け、2頭はデインヒルの母父His Majestyを通じてFlower Bowlを受けており、AlycidonはLady Angelaと「Hyperion,Swynford,Desmond,Pretty Polly」が共通し、Flower BowlはLady Angelaと「Hyperion,Tracery,Swynford,Desmond」が共通します

Hyperion
Lady Angela
│ ┌Tracery
│┌○
└△┌Swynford
 └△┌Desmond
  └△
   └Pretty Polly

   ┌Swynford
  ┌○
 ┌Blenheim
 ││ ┌Desmond
┌○│┌○
││└△
│└△
│ └△
│  └△
│   └Pretty Polly
Alycidon
│┌Hyperion
└△

 ┌Hyperion
┌○
││┌Tracery
│└△
Flower Bowl
│    ┌Swynford
│   ┌○
└△ ┌Blenheim
 │ ││ ┌Desmond
 │ ││┌○
 │┌○└△
 └△

ようするにステイゴールドの大物は、(1)母父メジロマックイーンでノーザンテーストの(ニアリー)クロス、(2)母系にデインヒルで母がRibotのクロス、この2パターンしかないわけですが、それは突き詰めればノーザンテーストの頑強さを増幅していることに他ならず、Lady Angelaの血を増幅していることに他ならないのである…という、毎度おなじみの口上で締めたいと思います

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10 コメント

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Unknown (ウンポコロコ)
2013-04-29 18:17:49
私は、望田さんのブログを通して競馬が更におもしろいと思えるようになった1人です。
血統はもちろんなんですが、馬券の方でも的中率も上がりましたし、負けても望田さんの回顧でなるほど~と、上手く言えまへんが、納得の負けができるようになったいうか…。
メイショウツガルはありがとうございました(^-^)v

 
Unknown (MJ)
2013-04-29 19:42:01
たまにはですが、“納得の勝ち”もあるんですよ(・∀・)
Unknown (Unknown)
2013-04-29 20:06:33
シルクメビウスは、GI勝ってませんよね…(^_^;)
Unknown (MJ)
2013-04-29 21:33:33
はい、ご指摘感謝です(^ ^;)(^ ^;)(^ ^;)
ナリブー牝馬 (brokken)
2013-04-29 23:50:42
お世話になります。

以前も、ご相談させていただきましたが、
知人の牧場に、この理論を用いて、

この繁殖にhttp://db.netkeiba.com/horse/ped/1999105247/

ステイゴールドを付けたかったのですが、牧場さんも予算オーバーなので、....ナカヤマフェスタという相談を、以前させて頂きました。


Vice Regent があるので、NTの肌が良いと思っていたら、アドマイヤマックスの株を安く手に入ったそうなので、アドマイヤマックスをつけたそうです。


ナリブーには、Flower Bowl もありますし、
Acropolice も あり、MJさんの ステゴ最強理論に近いなあと思いました。

ドリジャニも候補でしたが、やっぱ高いので、
諦めました。

トーセンホマレも、面白いかなあと思ったのですが...


とか言って、私が馬主になったら、
血統屋に お願いしようと思っとります♪

そうなれるように、商売頑張ります(^^)
Unknown (MJ)
2013-04-30 00:56:06
この母は相似配合で自己主張が強いほうなので、アドマイヤマックスでダートのマイラーというのはなかなか手堅い狙いじゃないかと思いますよ(・∀・)
さっそく、ありがとうございます。 (brokken)
2013-04-30 02:41:01
隠し味に、Determine ≒ Flower bowl
という

Alibhai x Mahmoud 肌 の部分が、
お気に入りだったので、

MJさんの理論が、強化出来るかな?
って思いました

ありがとうございます(^^♪
Unknown (トップガン)
2013-04-30 13:05:27
これからの春天はスタミナよりもスピード対応が必要されるレースという感じに思っています。
Unknown (ペーニャ)
2013-05-01 21:23:05
ジェンティルのドバイはキッチリ力を出し切った上での実力負けじゃないですかね?

明らかな凡走だったオルフェの天皇賞(春)やディープの凱旋門賞とは違うような気がします
Unknown (MJ)
2013-05-02 00:35:39
いや負けっぷりにあまり意味はなくて、名馬とか最強馬に数えられるような馬でも負けることはあるということが言いたかっただけです

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