芝マイル路線

2013-11-13 22:54:16 | 血統予想

「毎年マイルG1の予想をするときに気づかされるのは、私の頭のなかにある“最強マイラー像”はアグネスデジタルやタイキシャトルやエアジハードのままで、もう10年以上も更新されていない…ということ」
最強マイラー像
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/3993f3f0ac64f4c2199d31e52003772f

「ヴィクトワールピサやナカヤマフェスタやブエナビスタなどの大活躍を見ての通り、サンデー系のしなやかさ柔らかさによって日本の競馬は中距離では世界のトップレベルに登りつめたといっていいと思いますが、その代償として近年の短距離~マイル路線の停滞・混迷があるのではなかろうかということは、以前から指摘してきました」
第62回安田記念回顧~サンデー的柔さから逃れるために(2)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/16a0fc227114d03a8fdda1c6e0625cdf

芝マイル路線はここ数年ずっと確たる主役不在の混迷状態で、近2年のマイルCSはエイシンアポロンやサダムパテックといった中距離からの転向組が、フィフスペトルやグランプリボスといったマイル路線の常連を押さえて油揚げをさらっていきました

今春の安田記念にしても、3頭の叩き合いを制したのは短距離王のロードカナロア、2着は中距離からの転向組ショウナンマイティで、マイル路線ど真ん中を歩んできたダノンシャークは3着まで

そして今週のマイルCSの想定メンバーを見渡すと、たとえば前哨戦を勝ってきたコパノリチャードやクラレントやダノンシャークがその勢いで不動のマイル王にまでのぼりつめるだろうかと考えると、やっぱりマイル路線は混迷状態がつづいているとしか私には思えません

オッサンの懐古主義ではないですが、マイルのHペースをうなりをあげながら抜け出してくる頑強さがあって、抜け出してからも惰性で加速しつづけるしなやかさもあって、11秒台前半の張りつめたラップが刻まれるなかでバキューンと爆発できる、タイキシャトルやアグネスデジタルのような、真のマイルチャンピオンがまた見たいよなあ…と

ほんとにここ数年は、芝マイルG1の予想をするたびにそう思うし、レースが終わってからもそう思います

さて今年のマイルCS、着地点はいずこへ…


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3 コメント

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Unknown (ジュリー)
2013-11-14 00:19:34
一流マイラーが出てこないのは生産者の責任が大きいのではないでしょうか。
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Unknown (Unknown)
2013-11-14 01:50:29
流れが速くなりそうなので唯一サンデーの血が入ってないサンレイレーザーに◎で
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Unknown (メテオ)
2013-11-14 07:07:09
今週も早いもので夕方には血統クリニックが読める。どこが着地点になるか楽しみ。
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