栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2017-2018」

10/7,8,9の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2017-10-10 09:05:37 | 共有クラブ

■『ディープインパクト好配合リスト(2014)』で栗山求が推奨したリアルスティール(牡5歳)が日曜東京11Rの毎日王冠(G2・芝1800m)を勝ちました。

◎リアルスティール(牡・母ラヴズオンリーミー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104889/
「ディープ×ストームキャット」はキズナ、アユサン、ヒラボクディープ、ラキシスなどを出しているニックス。2代母MonevassiaはKingmamboの全妹なので、母は短距離王ロードカナロアの配合をひっくり返したような構成。母系の奥は底力あふれる血で構成され、とくにFlower Bowlが入るのがいい。全兄ラングレーは3歳春時点で心身ともに成長途上。思ったよりも完成が遅い印象なので、弟はこのあたりがクリアできれば。(栗山)

■『ディープインパクト好配合リスト(2012)』で望田潤が推奨したスマートレイアー(牝7歳)が月曜京都11Rの京都大賞典(G2・芝2400m)を勝ちました。

○スマートレイアー(牝・母スノースタイル)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010102459/
ホワイトマズルは母父に入ってもサンデー系種牡馬と相性良。Lyphard4×4・5にBurghclere÷Ela-Mana-Mou3×4だから典型的な「サンデー×Lyphard×ハイインロー」で、リトルアマポーラのようなしぶとい中距離馬に期待。(望田)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2016)』で栗山求が推奨したヴェルトゥアル(牡2歳)が日曜東京4Rの新馬戦(ダ1600m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ
父スマートファルコン
母シルクユニバーサル(ブライアンズタイム)
牡 募集価格:2500万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104816/
モンドインテロ(目黒記念-5着)の半弟。父がディープインパクトからスマートファルコンに替わったので、産駒のタイプもまったく違ったものになるはずです。16年9月23日時点で、新種牡馬スマートファルコンの子はJRAで2頭が勝ち上がり、3頭が2着となっていますが、そのすべてが母方にMr.Prospectorを持っています。本馬もこのパターン。そして、現時点で抜けて強いと思われるビーチマリカ(札幌ダ1700mの新馬戦で歴代ナンバーワンとなる1分47秒7で5馬身差圧勝)と同じく母方にDamascusを持っています。スマートファルコンの父はゴールドアリュールですから、エスポワールシチー(最優秀ダートホース2回)の「ゴールドアリュール×ブライアンズタイム」という配合をなぞる形となっています。さらに、Your Hostess≒Flower Bowl6×5という3/4同血クロスも魅力的です。ダートで大仕事が期待できます。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2016)』で望田潤と栗山求がダブル推奨し、『ディープインパクト好配合リスト(2016)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したプリモシーン(牝2歳)が月曜東京2Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ
父ディープインパクト
母モシーン(Fastnet Rock)
牝 募集価格:5500万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015105036/
母モシーンは豪18戦8勝。オーストラリアンギニーズ(豪G1・芝1600m)、ランドウィックギニーズ(豪G1・芝1600m)、VRCオークス(豪G1・芝2500m)など4つのG1を含めて重賞を6勝した名牝です。母の父Fastnet Rockは豪リーディングサイアーに2回輝いた名種牡馬で、デインヒル系ながら母方にスピード豊かなオーストラリア血統を抱えているため、産駒は日本の高速馬場にも適応しており、ブラヴィッシモやメラグラーナ(いずれも芝1400mベスト)が活躍しています。母はNorthern Dancer 4・5×4で、Danzig、Nureyev、Nijinskyを経由している良形。2代母の父ストラヴィンスキーはヴィルシーナの母ハルーワスウィート、ミッキークイーンの母ミュージカルウェイと配合構成がよく似ており、父としてはもうひとつの成績だったにもかかわらず、母の父としては Tepin(米英加でG1を現在6勝している女傑)を出すなど母方に潜って優れた影響を与えています。3代母Benedictionは仏1000ギニー(G1)を勝ったディープ産駒Beauty Parlourの2代母でもあります。どこをどう切っても走る配合で、1歳上の全姉キャリコよりも生まれが早く身体もひとまわり大きいのは好材料です。芝向きのマイラー~中距離タイプとして大仕事が期待できるでしょう。(栗山)
9/23追記
母モシーンは現役時はVRCオークス(豪G1・芝2500m)やVRCオーストラリアンギニー(豪G1・芝1600m)など豪G1を4勝。香港チャンピオンマイラーのLucky Ownersとは父系(デインヒル)と母系(Miss Proprity)が同じで、その父Fastnet Rockはデインヒル系の有力種牡馬で日本ではブラヴィッシモやメラグラーナの父として知られます。母父がNorthern Dancer系のパワーマイラーで母がNorthern Dancerのクロスというのは、ディープインパクト産駒として最も成功しやすい配合形。代々の配合パターンも活力があり、これはクラシックに乗れる馬でしょう。ディープ牝駒としてはスマートレイアーが近いイメージかな。(望田)

★プリモシーン(牝・母モシーン)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015105036/
母モシーンは豪州でG1を4勝(芝1600~2500m)。その父Fastnet Rockは豪リーディングサイアーでブラヴィッシモやメラグラーナの父。オセアニアのデインヒル系らしい突進力を誇る血だ。母はNorthern Dancer4・5×4。全姉キャリコはかなりガッカリな内容だが、“女ミッキーアイル”が生まれても不思議ない配合だからもうひと推し。(望田)

○プリモシーン(牝・母モシーン)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015105036/
シルクホースクラブで募集価格5500万円。母はオーストラリアンギニーズ(豪G1・芝1600m)、VRCオークス(豪G1・芝2500m)など4つのG1を含めて重賞を6勝した名牝。母の父は豪リーディングサイアーに2回輝いた名種牡馬で、メラグラーナ(オーシャンS)を出すなどデインヒル系のなかでは日本適性の高い種牡馬。母は Northern Dancer4・5×4で、Danzig、Nureyev、Nijinskyを経由している良形。2代母の父ストラヴィンスキーは「Nureyev×Blushing Groom×Mr.Prospector」で、ヴィルシーナの母ハルーワスウィート、ミッキークイーンの母ミュージカルウェイと配合構成がよく似ている。全姉キャリコは現在3戦して勝ち星を挙げていないが、配合レベルは高いと思われるので妹に期待してみたい。(栗山)

■土曜阪神7R500万下 ミッキーグッドネス(ディープ・栗山&望田)
■日曜東京11R毎日王冠2着 サトノアラジン(ディープ・栗山)

--------

「移動中で南部杯見れないので、中野の騎乗だけ実況してください」とラインしておいたら、クレバーさんから「中団前目で福永マーク、ペース遅めでかかり気味にジワッと進出。外3で手応え抜群のリッキーにマーク変更し、4角で外に出そうとした戸崎をインに閉じ込めつつ、直線猛追も3着」後から映像見たらそのとおりでさすがや(・∀・)

コパノリッキーは揉まれず先行で気分よく回ってきて楽勝でしたが、ヴェルトゥアルは父がスマートファルコンで母がRoberto×Mr.Prospectorですからやってることはリッキーと同じ(あと細かいことをいうと、War Relic=Eight Thirty的なクロスを重ねているのも同じ)



いつも書くようにゴールドアリュールのダート適性は主にNureyev譲りなので、NureyevにMr.ProspectorやRobertoやSadler's Wellsやジェイドロバリーを合わせて、Nashua≒Nantallah的パワーを増幅するのがゴルア黄金配合
兄のモンドインテロ(父ディープインパクト)とセダプリランテス(父ディープブリランテ)は「ディープインパクト父系×Pacific Princess牝系」というプラチナ配合で成功しましたが、本馬はゴルア黄金配合でダートで成功したというわけで、シルクユニバーサルは有能な繁殖ですが配合にも恵まれているというべきでしょう
ちなみにヴェルトゥアルは、スマファル産駒のJRAの出世頭アシャカダイキとも似た配合、というかこれもやっぱりやってることは同じ





ヴェルトゥアルとアシャカダイキは母系にDamascusの血を引く点も共通しますが、ゴールドアリュールの母母父Hostageの4代母Anchors AheadとDamascusの父の3代母Speed BoatはWar Relicの全姉妹で、リアルシャダイの母父In RealityはWar Relic3×3、ブライアンズタイムの母系に入るEight ThirtyはWar Relicとニアリー

モシーンの牝系はオセアニアの大種牡馬Sir Tristramとの配合で大成功をおさめましたが、そのあたりは下記エントリで解説しましたのでご一読を
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/10bbaaba3d692d868d3ccb1fa26331d4

スマートレイアーは京都記念のときにも「今はホワイトマズルのスタミナが発現してきて、チャキチャキのマイラー娘ではなくしぶとく厚かましい中距離オバチャンになっている」と書いたんですが、阪神牝馬Sを33.3でビュンと追い込んでいた頃とはもはや別馬になってます
ここは行けなかったのでイン差しに固執したユタカも見事でしたが、最内に突っ込むときの脚はバーゲン会場に突っ込むオバチャンのようなふてぶてしさがあった(^ ^;)

コメント (5)
この記事をはてなブックマークに追加