栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

「2歳勝ち馬評価」先週分を4頭更新

2013-12-17 16:44:21 | POG

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分を4頭更新しました~

おおおっ!と身を乗り出すような馬こそいませんでしたが、なかなか味わい深い配合で先々はオープン張るんじゃないか、という馬がけっこういましたね~(・∀・)

そこで取り上げたので詳しくは書きませんが、リコルディってよく見るとなかなか好配合やと思います…ネアポリスの単勝買ってる場合やなかった(^ ^;)

ゴールドキセキのコメントを書いているときに改めて気づいたんですが、母系にDeputy MinisterとMr.Prospectorが入るフジキセキ産駒の賞金上位はカネヒキリ、ミラクルレジェンド、メイケイペガスター、ニードルポイント、シルバーキセキ、ロードクルセイダー、メイケイの初ダートを狙ってる人が多いのもうなずけます(^ ^;)

ゴールドの母はBuckpasser3×5・5、Northern Dancer≒Icecapade4・4×5、5代アウトのフジキセキはこういうクロスのうるさい牝馬とよく合うというのも推奨理由のひとつで(3/4兄タカオノボルの父ネオユニヴァースも5代アウト)、セレクトセールで競り落とされる映像を見たときにチェック入れてた馬で、「パーフェクト種牡馬辞典」で推奨

ちなみにフジキセキの推奨もう1頭はパープルセイルで、こちらはMillicent≒Mill Reef4×3とLe Fabuleux≒Worden3×6・6ですから配合の方向はまったく真逆でオークス狙い、これもだいたい狙ったタイプには出てて、前走も上がり1位でよく追い込んではいるんですがねえ…(^ ^;)

中京日経賞を楽勝したディープ産駒フィエロは、母ルビーがロックオブジブラルタルの全妹ですからミッキーアイルと3/4同血ということになり、これもオープンまでいくマイラーでしょう

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阪神内2000mのラジオNIKKEI杯もオーラスですが

2013-12-17 10:12:39 | 血統予想

「ラジオNIKKEI杯はアダムスピーク(Halo3×4)、ダノンバラード(Halo3×3)、ヴィクトワールピサ(Halo3×4)、ロジユニヴァース(Halo3×3)と、4年続けてHaloのクロス馬が機動力十分なレースぶりで勝っている」
「サブジェクトが勝った07年もクビ・ハナの3着にHalo3×4のメイショウクオリアが入っており、これが勝っていれば5年連続だった」
「今年の登録馬ではアドマイヤオウジャ(Halo3×6)、アドマイヤドバイ(サンデーサイレンス3×2)、ケンブリッジサン(サンデーサイレンス3×3)と、Haloクロスを持っているのは伏兵ばかり」(Haloクロス馬が4連覇中のラジオNIKKEI杯)

昨年もラジオNIKKEI杯前にはこんなことを書いてたんですが、有力なHaloクロス馬がいなかったために、Roberto×Sadler's Wellsで機動力も兼備しているエピファネイアが、京都外や東京ほどは爆発しませんでしたが、キズナよりは機動力があるぶん能力で押しきった…という結果でした

ちなみに今年の登録馬では、ジョウノムサシ(Halo≒Red God4・5×3)、ダノンマッキンレー(Halo3×4)、ミヤビジャスパー(サンデーサイレンス3×3)、ワンアンドオンリー(Halo3×4)、Haloクロス持ちはこの4頭ですが、他にもHalo的な脚質の馬はいてますな

ダノンバラードはたしかにHaloクロスらしいフォームで走る馬で、しかも母レディバラードがLa Troienneのラインを4本引くパワー配合でTCK女王盃など交流重賞を2つ勝った馬で、この体質を受け継いでいてディープ産駒にしては体は硬いです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103548/

硬肉パワー体質で可動域が狭いのをアクションの無駄のなさでカバーしているという馬で、当然ベストは急坂小回りということになり、ここまで中山阪神の内回りは宝塚②、鳴尾③、日経賞⑦、中山記念⑤、ラジオNIKKEI杯①

中山記念は1800mでシルポートのペースを追走するとちょっと忙しかったという負け方で、また鋭い脚がないので日経賞のような上がりの速い競馬(11.6-11.7-11.7)も向かないのですが、急坂小回り2000mで適度に上がりがかかるレースになるとだいたいベストパフォーマンスは出してます

宝塚なんて3強が3角すぎからスパートしたのに前にいたダノンとの差がぜんぜん詰まらず、あの内回り3~4角でみせた機動力こそがHalo3×3の真骨頂

そしてこういうパワーと機動力を誇る牡馬に乗せたら、ちょっと強気でちょっと早めに動かしてきて、川田はなかなか達者な乗り役なのだということは前にも書いたし、だからたとえHペースでもアトムはもうちょっと強気に乗ってよかったかも

ヴィクトワールピサ的脚質ですから有馬でもいいところがありそうですが、いつも書いてきたようにピサはHalo3×4というだけでなく完璧な相似配合で、ポインテッドパスとMuch Too Riskyの重厚な欧血も密にクロスしていて(「ヴィクトワールピサとスウィフトカレントの「1/4の違い」参照)、しかも母ホワイトーウォーターアフェアはボモーヌ賞(仏G2・芝2700m)勝ち馬で、ネオユニ産駒としてもかなりスタミナの裏付けがある配合でもありました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102923/

ダノンバラードもSingspielの近親で母系にはHerbagerのスタミナが入るし、母父UnbridledはBCクラシック勝ちでミスプロ系のなかでは中距離向きの血ですが、そして2400m超の日経新春杯や目黒記念でもいい競馬はしているのですが、細かいことをいうと2400mよりは2000mがベターだろうし、中山2500mでヴィクトワールピサに匹敵するほどの信頼度はないだろう…というあたりでどんな印を振ろうかと

まあ有馬はペース次第展開次第で、あんまり長距離適性で決まるレースでもないのですがね~

ちなみにHaloクロス馬(2~4代)の賞金上位は以下のとおり
ヴィクトワールピサ,ダノンバラード,ヴィルシーナ,ロゴタイプ,コスモネモシン,メイショウクオリア,ダノンシャンティ,メイショウレガーロ,ノーザンリバー,フィフティーワナー,ハートビートソング,コスモソーンパーク,フサイチセブン,トシキャンディ,サンディエゴシチー,フレールジャック,マッハヴェロシティ,ノットアローン,ファインチョイス,ルミナスポイント

Haloクロス馬が4連覇中のラジオNIKKEI杯
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/dcaa4de6cbdc7c1f0a50c523f1a1e626
ロジユニヴァースとヴィクトワールピサの距離適性について
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/2e446ec7efd6a07cd2b6a707e102ff61
ヴィクトワールピサとスウィフトカレントの「1/4の違い」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/89659849e6edd8aa0358adc17872e56b

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする