●アドマイヤサーフ(牝)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007104803/
父サクラバクシンオー、母チェリッシュレディ(その父バブルガムフェロー)
10/3阪神・未勝利(芝1200m稍)1分09秒4(5馬身)
近親にトゥナンテやダイナマイトダディがおり、サクラユタカオーとは相性のいい牝系といえます。バブルガムフェロー×トニービンはRockefella=Rock Goddessの6×6になりますが、バクシンオーとRockefellaといえばショウナンカンプ、シーイズトウショウ、サンダルフォン、ブルーショットガン、スプリングソングなど成功例多数のニックスで、自身はノーザンテースト3×4ですから頑健なHyperionを増幅した配合は頼もしい限り。粘りや頑張りに秀でた好スプリンターで急坂ベター。
B:芝ダ1000~1400
※競馬総合チャンネル「POGレース分析」より抜粋
付け加えると、バクシンオー×Rockefellaの成功例であげた5頭はいずれもNijinskyを併せ持っており、この馬はNijinskyは持たないですがそれをノーザンテーストのクロスで代用したという感じですか
また母はLyphard×トニービンですからエアトゥーレやアイリッシュダンスのイメージでもあり、Fair Trial的な粘りを伝える繁殖でしょう
これだけHyperionに走ればバクシンオー×サンデーでも軟弱なところは皆無で、阪神や中山の芝1200mがピッタリの好スプリンターですね。まだまだ良くなると思いますよ~
GCの追い切りでマイネルキッツ・マイネカンナの兄妹が併せ馬をしていた
タカラカンナはこの兄妹を産んだことで一躍ラフィアンのドル箱繁殖となったが、その配合はなかなか興味深い
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2003100738/
その父サッカーボーイはNearcoもHyperionも持たない仏アウトサイダーなディクタスに、Lady Angela3×2のノーザンテーストの娘で自身はNearco4×4・4のダイナサッシュをもってくるという、配合の緊張と緩和の極端なメリハリによって生まれた名馬だ
母のクリムゾンラトラーはCrimson Satan×Rattele Dancer×Klaironで5代アウト。DominoやNative DancerやTourbillonといったアウトサイダー父系ばかりが代々配されており、こちらもディクタス同様NearcoもHyperionも持たない
つまりタカラカンナの配合は、ダイナサッシュのところだけにNearoとHyperionを凝集し、残りの3/4は米仏のアウトサイダー血脈で固めるというなかなか凄いもので、笠雄二郎式にいえば「3/4異系」ともいうべき形になっている
これだけ異系血脈が多くてアウトブリードが貫かれていると、次代では少し血脈が偏った種牡馬を配したくなる。緩和→緊張へと方向転換すべき時だろう
その場合、サンデー×ロイヤルスキーのアグネスタキオンでも悪くはないのだが、Bold Ruler4×3、Nasrullah5・7×4・5のチーフベアハートのほうが配合的な緊張度は高い
だから後付けを承知でいわせてもらえば、タカラカンナの相手にはアグネスタキオンでもいいが、チーフベアハートのほうがNasrullahの濃さから、配合的な緊張度の高さからベターだと言えるだろう
ディクタス×ダイナサッシュでやったのと同じことを、チーフベアハート×タカラカンナでまたやっていたわけで、「クロスする」と「クロスしない」は同じぐらい大事だということですな~
アグネスティンクルと「配合的な緊張と緩和」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/67ae5a6a766a022a9a203321e6f9a2ee
芙蓉S後追記:アグネスティンクルはAffirmedの柔さが出すぎていて、中山だと勝負どころで少し緩慢さが目立ちましたね。体型はマイラーなのですがナリタトップロードのような緩慢さがあります。あれに一本芯が通ってくればいい馬になるんだろうなあ~とは思いました