小指ほどの鉛筆

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7 (長いので本文中に記載)

2007年10月14日 11時41分04秒 | ☆小説倉庫(↓達)
7 俺の憎しみは、今おまえの食べているカレーを奪われたと仮定した時てめぇが俺に感じるであろう憎しみの500倍だぁあ!(ギロ夏+クル)
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俺はギロロ、戦場の赤い悪魔。
今は地球に侵略という任務で来ている。
日向家に侵略拠点を置き、俺はテントを張って常に万全なコンディションで敵を迎え撃つことが出来るようにしているのだ。
「ギロロ~、ちょっと良い?」
ななななな、夏美!?
日向夏美、コードネーム723。
地球最終防衛ライン、つまりは俺たちの最大の敵だ。
だが、俺は・・・俺は・・・!!
「ちょっと買い物付き合ってくれない?荷物多くなりそうだから。」
「な、なぜ俺がそんなことをしなければならないのだ。」
「アンタ家の捕虜でしょう?それに、重い荷物をか弱い乙女に一人で持たせようっていうの?」
確かに。
俺達は今日向家の捕虜の身。
しょうがない、付き合ってやるか。
・・・別に夏美と二人で出かけられるからとかそういう理由ではないぞ!違うんだ!!
「しょうが無いな・・・手伝って・・・」
「日向夏美~~電話だぜぇ。」
どこから出てきたんだコイツは。
「電話?・・・ママ!え?あ、うん。分かった。ありがとう。」
「・・・日向秋か。」
「うん。あ、ギロロゴメン。ママが買い物してきてくれるって言うから、行かなくて大丈夫みたい。」
「な・・・」
「じゃね。」
家の中へと消えていく夏美。
あぁ・・・夏美が遠くなってゆく・・・。
「全く、なんで俺が日向家の電話になんかでなきゃなんねぇんだ。」
その通りだ!!
「全くだ・・・」
「だろ?」
裏を振り向けばパクパクとカレーを口に運ぶやつの姿が見えた。
「せっかく俺が久々に昼食をとってるっていうのによぉ。」
コイツが電話をとらなければ・・・
いや、でもどちらにせよ夏美がとることになっ・・・いやいや!!コイツが電話をとらなければ!!
「・・・・・俺の憎しみは、今おまえの食べているカレーを奪われたと仮定した時てめぇが俺に感じるであろう憎しみの500倍だぁあ!」
「はぁ!?」
筋が通っていないことは分かっている。
だが俺は・・・・・・・・・夏美と買い物に行きたかった・・・。



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イラスト入りは珍しいな。
まぁ書くことがなくなったから・・・イロイロと稼いでいるわけですよ。

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