「ガッツポーズをしているリス」モチーフの歴史的背景について、Jacquelineさんが書いたお話です。
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Ackworth Schoolサンプラーのモチーフの意味に関する質問をたくさん頂きました。皆さんの中の多くが、オーストリアのMarionと同じように、刺し終わっているであろう「リス」のお話から始めましょう。
リスのモチーフは、Ackworth Samplerにだけ見られるモチーフではなく、もっと古いサンプラー、一番古いもので1640年代くらいから見られるものです。1600年初期には、紋章に関する書籍で、ラテン語の標語Latet Abdita(それは隠されたままである)と一緒に見られます。隠されたものと言うのは、リスが割ろうとしている木の実の殻の中身だと思われます。これが発展して、今の私達の言葉で言うところのNo pain no gain (虎穴に入らずんば虎児を得ず)という意味になりました。
1779年当初、Ackworthが最初に生徒を受け入れ始めた頃は、入手できる子供向けの本はごく僅かでした。最終的に、読書のレッスン本として選ばれたのは、Lady Eleanor Fenn著のRational Dame (for Dame read Junior Mistresses)でした。1975年に出版されたこの本は、子供達にprattle(子供話)の話題提供のためのヒントを与えるものとして書かれたとしています。本は生き生きとした動物の挿絵と、動物の特徴がたくさん書かれています。この写真から、Ackworthの女生徒達が見ていたであろう同じリスの絵を見ることができるでしょう。リスは、「几帳面で、活発で、つましい動物で、食べ物を常に蓄えている動物」として描写されています。
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あのリスのモチーフに、そんなに古来の深い意味があったとは、びっくりです。
他のモチーフに関するお話も楽しみですね!
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Ackworth Schoolサンプラーのモチーフの意味に関する質問をたくさん頂きました。皆さんの中の多くが、オーストリアのMarionと同じように、刺し終わっているであろう「リス」のお話から始めましょう。
リスのモチーフは、Ackworth Samplerにだけ見られるモチーフではなく、もっと古いサンプラー、一番古いもので1640年代くらいから見られるものです。1600年初期には、紋章に関する書籍で、ラテン語の標語Latet Abdita(それは隠されたままである)と一緒に見られます。隠されたものと言うのは、リスが割ろうとしている木の実の殻の中身だと思われます。これが発展して、今の私達の言葉で言うところのNo pain no gain (虎穴に入らずんば虎児を得ず)という意味になりました。
1779年当初、Ackworthが最初に生徒を受け入れ始めた頃は、入手できる子供向けの本はごく僅かでした。最終的に、読書のレッスン本として選ばれたのは、Lady Eleanor Fenn著のRational Dame (for Dame read Junior Mistresses)でした。1975年に出版されたこの本は、子供達にprattle(子供話)の話題提供のためのヒントを与えるものとして書かれたとしています。本は生き生きとした動物の挿絵と、動物の特徴がたくさん書かれています。この写真から、Ackworthの女生徒達が見ていたであろう同じリスの絵を見ることができるでしょう。リスは、「几帳面で、活発で、つましい動物で、食べ物を常に蓄えている動物」として描写されています。
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あのリスのモチーフに、そんなに古来の深い意味があったとは、びっくりです。
他のモチーフに関するお話も楽しみですね!
narukoさんのお時間を取ってしまうのが申し訳ないのですが 更新を楽しみにしております。
リスさんのモチーフにもこんな意味があったんですね。
本当に英訳をいただいて、
どんな内容かわかる幸せをありがとうございます。
モチーフひとつひとつの意味だけで本一冊書けちゃうんじゃないかな?と思います。
他のモチーフの話も楽しみですね♪
でもちゃんと教育的なルーツがあったとは。
私も訳してて楽しいです。