OSTRICH FEATHER BOA

うっとおしい

Droog『命題』release Tour 2016 @福岡Queblick

2016-11-05 19:37:02 | LIVE

結果的に3日連続となった連休の俺の生活。
こんな時こそ外出に羽を伸ばしたり違う場所に行ってみたり誰かと会ったり...と思うことはあるけど、結局元々決まっていたライブに必ず行くと決めた気持ちに変わりはなく。なんかこれだけライブに行くと、自分はどこか他人とネジがずれているんじゃないかと思うこともあります。3日連続ライブのラストはDroogのワンマンライブ。まさか2日連続で同じ会場で見ることになろうとは....
彼らのライブは飯塚第4倉庫で見た2011年のキングブラザーズ主催のライブ以来約5年ぶり。そもそもその時は音楽性が自分には合わないと思っていたから以後全く聞くことは無かったんだけど...。これはある日YouTubeでほかのバンドの映像を見ていた時にリンク先に「終点」のMVが出ていて、その「終点」が凄く好きだった。あの歌い方とあのメロディー、どこかおちゃらけていて、どこか寂しそうな、それでいてガレージのようなあの感じ。その後「命題」というアルバムを聞いた時に、昔lynchの「SHADOWS」というアルバムを聞いた頃に似た既視感を覚えたんですよね。「SHADOWS」も当時lynchを全然知らなかった時初めて聞いたアルバムで、楽曲ごとにキャラクターが異なってました。でも、すごくアルバムとしてまとまっていて、結果的に後々「歌モノ」アルバムと言われているみたいだけど、それでも一番聞き込んだアルバムでした。「命題」を聞いたときに、ああなんか聞かせる感じの曲が多いな、というのが第一印象。で、バリエーションが広いなと思ったのがその次。最終的にずっと聞いていけるアルバムだなって結論。ライブに行くことをその時決めました。

超満員という訳でもなかったけど、6割位埋まったQueblick。
ライブの結論から書くと、「ロックンロールってこんなに楽しいこともあるんだな」って感じたライブでした。色々余計なこと感じずに純粋に音楽を、ロックを楽しめば良いと言われてるように。5年前見た時はなんか毒々しい印象だったけど、この日のライブは何より4人が無邪気にロックを、ライブを、目の前の空間を共有することを楽しんでいる...世界観や拘りきった個のモノが生き残っていく最近の音楽の中で、先入観を持たず、余計なことを考えなかったライブは初めてでした。

新譜の「TOKYO SUBMALINE」でぶっ飛ばしたオープニングから、「Loser」「ロックンロール以外は全部嘘」等頭4曲盛り上げながらの序盤。「Johnny&Vicious」「カルト・スターに憧れて」のようなハードな曲もありつつ、でも、個人的に一番ハイライトだったのは、中盤からの「B級ブギー」「オールドロマンス」「晩夏のブルース」「こわれても」「血まみれでも君は美しい」「夜明け前」とアルバム曲が立て続けに演奏されたパート。特に中盤のパートは1曲1曲鮮明に覚えています。1曲1曲の存在が際立っていたから。セットリストの「流れ」の中に埋もれるのではなく、しっかりと主張している楽曲たち。アルバムタイトルが「命題」と名付けられている意味を、その時ふと感じました。ライブで演奏される度にいろんな方向にバンドの世界を広げてくれる楽曲たちだと思います。なんというか、過去の曲と「命題」の曲って、全然同じバンドの曲を思えないほど雰囲気が違うんですよ。過去の曲はガレージっぽい感じが出てたけど、「命題」の曲はむしろメロディーだったり歌詞が凄い耳に飛び込んでいる曲が多いし、何より曲調が違う。もっと言うとこれが彼らの「オリジナル」なんじゃないかとさえ感じるんです。
「夜明け前」の後は激しい曲のオンパレードで、途中でギターの人のシールドのテープが剥がれて補修しなおすという中断めいたパートもありつつでも、「Neon Sign」「LOVE SONG」やラストの「命題」まで盛り上がりまくって、結果ほとんど記憶にありません。

アンコールの1曲目で演奏された「終点」。この時にアルバムの雰囲気の違う理由が分かった気がして。
MCで言ってましたが、メジャーとの契約が切れてどうするかを考えた時に、4人でツアーをしていくことを決めて、アルバムを出すことにした。今の自分たちには福岡ではこの箱でやるのが精一杯だった。でも、ここから上に這い上がっていくから、みたいな内容の話をしていました。部外者の自分には分からないけど、このアルバムは、音楽の中に一層人生観が投影されていて、それが自然と曲調の変化に反映されていたのかなとも思います。「終点」って、「底辺」のことも指しているんでしょうけど、歌詞的には誕生してここからまた始まるよ、オマエの話がみたいな内容なんで、むしろ「始点」でもあると思います。そして、音楽を続けていく、ロックンロールを続けていくことが彼らにとっては「命題」になった..のかなって。「人類」で「いざさらば書を捨てよ」だったかな?最後は新曲「青い道」で終幕。

楽しかったとか書いたけど、実はすごく人間臭い男たちのライブだったなと。でも、やっぱり楽しかったんですよ。人生かけてロックンロールしようとしてる人たちがここにまたいたんだなって。だから上に行けんじゃないかと。「命題」は確実にDroogにしかないものが鳴っていると思うから。なんか、そういうオリジナルな音を出してる人たちは応援したいです。そんな裸なロックンロール、最高でした。

この後友達と待ち合わせして夜11時まで飲んで帰りました。少し特別な休日になりました。で、翌日風邪をひきました。

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