バイクのブログ・YSP大分

FM大分、毎週(月)お昼12.10~「今日もバイク日和」というバイクの話題のラジオコーナーやってます。

サスペンション調整でオフの走りも変わる(ヤマハ・YSP大分)

2011-05-18 05:23:48 | モータースポーツ
山を自由に駆け回るオフロードバイク
最近は、当店でもオフに親しむ人が増えました。

でも、それを自由に操るのは、難しいもの。

実際に林道などを走ると
なかなか難しいなぁと感じている人も多いのではないでしょうか。

そこで、ちょっとディープな話になりますが、

今日はバイクの調整(セッテイング)の面から
もっとうまく操るためのヒントを一緒に探して見ましょう。




「フロントが流れてこけた」

・・などオフで転倒する人の多くが
前輪からのスリップダウンにより
転倒したというケースをよく伺います。

しかも、のぼりよりは、
どちらかといえば下り坂でこけるパターンが多い様子。

もちろんいろいろなケースが考えられるので
一概には言えないのですが、

それは、現在市販されているバイクの
サスペンションをはじめとする
初期の設定などにも少し原因があるようです。



オフロ-ドバイクに限らず、
市販のオ-トバイは様々な条件を考慮して
作らざるをえません。

体重が100キロ近い人が乗ることも想定する一方で、
もちろん体重が軽い女性が乗ることもあるでしょう。

二人乗り、だって考えなくてはいけません。

そのすべてで同じように走れるよう
あわせることは不可能です。

そこで、バイクのサスペンションのバネの調整も
壊れないことが第一とされ、

大は小を兼ねるという考え方から
特に後ろ側が固く(スプリング)設定されています。



当然、オフロードを走る性能から見ると
性能としては理想的な調整からは外れます。

たまたまその設定が、
ジャストフィットだった人はよいのですが、

おそらく平均的日本人の体格の人ならば
タンデムまで考慮した当初のセッテイングでは
固すぎることがほとんどです。

そうすると、オフではギャップを乗り越えるたび、
固いリアサスから突き上げられたライダーの体は
意識しないうちにだんだん前方へと寄せられてしまい

フロント側に体重がかかってしまいます。



また、リアが沈み込まないことにより

フロントフォークと地面の角度(キャスター)が
相対的に立ってしまい、ハンドルが切れ込みやすくなります。

その状態でカーブに差し掛かる・・
また下り坂に差し掛かることで前輪が滑りやすく

転倒などがおきやすい
状態になってしまうことが考えられます。



もちろんモトクロスをやっているライダ-なら
理想的なバランスのバイクに乗りこんでいる経験から

違和感がある部分については

その分、もう少し体重をリアよりにかけるなどの操作を
無意識に行なっているはず、

そして、それをキ-プできる体力とスキルがあるので
同じバイクなのに転倒などせず、ハイペースをキープできます。



しかし、そこまでの体力とスキルがなくとも
バイクを、よりライダーへとあわせる調整をしてあげれば
何もしない状態よりグッと乗りやすくなるものです。

プリロード調整と呼ばれる
ばねの初期荷重の調整機能がバイクにはあり、

その人の体重に合わせた調整が可能になっています。

それを「1G(ワンジ-)調整」といいます。



後輪の車軸から、サブフレ-ムまでの距離を測り

メインスタンドをあげた空車状態と
ライダ-が体重をかけて乗っている1G状態の「差異」を計測。

およそ100ミリ前後となる規定値にあわせることで
メーカーが目指した”オフロ-ドバイクとして”の
理想的なバランスに近づけることができます。

また、人によっては初期荷重調整のみでは
調整できず、スプリングの変更が必要な場合もあります。

たったこれだけでも人によっては
劇的な乗りやすさの改善を感じる人もいるでしょう。



ただし、これはあくまで基準の調整。

そのライダ-個人にあわせるとなると、
実際、事はそう簡単ではなく
もう少し複雑な要素が絡んできます。

その理由のひとつに、ライダ-の「体型の違い」があります。

例えば身長が190cmのライダ-と150cmのライダ-では
腕も足の長さも違います。

比較的日本人に多い背の低いライダ-の場合、
どうしても手足が短いので、ハンドルを中心とした前側に
体がよってしまい、俗にいう前乗りとなります。
(逆に背の高いライダーは後ろ乗りの傾向が強い)



そういうライダ-は体の中で
もっとも重い腰が比較的前方にあるため、
後方に体重をかけることが、苦手です。

そんな場合は1Gの数値も、標準よりやや多めにとってあげて
フロントに偏りがちな体重を後方にかけやすいセッテイング
にするのがよりよいでしょう。

それにより、体重を後ろにかけやすくなり
バランスが取りやすく感じるでしょう。



つまり、体重が同じであっても
背の高さなど体格のちがいによっても調整には変化が生じ、

それに加えてスプリングのみならず
ダンパーなどの調整が組み合わさってきます。

また、変化する、自然相手のモータースポーツ。

走るルート、コース、土質などによっても
選択すべきセッテイングの組みあわせは無限大となり
それを含めて判断するには、経験が必要となります。




ダンパ-調整(ダイアルでクリックするところ)などは
ライダ-のレベル(スピード)によっても、
セッテイングは変わります。

また、走ろうとするコ-スのアベレ-ジスピードにも影響し

狭い林間をぐねぐね曲がるのか、あるいは
比較的見通しが良くスピードにのりやすいのか
という事にも当然関係があります。



調整するときに重要なことは
ライダ-側もライディングフォームなど、
同じコンセプトの走りを毎回再現できなくてはなりません。

上達することでもまた変化します。

走り方が変わってしまったりすれば
またイチからやりなおし。

また、初級者レベルで
周回ごとに走り方やライン取りが違ったり、

ライディングフォームを一定に保てないレベルの
ライダーでは、セッテイングはさらに難しいのです。



ゆえに、特に成長過程のライダーは
メカニック、ベテランライダーに走りをよく見てもらい

走行中感じた不安、違和感などを伝え、
それをふまえてセッテイングを変えていくことが必要です。

そのときの感覚で決めてしまうと
なにがなんだかわからなくなって
迷宮に迷い込んだようになります。

自分の主観に頼らずアドバイスを受け入れる。
それが気持ちよくオフロードを走るための近道と言えるでしょう。






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