イスラエル・ハイテクベンチャーCEO兼CSの脱&非日本仲間日記

イスラエルの情報科学ハイテクベンチャー会社のCEO兼CSの脱日本&非日本仲間10名が発信する日本への警鐘!

STAP細胞バッシング事件(『STAP捏造疑惑』の捏造)(3):『科学的{STAP}現象』とSTAP細胞の存在

2016年04月23日 | 日本の異様な精神風景

「STAP細胞バッシング事件(『STAP捏造疑惑』の捏造)(3):『科学的{STAP}現象』と『STAP細胞の存在』」


Bushido, invisible-force : 我々は、米国、日本、フランス、ドイツ等の国々で、知的所有権侵害、損害賠償請求等に関わる事件の裁判を多数闘ってきた。法廷での論戦にともなう書証、即ち、証拠の取り扱いは極めて厳格である。不正に入手した証拠は、たとえそれが真正なものであったとしても、証拠としては却下され、何の意味も無いばかりか、その行為が不法行為として断罪され、法廷侮辱罪にまでとわれ、敗北に至るほどの重大なことなのである。他方、被告であれ原告乃至検察であれ、法廷に彼らから提出される自分達の手の内の証拠なるもの自体には、大なり小なり様々なマニピュレーション、即ち、改変・改竄・偽造等の作為が伴うものなのである。e-mailは無論、納入仕様書、設計仕様書、技術規格、証言までもが都合のいいストーリーに巧妙に粉飾され、改竄・偽造派当たり前である。偽証人による偽証も当たり前である。そのように、厳格な法廷指揮の貫徹はその段階になると非常に困難となる。裁判官は、法的要件ではなく事件の個々の専門事項となると、その分野のプロではないから、先に虚偽のストーリーを作り上げ、それに合わせて書証を極めて巧みに捏造・偽造した方が「勝ち」となるのがこの世の現実なのである。同様に、STAPに関する情報は全て、何等かのストーリー作成による計算された虚偽・改竄・偽造を含む。

故に我々は、「科学的{STAP}現象」と「似非STAP現象」とを完全に分けている。

「科学的{STAP}現象」は、進化の根幹をなすものであることは、本ブログで繰り返し述べてきたとおりであり、否定しようの無い事実であり、何よりも地球上の生命体がそれを証明している。他方の「似非STAP現象」は、30 JANUARY 2014 | VOL 505 | NATUR 論文、"Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency", Haruko Obokata, TeruhikoWakayama, Yoshiki Sasai, Koji Kojima1, Martin P. Vacanti, Hitoshi Niwa, Masayuki Yamato & Charles A. Vacanti(http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/full/nature12968.html)らの論文発表後、間を置く事無く、待ってましたとばかりに、「STAP細胞は存在しないという」虚偽且つ恣意的主張が卑劣な仕方で遠藤高帆らによって2Ch他の匿名掲示板によってなされるという、前例の無い事態が引き起こされ、本来は学術の分野で検証されてゆくべきものが、一挙に専門知識が全く無い衆愚らの前にマスメディアの増幅によって、小保方氏叩きの材料として提供されるという恥ずべき結果となった現象を指す。様々な言説が飛び交った。オリジナル論文及び関連データー以外に、遠藤高帆らの作為情報、若山氏らの弁明データー、理研の発表データー、同検証データー、がある。

それらのどれもが、大なり小なり、そのときその時の状況によって変動する内容の作為がされたものである。真正直なデータなどは存在しない。それらを、自分達に都合の良いように脚色し、増幅して自分達の宣伝を作り出してきたに過ぎない。しかこ、一切のローデーターは当事者以外には知りようが無い。細胞サンプルは勿論のこと分析する機器も無ければ操作することも不可能で収集されてきた膨大な研究データも、当事者以外には全く知りようが無いわけであるから、ネット上の2CH当の掲示板、ブログ、メディア報道のすべては、極限られた量の真正ではない情報によるものであるから、言わば夫々に単に専門的知見の程度によって「捏造」されたものに過ぎないのである。遠藤のような意図的な捏造もあれば、売上アップ・視聴率アップの為の面白おかしいストーリーの創作、本当だと思い込む錯覚である。目の前に開示されている微小なデーターにはどれもウソが入っている。従って、そのような情報をいくら検討して結論を出そうが、それは単なる「仮定」に終わる。考えれば考えるほど、仮定の仮定の終わる。どの仮定を選ぶかは各自の自由だ。だから、極端に異なるのだ。

このようなものは最早科学ではない。

本来ならは、「科学的{STAP}現象」の仮説として扱われるべきものが、愚かしい馬鹿らによって、「似非STAP現象」と化してしまったのである。

その過程で開示されたウソを含む全情報から引き出せる結論は全く無い。社会現象の行動分析学的に控え目に言えることは、「小保方氏のSTAP細胞は意図的に潰された」「ES細胞を混ぜたヤツがいる」「STAP細胞はあった」ということだが、賛否様々だ。

それに関連した「仮定」の一つを、「STAP細胞バッシング事件(『STAP捏造疑惑』の捏造)(1)、(2)で例示しているに過ぎない。(3)としての以下の記述もそうである。それが、真実という保証は無いが、事の経緯を流れ的に分析してサスペンス劇場の謎解きするとこうなるということだ。


9.調査委員会の実態

「STAP細胞はES細胞の混入である」と結論付けた調査委員会は外部有識者のみで構成され、調査は公正で調査結果は信頼できると思っている人がほとんどだろう。しかし、実態はそのイメージとはかけ離れている。

STAP細胞事件で理研が設置した委員会のひとつに「運営・改革モニタリング委員会」がある。その委員会がまとめた評価書(参考資料)(http://www3.riken.jp/stap/j/s9document30.pdf)にはSTAP細胞事件における調査の内容が詳しく書かれており、P66には試料の調査について次のような記述がある。

・第1回本部(研究不正再発防止改革推進本部)会合(4月8日)において「小保方氏が実験に使用した試料の検証について、まずは発生・再性統合研究センター(CDB)に対して、保存サンプルのリストを作成することができるか否かを確認することとした。」とし、CDBにリストの提出を依頼。

・帰属が明らかになった保存試料を論文と同じ方法で増殖させ、4月30日から遺伝子の予備解析を開始した。(CDBが実施)

・その後も帰属が明らかになった保存試料、CDBに保管されているES細胞等の遺伝子予備解析を実施。6月11日にNGS解析に関して、CDBとライフサイエンス基盤センター(CLST)の共同で行うこととした。

これで分かるように、調査委員会を設置するまでに、既にどの試料を調査対象とするかをリストにまとめ、その解析を決定したのは理研である。また、CDBは実際の解析も行っている。これらを時系列にまとめたものが下の「試料の調査に関する内容一覧」であるが、調査委員会が設置されたときには、既にほとんどの試料は調査が開始されているのである。そのため、「研究論文に関する調査」委員会は第三者機関の調査結果というお墨付きが欲しかった理研が結果をアナウンスする役目として設置した委員会だったと言える。

さらに、この調査委員会は7名の委員で構成されているが、そのうちの2名は弁護士である。「研究論文に関する調査」を行う委員会が、その設置段階で既に弁護士2名を入れているのだ。この委員の構成をみれば理研がどういう意図でこの委員会を設置したか窺い知れようというものだ。

第三者の有識者からなるといえば聞こえはいいが、委員が寄せ集めでは調査結果を発表し役目を終えれば、報告内容に関する責任の所在も委員会の消滅とともに消えてしまう。報告内容に対して「ES細胞の作成日が不明なのにどうして混入したと言えるのか?」という突っ込みを入れる相手はもういないのである。


(試料の検証)


10.例え

前エントリーで調査委員会の調査が実際には理研の調査であったことを書いたが、それでも調査委員会は理研に惑わされずに「STAP細胞はES細胞の混入」とは違った結論を出す事ができたと思われる。そうならなかったのは、自分たちの調査が自然界の現象を調べているわけではないという自覚が欠落していたからである。

STAP騒動はいわゆる「事件」であり、試料の遺伝子解析による科学的知見だけで結論が出せるようなものではない。それについては、「実験ノートに何月何日、ES細胞作成と書かれていて、それを内容とするラベルの試料が見つかったとしても、実際にその中身がそのとき作られたES細胞かどうかは分からない」と言えば、理解頂けると思う。

理研が調べて分かったのは「STAP幹細胞(と書かれた細胞)と酷似のES細胞(と書かれた細胞)がある」、これだけである。「STAP細胞はES細胞の混入である」はこれをベースに考えられる一つの仮説に過ぎない。この事件は人が介在している以上、あらゆる可能性を考える必要があった。それをあたかも自然現象のように「酷似のES細胞があるからその混入である」と結論付けるのは早とちりもいいとこである。

殺人事件に例えれば、被害者に恨みを持つ容疑者宅の植え込みから、被害者の血痕が付いた包丁が見つかったので、その容疑者を犯人と断定したようなものだ。当然、それでは証拠不十分である。そう言うためには、他の状況証拠を積み重ねていく必要がある。しかし、調査委員会がその他の状況証拠を調べ他の可能性を考えた形跡は全くない。それでも報告書をみると容疑者の犯行ではないことを示している証拠が数多く書かれている。

①犯行時刻に犯行現場とは別の場所で容疑者をみたという証人が3人いる。
  →若山氏、丹羽氏、笹井氏という3人の一流の研究者がSTAP細胞を実際にみており、また電子顕微鏡写真にもSTAP細胞が撮られている。(若山氏は途中から証言を翻してしてるが)。(1章、若山氏発言)
②殺害に使われた刃物は特殊な包丁で容疑者は手に入れることが出来ない。
  →混入したというES細胞の1つ、FES1は小保方氏が着任の1年前に引き上げられ、若山研にはなかった。
③包丁についていた指紋は容疑者のものではない。
  →混入したとされるES細胞129/GFP-ESは、それから作られたSTAP幹細胞FLS3より後に作られている。(3章)
④容疑者は被害者に恨みを持っていない。
  →小保方氏は若山氏から渡されたマウスの種類に無頓着であった。ES細胞で捏造するなら、どのようなマウスかを知らねばならない。(6章)

「STAP細胞はES細胞の混入」とする調査委員会は「誰がやったか分からない」、「故意か過失か分からない」と言い、それは調査委員会の調査に限界があったためというが、私に言わせれば、その仮説が間違っているから、そこで立ち往生してしまっただけの話である。

このSTAP細胞事件は容疑者を陥れるために、犯人が血のついた包丁を容疑者の庭に投げ入れた事件という方がよほど状況証拠をうまく説明出来るのである。


11.若山氏(1)

共同研究者の若山氏については彼の言動からネット上で真犯人説など疑念が散見されていたが、「STAP細胞事件=ES混入偽装事件」説を唱える私からすると、若山氏もまた被害者の一人であり、その不可解な言動もすんなり説明がついてしまう。

STAP細胞の存在を一番よく分かっているのは若山氏である。何しろ、STAP細胞を何十回となく見ているのだから。

2014年4月16日の記者会見で、ES細胞の混入の可能性について聞かれた笹井氏が、「内部細胞塊の初期の細胞を小保方さんが取ってきてSTAP細胞だと言って入れたということは、細胞のサイズの大きさが極端に違うことから世界の若山さんが間違えるわけはない。」と言うように、その道の達人が自分の専門分野で小保方氏に騙されたと考える方がおかしい。

若山氏はSTAP細胞の存在を確信していたはずである。山梨大に移って、STAP細胞の再現に四苦八苦していたときでも、若山氏はアメリカの幹細胞生物学者Knoepfler氏のインタビュー(2014年2月)にこう答えている。

「私は逃げない。なぜなら、全ては真実だからだ。しかし、新しい技術は再現するのに時間がかかる。例えば、最初のクローン動物のドリーは論文発表から1年半も再現出来なかった。人のクローン胚のES細胞は論文が掲載されてからまだ、再現されていない。従って、少なくとも1年間は待ってほしい。その間には、誰かがまた私自身が再現に成功すると信じている。」

ところが、その直後の2014年3月10日、「STAP細胞が存在するのか確信が持てなくなった」として論文の撤回を呼び掛けるようになる。若山氏が撤回を呼び掛けた理由について、NHKは次のように述べている。

「STAP細胞が出来た重要な証拠の一つである特定の遺伝子の変化が論文発表前には変化があったと報告されていたのに対し、先週発表された理化学研究所の文書では変化がなかったと変わったことを挙げています。さらに研究チーム内の会議に提出された過去の実験データを検証したところ、不自然な画像が見つかるなど、複数の重大な問題が見つかったとしています。」

漠然とした内容だが、先週発表された理研の文書というのは3月5日の丹羽氏の実験手技解説(プロトコール エクスチェンジ)のことで、「TCR再構成(※)」が見られなかったことを言ったものだと思われる。これについて笹井氏は「①STAP細胞のなかにT細胞が含まれている確率はもともと低い、②マウスは1週齢で再構成が起きている確立もそれほど高くない、③STAP細胞からSTAP幹細胞になるのはその一部である。従って、STAP幹細胞にTCR再構成が見られなかったとしても、確率論からすると不思議ではない。」と述べている。

実際のところ、これについては若山氏も同じことを思っていたはずである。おそらく、このとき若山氏の頭にあったのは調査委員会の報告書に記述されていた、このことだろう。

「STAP幹細胞FLSから作製した4Nキメラを戻し交配して得た子にGFPを含まないマウスが含まれていた。このことは、STAPFLS幹細胞FLSを作成したマウスは129(CAG-GFPホモ)とB6(CAG-GFPホモ)を交配したF1であるとの、若山氏の認識と矛盾する結果だが、若山氏と小保方氏はこの矛盾について、それ以上の追求をしなかった」。

すなわち、マウスの取り違いの可能性である。画像の疑義から一斉に論文不正の追及が始まっていたので、そのうち掲載データを解析され、論文と違うマウス系統であることが分かってしまうことを恐れたのだと思われる。ひとたび、外部から指摘されると、若山研にとっては致命的なダメージになる。今後、発表する研究の信頼性まで損なわれてしまう。そのため、論文を撤回し、事態を一刻も早く収束させようとしたのだろう。もちろん、マウスの取り違えは若山氏のミスではなかったのだが。


TCR再構成(※)とは
 血液中を流れる白血球のうち、リンパ球と呼ばれる細胞の一種にT細胞があり、体内に侵入する異物を感知する重要な役目をもつ。T細胞は細胞表面にT細胞抗原受容体(TCR)を有しており、1つ1つのT細胞はそれぞれ異なるTCRを持つことで、どんな異物でも認識できるようになっている。一度、分化すると遺伝子組み換え(TCR再構成)が起こる。従ってSTAP幹細胞にこのTCR再構成が見られれば一度、分化した細胞が初期化されたものだという証明になる。


12.若山氏(2)

若山氏が論文の撤回を求めても、他の共著者に賛同は広がらなかった。撤回の理由が論文の根幹をなすものではなかったからだ。そこで、若山氏はマウスの系統が違っていたことを自ら公表することになる。2014年3月25日、「STAP幹細胞を若山研で簡易検査をしたところ、STAP幹細胞の8株中の2株から異なる系統の遺伝子型が見つかった」とNHKが報道している。これにより、笹井氏も撤回やむなしという立場になっていったと思われる。

実際のところ、このとき若山氏にも何が起こっているのか分からなかっただろう。自分たちは間違いなくSTAP細胞をつくりキメラをつくった。しかし、出来たマウスの系統は違っていた。このため、若山氏は第三者機関(放医研)に詳細な解析を依頼したのである。その結果を受け、6月16日、若山氏は記者会見を開いて、「STAP幹細胞を第三者機関が解析したところ、若山研がこれまで維持してきたマウスや細胞のものとは異なるという結果が出た」と報告し、小保方氏が若山氏の許可なく外部からマウスを持ち込んだ可能性を示唆したのである。このときの会見内容は次のようなものであった。

①小保方研のFLS3とFLS4については15番染色体の片方の染色体にCAG- GFP 遺伝子が挿入されていた。
②CAG-GFP を15番染色体にヘテロで持つマウスがどこ由来なのか、そのマウス個体が STAP 細胞から STAP 幹細胞が樹立された時期に若山研(あるいは小保方研)に生存個体として存在していたのかは不明である。
③AC129は渡したマウスは129/Sv-GFPだったが129B6F1だった。



(2014年6月16日若山氏の記者会見)

GFPが15番染色体にあることから①、②のFLSについては若山研にはないマウスなので、マウスの取り違いはないと思ったはずである。しかし、③のAC129についてはマウスの取り違いかどうかは不明であった。

このとき、若山氏と小保方氏は利益相反の関係にあった。小保方氏を擁護し、STAP細胞はあるというと、違うマウスが出来たことで、それは自分の首を絞めることになる。反対に小保方氏の捏造にすればマウスの取り違いはその陰に隠れてしまう。若山氏は①、②があったので、自分の保身に走ることが出来たのである。

しかし、結局、後になって、この①、②の解析結果は間違っていたことが分かる。15番染色体にあると思っていたのは、アクロシンという精子が光る特殊なGFPだったので、15番染色体にあるように誤認しただけのことだった。実際には元のマウスは若山研で維持されている岡部マウスであったことが分かっている。しかし、一端、切ってしまったハンドルはもう元には戻せなかったのである。


13.「STAP細胞の存在」(1)

私は「STAP細胞はありま~す。」という立場だが、理由を挙げようとすると沢山あり過ぎて、どれから書いていいか分からないほどだ。思いつくまま、つらつら書くと、まず、笹井氏や若山氏が言及した細胞の特徴である。これはES細胞では説明がつかない。

■細胞の特徴
①STAP細胞の大きさはES細胞の2分の1程度で、細胞質もほとんどない特殊な細胞であり、その電子顕微鏡写真も撮られている。
②ES細胞は増殖能が高く分散培養可能だが、STAP細胞は増殖能が低く、分散培養は出来ない。
③ES細胞は胎盤には寄与しないがSTAP細胞は胎盤にも寄与する。
④ES細胞でのキメラ作成は細胞をバラバラにして入れるが、STAP細胞はバラすと出来ない。20~30個程度の小さな塊で入れると出来る。

次に、多くの研究者がSTAP細胞なるものを見たり、取り扱っている。

■多数の研究者が観察
⑤アメリカの幹細胞生物学者Knoepfler氏のインタビューに「最初、小保方博士が持ち込んだ奇妙な細胞を胎盤胞に注入してもキメラは出来なかった」と答えている。若山氏は、その細胞がES細胞ではなかったことを認識していることになる。
⑥若山氏は小保方氏の指導のもと、自分でSTAP細胞を作っている。また、若山研の室員も細胞塊までは作っている。「CDB自己点検の検証について」のP6に次のように書かれてある。
「②2011 年度末、若山氏は小保方氏から STAP 細胞の作製法を伝授され、STAP 幹細胞の作製に成功した。一方、若山研究室の室員が小保方氏に習いながら再現を試みた際には、いわゆる緑色の細胞塊(Oct3/4-GFP レポーターを発現する細胞塊)は形成されたが、STAP 幹細胞の作製には失敗した。」
⑦同じP6に次の記述もある。
「④2013 年 1 月~3 月、笹井研究室では小保方 RUL が STAP 細胞の作製過程をライブイメージングで観察し、その画像を笹井 GD が確認した。また、笹井研究室の室員が、論文投稿前に小保方氏が作製した STAP 細胞が in vitro で三胚葉系細胞に分化することを確認した。」
⑧さらに、丹羽氏も2014年4月7日の記者会見で次のように述べている。
「小保方さん自身がリンパ球採取からSTAP細胞までの一連の流れというのを、もちろん自分の目で確認をしています。何回ありましたかね。3回とかでしょうか。そこがプロトコールエクスチェンジを書くにあたって逐一、手順を確認する必要がありましたので、そういう作業を行いました。」

次に調査委員会の報告書で、委員会は「STAP細胞はES細胞の混入」と結論付けているが、真逆の「STAP細胞はある」という結論を出しても調査データには少しも矛盾が生じない。ざっくり言うと、マウスがすり替えられていたなら同じデータになるでしょということである。

■調査委員会の報告書
⑨調査委員会が調べて分かったのは「STAP幹細胞と酷似のES細胞がある」だけである。ES細胞が混入したという証拠はない。混入したとされる1つのES細胞、129/GFP ESは作成日不明で、それから作ったとされるSTAP幹細胞FLS3より先に作られた証拠はない。さらに言えば、近縁率表から129/GFP ESはFLS3より後に作られたと思われる。従って混入の根拠は崩壊している。
⑩ES細胞混入説では「どのように」して混入したかを説明出来ない。ES細胞を浮遊細胞塊にして若山氏に渡したら出来るというアイデアもあったが、それは⑧で否定されている。「誰が」も分からず、「故意か過失か」も分からない。このような脆弱な仮説は仮説としては成り立たない。
⑪ES細胞混入説では細胞の特徴①~④を説明できない。
⑫既に「ES細胞の混入者はいない」(6章)で書いたがES細胞を混入した者はいない。そこで、小保方氏は若山氏から渡されるマウスの種類に無頓着であったと書いたが、小保方氏がそう言っているだけで信用ならんと思うかもしれないが、「CDB自己点検の検証について」のP4に次の記述がある。
「⑤笹井 GD は、引き続き小保方氏とともに第 2 の論文(ネイチャー誌レター論文)の執筆を進めた。この論文は、CDB の若山研究室で着想され、若山氏の支援を受けて小保方氏が解析し取りまとめたデータを基に作成されており、STAP 細胞が胎盤形成にも寄与すること、STAP 幹細胞の樹立(最終段階でアーティクル論文に編入)、胎盤形成に寄与する幹細胞(FI Stem Cell) の樹立を主要な内容としていた。この論文の執筆により STAP 細胞研究における若山研究室のクレジット及び CDB の貢献が明確となった。 」
つまり、レター論文の着想は若山研だったので、小保方氏はその内容を知らずにSTAP細胞を作っていたとしても、なんら不思議はないのである。

さて、もうひとつは「STAP細胞の検証実験」の結果も、STAP細胞の存在を示していると思う。これについては次回、詳しく書くことにする。

■「STAP現象の検証実験」
⑬STAP検証実験において小保方氏、丹羽チームがそれぞれ、部分的にSTAP細胞を再現している。


14.「STAP細胞の存在」(2)

「STAP現象の検証実験」(http://www3.riken.jp/stap/j/r2document1.pdf)は2014年4月1日から行われた。同年12月19日にキメラは出来なかったと検証結果を報告して終わっている。このため、世間ではSTAP細胞は存在しなかったとみなされているが、検証実験はある程度、成功しており、私はこの結果はSTAP細胞の存在を示していると考えている。それは次のような理由による。

STAP細胞は未知の細胞で、今まで誰も知らなかった細胞である。STAP論文はその未知の細胞について記述しており、細胞の作成方法、特徴、特性について詳しく記述され、そしてそれは、検証実験によってある程度のところまでトレースされたからである。

「STAP現象の検証結果」P4に丹羽チームの再現結果が次のように掲載されている。

「酸処理を行った細胞を培養したとき、処理群で特異的に細胞塊が出現する現象は、細胞が由来する臓器と酸処理の方法に依存して、再現性よく確認された。最も効率よく、高い再現性で確認されたのは、肝臓由来の細胞を ATP 処理した時で、独立に行った 49 回の実験のうち 37 回で STAP 様細胞塊の出現が確認された。」

「免疫染色法による Oct3/4 タンパク質の発現の検討では、9 回の独立の実験を行ったところ、5 回で明らかな Oct3/4 陽性細胞を含む STAP 様細胞塊を同定した。これらの結果から、肝臓由来の細胞を ATP 処理して得られた STAP 様細胞塊においては、少数ではあるものの、Oct3/4 を有意に発現する細胞が含まれていると結論した。」

検証実験の開始をアナウンスした直後の2014年4月16日、笹井氏は「科学研究面に関する資料3」(http://www3.riken.jp/stap/j/s3document1.pdf)にSTAP細胞の出来ていく様子を次のように図入りで解説している。

【第1ステップ】 「サバイバル」ステップ(ストレス処理後、最初の1?2日目ごろ)
【第2ステップ】 細胞の小型化。Oct4‐GFP(多能性マーカー)を弱く発現。(2日?3日目ごろ)
【第3ステップ】 小さい集合塊の形成。多能性マーカーの発現は弱い(3日?5日目ごろ)
【第4ステップ】 集合塊はさらに大きくなり多能性マーカーの発現も強くなる(5日?7日目ごろ)

検証実験結果はこのSTAP論文に記述された内容とピタリと一致しており、第3ステップまでトレース出来たものだと分かる。今までに知られていない現象が記述通りに再現されたという事実を見る限り、STAP細胞はなかったというより、STAP細胞はあったと考える方がはるかに合理的なのである。



Bushido, invisible-force (narmuqym, 旅するベテラン, invisible-force, Hetero, MASADA, rainbow, weather_F, anti-globalism, geno_computing, Bushido)
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  国際的にビジネスを行ってきたハイテク関係者のグループとして、警鐘を発信する。時事的な問題や長期的観点での警鐘に留まらず、趣味的な事柄まで幅広くメンバーの自由な意思でWebLog掲載することにした。メンバーのプロファイルは以下の通りである。

  narmuqym:HP&SUN研究所を経て、米国にハイテクベンチャー設立。最先端ニューラルMPUの研究開発を推進。現在はイスラエルのハイテクベンチャーのチーフサイエンティストに就任。知能の情報処理の根源を研究している。

  旅するベテラン:東芝中央研究所、半導体事業所にて高密度メモリーのプロセス及びデバイス開発に従事するも、バブル崩壊により全滅の定まった日本の半導体業界を去り、韓国サムソン中央研究所にて、韓国半導体技術を育成指導。現在は台湾の最大手半導体会社にて、高付加価値半導体事業を統括、取締役。

  invisible-force: ウイスコンシン大学、イスラエル工科大学教授。細胞内量子論的化学物理過程の情報処理、核外化学構造体の情報、DNA合成、大腸菌内DNA置換、動物細胞内DNA置換、神経細胞の情報処理、知能と学習などの研究に従事。イスラエルのバイオハイテクベンチャーCEO。

  Hetero:ベル研究所にて化合物半導体物性、超高周波デバイス、マイクロ波集積回路の研究開発に従事し、世界初の衛星放送システムを開発。レイセオンにて巡航ミサイル飛行制御システムの開発、イージズ艦戦闘情報処理&アタック制御システムの開発に従事後、イスラエルにハイテクベンチャーを設立。情報デバイド解消型の新型情報端末の研究開発に取り組む。

  MASADA:日電にて衛星通信システム、超多重無線伝送方式、通信路確立制御方式の研究に従事後、米国のATTに移り携帯電話システムの研究開発、その後次々世代MM携帯電話方式を完成。シリコンバレーにてハイテクベンチャーを興し、通信大手を圧倒している。

  rainbow:ウエスチングハウスにて原子力発電の研究開発に従事、その後GEにて新しいエネルギー変換方式の研究、各種発電方式の研究に従事。その後、シリコンバレーにハイテクベンチャーを興し、超低コスト新型太陽電池の研究開発を推進。

  weather_F:スタンフォード大にて環境気象及び資源の代替化を研究。気象センターにて地球規模大気循環シミュレーション、環境変動の研究に従事した後、ミニマム生活を提唱するNPOを設立し、代表として啓蒙活動に取り組む。

  anti-globalism:ハーバード大準教授後、日・イ間のハイテクベンチャー協業支援、事業戦略支援会社を日本とイスラエルに設立、妻は日本人。現在はハーバード大ビジネススクール教授。

  geno_computing:モスクワ大学・分子生物学教授を経てイスラエルに移住。テクニオン教授を経て遺伝子工学のベンチャー設立。DNAによるコンピューターの研究をメインに新しいセンサーによる次世代シーケンサー及び解析ソフトウェアを開発。

    Bushido:日立中央研究所にてRISCプロセッサー及びDSP、また画像処理システムLSIの研究開発に長年従事し、古い友人の大崎博士には様々に感化を受け、国際的視野に立っての仕事をすべく、日立中研を退社してサムソンに招かれ、現在サムソン電子の終身フェローの立場にあり、イスラエル・ハイファにて、自由な立場で異分野も含めて新しい発想にチャレンジ。MASADAとは剣道仲間。5段。
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