電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

花咲く季節に花を贈る

2017年04月28日 06時03分53秒 | 季節と行事
良い季節になりました。スイセンも椿も花盛りですし、果樹園では桃がピンクに満開で、スモモ、サクランボの花が咲き始めています。これからは、プルーンやリンゴも次々に咲き出しますし、やがてスオウやライラックなども咲くようになると、まさに花咲く季節です。



そんな時期ではありますが、毎年、妻に花を贈っています。ここ数年は、花籠部屋じゃなかった、フラワーバスケット型のものにしていましたが、今年はどうしようかと言ったら、妻の希望は「鉢ものがいい」とのことでしたので、通勤帰りに花屋さんに相談してみました。そうしたら、すすめてくれたのが「リーガス・ベゴニア」という品種です。オレンジ色のものを一鉢買い求めて帰りましたが、妻は喜び、リビングがなんとなく華やいだ感じになりました。




強い陽射しと水のやりすぎはダメだそうで、葉に水をかけるのも良くないのだそうな。目下、クリスマスローズとリーガスベゴニアが室内を彩っています。

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牧原憲夫『民権と憲法~日本近現代史(2)』を読む

2017年04月27日 06時02分30秒 | -ノンフィクション
当ブログのカテゴリー「歴史技術科学」の関連で、日本の近現代史に関する本を探して少しずつ読んでいますが、岩波新書の「日本近現代史」シリーズの第二巻、牧原憲夫著『民権と憲法』を読みました。本書の構成は、次のとおりです。

はじめに
第1章 自由民権運動と民衆
第2章 「憲法と議会」をめぐる攻防
第3章 自由主義経済と民衆の生活
第4章 内国植民地と「脱亜」への道
第5章 学校教育と家族
第6章 近代天皇制の成立
おわりに

全体としては、自由民権運動の敗北と帝国議会の開設、近代天皇制の成立に至る流れを概観するものですが、当方の視点でみるとき、お雇い外国人教師の負の側面として、参謀将校を養成する陸軍大学校での教育のあり方を指摘する箇所に興味をひかれます。

参謀将校養成の陸軍大学校で教官となったドイツ軍人メッケルは、兵器よりも精神力を、論理よりも実戦を重視する戦術家だった。与えられた情報をもとに当面の作戦・戦闘を組み立てれば合格できる戦術教育だけで、戦略的な構想力を養ったり、錯綜する情報のなかから重要なものを選び出し総合的に判断するような教育は行われなかった(p.174)

破格の高給を取るお雇い外国人教師の資質について、リービッヒ流の実験室教育の洗礼を受け、ウィリアムソン教授らの推薦を受けて来日したアトキンソンやヘンリー・ダイアー、ダイヴァースといった人々を迎えて現代に通じる基礎を築くことができた幸いと、情報や補給を軽視し、戦略的思考の欠落が指摘される陸軍大学校の教育の不幸と後年の惨憺たる結果を、思わずにはいられません。

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果樹園の草刈りをする

2017年04月26日 06時03分22秒 | 週末農業
桃やサクランボ等の開花時期となりました。この時期には、開花前の殺菌剤を中心とした灰星病等の対策のための防除作業や、適度に間隔を空ける開花後の花摘みなど、様々な農作業が目白押しになります。それには、なんと言っても足場の整備が不可欠です。先の週末は、お天気にも恵まれて絶好の農作業日和となりました。朝から自走式草刈り機を軽トラックで運搬し、少し離れた園地の草刈りを行いました。



作業が終わったら、再び軽トラックで運搬します。荷台に登るための足場を設置し、自走式草刈り機を動かして軽トラックに載せ、動かないように輪留めをかませた上に、ロープで固定して運搬する必要があります。収穫物の積載だけでなく、こうした農業機械の運搬にも軽トラックは大活躍します。まさに、軽トラック様々です。と同時に、無理のない程度に自然の中で汗をかき、心身を開放させることが、自分自身の健康のためになっていると実感します。

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ノック機構が外れたジェットストリーム・ラバー軸を修理する

2017年04月25日 06時03分17秒 | 手帳文具書斎
過日、何気なしにカチカチとノックしていたら、ノック機構がそっくりスポッと抜けてしまったことを記事にしましたが、そのジェットストリームラバー軸を修理しました。

修理といっても大したことではなく、要するにプラスチックにも適応の汎用接着剤を付けてスポッとはめ込むだけです。ただし、完全に固着するまで、まる一昼夜リフィルとバネは外しておきました。



本の少し接着剤を付けただけなのですが、しっかりと固定されたようで、以後ノックしてもがたつきはありません。せっかく太字(1.0mm)のインクリフィルを入れているJetstreamラバー軸ですので、復活してくれたのは嬉しい。これで、くっきりハッキリのボールペン・メモがまた使えます。

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山形弦楽四重奏団第63回定期演奏会でハイドン、黛、ブラームスを聴く

2017年04月24日 20時29分09秒 | -室内楽
実に良い天気で、雲一つない日曜の夕方、山形市の文翔館議場ホールにて、山形弦楽四重奏団の第63回定期演奏会を聴きました。プログラムは、

  1. ハイドン 弦楽四重奏曲ト長調Op.64-4
  2. 黛敏郎 弦楽四重奏のためのプレリュード
  3. ブラームス 弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51-1

というものです。

第1曲:ハイドンのOp.64-4は、私的にはよ~くおなじみの曲です。快活な音楽・演奏に、なぜか単身赴任・夜間勤務の頃を懐かしく思い出します。山形Qにはこの曲が合っているのではないかと思えるほど、最近のハイドン演奏の中で、すごく良かったと感じました。

第2曲:黛敏郎の弦楽四重奏のためのプレリュード。互いの間隔をぐっと広げて、ステージ台をいっぱいに使っての演奏となりました。ああ、雅楽の音だ。笙だったりひちりきだったり、あるいは鼓だったり、四人の持つ弦楽器から多彩な響きが生み出されます。鋭い緊張感があるけれど、響きは幽玄の世界です。客席から、「ブラーヴォ!」の声がかかりました。



ここで、15分の休憩です。なんと、時々コメントをいただいていた某さんにお会いしてしまいました! わざわざ関西から来県とのこと、ありがたいことです。山形Qになりかわり、お礼を申し上げます(^o^)/ メガネをかけて細身で長身で、黒い服を着たら「ひょっこりひょうたん島」のダンディさんみたいでした(^o^)/

第3曲:ブラームスの第1番。Op.51-1という作品番号にふさわしい、隙のない緊密な音楽です。ハ短調らしく、劇的な要素もあります。一方で、例えばロマンツェは、ドヴォルザークなどのロマンツェとはだいぶ違う、ブラームスらしい瞑想的なというか、含羞の音楽です。地味だけれど、目のつんだ上質な生地を連想します。終曲のアレグロは、陰影に富む悲劇性を持つ音楽となっています。

アンコールは、ハイドンの「ひばり」から第1楽章を。やっぱりハイドンはいいなあ。この開放感は、格別です。

土曜・日曜とも晴天に恵まれ、果樹園の草刈り作業と開花前の防除作業に従事した疲れもあって、帰宅後はバタンキューの状態でした。

次回の定期は、7月15日(土)、18:45~と決まったようです。曲目は、メンデルスゾーンの第5番とハイドンのOp.77-2、それにシューベルトの、やはり第5番。今から楽しみです(^o^)/

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和田竜『村上海賊の娘』(下巻)を読む

2017年04月23日 06時03分59秒 | 読書
新潮社の単行本で、和田竜著『村上海賊の娘』(下巻)を読みました。上巻でも感じましたが、織田信長軍に包囲された大阪本願寺に食糧を補給するため、毛利軍と村上海賊が手を組み、木津川の河口付近で海戦を展開する話です。
強者が弱者を圧倒するマッチョなお話は、次から次へと残虐シーンの連続で、人畜無害で根性なしの当方は思わず眉をひそめるばかり。いやはや、命をかけた闘争をスポーツ的快感のように描くやり方は、ちょいと面白がる域を超えているみたいです。残念。たぶん、再読はないでしょう(^o^;)>poripori

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世代によって人口が大きく異なるということは

2017年04月22日 06時05分34秒 | Weblog
様々な分野で、人手不足が大きなテーマとして取り上げられるようになりました。一昔前ならば就職氷河期と言われ、若い人が職に就くことが難しい時期が続いていたのに、最近は若い人を採用したくても採用できない、むしろ、そもそも応募してもらえないという状況が珍しくなくなってきているらしいです。
根本的な理由は、もちろん少子化にあるわけですが、具体的にどのくらい違うのか?
例えば山形県を例にとると、団塊の世代にあたる昭和23年生まれの出生数は42,059人、今年65歳を迎える昭和27年生まれが34,327人に対して、今年18歳となる平成10年生まれの出生数は11,030人、新成人世代の場合は11,643人だったそうです。実に出生数にして4~3分の1にまで減少していることになります。

社会減を考えると出生数で比較してもあまり意味がない、現在の山形県人口ではどうなのか、という考え方もあるでしょう。国勢調査をもとに、山形県の人口を世代別に比較した結果で比較してみると、

世代/年  1980年  2015年
20~24歳  73,355  42,706
60~64歳  61,067  88,752 (人)

となります。明らかに、1980年には定年退職でリタイアする世代の人数よりも、働き始める若い世代の人数のほうが上回っていますが、2015年になると、リタイアする人数の半分以下になってしまっています。

こうなると、希少な若者世代を働き手として獲得できるかどうか、競争が起こってくるのは自然な流れです。まずは待遇面で影響があらわれてきているのでしょうが、定着率まで考えると、結局は若い世代に柔軟に対処できるソフトな対応力が問われてくるように思います。たぶん、長時間労働で使い捨てるようなやり方を取ってきたところは人が集められずに、事業の継続が困難になっていくのではなかろうか。なかなかスゴイ時代です。

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けっこう使っているモンブラン「ロイヤルブルー」

2017年04月21日 06時02分39秒 | 手帳文具書斎
そろそろインクがなくなりそうでしたので、TWSBIの万年筆ダイヤモンド580ALラヴァーにインクを補充しました。娘に買ってもらったモンブランの「ロイヤルブルー」です。たしか前回の補充が3月でしたので、ほぼ1カ月くらいでしょうか。意外に裏抜けしにくいようで、中字でけっこうな分量を書いています。プラチナ社の古典ブルーブラックとともに、メインのインクの座をしっかりと確保です。



逆に、モンブランのマイスターシュテュック149(M)で古典BBを使っているのが良いのかどうか。実際には太字にすぎて、タイトルの強調表示には良いけれど、A罫の備忘録ノートに本文を書き込むにはいささか苦しいと感じます。同じ大容量でもツイスビーの中字のほうが便利でスマートで、つい手に取ってしまいます。

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ONKYOの卓上型スピーカを購入する

2017年04月20日 06時05分31秒 | Weblog
暖房と居心地の良さから、この冬中つい長居をしたリビングのデスクコーナーでの音楽の聞こえ方に端を発して、補助的にセットしていた卓上型PC用スピーカの音質改善を検討した結果、スペースの問題を解決するには音響メーカー製のPC用卓上型アンプ付きスピーカの設置が無難なのでは、と考えました。そこで、これまでミニコンポでなじみ深いオンキョー社の製品の中から、同社のアウトレット直販コーナーで見つけたのが、GX-70HD2という製品です。先週に注文しておよそ1週間で到着しました。



要するに、10cmのフルレンジとツイータを3Lのバスレフ型木製ボックスに収め、4Ωで11W+11Wのアンプを内蔵した防磁型のパワード・スピーカです。大きさは123(W)×225(H)×203(D)(単位:mm)で、アンプのない左ch側は奥行きが184mmとやや小ぶりになっています。重さは、アンプを内蔵した右ch側が2.9kg、アンプを内蔵していない左ch側が1.7kgですが、けっこうズシリと重いです。




デスク上に置いてみたところ、液晶ディスプレイの両側にコンパクトに収まりました。外観的にもあまり圧迫感はありませんし、スマートです。



今のところ数曲を聴いてみただけですが、これまでのちゃちなPC用スピーカとはぜんぜん格が違う、ちゃんとした音です。書斎に置いたメインのオーディオ装置とは比べられないレベルではありますが、リビングでクラシック音楽を静かに聴くには実用に耐えるレベルと言ってよいのではなかろうか。もちろん、低域の量感や迫力なんていうのは無理ですが、少なくとも YouTube で山響定期のアンコールの曲目を確認して、う~ん、いいなぁと聞きほれるくらいには実用になります(^o^)/



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「素敵なあなた」のルーツとその後

2017年04月19日 06時02分27秒 | Weblog
先の山響第260回定期演奏会で、ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」のソリストをつとめた新倉瞳さんのアンコールは、「素敵なあなた」でした。彼女が歌ってくれたのは、たぶんイディッシュ語かと思います。新倉さんは、どうやらクレズマー音楽に傾倒しているようで、この曲のルーツも、どうやらここにあるらしい。

クレズマーというのは、東欧系イディッシュの民謡をルーツとする音楽だそうで、米国に渡った東欧系ユダヤ人らが伝え、ポピュラーになったのだそうです。そういえば、1970年代のミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」もこの系統のものらしい。

「素敵なあなた」という曲は、1932年にイディッシュ語のミュージカルで、後に「ドナドナ」を作ったショロム・セクンダが作曲したのだそうです。で、ベニー・グッドマンがヒットさせたのが1937年、

ベニー・グッドマン 素敵なあなた


「Bei Mir Bist Schon」の歌詞でアンドリューズ・シスターズが歌ってヒットしたのが1956年、

Andrews Sisters


さらに現代でも、多くの音楽家が取り上げているというわけですね。

BEI MIR BIST.DU.SCHON 素敵なあなた マリーン&EVE UPG‐0024


それにしても、チェリストの歌入りで、テューバ奏者とトランペット奏者が合いの手を入れるなんていうアンコールは初めての経験でした。なんとなく、音楽ひとすじに、愉しさを届けたいとするゲストに、オーケストラの仲間が協力を買って出たという風情で、「あったかいオーケストラ」らしいエピソードだな、と感じます(^o^)/

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並んで行列を作る習慣と鉄道の電化

2017年04月18日 06時02分36秒 | 散歩・外出・旅行
子どもの頃、田舎ではあまり行列を見かけませんでした。まだ「汽車(SL)」が走っていた時代には、正確な停車は難しいようで、客車のドアが開く位置は出たとこ勝負の運まかせでした。いきおい、乗客がどっと殺到しますので、列を作って待っていてもあまり意味はなかったのです。

都会では、比較的早く行列を作って並ぶ習慣ができていたのは、戦時中の配給の影響というよりも、鉄道の電化が早かったためではないかと思います。電車ならば、比較的正確な位置に停車できますので、押し合いへし合いして殺到するよりも、並んで行列を作って待つ方が合理的です。このあたりの事情は、都会暮らしの長い年配の方に、いちど聞いてみたいところです。

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山響第260回定期演奏会で西村朗、ドヴォルザーク、モーツァルトを聴き、飯森&山響のモーツァルト「交響曲全集」を入手する

2017年04月17日 06時01分04秒 | -オーケストラ
山響こと山形交響楽団の第260回定期演奏会は、4月15日と16日の二日間、山形市の山形テルサホールで開催されました。当方、風邪気味で体調は不調ながら、16日の日曜日のマチネに出かけて来ました。




開演前のロビーコンサートは、ロンベルグの三重奏曲第1番Op.38から、Vla:田中知子、Vc:渡邊研太郎、Cb:米山明子という低弦の三重奏曲です。チェロが魅力的な、なかなか素敵な音楽ではないですか。ロンベルグ、よし、覚えたぞ。あとで調べて探してみましょう。こうして素人音楽愛好家の守備範囲は広がっていくのです(^o^)/

本日のプログラムは、「哀愁の旋律から永遠の調和へ〜新鋭 新倉が奏でるドヴォルザーク」と題して、

  1. 西村朗:弦楽のための悲のメディテーション
  2. ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 Vc:新倉瞳
  3. モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調「ジュピター」K.551
     指揮:飯森範親、演奏:山形交響楽団

という内容です。



最初の曲目、西村朗「弦楽のための悲のメディテーション」は、山形交響楽団創立40周年記念委嘱作品で、2012年5月の第221回定期演奏会(*1)で聴いています。このときは、西村朗さんご本人がプレトークに登場し、飯森さんと話をしていました。

本人曰く「創立40周年を祝して渾身の力をこめて作曲した」ものだそうで、飯森さんがさかんに「難しい!」を強調していました。西村さんは、チャイコフスキーとの間には140年ほどの間があるけれど、人間は変わっていないのに、人間は知らなくてもいいことが起こってきたと言い、悲しみに対する同情や共感を念頭に置いていると説明します。フーガの最高峰といえばJ.S.バッハですが、この曲でもフーガが3回出てきて、いずれも断ち切られる。フーガの秩序の苦しさを表しているそうです。西村さんは、山響の弦楽セクションに惚れ込み、山響弦楽セクションのために書いたとのこと。ただし、フーガなので誤魔化せない、とも。飯森さんは、山響の弦楽セクションの素晴らしさが、きっと理解してもらえると思う、と語り〜(後略)〜

ああ、そうでした。東日本大震災の記憶もまだ生々しい時期に、緊張感にみちた音楽を聴いたという記憶がよみがえります。今回も、8-7-5-5-3 とやや編成は縮小気味ですが、ヴァイオリンが対向配置の弦楽セクションが、実に緊張感と集中力に富む音楽を奏でました。

続いて、第245回定期演奏会で、エルガーのチェロ協奏曲等で注目を集めた(*2)新倉瞳さんが登場、今回はドヴォルザークのチェロ協奏曲です。
楽器編成と配置は、中央に独奏チェロと指揮者、それを取り囲むように、左から第1ヴァイオリン(8)、チェロ(5)、ヴィオラ(5)、第2ヴァイオリン(7)という対向配置で、中央奥にフルート(2)とオーボエ(2)、その奥にクラリネット(2)とファゴット(2)、さらにその奥にホルン(3)とトランペット(2)、最後部にコントラバス(3)、トロンボーン(3)、チューバ、ヴィオラの右奥にトライアングル、右側最奥部にモダン・ティンパニという配置です。今回のドヴォルザークでは、どうやらナチュラル・ブラスではないみたい。ややゆっくりめのテンポで演奏が始まると、振幅の大きな音楽の表情です。おそらく、やわらかなナチュラル・ブラスの音ではなく、ダイナミックな現代楽器の音を選んだのでしょう。

演奏の後のアンコールで、新倉瞳さんがチェロを奏しながら歌い始めたのにはびっくりしてしまいました。どうも聞き慣れない言葉ですので、たぶんイディッシュ語なのかも。どこかで聴いたことがある音楽だなあと思っていたら、なんとテューバの久保さんが立ち上がり、吹き始めたではありませんか!おお、いいなあと聞き惚れていると、こんどはトランペットが朗々と、かつジャジーに演奏して、聴衆から手拍子も始まり、再びチェロに戻ります。たぶん、「素敵なあなた」(*3)ではなかろうか。

ここで、15分の休憩です。この間に、ロビーで先行発売されたモーツァルトの交響曲全集のCDを購入しましたが、かなり多くの方が購入されていましたね〜。今回のゲストの新倉瞳さんのCDも、前回のエルガーが素晴らしかったので、ヴァンサン・ダンディの三重奏曲という珍しい盤を見つけて購入しました。これはけっこう嬉しい(^o^)/



後半は、モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」。Fl(1),Ob(2),Hrn,Cl,Fg,弦楽5部は8-7-5-5-3という編成。安定感のある演奏は、モーツァルトの交響曲全曲演奏と録音をすでに経験した自信という強みとなっているのでしょう。終楽章のフーガもほんとに見事でした。



演奏の後、ファン交流会が行われました。新倉さんは、山響について、温かく熱心なオーケストラだと印象を述べます。後半の「ジュピター」を、楽屋でなく客席で聴いていたそうです(^o^)/
音楽監督の飯森さんは、全集CDの編集がかなり大変だったこと、飯森さんとしても、また録音を担当した江崎社長としても大きな自信作だとのことで、確かに画期的なことだと思います。これからじっくり聴くのが楽しみです。

(*1):山響第221回定期演奏会で西村朗、チャイコフスキー、ブラームスを聴く〜「電網郊外散歩道」2012年5月
(*2):山響第245回定期演奏会でエルガー、ブルッフ、ヴェルディ等を聴く〜「電網郊外散歩道」2015年5月
(*3):たぶん、この曲でしょう。

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たくさんのボールペンをクリップで分類してみる

2017年04月16日 06時03分29秒 | 手帳文具書斎
自分で使っている多くのボールペンが、クリップの形式によって、意外に使い勝手が違うことに気づきます。例えば、プラスチックのクリップが折れて使うのをやめた記事を何度か書いており、筆記自体に問題はなくても、持ち運ぶ上での便利さがだいぶ違うようです。例えば;

  • バインダークリップ プラスチック製ですが、強力ではさみやすいです。上着の内ポケットからも、すっと出し入れができます。(例)サラサ・クリップ、クリフター、ジュースなど。


  • 金属クリップ ばねが強力で、はさんだ箇所から抜けにくいのですが、厚手のものにはさむのはやや不便です。上着の内ポケットやカバンの内ポケットに戻すのが不便です。(例)Jetstreamラバー軸、PowerTankスマートアルミ軸など。


  • プラスチック製のクリップ 強度に難がありますが、抜き差しは支障がありません。紙一枚では、逆さにすると落ちるおそれがあります。(例)Jetstream単色軸、PowerTank、同スマート、アクロボール、ヴィクーニャなど。




    ノック部と一体になっているタイプもあります。(例)シグノRT1など



実は、手持ちの万年筆にはバインダークリップのような工夫は見当たりません。金属クリップがほとんどで、まれにプレッピーのようなプラスチック・クリップや、カクノのようなクリップを排したものなどの変り種があります。ボールペンは、手軽な使いやすさを究極まで追求した製品で、クリップの種類にも様々な方向性が見られて、興味深いです。

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リビングのデスクコーナーにおける音楽の聞こえ方

2017年04月15日 06時02分08秒 | 料理・住まい
リビングでは、鴨居に自作の小型スピーカを取り付け、空中で鳴るような形に設置しておりますが、なにしろ向きがダイニング側を向いており、デスクに向かっていると、スピーカの背面からの音を聞くことになり、どうもあまりよろしくありません。



デスク上には、とりあえず小型のPC用スピーカを置いていますが、とても音楽観賞用とは言い難いシロモノです。これはやはり、何か抜本的な対策を講じる必要がありそうです。不在となる平日にはあまり問題にならなくても、休日の日中には滞在時間が長いですので、PC-audioの形で別に考えるようにした方が良さそうです。小型のパワード・スピーカを考えればよいのかな? はて? 少なくとも、鴨居のSPボックスを逆向きにするという選択肢は×でしょう。

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白軸カクノとCON-70と乾燥

2017年04月14日 06時00分14秒 | 手帳文具書斎
クリップがないために、上着やノートにはさんで持ち歩くことが少ない白軸のカクノですが、CON-70という容量の大きなコンバータにインクを吸わせて使った後に、見当たらなくなりました。まったく記憶になかったのですが、どうやら自分で片付けたらしく、職場のデスクの抽出しの中でしばらく眠っておりました。

プラチナの古典ブルーブラック専用にしている中字の万年筆「白軸カクノ」を使おうとあちこち探索した結果、抽出しの中から発見したのは良かったのですが、コンバータ内で棚つり現象が起こっており、ペン先が乾燥してしまって、まるで書けません。しかたがないので、インク瓶の中に首軸を突っ込んで何度かインクを出し入れして補充し、なんとか書けるようになりましたが、完全に乾燥しきっていなくて良かった、良かった(^o^;)>poripori

うーむ、懸念(*1)はやっぱり現実のものになったようです。書きやすさでは評価出来ても、使いやすさの点ではやっぱりクリップがほしいです。

(*1):カクノとCON-70と古典ブルーブラック~「電網郊外散歩道」2016年9月

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