電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

愛用の万年筆にコンバータを付ける

2009年10月14日 06時02分07秒 | 手帳文具書斎
以前から関心を持ってはいたものの、ずっとご縁がなかったものに、万年筆のコンバータがあります。子どもの頃は、万年筆と言えば吸入式で、インク瓶の中につっこんでインクを補充したものでした。ところが、スペア・カートリッジ方式が登場し、出先でインク切れになったときにもすぐ交換補充できるということから、万年筆はカートリッジ式がほとんどになってしまいました。現在、使っている万年筆は、パイロットとウォーターマンがカートリッジ式で、ペリカンだけが吸入式になっています。

ところが、よくよく考えて見ると、近年は外出時に万年筆を持参することはほとんどなく、自宅や職場のデスク上でしか使っておりません。それならば、なにもインク・カートリッジにこだわることはないわけです。昔ながらの吸入式に変更するコンバータを使ってみたいと念願しておりました。

たまたま、行きつけの文具店で尋ねてみると、パイロットのコンバータ CON-50 なら在庫があるとのこと。さっそく購入してきました。希望小売価格500円のところ、割引で420円。



パイロット・カスタム(中字)のインク・カートリッジをはずし、コンバータをセットします。同一メーカーの黒のボトルインクにペン先を入れ、コンバータのつまみを回します。するとインクが吸い込まれる、というしかけです。何度かインクを出し入れしたら、今まで乾燥ぎみだったためか、インクのフローも良くなったような気がします。もう何十年も使い込み、すっかり手に馴染んだ万年筆。ちょっとしたことですが、コンバータ初体験はうれしいものでした。

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2 コメント

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コンバータというんですね (安倍禮爾)
2009-10-14 20:04:50
narkejpさん

 これは、コンバータという名称のものなんですね。私も万年筆は時々使います。ただ、100円ショップで売っている、使い切り型のものをずっと使っていました。昨年、あることでお祝いにモンブランの万年筆を貰い、この吸入式でした。ただ、折角インクを満タンにしておいても、何日か使わずにいると、すぐ乾いて出なくなってしまいますね。使うときは必ず試し書きをして、それからでないと、書けないことがありますので。
 結局はWORDで手紙を書き、最後の署名に万年筆を使う、という程度のことにしか、使わないようです。
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安倍禮爾 さん、 (narkejp)
2009-10-14 21:51:47
コメントありがとうございます。私も実態は似たようなものでしたが、最近は、脳の老化防止のためと、手書きに努めております(^o^)/
キャンパス・ハイグレード(澪ペーパー)のノートを、ちょっとした記録用に使うようになり、万年筆の出番が増えました。
パソコンで(TeX/LaTeXで)、数式いっぱいの文書を作成することは今も少なくないのですが。
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