電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

えっ、かのベートーヴェンが山形へ?

2011年09月13日 06時03分52秒 | クラシック音楽
朝晩はぐっと涼しくなり、日中もすごしやすい陽気となった今日この頃、久しぶりに暦どおりの連休に、農作業を終えてついうとうとしてしまいました。

するとそこへ、ドラえもんが現れて、お客さんを連れて来たのです。やってきたお客さんとは、なんと、かの L.V.ベートーヴェン! 学生時代にドイツ語を選択していたとはいえ、すでに忘却の彼方です。ドラえもんに翻訳コンニャクをもらい、なんとか話せるようになりました。なんでも、あの世には「クラシック音楽作曲家連盟」があるのだそうで、新たに作られた作品は「メイド・イン・冥土」だそうな(^o^)/
要するに、先に訪問した(*1)モーツァルトから、山響はいいよ、山形はいいところだよと話を聞き、作曲が一段落したので散歩に来た、とのことでした。

それでは、というわけで、まずは山形市の馬見ヶ崎川の河原で芋煮会。ベートーヴェン氏、野趣あふれる山形芋煮がいたくお気に入りの様子でしたが、それに加えて、地元山形産ワイン(*2)に感激して、高畠ワイン、蔵王スター・ワイン、朝日町ワインなどを味わって、美味しい美味しいと連発しておりました。確かに、山形ワインなら彼の健康上も安心(*3)です(^o^)/



たまたま隣で芋煮会をしていたのが、東北パイオニアの社員有志。ベートーヴェンの本物に感激し、携帯カメラで記念写真を激写していましたが、うちの補聴器を使ってみてほしいと申出があり、小型で高性能なことにベートーヴェンもびっくり大喜び(^o^)/

私も少々ワインをいただきましたので、運転は妻にまかせて、次は文翔館議場ホールへ。山形交響楽団は、ふだんここで練習をしています。この日は、モーツァルト交響曲全曲演奏「アマデウスへの旅」の練習を行っておりました。パイオニアの補聴器で、かなり聴き取れるようになったベートーヴェン、山響の演奏が気に入った様子です。コンサートマスターの犬伏亜里さん、マエストロに話しかけます。

「ベートーヴェンさん、今は冥土で何を作曲しているんですか。」
「うむ、二管編成のオーケストラと、独奏チェロのための協奏曲をな。」
「おや、それはすごい!では、山響でもプログラムに入れられますね。」
「うむ、ワシの曲の演奏を楽しみにして来たんじゃ。演奏が気に入ったら、献呈しても良いぞ。」

わーお、ベートーヴェン作曲「チェロ協奏曲 イ長調 Op.147」だそうです!それはすごいと山響団員の人たちも大興奮。総譜にさっと目を通した音楽監督は、さらに大興奮。新年度のプログラムに、ベートーヴェンの「チェロ協奏曲」の世界初演をぜひとも入れようと盛り上がりました。

と、そこへ、「ご飯ですよ~」と妻の声。なんだ、夢か。えーん、もう少しで曲が聴けるところだったのに~(^o^)/

(*1):えっ、モーツァルト本人が、山響に客演?!~夏の夜の夢~「電網郊外散歩道」2011年7月
(*2):山形県のワイナリーへ出かけよう~山形県観光情報総合サイトより
(*3):ベートーヴェンの聴覚障碍の原因について~「電網郊外散歩道」2010年1月

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