電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

BS-2で「三屋清左衛門残日録」を見る

2007年06月06日 06時09分55秒 | -藤沢周平
先月から、毎週火曜日の夜、BS-2で「三屋清左衛門残日録」を再放送中です。昨夜は第五回目で、大塚平八が、役目上で失態をした長男を助け80石のお家を守るために、旧友の清左衛門をだまして間島家老に紹介状を書かせる話でした。旧友をだましたことに対して佐伯熊太も激怒し、「お前の葬式には行かん、俺の葬式にも呼ばん」とさえ言い放ちます。でも、そこからが藤沢周平の原作の厚みのあるところ、ドラマの後半への伏線もしっかりとあり、ほんとに味わいのあるいい話です。

以前、NHKアーカイブスで仲代達矢主演の第一回目の放送分を見て、ぜひ続きを見たいものだと願っておりましたが、ようやく念願がかないました。また、藤沢周平の原作を読んで記事(*)にしておりますが、来週は「梅咲くころ」。題名から判断するに、たぶん江戸で失恋し絶望した若い女性に清左衛門が生きる希望を持たせますが、国元の清左衛門のところへその女性が訪ねて来る、後日談の巻かなと思います。だとすると、これもまたいいお話。続きが待ち遠しいところです。

(*):藤沢周平『三屋清左衛門残日録』を読む~「電網郊外散歩道」の記事
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