電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

書けなくなったボールペン~インク・リフィルは期限あり

2014年09月21日 06時01分13秒 | 手帳文具書斎
最近、たてつづけにボールペンが二本書けなくなりました。一本目は、封筒の宛名書き用に購入した三菱のキャップ式シグノの太字(UM-153)。まだインクが3~4割ほど残っているのに、かすれてしまい、字になりません。これはシグノの中でも古いタイプの製品らしく、「太字」という表記につられて、店頭在庫の中でも最古の売れ残りの品を選んでしまった(*1)もようです。

二本目は、亡父が生前に使っていたプラチナのボールペン。見た目は落ち着いたものですが、手帳用で、普通の油性のインクを使ったもののようです。リフィルに表記されている型番と製造年月を見たら、BSP-100N, 2006年11月となっています。今から8年も前のものですので、書けなくなるのも無理はありません。

ボールペンは生鮮食料品のようなもので、鮮度が保たれているうちに使い切るのが大切、とは承知していましたが、インクリフィルには使用期限があることをあらためて再確認しました。

宛名書き用には、当面ノック式の黒色シグノbroad(1.0mm)を使う(*2)こととしましょう。もう一つ、あまり流通していないプラチナのボールペンの替芯は、お店のストックも古くなっている可能性もあります。亡父の遺品ですので、できれば捨てたくはありません。まずは文具店に問合せてみて、それでもダメならば、こういう「ロングテール」的な需要に適したネット購入を試してみるのも一興、などと考えています。

(*1):青~ブルーブラック系ボールペンを試す~「電網郊外散歩道」2013年12月
(*2):太字のボールペンを比較する~「電網郊外散歩道」2014年2月


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3 コメント

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替芯の換装について (輪音)
2015-02-08 01:29:31
はじめまして。

プラチナのボールペンの替芯の件ですが、他社製品で問題なければそちらを使うという手段もあります。

A社の製品が使えないなら、B社やC社の製品を使えばいいと愚考します。

古いからダメだとか、純正の替芯がないからダメだ、では文房具好きとして首肯しかねます。

画像を見る限りでは、ぺんてるのビクーニャの替芯が使えそうです。

実物をお見せいただけたら話が早いのですが……。

バネのストッパーの位置が同じならば、ビクーニャへの換装は大丈夫です。

長さが合わないと思いますので、本来の替芯の長さに合わせて尾っぽを切れば使えると思います。

ノッキングして問題なければ大丈夫です。

切り過ぎた場合はセロハンテープで調整してください。

古いボールペンは替芯が廃番品になっていることもありますが、無いなら別のもので代用すればいいと考えます。

わたしはそうやって三〇年前或いはそれ以上前のボールペンを現役で使っています。

なにかしら参考になりましたら幸いです。
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追記 (輪音)
2015-02-08 01:56:39
過去記事を読ませていただくと、ビクーニャで書けない事象に出逢われたようですが、わたしもパイロットのアクロボールで二本書けなくなった経験があります。

店頭に置かれているボールペンの扱いは、場合によっては過酷です。

店側の粗雑な扱い、客側の粗雑な扱い。

ボールペンのペン先は精密機械と似た精度故に、酷い扱いを受けるとダメになりやすいです。

上向きに書いて空気が入って書けなくなったり、何処かにペン先をぶつけたり、ペン先を露出したまま放置したり。

段ボール箱のガムテーブをペン先で切る人もいます! これをやると替芯の寿命は著しく縮まります。

それとは別に、俗に言う『ハズレ』を引く場合もあります。

ボールペンの替芯は本来きちんと定期的に使えばそれに応えてすぐれた書き味を示してくれますが、何処かに不具合があってダメになることもあります。

ぺんてるのビクーニャは個人的にはゼブラのスラリやサラサと並ぶ信用度で使っていますので、最初の出会いがあまりよろしくなかったのではないかと愚考します。

ホームセンターなどで買われてみては如何でしょうか?

長々とすみません。
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輪音 さん、 (narkejp)
2015-02-08 09:44:36
コメントありがとうございます。亡父の遺品となったプラチナ社のボールペンの件、すでに替え芯を入手しております。
http://blog.goo.ne.jp/narkejp/e/03fb32c5d1419a728e6865cf864442ff
他社製品を加工して使うという方法は承知しておりますが、今後何回も同じ手法をとることを考えると、ちょいとためらわれます。幸いに、プラチナの替え芯はまだあることがわかりましたので、当分の間は大丈夫でしょう。
ボールペンは、加圧式のパワータンクと新油性のジェットストリームを中心に使っており、昔の書き味の重い海外製品は、すっかり出番を失いました。最近、ブルーブラックの色が目的で顔料ゲルインクの製品に浮気をしていますが、二製品の位置づけは不動です。
古い筆記具は、便利に使えるものであれば、当方も長く使用しております。パイロットのカスタムは昭和54年からですので、そろそろ40年近くなります。自分の書き癖をすっかりのみこんで、近年入手したブルゴーニュと古典ブルーブラックのボトルインクとともに、手放せない存在になっております。
http://blog.goo.ne.jp/narkejp/e/7e0e124276d3a199727bfd86fcb4ac9b
輪音さんのお名前ですが、もしかしたら猫町さんの「無罫フォント」でお見かけしたかもしれません。今後ともどうぞよろしく。
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