電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

佐伯一麦「Nさんの机で~ものをめぐる文学的自叙伝」より「オーディオ(6)」を読む

2017年02月04日 06時04分51秒 | Weblog
連日の通勤渋滞で、いつもよりも30分早く家を出ているために、いささか疲れがたまってきています。地元紙・山形新聞に連載されている佐伯一麦さんの「Nさんの机で~ものをめぐる文学的自叙伝」より「オーディオ(6)」(1月25日付)という記事をスクラップしていましたが、先日、ようやく読みました。新聞のままでは片付けられてしまいますが、こんなふうに切り抜いて貼り付けておくと、後からゆっくり読めてたいへん便利です。



佐伯一麦さんは、いくつかの文学賞を受賞していますが、副賞としていただく賞金はほとんどが住宅ローンの返済や生活費、はては奥様のオスロ留学に同伴して滞在した費用などに充てられ、趣味に費やすことはできなかったとのことです。ところが、2007年の冬に野間文芸賞を受賞したときに、はじめてスピーカを購入したことや、デンマーク製の小ぶりのトールボーイ型スピーカ「DALI」の特徴などを淡々と説明していますが、なんとなくうれしそうな様子を想像してしまいます。
パソコンからDAC、ヘッドホンアンプなど、装置の構成を説明するくだりも、淡々とした風を装いながら、やっぱり嬉しそうに感じてしまうのは、同類相憐れむ……いやいや、相喜ぶ要素を感じるためでしょう(^o^)/


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