事のなりゆき

日々のなりゆきを語ります

歴史から学ぶ地震周期・・・

2017-11-13 09:37:02 | Weblog
中越地震、中越沖地震、東日本大震災、熊本地震と地震の活動期に入っていると巷間言われているが、地震の歴史学者から見れば、こうした中越地震から熊本地震の一連の地震連鎖は、800年代、9世紀のころと極めて酷似していると指摘しており、現在心配されている太平洋側の大地震はいつ起きてもおかしくなく、必ず起きることが歴史的な観点からわかるという。
 先週の木曜日と金曜日の2日間、長岡市で開かれた自治体災害対策全国会議に出席した。ひょうご震災記念21世紀研究機構などが実行委員会を作って開いているもので、兵庫県外で開いたのは始めのことらしい。
 講演した寒川震災考古学者からは、衝撃的な話があった。震災歴史では常識だということだが、800年代に発生した地震地図からみると、2004年から始まった中越地震~熊本地震までは歴史的に見て、想定外ではないという。800年代に起きた地震を羅列してみると、863年(貞観5)越後・越中地震(新潟県)、868年(貞観10)播磨地震(兵庫県)、869年(貞観11)東北沿岸の巨大地震、869年(貞観11)肥後国地震(熊本県)、880年(元慶2)出雲地震(島根県)、887年(仁和3)南海地震(東海と同時)となっている。これを現代に当てはめてみると、わかりやすい。863年(貞観5)越後・越中地震が2004年、2007年中越地震、中越沖地震、868年(貞観10)播磨地震が1995年の阪神・淡路大震災、869年(貞観11)が東日本大震災(2011)であり、869年(貞観11)肥後国が2016年の熊本地震となる。地震の発生はバラバラだが、発生場所は同じであることがわかる。つまり、こうした地震は不規則に地震が起きているわけではなく、1000年単位で周期的に地震が起きていることがわかる。これはあくまでも歴史的な周期から分析したもので、地質学など自然科学からの分析ではないが、いま心配されている太平洋側の大地震はいつ起きてもおかしくない状況であることがわかるというのだ。小生自身、東日本大震災の被災地をいまでも歩き、つぶさに見ているが、あれクラスの地震が東京から九州まで起きたらどんなことになるのか、考えただけで恐ろしい。日本沈没。大げさな話ではない。
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