なんでやねん?ドラキュラ!

猫魂外伝は猫魂(名も無き猫の物語)のエピソード0になります。ぶぶぶ。
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猫魂(名も無き猫の物語)

2015年01月25日 | 猫魂(名も無き猫の物語)
猫の中には稀に7つの魂を持つ猫がいると言う。

これは・・そんな猫のお話だ!

その猫は実に300年生きている・・。

猫は100年生きると化け猫に成り・・更に100年生きると妖術が使えるようになる。

その猫は妖術により・・自分の魂を7つに増やした・・全ての力を使い果たしたが・・

その代り・・7つの命を手にしたのだ。

300年も生きれば・・楽しい事も哀しい事も色々ある・・戦争も体験した繁栄と没落・・人と自然・・白と黒・・

裏も表も全ての事は対外知っている・・。

人間からして見れば・・俺は只の猫だ・・まさか・・300年も生きているとは誰も思わない・・

実は・・猫社会では・・超有名猫!なのだが・・人間社会も猫社会も同じだ・・地位も名誉も女も・・名前が売れると付いてくるのだ!

その猫は・・調子に乗っていた・・まるで世界は自分の為にあるような振る舞いをして・・200年目を過ごした。

何時しか・・その猫の周りに群がっていた猫達は・・何処へかとなく消え去った・・その猫は・・孤独な時間を50年過ごした・・

祇園精舎の鐘の声・・盛者必衰の理を表す・・奢れる人は久しからず・・ただ春の夜の夢の如し・・・・・・・・・。(抜粋)

その猫を誰も相手にしなくなったとき・・ただ・・一匹だけ・・傍に居てくれた・・猫に気付いた・・・?

是といって・・美人猫でもなく・・以前なら・・気にも留めないような猫だ!

ここ・・数年前から・・時折・・様子を見に来ているのだ? 化け猫を笑いに来たのか?

その猫は近づいて来て・・こう言った「貴方・・随分・・長生きして・・色んなことを知ってるみたいだけど・・自分自身の事は少しも解って

無いのね・・100年生きてても・・200年生きてても・・本当の自分を知らないのなら・・ただ・・無駄に生きていただけ・・

・・貴方より・・私の方が・・きっと何十倍も・・何百倍も・・長生きしているわ・・多分・・貴方より何千倍も幸せだもの!」

そういうと・・その猫は・・帰ろうとした。

猫は言った「おい・・待て・・俺の何が足りないのだ・・教えてくれ・・・。」

猫は言った「貴方には・・守ものが無いもの・・自分の命と換えても惜しくない物が・・だから同じことを繰り返すのょ・・・

失うものが何も無いということは・・ある意味・・強くて・・無敵なのかも知れないけど・・自分の気持ちを隠してしまうもの

貴方は・・自分の意見だけを押し付け・・自分が一番みたいな気分でいたみたいだけど・・裸の王様・・本当は貴方はずーっと一人ぼっちだったのょ

今では・・本当の自分を曝け出す相手もいなくなって・・寂しいわね」

猫は考えた「守る物? 自分の命と換えても惜しくないほどの・・・?? なんだ?」

猫がもう一度・・聞こうとしたとき・・その猫はいなかった。

続く!笑 

                    byなりぼ

最愛なる者

何日かして・・また・・あの猫がやってきた・・そして・・言った!「答えは・・見つかった?」

猫が答えた「ゼンゼン・・解らない・・俺は今まで・・自分しか信じた事がなかったし・・他の奴の事など・・気にした事もなかった!・・

・・それに・・これまで・・大概のことは・・自分の思い通りになってきたんだ!! 皆・・俺に付いてきたしな! なぜ・・急に誰もいなくなったのかも

俺にはさっぱり分からない・・どうしてなんだ? 教えてくれ・・それに・・守る物って・・?」そー呟き・・猫を見た!

猫は言った「貴方に皆・・付いてたのは・・貴方の妖術の力の秘密を知りたかったから・・貴方が好きで付いていた者は誰もいないわ!

守るもの・・其れは・・貴方が・・心から・・気を許せたり・・・笑ったり怒ったり泣いたり・・出来るもの・・この世で一番・・

「愛しく!」思える物・・例えば・・恋人だったり・・子供だったり・・家族かな・・? とにかく自分の全てを注げる物?

そして・・全てを受け入れられるもの? 良くも悪くも互いの価値を分かち合える存在?

そんなことかな・・ほら・・あそこに転がっている・・人形の玩具・・貴方にとって・・貴方自身が大切だと想ったのなら・・あの人形は

・・貴方にとっての大切な守る物!! 畑や山も川も・・同じ・・虫も鳥もね! 私や貴方にとっては・・あの鳥はただの食べ物にしかすぎないわ

・・でも・・あの鳥を飼っている・・人間がいたとしたら・・その人間にとって・・あの鳥は守りたい大切な物!

ただ・・他の鳥ではダメ・・あの鳥でなければ・・。 貴方に・・この意味が解る?? 守る物は替わりが利かないの!

守りたいとの想いが強ければ強いほどにね・・・貴方には多分・・永遠に解らないでしょうね!!」そう言い残し・・少し微笑んで猫は消えた。

猫は・・あの猫が言った言葉を・・・ずーつと考えていた・・「うーんんんんんんんん?わからん・・??」

考えて考えて・・考えた末に・・猫は1つの結論を出した? そして・・大きく息を吸うと・・徐に・・大きな声で叫んだ!!

「にゃぎゃあああおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんん!!!」この世の果てまで届きそうな大きな声で・・・。

一週間・・猫は叫び続けた・・。

夜が明ける頃・・あの猫がやってきた。

怒った口調で猫は言った「にゃあーにゃあー!煩いわね・・一体どうしたの??」

猫は言った「お前を呼んでいたんだ・・良かった・・来てくれた!」

猫「私を・・何故??」

猫「頼む・・俺の友達になってくれ・・そして・・もっと・・色々なことを俺に教えてくれ!頼む!!その代り・・妖術の秘密を教える!」

猫「うふふ・・貴方の口から・・友達って言葉が出てくるとは思わなかったわ!友達ねー?んんーん・・良いわ! でも・・私・・妖術なんて

・・そんなもの・・知らなくて結構・・今のままであなたより1000倍・・幸せだって言ったでしょ! ただ・・夜中に変な雄叫びを上げるのだけは

止めてね。」

         幾つかの季節が過ぎ去り・・2匹の猫は・・どちらも・・無くては為らない存在になっていた。

         ただ・・命には限りがあると言うことを化け猫は忘れていた・・・・・・。

続く!笑                            byなりぼ
        
         
第3話 別れ


       
猫は言った「私・・もうすぐ死ぬのね・・体が少し可笑しいもの? それに・・何故だか・・無性に眠たいの?」

普通・・猫の寿命は15-20年・・この猫の寿命がやって来たのだ。

化け猫は言った「いや・・お前は死なない・・俺が死なせないさ・・前に言ったことがあるだろ!俺にはまだ・・魂が4つ有ると・・

その1つをお前にヤル・・だから・・お前は死なないんだ・・お前が死んだら・・俺が一番困るんだ・・・!

300年・・生きてきて・・やっと巡り会った・・大切な大切な・・友達なんだ!! お前は・・俺を救ってくれたんだ!

ずっーと・・一人ぼっちで・・闇の中にいた・・俺の魂を・・救ってくれた・・だから今度は俺がお前を救う番だ!

なにより・・俺がおまえを守りたいんだ!!」化け猫は必死に語りかけた!!

猫の瞳から・・涙が零れた・・・。「ありがとう・・本当に有難う・・私も貴方と過ごした・・10年・・とても楽しかった!

貴方・・自分じゃ・・わからないでしょうけど・・・貴方が偶に笑う笑顔・・とても素敵よ・・ふふふ!

貴方の笑顔おが見れた・・私は・・幸せだった! これで・・すっきり・・冥界へ旅立てるわ!!」


化け猫「おい・・待て・・いま・・スグに・・命を・・・・・・・・・・・・・・。」

猫は静かに息を引き取った・・・・・・・・・・・・・・・・・。

化け猫「いや・・今なら・・まだ・・間に合うかも知れない・・待ってろー!!!!!!!」

化け猫は・・自分の尻尾に結んである・・封印の紐を解いた・・化け猫の尻尾が4本に別れた・・尻尾の数だけ命が在るのだ!

化け猫は大きく息を吸い込んで・・4番目の魂を最愛なる猫の口に吹き込んだ・・しかし・・何の反応も無い??

化け猫「おい・・生き返ってくれ・・どうしてだ・・何故・・生き返らない? 遅かったのか??」うわぁあああああああああ!!

猫を蘇生させる為には・・元の魂が離れる前に・・魂を吹き込まなくてはならないのだ・・。

自分は何度も生き返っているのに・・・化け猫は・・初めて・・命の重さをしったのだ。

続く!笑
                      byなりぼ





第4話 償い


最愛なる猫が亡くなって・・3日目の月夜の晩だった・・・・・・・・・。

化け猫は・・塒の洞穴の中で・・ずーつと・・亡骸を見ていた・・・・・。

「みゃぁー!」洞穴の中に・・今にも消えそうな程の・・声が響いた?

「えっ?」化け猫は・・亡骸を見た・・少し温かい・・幽かな息が・・胸に耳を当てた・・弱弱しい・・鼓動が聞こえる!!

化け猫「おぉおおおおおおおおおお・・・生き返ったのか・・さぁー・・目を覚ましてくれ!!」

しかし・・猫は・・何も言わない・・眼も開かない・・??でも・・ 体は・・大切な猫の姿だ!

化け猫「生き返ったのじゃ無いのか?俺だ・・俺だ・・判るか?」

その猫の尻尾が微かに動いたが・・眼も開かないし・・口も開けない!!

化け猫「おまえ・・もしかして・・眼が見えないのか? それに・・喋れないのか? なんてこった・・俺が俺が・・無理に・・

・・おまえを生き返らせようとしたから・・こんな事に・・。」うぅわぁああああああああああ! すまん・・許してくれ!!

化け猫「そー言えば・・おまえ・・何時も言ってたな・・寿命なんて・・長ければ良いって物じゃない・・短くてもどれだけ・・

・・生き方が充実していたかだって・・与えられた命をどれだけ一生懸命に使えるかだって・・陽炎(かげろう)の寿命は一週間しかないけれど

・・その短い期間に自分の全てを燃やして死ぬの・・生き物によって・・寿命の長さは様々だわ・・10日の命も有れば100年の命も在る!!

でも・・それは私達に与えられた物・・あたえられた期間・・だから・・私達はその期間を時間を最後まで大切に生きなければならないの

・・まして・・貴方は・・まだまだ・・100年も200年も生きて行かなくてはならないのだから・・しっかりね!!」ははは・は・・は

・・何時も怒られてばっかりだった・・・・・・・・・・・・・・。

猫は「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」何も言わない・・・・。

化け猫「そーだ・・俺がお前の眼になる・・口になる・・足になる・・お前は・・ただ・・其処に居てくれれば・・それだけでいい!

償いの・・足しにもならないが・・今の俺には・・そこまでしか出来ないんだ!!ごめんな」そー呟きながら・・その猫の世話をした!

静かに・・時は流れた・・10年・・15年・・そして・・・20年目の満月の夜!!

「みぁあぉー!みゃあぁおぉー!」猫が鳴いた!!!!!!

化け猫「おい・・おい・・声が・・出るのか?」化け猫は・・その猫の体を揺すった・・。

温もりが消えていくのが・・化け猫の手に伝わってきた・・・そして・・息が消えた・・・・。最後の鳴き声は俺に何を伝えたかったのか?


ただ・・・最後に猫が微笑んでくれたような気がした!!

続く!笑

                    byなりぼ



第5話                    冥界


化け猫は7つの魂のうち・・3つを自分の生命維持の為に使って300年生きている。

そして・・4番目の魂を最愛なる・・猫の為に使った・でも・30年で死んでしまった。

化け猫「命って・・なんだ? 神っているのか?俺は神なんて信じない・・絶対に・・そして・・許さない!」

化け猫は泣いた・・5年・・10年・・泣き続けた・・。

化け猫は悔やんだ・・一度ばかりか・・二度も・・愛する者を失うという例え様もない悲しみを味わったのだ。

化け猫は叫んだ・・10年・・20年・・叫び続けた・・涙も枯れ果て・・声も出なくなって来た頃・・

自分も死のうと思ったが・・ふと・・化け猫は命の契約をした事を思いだした・・其れは妖術で魂を貰う時の契約条件だ!

この世の魂の数と云うのは限りが在るのだ・・・・一定の魂は消去再生を繰り返すのだ・・再生出来ない魂も・・?

普通・・死んだ者の魂は1000年経てば・・前の記憶が消え・・其の時点で再生されるのだが・・

他の物を殺したり・・或いは自分で命を絶ったり・・その他には・・生前・・余りにも強い記憶が残って

しまった場合は・・前の記憶を消すのにとても時間が掛かるのだ。

毒物を浄化するには時間がかかる・・それが強ければ強いほど・・浄化は難しくなる。 

人間・・長生きすると・・少しずつ・・子供に帰っていく・・記憶が浄化し易いように・・。

其れから・・死んで魂の世界にきたら・・生前の記憶の質や量によってコースが選別されるのだ・・ゴミの日の分別のように・・?

暗闇の世界やら・・氷の世界・・或いは・・南国の楽園?? 等に飛ばされるのだ。

更に・・浄化して・・再生される時点でも・・猫が猫に再生され・・人間が人間に必ず再生される・・決まりはない!

虫になったり・・樹木になったり・・様々だ・・生物ならマシな方かも知れない・・?

因みに化け猫が絶対に再生されたくないのが深海魚だ! その中でも最悪なのは「鮟鱇」だ?ちょうちんアンコウ? 深海の冷たく暗い暗い・・闇の底でひっそりと

獲物を狙い・・やっとこ・・光を見れる時には・・漁師に釣り上げられ・・そして・・針に吊るされ・・腹を切られる!恐ろしい!

猫にとって・・魚は食べるものだが・・魚になるなんて・・ましてや・・鮟鱇だけは・・嫌だ!化け猫は思った!

化け猫は・・自分の妖術の力と7つの再生不可能な魂を交換したのだ・・7つの魂は怨み憎悪・怨念・嫉妬・怒り・・禍々しい程の

悪意に満ちている魂だ実は罪人の魂なのだ!余りにも残留思念が強すぎる為・・浄化することも出来ず・・無の世界に封印したのだ。

交換条件の1つには・・少しでも・・其の魂を浄化すること・・。

そして・・2つめは・・浄化・・出来ない場合は・・自身がその7つの魂の代わりとなって・・永久に其処に居ること?

音も光も無い・・沈黙の闇世界・・へ。

化け猫は思った・・死んで生まれ変わっても・・全てが消されるのだから・・今の自分じゃ無い・・愛した猫の事も消されてしまう・・

・・それに・・永久の無の世界なんて・・まっぴらだ!!今・・死ぬことは・・最愛の猫に対して一番の裏切りだ!!

生きよう・・まずは生きよう・・目的が見えないなら・・何でもいい・・取りあえず・・作ろう・・そのうち・・本当の目的が見えて来るかも知れない

・・何かしていれば・・少しずつでも前に進めば・・何かが・・有るかもしれない!

続く!笑

                    byなりぼ


第6話                  優しい記憶


あの猫と出逢うまえまで・・俺は・・好き勝手に自分の思うがままに・・嫌な事からは目を背け・・ただただ・・生きていた!

是といった目的も持たずに・・ただただ生きてきたのだ・・全てが無駄だったとは思わないが・・いつも何かが足りなかった?

今思えば・・馬鹿ばっかりしてきた人生だ・・・相当な悪さもしてきた・・人間共とグルになって・・金儲けもした・・もちろん・・

それはそれで・・楽しい時もあった・・金や名誉も・・浮かれるのは始めだけ・・何年も経てば・・当り前の様になってしまう・・。

全てを使い果たして・・一文無しになった事もある・・貧困も飢餓も・・何年も続いてしまえば・・当り前の様になってしまうのだ。

あの頃の俺には・・守りたい物など・・一つも・・なかったからな・・自分さえも・・はぁはは・・は!

失う物など無い奴の強さ・・俺はそれが強いことだと・・思ってきた・・でも・・あの猫と出逢って・・それが俺の勘違いだと解ったのだ!

人間共は・・相も変わらず・・戦争している・・一部の血を流す事など知らない者に踊らされて!

巻き添えを食った奴らは・・訳も分からず・・ただ・・身近な者を守る為に仕方なく戦う・・愚かな世界だ!

俺は戦争で食べる物も無くなり・・草を食べ・・血に染まった河の水を飲んでいる・・人間達も何度となく見てきたからな。

猫は少なくとも・・人間共の様に・・相手を殺しまではしないのだ・・怪我が原因で死んでしまうことは稀にあるけどな!

互いに・・縄張を牽制するぐらいだな・・というより・・本来・・猫は「寂しがり屋の一人好き」だから・・犬共の様に怒涛を組んで・・

集団で行動をしたりはしない・・だから・・戦争なんて成らないのだ!!

俺は猫なのだ・・地位も名誉も金も関係無い・・そんな・・物は少しも欲しくは無いのだが・・ほんの少しだけ

・・「優しい記憶」が欲しいのだ・・自分が優しい気持ちになれる記憶?

相手に対して・・優しくなれる記憶? 良くわからないが・・もし・・闇の世界に堕ちたとしても・・・・・そこで過ごせる位の記憶!

あの猫の優しい笑顔の様な・・・・・・・・・・・・。

化け猫は・・「優しい記憶」を捜す旅に出ることにした・・・・・・・。

続く!笑             

                     byなりぼ


第7話                   出逢い                


化け猫は・・「お前の様な・・優しい記憶を見つけたら・・きっと此処に戻ってくる・・そして・・お前に報告するよ」

そーう言って・・猫を埋め・・ 置き石に手を触れた。 猫が好きだった・・桜の苗木を植えると・・・・・・

化け猫は・・風のように・・森を抜け・・山を下りた・・・・・・何日か駆け走った末に大きな街にたどり着いた!!

人間達が大勢いる・・ふと・・あの猫が街に住んでいた時の話をしてくれた事を思い出した!

化け猫「此処に・・住んでいたのか?しかし・・殺伐とした所だ・・ビルの谷間やら・・あちこちに猫がいるが挨拶どころか・・

・・尻尾も振りやがらねー!!」

化け猫は・・町の裏路地を駆け巡った・・星も朧気(おぼろげ)に浮かんでいる・・猫も街も荒んでいる・・・。

化け猫「山に居た猫達は薄情な奴らだと思っていたが・・此処にいる猫共よりマシだったかもな・・あの猫が良くこんな処に住んでいられたな

・・??」

そんなこんなを考えながら歩いていると・・街角の建物の1階の部屋の窓から・・明かりが射していた?

化け猫「ん?窓が空いている・・どれどれ!!!」覗き込もうとした時・・・・・???

「ああああぁあああああああ・・・・ねこたん!だぁああああ・・ねこたん・・ねこたん!!可愛い・・ねこたん!!」

化け猫「うぅわぁああ・・・?なんだ?なんだ??」突然・・目の前に現れた・・顔に・・ビックリして不覚にも腰を抜かしてしまった!

暫くして・・ようやく落ち着きを取り戻した・・化け猫!!

化け猫「なんだ・・ただの人間のガキんちょじゃないか・・まったく!! しかし・・こんな深夜に何故?起きているのだ?」

子供は相変わらず・・「ねこたん・・ねこたん!」と喚きながら・・はしゃいでる?一体・・なんなんだ・・この子供は??

化け猫は・・不思議な気持ちに包まれた? それも・・そのはず・・これまで・・怖いとか・・恐ろしいとしか・・言われたことの無い・・

・・化け猫だ・・どちらかと言えば・・猫よりも山猫や豹に近いのだ・・そんな・・化け猫に対して・・「ねこたん」だ!・・更には「可愛い」

・・まで付けているから・・化け猫は戸惑って当り前か?? 化け猫は・・その子供に頭を撫でられたり・・ヒゲを引っ張られたり・・

好き放題に・・オモチャにされている? 何故か・・怒る気もしない? ふと・・気配が感じられたので身を隠した???

ガチャッ「早く寝なさいー!! 先生とお母さんにいうわよ!それに深夜3時になると・・お化けがでるのょー!」俺のことか?

化け猫は人の言葉もある程度理解ができる・・実は「ひらがな」だって書けるのだ!どうやら・・此処は人間の病院みたいだな!

子供「はーい!!お休みなさい・・・。」と・・子供は寝た振りをした!!

見回りの看護師が出ていくと・・子供が・・静かに・・言った!「ねこたん・・どこに居るの?出てきて!」

化け猫は神通力で子供に話しかけた!「おまえ・・病気なのか?」

子供「わぁーねこたん・・しゃべれるんだ! わたしね・・びょうきじゃ・・ないよ・・だってげんきだもん!」

化け猫「じゃーなんでここにいるのだ?」

子供「わからないもーん・・おそとにも・・だしてもらえないの? なんで?」

化け猫「俺に聞かれても・・??」

子供「だから・・ときどき・・まどから・・そとをのぞいているの!でも・・いつも・・おなじでつまんなかったの!

でも・・きょうわ・・ねこたんがきてくれて・・わたし・・とっても・・うれしかったのー!・・ねこたんがいてくれれば・・もう・・ひとりじゃ・

・・ないよね・・もうー・・・。」笑顔が一転して・・沈んだ?スグにまた・・一人になることを知っているのだ。

化け猫「・・・。また来るから・・絶対な・・約束だ!」そー言うと・・化け猫は子供と指切りをした・・小さなてだけど・・温かい?

化け猫は・・子供の手の平のぬくもりに・・少しだけ懐かしさと優しい気持ちになった!!

子供「待ってるよー!ねこたん・・まどをあけて・・。」

化け猫「風邪をひくから・・窓は閉めとけ・・俺が開けるから!」そして・・風の様に・・子供の目の前から消えた!!

続く!笑

                         byなりぼ 

 

第8話 籠の鳥



化け猫は週に2・3度は・・子供の病室に顔を出すようになった・・化け猫自身も・・その子供の笑顔を見ていると心が落ち着くのだ!

化け猫は・・此処へ来るたびに・・その子供に・・自分がこれまで体験した出来事を聞かせた!! 「大切な桜の木の話」や・・・

「3メートルもある・・大きな魚と格闘した話」「オーロラの森の迷路に迷った話」「滝に架かる虹の滑り台から落ちた話」などなど・・

子供は瞳を輝かせて・・嬉しそうに聞いている・・そんな子供の姿を見て・・化け猫の心の中の闇が少しだけ晴れていくのを感じていた!

化け猫「じゃ・・また来るからな・・窓はちゃんと閉めるんだぞ!」

子供「ぜったいだょ・・まってるからー!」化け猫が振り返ると・・窓から・・いつまでも・・こつちを見ている!

化け猫は口から冷たい息を吐いた・・子供は仕方なく・・窓を閉めた。

化け猫が帰る途中・・医者と看護師らしき者が・・あの子供の事を話しているのに気付き・・足を止めた!

化け猫は妖術「聞き耳」を使うために腹を押さえた・・そして丸くなって寝ころんだ? 化け猫が目を閉じると・・耳が3㎝ほど大きくなった・・

・・さらにヒゲが5㎝ほど・・伸びた?? 感度が良さそうだ・・・鼠の足音まで聞こえる?! 化け猫は集中した・・・・・・。

看護師「先生・・あの子に言って下さい・・窓を閉めるように・・私・・何度も言ってるんですけどねー!」

医者「そーだな・・いくら夜にしか遊べないといっても・・外の冷たい空気も体に良くないしな・・わしからも言っておくょ!」

看護師「しかし・・やっかいな病気ですね・・色素性乾皮症って・・紫外線に当たると火傷するし・・免疫も弱いから・・スグに風邪ひいたり・・

・・食べ物も気をつけないとイケナイシ! 親御さんも大変ですねー!此処に来て・・もう3年か? 今6歳ですよね!学校も行けないし?」

医者「そーだな・・思いきり遊べるのは夜だけだからなー!わしも・・強いことを言えなくて・・いかんいかん・・。」

看護師「でも・・可哀想で堪らない・・一番お外を駆け回りたい年齢なのに・・走り回れるのは病院の中だけ・・まるで籠の鳥ね。」

医者「あの子が大人になるまでに・・こんな病気が簡単に治せるようになればいいな!!見てて・・辛いよ!」

看護師「でも・・今日はちゃんと怒って下さいよ・・ちゃんとね・・窓を閉めるように・・あの子の為にも・・私も辛いんですょ」


化け猫「うーん・・そーだったのか・・? とにかく外に出られないんだな・・でも・・俺・・いつも・・窓を閉めて帰るんだけど?」

子供は・・毎日毎日・・化け猫が来るのを楽しみに待っていたのだ・・週に2・3度ではなく・・毎日毎日・・来る日も来る日も・・。

次の夜・・化け猫は心を鬼にして・・子供に・・窓をちゃんと閉めないと・・もう此処へは来ないと伝えにきた!!

子供「ごめんねー・・わたし・・ちゃんと・・まどをしめるから・・こないなんていわないでー!!ごほ・・げほ・・?」

化け猫「ん?どーした・・風邪か?顔色悪いぞ??えっ・・息が荒い??」

子供「ね・・・こ・・・た・・・・・・・・・・・・・・・ん」

化け猫の目の前で・・・子供が倒れた・・・戸惑う・・化け猫・・色々な記憶を辿った・・そうだ・・ベッドの近くのスイッチだ!!

どこかで・・人間が倒れた時・・そんな風景を見たことがある。子供の意識が無い・・・今は・・それしか・・。

化け猫「おい・・しっかりしろ・・今・・誰かを呼ぶからなー!!」化け猫は・・ベットの傍らにある・・ボタンを押してみた!


               ぴんぽーんんんんんんんんんんん!!!ぴんぽーんんんんん!!

早く誰か・・来てくれ・・この子供を・・助けて・・・・・・・・・・・・・・・・。

化け猫は・・一瞬・・5番目の魂が頭の中を過ったが・・あの猫の事が浮かんだのだ。

暫くして・・看護師と医者の足音が近づいてきた・・化け猫はベットの下に身を隠した!

看護師「ノリちゃんのイタズラかー?今日は・・先生に・・叱って??えっ・・ノリちゃん?先生・・早く!!」

医者「どーした・・ん・・早く・・ベットの上に乗せるんだ・・んーん・・これはイカン・・肺炎を起してるかも知れない!!

さっ・・早く・・診療室に運べ・・急いで・・・。」

化け猫は・・とっさにベットの裏側にしがみついた・・・・・・・・・・・・・・・・・。死ぬなよ・・・・。

続く!笑

                          byなりぼ




第9話                      命の選択


診療室に運ばれた子供は・・色々な診療器具で検査されている・・何人かの看護師はバタバタと動き回っている・・化け猫は子供の具合を

祈りつつも・・診療室の目立たない隅っこに身を隠した!!

看護師「脈も落ちています・・心音も低下しています・・ 先生・・ご両親を呼びますか?」

医者「んーん?その方が良いかもな・・普通の子だったら大丈夫なのだが・・免疫力がほとんど無いからな・・我々は出来ることを全てするだけだ・・

・・あとは・・この子が・・どれだけ・・生きたいと思っているかの気力だけだ!!」

化け猫は思った・・さっき・・俺は・・あの子に・・もー来ないって言って・・急に顔色が悪くなって・・あの子は・・・あぁああ!

俺なのか・・あの子を・・こんな風にしたのは・・・。

しばらくして・・この子供の両親が駆けつけて来た!

お母さん「ノリ・・しっかり・・先生・・助けて・・お願いします・・ノリを助けて・・ノリはまだ・・こんなに小さいです・・うぅっ・・

・・大好きな動物や・・広い海も・・何も知らないです・・本やテレビの中でしか・・うぅわぁあああ」

医者「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やることは・・出来る限り・・・やりました・・ただ・・・。」

お父さん「先生・・ただ・・何ですか・・私はノリに少しでも長く・・生きて・・そして大好きな動物を肌で感じたり・・奇麗な花や・・

・・自然をこの子の眼で見せてやりたい・・この子には・・これから・・まだまだ・・素敵な未来が待っているはずなんです・・先生・・

・・ノリをノリを・・助けて下さい!」

医者「お父さん・・まぁー落ち着いて・・私にも娘がいます・・気持は充分解ります・・私達もまだ・・諦めてはいません・・・・。」

看護師「お父さんお母さん・・今日明日が・・山場になるでしょう・・ノリちゃんは一生懸命頑張っています・・ノリちゃんなら・・絶対に

乗り切ります・・だから・・お父さんもお母さんも・・気を強く持って・・・・。」

化け猫もまた・・命の会話を聞きながら・・悩んでいた・・・化け猫の脳裏に・・この子の笑顔や笑い声が・・きらきらした瞳が・・交差する・・

・・何日かまえに会ったとき・・大好きな苺ショートの生クリームを食べさせてくれた・・余程・・好きだったのか・・化け猫が食べる寸前まで・・

・・生クリームを・・じぃーつと見ていた・・物欲しそうに・・俺のために随分・・我慢したのだろう!!

この子は俺の為に・・大切な物を我慢したのだ・・俺は知っている・・子供と言うのは悪意なき悪さをするのだ・・無邪気・・物・・そして・・

・・余程のことがないと・・我慢出来ない・・生き物なのだ・・・この子はそれを我慢した・・その小さな命が今・・消えようとしているのだ・・

・・余りにも短すぎる・・儚過ぎる・・と・・同時に・・4番目の魂で蘇生した・・猫の事が頭に過るのだ・・。

子供の命は・・後・・数時間・・命の選択を迫られる・・化け猫であった。

続く!笑

                        byなりぼ



第10話                 ありがとう


時間は刻々と過ぎていく・・子供の気力も次第に落ちていく・・子供の両親は必死に傍で祈っている・・・・。

化け猫は・・決めた・・助けるんだ・・後の事は・・後で考えればいい・・今はそれしかない!!!

化け猫は・・妖術・・猫足「俊足」を唱え・・蔭から様子を伺った・・・。

子供の・・心の糸が切れようとしている・・5番目の魂を与えたいが・・・両親がぴったりと離れない!

そのとき・・子供の口から・・「ね・・こ・・・ご・・め・・?」うわごと?

両親が・・先生に・・伝える為に・・部屋をでた・・・と同時に・・化け猫は尻尾の封印を取り・・子供に5番目の魂を吹き込んだ!

化け猫「間に合ったか? 頼む・・意識を戻してくれ・・・・・・・・・・・。」両親が医者と戻ってくる・・・。化け猫は影に隠れる!

両親「先生・・ノリの意識が・・ノリが何か・・言おうと・・・。」医者は・・えっ?という顔をした?

医者「スグにみますね・・どれどれ?」脈をとり・・瞳孔を見て・・心音を確認した・・。

両親「先生・・どーなんです? ノリは・・ノリは?」

医者「お父さん・・お母さん・・もー大丈夫ですよ・・無事に峠を乗り切りました・・しかし・・ノリちゃんは良く頑張ったねー!

実は・・私達も乗り切れるか・・少しだけ心配だったのです。」

両親「先生・・有り難うございます!!」両親は泣いている・・・。医者は・・首を傾げながら部屋をでた!

医者は・・歩きながら・・思った今日は不思議な事ばかりだ・・ノリちゃんが倒れた時・・誰が呼び鈴をおしたのだろう?

それに・・あの子が今日・・乗り越せる確率は・・3%もなかった?? 奇跡? あの子の生きたいという想いが死をも勝ったのか?


         それから・・数週間・・子供は元気に笑顔で走り回っていた・・・・。

しばらく・・化け猫も・・顔を出さなかったが・・ある決意をもって・・病院に現れた??? 子供と逢うのは最後にしようと思ったのだ!

化け猫「よーぉー!元気そうだな!!」

子供「あっ・・ねこたん・・きてくれたの・・このまえ・・わたし・・たおれたときに・・ゆめ・・みたのー! ねこたんをおいかけても・・

・・どんどん・・どんどん・・わたしから・はなれてくの・・おいかけても・・おいかけても・・?」

化け猫「そっかー! そんな・・夢を見たのか・・それは本当の夢だな! 俺は・・大切な友達と会うために暫く・・旅に出なくてはならないんだ・・

・・だから・・おまえともしばらく会えないのだ・・その代り・・おまえに此れをやろう!」と・・木の実を子供に手渡した!

子供「ありがとう・・でも・・これ・・なんの・・み?? わたし・・ねこたんがいてくれたほうがいい・・・・・・・・。」

化け猫「その実は俺の大切なお守りの様な物だ・・おまえがもし俺に逢いたいときは・・その実を育ててくれ・・大きく育って・・樹になったとき・・

また・・おまえの前に現れるょ」子供は・・泣きそうな顔をしている・・。

子供「わたし・・そだてる・・このみがおおきくなるように・・おおきくなったら・・ぜったいにきてね・・わたしのこと・・わすれないでね・・

・・そーだ!! ねこたんに・・これあげる!」子供は化け猫に紙を手渡した???子供の顔の写真が入った診察券だ・・・。

子供「ねこたん・・きょうまで・・あそんでくれて・・「ありがとう!!!!」 また・・あえるよね!きっと・・。」精一杯の笑顔を振りまいている。

化け猫「あぁーあ!逢えるさ・・また。」 化け猫の眼から・・涙がこぼれそーになった・・時・・化け猫は風のように消えた!!


化け猫「ねこたん・・ありがとう・・か! ありがとうを言うのは俺の方だ・・どれだけ俺がおまえの笑顔で癒されたか・・。」

また・・・いつの日か・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

続く・・のか?笑

                        byなりぼ
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