なんでやねん?ドラキュラ!

猫魂外伝は猫魂(名も無き猫の物語)のエピソード0になります。ぶぶぶ。
自分の中では絶賛連載中♪(* ̄∇ ̄*)でへへ!!

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其ノ拾五

2017年09月15日 | 猫魂外伝 舞闘戦記編



パン師匠「思えば...あの数年間がわしにとって一番幸せだったかも知れぬな....。ごほ..げほ。
数ヵ月後...わしと茶々は結ばれ夫婦になった。 そして...皇帝と約束した最後の戦に出掛けた。
茶々の笑顔に見送られて....。
最後の相手だけに双方の力はどちらが勝っても負けても可笑しくない接戦じゃった。

度重なる戦いで流石に我が軍も疲れが出てきた....。最後の力を振り絞る....。

永く激しい戦いは辛うじて..わしが率いる軍が勝利を治めた。わしは愛する妻が待つ村へと帰路を辿った...。
戦い疲れなのか何なのか...帰路の途中の森の中で意識を失い倒れてしまった。
わしは夢を見た...。あれは我等が信仰する..くまくま救世教会の女神!ヒグマのヒッキー様♪ ヒッキー様はわしのそばに歩み寄り..ポッケからサクマドロップと書かれた飴の缶をを取り出した。
女神が缶を振ると金色に輝く飴が一粒! 女神は項垂れて残念そうにわしの手の上に飴を乗せた。
女神が一言...それは金柑ハチミツ飴ね....本当は桜色のサクマドロップを出し上げたかったのだけど..。 そー言うと..わしの目の前から女神は消えた。はっ!!わしは眠っていたのか..あれは夢か幻か。
ただ...わしの手の平にはハチミツ飴が? わしは口の中に飴を放り込んだ...少しだけ元気が戻った様な気がした。 こんな所で時間を潰している場合じゃない...早く茶々の元へ!!
こんな傷など...茶々の笑顔を見れば直ぐに回復出来る.会いたい...早く逢いたい!!
わしは残る力を振り絞り..森を駆け抜けた...ただ...愛する茶々の元へとひたすらに駆け抜けた...。
おぉー!! 見えた...村だ♪ 

うわぁああああああ!!  こ..これは....一体...何なのだ..どうして...なんて事に....。わしは混乱した。

わしの目の前には...血の気の無い..村人達の無惨な残骸が....荒らされた家々...幼い子供達迄もが...。

茶々..茶々..茶々ぁああああ!! 何処だ...何処にいる...わしだ..帰ったぞ...出てこい....お願いだ!!

茶々は四人の村人の子供を守る様に抱き抱え...息絶えていた....。

おい...茶々...起きろ...帰ったぞ...何している...いつもの様に笑顔で出迎えてくれ!! 
おいおい...そんな所で項垂れてないで.....。 茶々....茶々....ちゃ...ちゃあああああああ!!!
うわぁああああああああ!!  んんっ...まだ..少しだけ温かい...お前をこんな目に遭わせた奴はまだ近くにいる!! 茶々...すまん...少しだけ待っててくれ.....。

己ぇえええ!! 茶々をこんな目に遭わせたのは誰だ...許さん...絶対に許さん!!!!

敵の逃げ延びた残兵が村を襲ったのだ!! 元々はこの村も我ら皇帝の軍が奪い取り支配下に置いた物。わしより地理に詳しくても...何ら不思議ではない...ただ...道で倒れているわしを捨て置いて...何故..村を襲った?
暫くして...わしは村を襲った残兵を見付けた....そして口では言えぬほど滅多滅多に打ち砕いた..原形も判らぬ程に!! そして...直ぐ様...茶々の元へと戻った。 
茶々...遅くなってすまん。無事に最後の戦を終えて...お前の所に戻って来たょ!! もう...戦に行かなくても良いんだ...これからはお前と二人でゆっくりと過ごせるんだ....ずーっと。
茶々...いつも言っていたよな。戦争なんて早く無くなれば良いのに...殺す者にも殺される者にもきっと大切な人や家族があって...誰もが愛情がこもった温かなスープが飲みたいはず...戦場で血の滲んだ水で喉を潤すよりも...。守りたいと言う想いは互いに同じな筈なのに互いに殺し合う。
私には理解出来ないわ! 何の為の戦争...誰が為の戦争なのかしら?   
そーだな...茶々の言う通りだ...何の為の戦争だろうな....。でも...もう終ったよ...此れからは村の者達やお前と..ゆっくりと過ごせる...茶々にはいつも元気や勇気を貰ってばかりで...ようやく返せる時が来たな。最後の戦が終わったら何倍にもして返そうと思っていたんだ♪
.........................。 なのに....何でだ....なんなのだ?  これでは返せないではないか!!
眼が見えないのなら...俺が眼になろう...腕を失ったのなら俺が片腕になろう....足を失ったのなら俺が片足になって...お前の好きな場所へと運んでやろう!! なのに...なのに...死んでしまっては....何も返せないでは無いか!! 生きていてくれればこそ...。うわぁああああああ!! 茶々ぁああああ!!!

あれから...どれ程の月日が経ったかのーう? あの日以来...ずーっと身を隠す様に隠頓生活。
ささくれた生活が続いておるな。笑
毎年 十五夜お月様の満月..笹団子と十六茶を茶々に供えているのじゃ。茶々は笹団子が好きじゃったからな! こんな些細な事しか出来ないが...争い事が嫌いな茶々なら笑って許してくれるだろう。
以上がわしの現在に至るまでの状況じゃ!! 久方の来客に嬉しくて話が長くなってしまったわい。笑
ところで....レンよ...お前には守りたい大切な者はいないのか? 」

レン「大切な者...。」 レンの頭の中に...ふと鈴の顔が浮かんだ。
パン師匠「ぬふふふっ...誰やら...大切な者の顔が浮かんだ様な顔じゃな...ぶぶぶ。」
レン「しかし...あの海を越えて..どうやって帰れば良いものか?」
パン師匠「それなら案ずる事は無い...わしの古くからの友人の白ナガス鯨を紹介してやる!笑」

かくして..レンは日出国へと帰る事と成った。

パン師匠「長旅に成るゆえ...これはわしからの餞別じゃ♪」 パンはレンに怪しげな袋とメモを手渡した。
袋の中には金色の粒が入ってい? メモには...ねこたま! ひでん! と書かれている。
ヤモリの黒こげ尻尾..コウモリの...睾丸..等など100種類の材料の名前が..ひらがなで書かれている!
とても怪しげなレシピだ!! 全ての材料を弱火で煮詰めること三日間...焦がさぬ様に鍋底をかき混ぜる様にと書かれている!!汗。
パン師匠が言うには一粒で200m...鬼神の如く走れるそうだ? 山で遭難しても一粒で空腹も無く...三日間は過ごせるとの事?? 益々..怪しい!!  それにしても強烈な匂いだ...うげっ!!

レン「パン師匠..何から何まで有り難う御座います♪ 師匠との出逢いは一生忘れません!! では...これにて。」
レンはパンが紹介してくれた白ナガス鯨と海を渡った。
航海の途中...お腹が減ったので猫玉を二粒飲んで見た。 んんんっ!! あららっ?? 体が熱い!!
うぉおおおおお!! 体内から凄まじいまでのエネルギーほとばしる!! 全身が下半身がパンパンだ!
恐るべしパン師匠。ほげ。 航海中...レンはパン師匠の言葉を思い返していた。
パン師匠「レンよ強くなりたいか...それなら守るべき物を持つ事じゃ。守る物が見付かると良いな..もし見付かったなら大切にするのじゃぞ...わしの様に後悔せぬように....。」
レンは長い間...心の何処かに見失っていた小箱を見つけた様な気がした。

              おわり







    
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