なんでやねん?ドラキュラ!

猫魂外伝は猫魂(名も無き猫の物語)のエピソード0になります。ぶぶぶ。
自分の中では絶賛連載中♪(* ̄∇ ̄*)でへへ!!

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其ノ拾

2017年07月17日 | 猫魂外伝 舞闘戦記編



鍋島藩の姫様と家老一行を引き連れて...レンはもっこり山に向かう!
丸二日掛けて..要約..目的地もっこり山にと辿り着いた。 此処やかしこと美しく咲き乱れる山桜に姫様が乗った篭も心なしか軽くなる。
後は急斜面の岸壁を越えれば...熊鉄の住処。ただここを越えるには篭を置いて行かなければならないが.....。 困った顔をする過労にレンが言った。
レン「過労殿...姫様を俺の背中乗せろ!!」
過労「大切な姫様を落とさないで下さいよ!! 姫様...こちらへ♪」
姫様「うわぁーあ!! 立派な山猫さん♪」姫はレンを見ても驚きもせずに抱き付くように背中に股がった。
過労「猫好きの姫様には敵いませんな...大きな山猫に驚きもせず!」笑
レンは神通力で優しく話しかけた。
レン「しっかり掴まっていろよ! じゃ...行くぞ!!」 姫を乗せたレンは岸壁を軽やかに駆け登って行った。
過労「うぉーおおお!! 珠姫様が...もののけ姫に♪ うぉーおお! 我等も続くぞぉおおお!!!」
グキッ!! 一歩目から..足を挫く過労であった。ぼそっ。
姫達が熊鉄の住処で御茶会をして愉しく和んでいる数時間後に擦り傷だらけの過労一行が辿り着く。
鈴「過労様..いらっしゃい♪ 大体の事はお聞きしました。さっ...こちらへ♪他の皆様も♪」
過労「ぎょぎょ...ここの猫達は皆..喋れるのか?」
珠姫「過労さん...ここの温泉..とっても温まるわよ♪皆と一緒に浸かってきなさい。擦り傷にも効きそうだし。」笑
過労「あんなににこやかな姫様を見たのは逸しか振りだろう。」
楽しげな会話が弾むなか...過労がレンに...何故..武道大会に出ようと思ったのか理由を尋ねた。
レンは武道大会で自分が選ばれて願いを叶える事が出来たら...もっこり山を自分の所有地にしたいと答えた。 熊鉄が率いる大切な仲間の猫達が平穏で幸せに暮らせる場所として。
永く放浪していたレンにとって...もっこり山は桃源郷の様な場所なのかも知れない。幾つかそんな場所は在ったのだが...レンの目の前で浮かんでは消え消えては浮かぶ幻だった。
でも...もっこり山は違う...熊鉄がいる..鈴がいる...リュウがいる...その他..大勢の山猫達も。夢や幻ではない...確かな存在として。 夢や希望も無くさまよい放浪していたレンにとって...守りたい存在に出逢った事は...生きる希望であり...目標になった。
皆...レンの秘めた思いを聞き....真っ赤に目を腫らして震えていた。
過労「レン殿の想いに感服いたしました!! ただ....今の世は人間社会。猫がどれだけ立派な願いを言っても...猫の言葉など...まともに聞く者はいないだろう。 そこでワシからの提案なのだが..レン殿が選ばれた暁には...この..もっこり山を鍋島藩所有の山と致したらどうだろう。勿論...建前としての事だが。 鍋島藩の所有の山と成れば...一般の人間達も...うっかりとは入れない!! ただ..1つだけ...こちらの方の条件も聞き入れて欲しいのだ。条件と言うより姫様の立っての願いなのだけど。汗。
それは...鈴さんに三年間..姫様の傍に使えて奉公して欲しいのだ。 姫様警護の山猫となれば..殿も喜び...どんな条件や願いも受け入れてくれるだろう。 悪い条件では無いと思うのじゃが? 如何だろう。 受け入れるも断るも鈴殿の胸ひとつ!! あっ...そうそう..毎日美味しいご馳走の三食昼寝付きなのだけど。ごほ..げほ...。」大汗。
熊鉄「おい...鈴...騙されるな...そんな美味しい話があるはず無い!! 心配なので俺が代わりに行く!!」
過労「うげっ...。熊鉄殿..それは無理で御座います。猫好きの姫様が来て欲しいのは真っ白で綺麗な山猫の鈴様で御座います。熊の様な大きな山猫では御座いません!! 汗。」
鈴「私..行くわ!! 私が傍に付いて珠姫様を守る♪ 鍋島藩は今..跡目争いや何やらで大変なんだって。 珠姫様が..もっこり山に来たのも...悲しい顔をする珠姫様を心配された殿様が笑顔を取り戻して欲しいと...花見を持ち掛けたからなんだって。 兄さん..いえ...兄様♪三年なんてあっという間!
三年経ったら...お土産一杯持って帰ってくるわ!」
熊鉄「お前が深く考えた事なのだな...それなら俺は反対しない。無事に戻ってきてさえくれれば!!」 
レン「話しは決まった様だな。その前に俺が試合に勝ち抜かなければ..今の話しは無い...。絶対に負けれない戦いだな!! 試合に備えてゆっくりと休んでおくか!! 笑」

数日の時がたち...レンの試合の時が訪れた。レンは試合会場へと向かった。 鈴や熊鉄..珠姫..過労は...然るべき変装をして..後から試合会場に向かうことになった。
レンがたどり着いた試合会場にはそうそうたる強者達が集まっていた。
レン「沢山いるが本当に強いのは数人か? 絶対に負けられないから油断は大敵だな。もっと集中力を高めて置かなければ!! よし...次が俺の出番だ!! 行くか!!!」 

レンの前に熊の様な大きな大男が立ちはだかった..手には鋭い刃先の槍を携えている。

大男「ぬふふ...どんな相手かと思ったら可愛い猫ちゃんじゃないか!! 熊をも退治してきた俺様が相手だとは運が悪いな!! この槍の餌食にしてやる!!」 でぇいやぁああああ!!
大男がレンに槍を振りかざして来た! レンは槍をするりと交わし...振り下ろされた槍の刃先に乗っかった。さしずめ弁慶と牛若丸というとこか? 終いは大男の頭の上に乗っかる始末。
レンは大男の耳元で囁いた...。早く降参しないと死ぬよ.....。大男の首筋には鈍く光る...レンの隠し剣...猫の爪が....。
大男は地面にヘタりこんだ。 額から大粒の汗を足らし...参りましたと降参した。

レンは一回戦二回戦と順当に勝ち進んだ! 残るは決勝のみ!!
相手も決勝に昇ってきただけあって相当な強者だ。 相手は忍者崩れか..サニー千葉と名乗っている。 勝負の鍵を握るのは忍術か陰陽か..はたまた野性の本能なのか? 狩るものと狩られるもの!!
まさしく..key-hunter。 いざ...勝負の行方は....。
試合開始早々.....二人は硬直状態になり睨み合っている。互いに互いの動きを探っている。
どちらかが動いた時点で勝負が決まると言う事か!! 汗。
先に動いたのはサニー千葉だった!! けむり玉を投げると同時に何かをばら蒔いた? これは...。
いがぐり? どうやら...レンの足を封じる作戦のようだ!!  しかし...野性の本能を甘く見た様だ。
日頃..野山を駆け巡っているレンにすれば..山道に栗のイガが転がっている事など日常茶飯事。
レンにすれば甘栗だ!笑
レンは俊足..猫足の術を使った!! そして...stop&goを繰り返した。見えない程のスピードからの急ストップ? ストップした時に一瞬..レンの姿が見える...既にその時..レンの実体は無いのだが。
そのステップを一瞬に何度も繰り返す事により...残像として複数のレンを作り出すのだ!! いわば物理的な分身。ぶひ。
この技は..あの大猪と戦った時に編み出したものだ。猛烈なスピードで猪突猛進してくる大猪の牙にかすればレンの体など木の葉の如く弾け飛ぶ。それを交わすために編み出したのだ。
暫くしてサニー千葉が降参した。 強き者は強き者の力量を知る。引き際も見事であった。

かくしてレンは武道大会で優勝して。太閤の言葉通り..願いを聞き入れてもらい。もっこり山を鍋島藩所有の山として鳥図られる事となった。 


過労「レン殿...お見事でした..流石..私が見込んだ御方♪」 勝手に自分が見込んだ者にしている。
鈴「レンさん...素敵♪」
熊鉄「あれじゃ...俺なんて敵わない筈だな。汗。」

レン達一行はもっこり山へと戻り...楽しく宴会を開き盛り上がった。
それは其々の新たな旅立ちと...三年後の再会を誓った宴会でもあった。
レンは太閤の命を受け...異国の地へと。
鈴は珠姫..過労と共に鍋島藩へと。
熊鉄はリュウと一緒に...もっこり山を山猫や野良猫...様々な動物達の楽園にするべく開拓を。
それぞれの目的に向かって出発するのであった。

それぞれに不安と期待を抱えながら進んでいくのだが....レンの知らぬ場所でも不安と不安と不安を重んじている者達がいた。ぼそ。

亀「レンちゃん..行ってしまいましたなー!!涙」
寅「あーぁ。もう..レンの気も感じられぬ。 これではレンに何か在っても...救ってはやれぬな...。
自分で外の世界を見てみたいと...私を振り切って出ていったのだから仕方の無いことなのだけど。
これが産みの親の苦しみと言う物なのか...あの子の不安や此の先の事を思うと私の心までキリキリと傷んでくる。なにも出来ないのが腹ただしぃ..情けない物だな。」
亀「お寅さん...大丈夫でんがな...お寅さんの子でっせ...何か有ったら..連絡..くれまんがな...レンちゃんだけに...ぶぶぶ。」
寅「うぬぬぬーっ!! 良い加減な事ばかり言いおって!! そんな口を二度と訊けない様に亀甲縛りにして..コンクリートで固めて...海底深くに沈めてやりたいとこだが.....今の我等の現状は...その様な物か...ぼそ。 まっ...どちらにしても..お前の減らず口を聞くのも...後僅かだけどな。」
亀「えっ..後僅かって? なんで? 言ってる事が...チャンポン麺?(混乱) 単刀直入...ワンタン麺!」
寅「簡単にか? そうだな...以前..お前の所にいる晴明が...四獣が画いてある壁画の事を言っていたのを覚えているか!」
亀「馬鹿にせんといてーな。いくら万年歳をくっていても..この間の話し位...覚えてまんがな。それがどないしたんですか?」 
寅「早い話...我等は..今...その壁の状況に限りなく近付いているのだ...もっと解りやすく言えば。
  化石化しているのだ。恐竜見たいな...はははっ.....。」
亀「えぇえええええええええ!!!!!!!! なでやねん????? そんなの聞いていませんがな!! 怒怒!!!」
寅「お前は封印された時の葛が小さくて動きづらいと未だに思ってるみたいだが...違うのだ!!」
亀「えっ? ジャージャー麺はんは..この事...知ってはんの?」
寅「アイツか...アイツは鋭いからな...随分前から判っていたようだ!! 所で最近...奴の気が小さいだろ....何故か分かるか! ぷっ! アイツ...石化していくのを恐れて..半ば強制的に自分の体を脱皮させて石化を防いでいたようだが...脱皮するごとに段々段々....小さくてなって...ほら...今では幻のツチノコみたいだ。ぷぷぷ。今のアイツなら一捻りだな。笑」
亀「はぁぁーあ。元々...大きな甲羅をしよって..体半分は石化みたいなもんやけど敵いまへんなー!!
寅「以前に鳥の野郎が言っていたのだけど...我等同様...蒼き星も生命体で時間軸の観念は大きく違うとはいえ寿命がある....と。 それを踏まえて思った事なのだけど...蒼き星の寿命が近いのではと
時間自体の規模が違うから...残り僅かな寿命と言っても...蒼き星にしたら...一万年とか一億年とかも知れないけどな。 そんな弱ってきた蒼き星がエネルギーを欲している。点滴みたいな? ぼそっ。」
亀「もしかして...お寅さん!! その点滴って...わてら事でっか!! えっ....ええええ!!! どひゃあああ!!!
  なんじゃそりぁあああ!!!!」
寅「まっ..単なる推測と言うか憶測だがな...近い将来..今..試行錯誤しているこの意識自体が消え去る時が来るだろう。 亀よ..今の意識があるうちにやり残した事をやっておくんだな。後悔無いようにな....。」
亀「わては...ずーっと気ままに好き勝手やって来たし一人やし..これと言って思い残すことは無いんやけど....。 お寅さんは心配やな.....。」
寅「...........。」

時の狭間の中で出会いと別れが交差する....何気無くすれ違い....何気無く出会う....想い。
何万何億...星の数程ある想いの中...互いに想い合える共有の想いと巡り逢えたら奇跡なのだ。

様々な想いを乗せて...猫魂外伝...舞闘戦記編...後半へラストスパートなのらぁああああ!!

    おわり 

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