なんでやねん?ドラキュラ!

猫魂外伝は猫魂(名も無き猫の物語)のエピソード0になります。ぶぶぶ。
自分の中では絶賛連載中♪(* ̄∇ ̄*)でへへ!!

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其ノ漆

2017年03月31日 | 猫魂外伝 舞闘戦記編

 

レンが熊鉄に誘われ住みかに滞在して二週間......。毎日..宴会の様なドンチャン騒ぎ!笑
熊鉄の計らいでレンは永らくぶりに揺ったりとした時間を過ごした。
温かな温泉..暖かな笑い声...こんな落ち着いた気持ちで居られるのは逸頃だった...。そう...晴明と別れる前の頃? あれから何年過ぎたのだろう...余りにも長すぎて...時の感覚が解らない。
温泉の効果なのか長年の放浪でレンの体に染み着いた汚れや想いが徐々に洗浄され和らいでいくのが感じられた。レンが温泉から上がり...サッパリとした身体で皆がいる部屋へ顔をだすと....。
熊鉄「うひゃーああ♪ レンの旦那..想像を越えた変わりっぷりだ!! 男前だし..勇ましい♪ 怪しい旦那から勇ましい旦那に格上げだな!! ぶひゃひゃ!!」 熊鉄は既に大量のまたたび酒で酔っている。笑
鈴「レンさん...助けてくれて本当にありがとう♪ さっ..レンさんも一杯!! 兄の事は気にしないで下さいね!! 酔うといつもあーなんで。でも...あんなに嬉しそうに酔っている兄を見るのは久しぶりだわ。うふふ。」 熊鉄は酔い潰れて寝てしまった。
レン「ありがとうを言うのは俺の方だ...心も体も...熊鉄の旦那のお蔭でサッパリとさせて貰った。そろそろおいとまする頃合いだな。」
リュウ「レンの旦那..そんな事を言わずに...ずーっと居て下さいよ!! おやびんが...あっ! お頭? お...親方が...そう親方が...あんなにご機嫌なのオイラ...初めてっすよ。いつも恐い顔で怒られてばかりだから....。レンさんが居てくれたら助かりますです。それに人間達との争いの時にも心強いし!
オイラ..弱いから..いつも親方が傷だらけになって守ってくれて。オイラもっと強くなれば...親方も安心出来るのに....うぅーっ。あー見えて...親方は偉いんですよ!! 前の戦乱の時..孤児になったオイラ達を助けてくれて...居場所を作ってくれて...食べ物も仕事も..。うぅーっ。あの熊の様な大きな体には大きな愛が詰まっているんです。熊鉄の親方はオイラ達の生きる希望なんです!
オイラは少しでも親方の力になって...あの時の恩を少しでも返したいんです。
親方がレンさんの強さは化け物だと...俺も人間達から化け物と恐れられる事も在るが....あの旦那の強さは本物だ。俺も色々な奴と戦ってきたが...足が震えたのは初めてだ...一体どれ程の修羅場を切り抜けて来たのか?と言ってました。 レンの旦那もう少し此処にいてオイラを鍛えてくれませんか....お願いします!!」 ひょうきんもののリュウが逸にもなく神妙な面持ちで深々とレンに頭を下げて懇願した。
レン「リュウ...頭を上げろ。後少しだけ滞在するか....。」 

レンが熊鉄の住みかに...いや? 隠れ家か? 滞在して1ヶ月が経とうとした頃の出来事だった。
慌てふためいた声を出してリュウが熊鉄の元へと駆け込んできた。

リュウ「おやびーん!! 大変だぁああああ!! 大勢の兵士達が此処に攻めてくる!!」汗
熊鉄「逸かはこんな事態が有るだろうと想定はしていたが遂に来るときが来たか...。リュウ..精鋭の者だけを集めて...後の者は裏山のほこらに避難させろ...鈴も頼んだぞ!!」
リュウ「おやびん..親方...オイラも一緒に連れてって下さい!!」
熊鉄「馬鹿野郎...俺が死んだら...残った者達の面倒を誰が見るんだ。お前しかいないだろう!!」
レン「兵士が攻めてくるって一体? どーう言う事なんだ....。熊鉄の親方!!」
熊鉄「レンの旦那...実はアッシら人間達の間では山賊になっているんでさ。ぼそ。熊ほどもある大きさの化け物の様な山猫を頭として武家の者達を襲っていると....。汗 まぁー軽く気絶してもらう事は有りますけど...命は奪ってないし...金品を頂いた代わりに...懐に旬の山菜や岩魚..高級松茸なんかも入れたりしてるんですけどね!!大汗」
レン「んんんーんっ...中々..強引な商売だな...はははっ..。汗。しかし...人間でも無いのに金品など要らないだろう?」
熊鉄「旦那のおっしやる通りなんですけどね...実は金に目が眩んだ.この山の地主が武家達の観光スポットにして儲けようと...あちらこちらを切り開いているんでさ。でね...止めさせようとアッシは地主に会いに行ったんでさ...そしたら地主の奴...ぶひゃひゃひゃ...ワシの目の前に五百両程積んでくれたら考えてやると言ったんでさ!!」
レン「親方...そんな奴の言葉を信じたのか。約束でもなく...五百両積んだら...ただ考えると言っただけだろう!!」
熊鉄「あっ..地主の野郎! でもレンの旦那..武家の者達を脅したのは金品だけが目的の訳じゃ無いんです...山に化け物が出ると噂になれば..人間達も近付いて来ないかな....と。アッシらにはこの山しか住むところが無いんです...もっこり山しか....。」涙
レン「で..噂が噂を呼んで化け物退治へと...大勢の兵士達が繰り出されて来た訳か...。汗」
熊鉄「レンの旦那には何の関係も無い事...今の内に逃げて下さい。」
レン「そうだな...逃げるとするか...しかし..逃げるにしても...あれだけの兵士達が取り囲んでいては....先ずは....逃げ道を作らないとな!笑」 レンはそーう言うと猫脚駿足を使い...兵士達の方へと消えた。
熊鉄「えっ...レンの旦那?」
レン「秘技...隠し剣..猫の爪..改..逆刃!!」
瞬く間に数十人いた兵士達がバッタバッタと倒れていった。残された僅かな兵士は何が起きたのかも解らなぬまま慌てふためいた...驚いていたのは兵士だけではなかった砦の上にいた熊鉄もただ...呆気に取られながら立って見ていた。 決着がついたかと思えたその時...一人の兵士が熊鉄の心臓目掛けて矢を放った。 ドサッ!! レンが後ろを振り向いたとき...先ほどまでいたはずの..熊鉄の姿が消えていた? 
矢を放った兵士「やったぁああああ!! 熊鉄の化け物を殺ったぞぉおおお!!」 倒れていた兵士達も一斉に歓声を上げた。
レンは熊鉄の場所へと....。 其処にはピクリとも動かぬ熊鉄の大きな体が横たわっていた。
目的を果たした兵士達は脚を引き摺りながら引き揚げた。
この事は直ぐ様..側にいた精鋭達の伝令で鈴とリュウの耳にも伝わった。
おやびーん!!!!
お兄ちゃぁああああん!!!
真っ青な顔をして....息も切れ切れに...熊鉄の元へと駆け込んで来た。
リュウ「うわぁああ!! 朝まであんなに元気びんびんだった...おやびんがぁあああ!!!」ぐすっ。
鈴「何が心配するな..俺に任せろよ!! 死なないでぇええ!! 私を一人にしないでぇええ!!」ぐすっ。
レン「..........。すまん...俺が側に居ながら....。」 

鈴とリュウはずーっと泣いている...レンは項垂れて....ただただ沈黙していた。
どれだけの時間が経ったのだろう...陽が沈もうとしていた。 ピクッ...ピクピク??
突然...熊鉄の大きな体がむっくりと起き上がった!!!

レン.鈴.リュウ「えええええーっ!!!」一同驚愕!!!

熊鉄「はぁああああ!! 死ぬかと思った....。ぼそ。お前ら...皆集まって何してんだ?」
リュウ「ぎょええええ!! おやびんがびんびんになって立ち上がったぁああ♪」
鈴「お兄ちゃぁあああん♪♪」びぇーええん!!!
レン「......。」
熊鉄「あっ...思い出した..矢が飛んできて刺さったのは覚えているんだが...その時に態勢を崩して倒れておもいっきり頭をぶつけて意識を失い..その後の記憶が?? お花畑で蝶々と戯れる夢をみてたりして...遠くの方で鈴とリュウが俺を呼ぶ声が聞こえるんだ? あらら? これって噂で聞く冥土なのかなと思った時に...目の前に変な男が現れて...俺にこーう言ったんだ。
変な男「熊鉄とやら...楽しく蝶々と戯れている所を悪いのだが...もう少しだけレンと言う者の力になってはくれぬか!!」
熊鉄「レン..レン...? はっ!! レンの旦那..あの後...どうなったんだ!!! やべぇ..レンの生命が危ない!
で...そう思った時に意識が戻ったのだ。しかし...あの変な男はなんだったんだ?」
レン「有り難う..晴明様...。」
リュウ「ところでおやびん...あっ..親方...その心臓辺りに刺さっている矢は大丈夫なんすか?」
熊鉄「あっ..これか!! 全然大丈夫..大体..体に刺さってないし♪」ぶぶぶ。
一同「えつ??」
熊鉄「だって刺さっている部分は着ぐるみだもん!笑」
一同「えええええーっ!!! なんじゃそりゃああああ!!」
熊鉄はおもむろに背中のチャックを下ろし...着ていた毛皮を脱ぎ出した!!

     おわり

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