なんでやねん?ドラキュラ!

猫魂外伝は猫魂(名も無き猫の物語)のエピソード0になります。ぶぶぶ。
自分の中では絶賛連載中♪(* ̄∇ ̄*)でへへ!!

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なんでやねん?ドラキュラ!2  その後

2016年03月23日 | なんでやねん?ドラキュラ!2
  
番外



ここはジュラ紀の原始時代! 何故だかその時代には似使わない二人の輩がいる?  それはルードとハイドだ! 二人はレンとの戦いの後・・国際タイムマシン連盟に犯罪者として追われ!

遙か太古の原始時代まで・・・命かながら逃げて来たのだ!!爆


ルード「いつまでこんな処に居るのだ!怒 ハイド・・俺は我慢出来ん・・未来へ戻るぞ!!」

ハイド「ルード様・・未来に戻って捕まりでもしたら・・こんな自由は二度と手に入りませんよ! 綺麗な空気・・豊かな自然! あっ・・・そうだルード様!これ食べますか? 案外・・いけますよ!

ジャングルの中を歩いていたら・・ココナッツの様な木に実がなっていたんで・・試しに食べてみたら・・なんとチョコレートなんですよ!驚

で・・完成したのがこちらのティラミス!よほほほ。 甘くて美味しいですよ。食べてみませんか!!笑」ハイドが美味しそうにケーキを食べている。

ルード「ハイド・・お前・・良くそんな得体の知れない木の実を食べれるな! 猛毒だったら・・どうするんだ?」不思議そうにハイドを見ている。

ハイド「大丈夫すょ・・これと言って腹痛も起きないし。 それに食べて良い物か・・そうでない物か・・何となく判るんです。色々・・変な物を食べて来ましたからね。よほほほ。」

ルード「・・・・。お前・・案外・・凄い奴だな。命知らずと言うか?なんと言うか!」

ハイド「食べないんですか・・こんなに美味しいのにティラミス!」

ルード「俺は良い・・昨日・・恐竜の肉をたらふく食ったからな! 少し硬いが得体の知れない物を食うよりましだ。また・・今度・・肉を探して来い!!」

ハイド「あっ・・その最初の肉の持ち主が・・あわわわ! ルード様・・後ろに・・ティ・・ティ・・ユダレ垂らして!! わわわわ。」

ルード「何がゆだれだ・・お前が作った・・そんなマズそうなティラミスにゆだれなんか垂らすか!!怒 それより肉を取って来いと言っただろうが!!怒」ルードの頭に生暖かい・・液体が零れ落ちた。 後ろには大きな口を開けた・・ティラノザウルスが!!!


ぎょえええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!  

ルードとハイドは一目散に走った・・走った・・。あれ・・気配が消えた? ルードが後ろを振り向くと・・なんと・・ティラノザウルスが・・ルード達のタイムマシーンをかじっている。汗

ルード「おい!ハイド・・ティラノザウルスがタイムマシンをかじっているぞ!!怒」

ハイド「あっ・・ステルスモードにするのを忘れてました。よほほほ。ぽちっとな!!危ない危ない・・壊されていたら・・未来にも帰れなくなるとこでしたね。笑」

ルード「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。はい!怒・・ハイドぉおおお!!!!!!」超怒

ハイド「しかし・・昔・・アルバイトしていたUSJを思い出しました!まさか・・こんな所でタダで楽しめるなんて夢にも思っていませんでした。」はぁーはぁーああ。

ルード「ここは遊園地か?命が掛かっているんだぞ!!」

ハイド「私はいつも命を懸けていましたょ!給料・・安くて・・朝から晩まで扱き使われた会社でも!確か・・ルードカンパニーとか何とか?」ぼそ。

ルード「そう言えば・・そんな名前の会社が何処かに在ったな・・・。その部分の記憶はリンチ様に消されて曖昧なのだ??」苦笑

ハイド「どこぞの国のお偉い様と同じですね!よほほほ。 でも・・リンチ様がいたメリルカンパニーは良かったな!給料も良くって・・危険手当も付いてたし!何よりも私には優しくしてくれましたよ!」

ルード「お前・・給料を貰っていたのか? 俺は貰ってないぞ・・いつも厳しく罵られるばかりで・・給料どころか優しい言葉の一つも貰っていないのに!!」

ハイド「あっ・・リンチ様が言っていましたよ。ルードはまだ子供だから・・アメ玉でも挙げて起きなさい・・そのうち大きくなって・・お金の使い方が判る様になるまで・・私が責任を持って子供銀行に預けておくわ!・・・と。

    あっ・・そういえば・・リンチ様から預かった・・アメダマ玉・・忘れてました!確か・・ポケットの奥の方に? ごそ・・ごそ・・んんっ?げっ・・ドロドロに溶けている。」汗

    そうだ・・ルード様・・もし無事にオリンピアに帰る事が出来たら・・一緒に暮らしませんか? リンチ様から頂いた給料で・・古くて安いですけど・・中古の3Kマンションを買ったんです。狭いですけど・・ルード様も住めますよ。」

ルード「3Kマンションか・・しかし・・ここよりは良さそうだな・・そこを拠点に新たなる世界征服のシナリオでも考えるか!!ふふふふっ・・ぶひゃひゃひゃ・・ぐへへへっ!? それにこの借りを返さなければならないからな!!怒

    待ってろよ・・レン・・タン・・次に遭ったらこてんぱんにしてやる!!ぐひゃひゃひゃはあああ!!!」 


あいも変わらず・・懲りずに世界征服を目論むルードであった。 一方・・こちらはハイドが中古マンションを買ってあると言う・・2020年・・未来都市オリンピア!

その中に燦然と聳える・・高層ビルの一室で・・世界中の富裕層を集めて壇上に立ち講義をする・・一人の女性がいた。 何処かで見覚えがある顔だ? あれ・・生きていた?

彼女は・・紛れもなく・・世界中を震え上がらせたメリルリンチだ? 富豪たちを集めて・・彼女は何をしようとしているのか? 新たな戦慄始まりなのか!! 会場は騒めいている・・罵倒するもの奇声を挙げる者・・・。

彼女は・・「お願いします・・どうか・・聞いて下さい!」と言うと・・深々と頭を下げた。 今の状況を理解する為には・・少しだけ時間を巻き戻さなくてはならないだろう・・・。

それは・・レンとメリルの・・あの悲しい戦いが終わり・・。回収された・・めるもの体・・そしてメリル細胞・・タンによって・・めるもは無事に元の体を取り戻し・・メリル細胞の一部を組み込まれた事によりパワーアップして復活した。

細部の点検の為・・めるもとタンが話していた時の事である。 めるもがタンに涙ながらに訴えてきた・・メリルの再生を・・・。そして・・これまでのメリルの過去の優しさや悲しみをタンに話した。

タン「めるもの気持ちは解るし・・俺もそうしてやりたいが・・・残念だがそれは無理だ・・・。」

めるも「・・・・・・・・・。タン様の力でも絶対に無理なんですか・・・。ぐすっ。」

タン「すまんな・・めるも。 クローンでも何でもそうなのだけど・・同じ姿形をしていても・・その者が持つ・・意識・自我・想い・自立思考を消失して失われた時点で・・それは本人では・・自分ではないのだ!

   そのものが・・これまで生きてきた環境や・・その時に思った感情・・そんな中で次々と生み出されてきた意志・・そんな様々な状況を蓄積されてきた存在なのだ!誰も・・その代わりにはなれない!だからこそ尊いのだ。」

めるも「タン様・・そんな事は・・お馬鹿な私でも分ります・・でも・・悲しいまま・・想いを残せなく消えてしまうなんて・・余りにも切なくて。タン様・・私・・思ったの。メリルさんは亡くなってしまった・・でもメリルさんの

   想いは・・受け継げられるんじゃないのかなって! 自分の意志とは裏腹に・・殺戮兵器と化してしまった・・本当の想いは・・戦争もない・・子供達が笑って生きていける世界。リオちゃんを失った時の様な悲しい思いが無い世界。

   タン様・・私・・メリルさんの想いを受け継ぎたい・・でも・・私じゃ無理なの・・メリルさんでないと・・・・。」

タン「想いを・・意志を・・受け継ぐか!! んんんんーん?? 良し分った・・めるも・・やってみよう!!」

   タンは・・研究室に何日も立て籠もった・・・そして・・・呼ばれた・・・めるもの目の前には・・メリルリンチの姿をしたアンドロイドが・・ボディはタンにとっても大切な・・あのアンドロイド型マザーセバスの筐体だ。

   めるも・・タン・・全ての想いを載せて・・ここに新生メリルリンチが誕生したのである。ここにいるのは・・あのメリルリンチではない・・でも・・紛れもない・・メリルの想いを載せたメリルリンチなのである!!

   そして・・今・・ここに・・せかいじゅうの富豪を前に・・痛切な思いで壇上に立っているのである。 元々・・メリルカンパニーはルードが築いた・・軍事企業だった物だ。甘い汁に吸い寄せられたように利権や金を求めて多くの

   富豪達が資金を投資していたのだ。幸いな事に欲に目が眩んだ富豪達にはメリルの正体がメリルでは無いなんて・・気付く輩は誰一人いなかった。笑

   急遽・・呼び出された緊急株主総会で・・・軍事産業であるはずのメリルカンパニーがまさかの方向転換・・それも真逆の? 戦争を無くし・・戦争孤児や難民を救済する世界支援団体に鞍替えするとぶち上げたのだ!!爆

   その名も「メリーズ」ぱんぱーすもあったりして・・ぶひ。

当然・・今更・・偽善者に変わるつもりか・・などなどの罵声が響き渡った・・当然の事なのだが!! 解任は当然かと思われたのだが・・・メリルの一言で全てが一転した。

メリル「集まって頂いた方々に是まで支えられた事を心から感謝いたします。是から私共企業は感謝を込めて此れまでの利益を世界に還元するべき生まれ変わる所存で御座います! 皆様方には此れまで同様に引き続きご融資をお願い申し上げます!

   ただ・・全ての方々にご理解頂けるとは私共も思っておりません。これまで投資頂いたかたがたにはそれ相応の処遇を致しますご遠慮なくお申し出下さいませ。 皆様の健康とこれからのメリーズの船出に乾杯!!!

   あっ・・そうそう・・一つだけ忘れていたことが? 今日・・我社と新しい契約を為さらない企業及び個人の方々のタイムマシーンのサポートは今日で終了で御座います。悪しからず。ふふっ。

余り使いたいやり方ではなかったが・・全ての罵倒をも打ち消す最善の一手であった。タイムマシーンのサポートが打ち切られる・・その重大性は誰もが直ぐに理解した。タンの父親コンとセバスの生みの親・・北門田が開発したタイムマシーン!

ルードの頃からの始まりでメリルカンパニータイムマシンシェア率90%!! 

世界中から戦争という文字が無くなるというのはいつの時代になるのだろうか? ただ・・メリルリンチの形をした・・この人工知能搭載アンドロイドの目には・・世界中から集まった戦争孤児達が楽しく皆で遊ぶ姿が映っているだろう。

そして・・このアンドロイドが分け隔てなく育てた子供たちが世界に羽ばたく時・・本当に戦争と言う文字が消え・・平和と言う文字が書かれるのかも知れない。メリルリンチの想いを受け継ぐ者・・その記憶にリオちゃんがメリルに残した様に

笑顔の子供達の姿がアンドロイドに記憶される事を願うのみである。 

話は飛ぶが・・ここにもそんな笑顔の子供を心配する二人の親がいた!ぼそ。

ここは鍋島公園地下施設・・・。 

香「あぁーあ!レンちゃん元気かしら?美味しいもの食べてるかな?たまには此処にも遊びにくればいいのに!ねぇー!タン!!」

タン「そうだな・・でもアイツは今・・守るべき大切な物が増えたから忙しいみたいだな!」

香「守るべき大切な物? 大切な物で思い出したけど・・・前に私が失ってしまった・・大切な大間の巨大マグロ!手に入りそうなのよね!!タン・・買ってちょうだい!お願い!!」

タン「ごほ・・げほ・・その話は後でゆっくり聞くよ。しかし・・めるもが懇願していたメリルの願いが叶うと良いな。子供達が笑顔でいられる世界に・・・。今はまだ知らない処で紛争の種が転がっているからな。

   人種差別に格差社会・・宗教紛争・・解決するのはいつのことやら?」

香「そうよね・・私の友達の猫ちゃん達は毛色は違っても仲良くしてるし・・喧嘩はすることがあっても戦争までしないわ!!宗教の違いなんて・・私にしてみれば・・肉か魚の違いみたいな物よ! 私はどっちも好きだけど!!

  要は美味しければ良いのよ・・ただ・・肉好きに魚を押し付けたり・・魚好きに肉を無理やり押し付けたりしたらいけないわよね! いっその事・・最近の御節料理の三段重みたいに和洋折衷にすれば良いのよ!そうすれば皆・・美味しく頂ける。むふ。

タン「お節料理か・・香らしいな!はははっ!! そうだな・・様々な問題も料理の仕方によっては変わるかもしれないな!! まずは互いに・・どちらが美味しい不味いじゃ無く・・良い部分を認めあう事だな。色々な違いが有るにせよ共通するのは・・

  世界中の誰の親達も自分の子供達には美味しい物を食べさせたいと願っているはずだからな!!案外・・重要なポイントで鍵を握っている事かもしれないな・・そう言う事だろ!! 香??・・・・。」汗あんど白い視線

香「だって・・ケーキは別腹だもーん!!!」てへ。

二人の夫婦漫才の様な会話は・・さておき。 我らがレンちゃんは・・と言えば?

セバス「レン様・・今日も・・こんなに朝早くから見回りですか?ふぁーあ。眠い眠い・・。」

レン「世界征服の為には地道な努力が必要なのだ!! 先ずはこの町を俺の支配下に置いて置かないとな!!」

???「レンちゃーん・・今日も朝早くから見回りかい?ご苦労様!! そうそう・・美味しい・・せんべいがあるから食べてくかい!」

セバス「誰ですか?あのばばぁは・・・。」

レン「あれか・・あれはトメばばぁだ!! この町の俺の下部・・第一号だ!以前・・変な電話からオレ様が救ってやったのだ!あれ以来・・頻繁に・・やれ電球を交換して欲しいだのと助けを求めてくる困った奴だ!

   まぁーあ・・下の者の守ってやるのも・・王たる者の務めだからな!!ぬふふふ。 忠誠心を植え付けて置くのには最初が肝心なのだ!!セバスには解らないだろうがな!!ぶぶぶ。」

セバス「別に分かりたいとも思いませんが・・小さな事からコツコツですな?何だか・・どこぞの漫才師みたいですな!!レン様・・世界征服より漫才で頂天を目指してみては・・ぬふふっ!!名前もヘレンに変えて!!ぶはぁはは!!」大爆笑

レン「なんでやねん!! 俺様はドラキュラだぁあああああああああああああ!!!」

                                       おしまい。


長らく・・なんでやねん?ドラキュラ!を読んで頂いた方に感謝いたします。 なんドラは終わりますが・・・子供達が笑顔でいられる社会がくる事を願って!! アディオス!!笑  byなりぼ





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なんでやねん?ドラキュラ!2 第六章

2015年08月12日 | なんでやねん?ドラキュラ!2


第六章                           絆



ふぅーう!! 間に有ったか・・危なかったな!! 早く手当てをしなければ・・このままでは本当に死んでしまうな!! レン・・大丈夫だ・・絶対にお前の命は俺が救う!!

だから・・もう少しだけ・・頑張ってくれ!!! ここは鍋島藩城跡地の公園地下施設・・8階にある医療室。

レンはベッドの上でグッタリと横たわっている。詳しい状況を説明しよう!爆 レンが炎に焼かれる数分前に・・・レンのポケットの中に居た・・セバスチャンがマスターセバスにSOSのシグ

ナルを送ったのだ。 この緊急のシグナルをマスターセバスはすぐさまレンの父・・タンへ時空GPSを使って知らせた。幸いな事にタンは要約・・長くの冷凍状態から解放されていた!
タンの体はまだ本来の状態では無かったが・・事態が事態なだけに・・無理を押して・・・すぐさま・・オリンピアへと飛んだ!! その時・・タンが見た物は・・大切な息子レンが激しい炎で

焼かれている光景だった!! 炎の向こう側にはリンチ・ルード・ハイドがいた。 タンは気配を悟られぬ様・・何気に傍に転がっていた・・クマのぬいぐるみをレンの身代わりとして摩り替え

・・特設会場から脱け出したのだった。 レンの救出に成功したタンは無事・・鍋嶋城跡地に戻った。爆

タン「レンの体が熱い・・何か体を冷やす物はないか? それから・・直ぐに輸血の準備を・・・・。俺の血をやりたいが・・解凍されたての今の俺の血では恐らく役に立たない。」

香「血だったら・・私の血を使って!! レンちゃんを救えるのだったら一滴残らず使って頂戴!!」香は黒こげトーストの様に真っ黒な体で横たわるレンの手を握っている。

タン「香の血は確か・・O型だったな!! 悪いが頼む・・レンを助けられるのはお前だけの様だ!!」

香「私の血は大型よ・・間違いなく!! この前・・健康診断でお医者様に言われたもの。正真正銘の血統書付きの大型だって!!」

タン「・・・・・・。何か違う様な気がするが・・・。時間が無い・・一刻を争う。」大汗

香「過労ー!!! 過労ー!!! 私が輸血している間に・・・冷凍庫から氷を用意しなさい!!早く!!!」

過労「それが・・その・・姫様・・・冷凍庫はタン様の解凍の為に温度を少しずつ下げていた為に現在・・常温で・・今から氷を作るには半日程掛かるかと・・・。」大汗

香「何ぃーいいい!! 過労・・日頃・・凍えそうな程の寒いギャクを連発するお前が・・こんな大事な時に氷の一つも作れんだと!!!」超超怒怒

過労「ひぇーえええええ!!申し訳御座いません!!! すぐさま・・何か他の手立てを・・・。」過労の顔が真っ青になっている。

香「んんっ? そこに居るのは誰だ!!! 出てこい!!」香が微かな気配を感じ取った。

因幡のオババ「猫姫様・・オババで御座います!! レン様の一大事と聞きつけ・・やって参りました。」

香「流石・・元・・鍋島藩お庭番の白ウサ!! 情報を聞きつけるのが早いな・・で・・何の用だ?」 いつの間にかお庭番になっている。笑。

オババ「これを献上にと・・・・・。」オババの後ろには複数のうさぎ達が・・。 そして・・その後ろに大きな雪の塊が!!!爆

香「それは・・・雪!! この時期に・・そんな雪が?」

オババ「これは・・もっこり山の山頂から掻き集めた・・氷室の雪で御座います!! 夏場の暑い季節これで涼しく過ごそうかと貯めていたのですが・・村の若者がレン様の事を耳にして。」

香「・・・・・・・。 皆・・有り難う・・・本当に・・・本当に・・有り難う!!!」 香は深々と・・白うさ達に頭を下げた!!  過労も少し安堵した表情を浮かべた。

タン「んんっ? この傷は? 鉄砲にでも撃たれたのか? 急所も外れているし・・傷口も大した事は・・・無いのだが!! げっ!! 銀の玉か!!!」汗

タンは助手として・・・過労を横に付けて・・過労に銀の玉を取って貰った。 タンは金属アレルギーなので自分で施術出来なかったのだ。ぼそ。

タン「ふぅーう!! こんなのが俺に当たっていたら・・死んでたな!!危ない危ない!! 幸い・・レンは大丈夫みたいだし逆にAgの作用で殺菌されて傷口の化膿も抑えられてる様だ!

  火傷の状態も幸い・・深部までには届いて無い様だ! これならレンの再生能力で元に戻るな。よし・・後は輸血だ!!」


皆が見守る中・・香とレンの輸血が始められた。 レンの体の中に・・香の血が・・どんどん流れて行く。 数時間後・・出来るべき事・・全ての処置が終わった!!

後は・・レンの生命力の強さに任せる他は無い!! 今夜が山場の様だ・・・。奇跡を皆・・信じつつ・・想い想いの祈りをレンに送っていた。

猫姫・オババ「はんにゃー!かんにゃー!なんだらー!!かんだらー!! えぇーえい!! ほんじゃら・・もんじゃらー!!」何やら二人で祈祷を上げ出した様だ!!爆

タン「おまぇらーあああああああああ!! それじゃ・・治る物も治らんわぁあああああああ!!!」超怒!!

滅多に怒らない・・タンの怒りを目の当たりにした・・香とオババは・・いそいそと・・・他の部屋へと出て行った!爆

皆の祈りの中・・・レンもまた・・生死の狭間の中で戦っていた? のでは無く・・・レンの体の中に居る二つの遺伝子が戦っていた。

それはレンの細胞の中に眠る・・ドラキュラの遺伝子と化け猫の遺伝子だ!! 勢力は均等していたのだが・・香の輸血により化け猫の遺伝子の勢力が勢いを付けたのだ!!

レンの体の中では・・レン自身も知らない所で勢力争いがずーっと繰り広げられていたのだが!! 今・・最後の戦いが始まろうとしている!!

不死身だが・・力的には弱い・・ドラキュラ遺伝子!! 妖力を持ち最強だが・・不死身ではない・・化け猫の遺伝子!!

レンの運命をも左右する壮絶な戦い・・・・・。 結末はいかに? 続く!笑



第六章                       ・・・2



二つの遺伝子の戦いは何時間も続いた・・レンは其の間・・地獄の様な苦痛と戦いのヒ―トアップによる高熱に魘されていた。

レンの精神力も体力も少しずつ削り取られている。 このまま・・レンは死んでしまうのかと思われた時・・一筋の光が走った? ぱんぱかぱーん!!! 

ドラキュラの遺伝子と化け猫の遺伝子が光の方へ振り向くと・・・なにやらふざけた顔の遺伝子が立っていた?(何者)

ふざけた遺伝子「あらあら・・なんだか忙しそうな所に出て来てしまいましたな!!ぶぶぶ。 あっ・・みなはん・・わての事は気にせんと・・戦っておくれやす。わてはここで酒でも飲みながら見物させて頂きます。ぶぶぶ。 あれ・・なんで戦い止めて・・わての方を見てるんがな?」化け猫遺伝子とドラキュラ遺伝子が戦いを中断した。

二つの遺伝子「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。○×△・・・・・・・・・・・・・。□×○。」何やら話し合いをしている。

ふざけた遺伝子「あっ・・わてでっか!! わては・・このガキんちょの覚醒遺伝子でおま!! まっ・・簡単に言えば・・あんたら二人の遺伝子も併せ持つ隠れた遺伝子でんな!ぶぶぶ。

普段は表には出ないんやけどな。 大体・・戦いとか好きじゃないし! 痛いし腹減るしな!! それより・・もっと面白い事が無いかと・・ふらふらと探してまんねん!!ぶぶぶ。

そやそや・・それより面白い話がおまんねん!!ぶぶぶ。 あんたら二人・・一生懸命に戦ってるのは良いんやけど・・・その間・・このガキんちょの命が削られてまんねん!!ぶぶぶ。

この戦いが後少し続けば・・このガキんちょ・・間違いなく死にまんな!!ぼそ。

で・・・このガキんちょが死んだら・・どうなるか!! 面白い事に・・そこのあんたらも・・わても消えてしまうんやなこれが・・・。 ほげ。

あんたら・・不死身と最強の妖力を持つ遺伝子やのに・・何か・・勿体ない話やな! このガキんちょと一緒に消えてしまうなんて!! アホやでアホ!! お二人さん・・今・・このガキんちょが魘されている夢を見せまひょか!!  ふざけた顔の遺伝子は・・・どこからか取り出した・・夢ビジョン(箱型テレビ)を双方の遺伝子の間に置いた。

その夢ビジョンに・・現在のレンの意識が映し出された!!

レン「うぅーん!!ジィ―はどこだー!! 俺を一人にして・・。しかし・・真っ暗で何も見えない・・歩くのも疲れて来たな!ほげ。 なんだか・・眠たくなってきたし。

   案外・・俺・・死んでて・・ここは死後の世界だったりして。ぶぶぶ。 まっ・・俺が死ぬわけないか!! なんて言っても不死身のレン様だがらな!!どひゃひゃひや!!

   しかし・・歩けど歩けど・・。んんっ? 奥の方に小さな光が見える・・もしかしてジィの体か?」レンは光の方へと近づいた・・そして光に触れると・・・お花畑に出た!!

レン「おぉーおお!!やっと・・明るい所に出れた! しかし・・ここは何処だ・・もしかして・・ジィ―が言ってた・・メイドカフェか? お花のフリルの女の子が居ると言う!ぶぶぶ。

   しかし・・そんな女の子なんて・・どこにもいないじゃないか?? また・・ジィに騙されたのか!! クソッ!!」


ふざけた遺伝子「ほれほれ・・みなはん・・今の見ましたか!! メイドと冥土の区別も出来ん様な・・アホなガキんちょと運命を共にするんでっか? よーう考えなはれや!!

   それより・・最強の遺伝子と不死身の遺伝子が手を組めば・・鬼に金棒!! まさに最強無敵でんがな!! ほんでガキも助かれば・・おふた方も消える事が無くなるしな!!

   損な話じゃ無いんやけどな!! あらあら・・やばい・・ガキんちょにそろそろ・・お迎えの時間が! すぐ近くに死神の気配を感じる。」汗

二つの遺伝子「・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・。」ドラキュラの遺伝子と化け猫の遺伝子が暫く考え込んでいたが・・・手を組む事を決めた様だ!!笑

ふざけた遺伝子「よっしゃーあああ!! これで決まりや!! 目出度し目出度しやな!! ぽぽぽぽーん!! では二人とも仲良く頼みまっせー!!ぶぶぶ。 わては別の用事が有りますんで・・これで・・では・・・さいなら!!!」 よっこらせ・・っと! ふざけた顔した・・ふざけた遺伝子は・・ふらふらと・・何処へともなく消えた。爆

レン「んんっ? あそこにいるのは・・めるもじゃないか? おい・・めるも・・待て・・何処へ行く!!俺を置いてくな・・・・・。 はっ!! そうだ・・めるもを助けなきゃ!!」

どうやら・・・生死の境を乗り越え・・レンの意識が戻った様だ!! 

満月の灯りがレンが横たわるベッドを照らしている。 その傍らにはレンの手を握り・・うとうとと睡魔と闘いながら看病をする香の姿が。Zzzz・・んんっ?熟睡かい!!爆

月の光に導かれるかの様に・・・静かにレンが目を覚ました!!  そして・・むっくりと起き上がった。 レンは何やら・・鼻をぴくぴくさせている?

何かを感知したのか・・・レンは猛ダッシュで・・何処かへ飛び出していった!!汗

流石の香も・・その異変に気付いたのか・・・レンの後を追いかけた。 しかし・・香のスピードを持ってしても追いつけず・・見失った。

香は変わりばんこに看病してた・・タンの部屋に行き・・レンの行動を伝えて・・一緒に探す事にしたのだが見当たらない!!

そんな時・・・香とタンの前を・・お魚・・咥えたドラ猫ー!!追いかけて―ぇええ!!と鼻歌を口ずさみながら歩いている・・過労を見つけた!!

香・タン「おい・・過労!! レンちゃんを見なかったか!!」

過労「レン様は見てはおりませんけど・・先程・・真っ黒な黒猫が走って・・行った様な? 多分・・夢だな・・・。」過労は半分寝ぼけながら・・トイレを探していたようだ。

香・タン「で・・その黒猫は・・・どっちに行ったのだ!! 早く答えろ!! おい・・こら・・寝るな!!」ビシッ・・バシッ!!

過労「たしか・・タン様が監禁されていた・・冷凍庫の方だったと???」香とタンは過労をトイレに運んだ後・・冷凍庫へと向かった!!

タンと香が冷凍庫の扉の前に近づくと・・・冷凍庫内から・・・異様な物音が? むしゃむしゃ・・ガッガッ・・むしゃむしゃ・・バリボリッ!! グハッ!! ボリボリッ!!

タンと香は恐る恐る・・扉を開けた!!  そこには・・・あの300キロはある・・大きなマグロにむしゃぶりついているレンの姿が!!!!! 

香「レンちゃん・・そこで何をしているの?」香は・・・小さな声でレンに尋ねた!! 

レン「ぐるるるぅーう!! むしゃむしゃ・・あぁーああ!!食った食った!!げふっ!!」

タン「おい・・レン・・大丈夫か?」

レン「あっ・・母上・・父上!!! 二人して・・どうしたのだ? このマグロ・・美味しいな!赤身もトロも!! はっ・・全部・・平らげてしまった!! げっ・・怒られる!!」爆汗

香「怒るなんて・・レンちゃんが元気になってくれれば! でも・・体は本当に大丈夫? 痛い所は無いの?」

レン「目が覚めたら・・何だか以前より力が湧きあがって・・そんで・・遠くの方から美味しそうな臭いがしたから・・遂。お腹もぺこぺこだったし!!笑

香・タン「なにはともあれ・・元気なレンが戻ってきて良かった!!ふふっ・・後はその真っ黒な煤だらけの体を洗わなきゃね!!」 お帰り・・レンちゃん。

レン「しかし・・なんだか・・力が湧き上がる! ぶぶぶ・・もしかして・・俺・・スーパードラキュラになったのか?うひゃひゃひゃ!!」

スーパードラキュラと言うよりも・・・それは化け猫の力!! んんっ・・もしかして・・ドラキュラのドラは・・ドラ猫のドラ!!!! どっひゃあああ!!って!なんでやねん?

続く!笑

第六章                        ・・・3


レン「オヤジ・母上・・俺・・直ぐに大切な仲間の・・めるもを助けに行かなきゃならないのだ!! それから・・ジィ! いや・・セバスチャンは・・。どうなったのか?」

タン「セバスは大丈夫だ・・今・・リカバリーしている。もうすぐ回復するはずだ!! お前が助かったのもアイツのお陰だ!俺以上にお前の事を心配しているのもアイツかもな・・。本当の父

親の俺が言うのも・・情けない話だが・・・。 すまんな・・レン!! この場を借りて・・謝っておくよ。」

香「レンちゃん・・母上だなんて他人行儀な。いつもの様に可愛くて優しい香・・お母様でいいのょ!うふふ。

レン「・・・・・・・・・・・・。」言った覚えが無い・・レンで在った。

タン「しかし・・俺が氷の中で眠っている間に色々有った様だが・・・メリルリンチとか言う奴の所へ行くのか!! その体で大丈夫か? 何なら俺も付いて行くが!!」

レンはしっかりとタンの腕を掴んでいる香の手を見て・・・言った。

レン「きっと・・めるもは俺の助けが来るのをじーっと待っているんだ。オヤジの力を借りなくても・・俺一人で大丈夫だ! めるもは俺の家族だから・・俺が助ける!!」

セバス「あらあら・・レン様・・お一人で行くんですか? このジィを置いて!!」

レン「あっ!ジィ!! いや・・セバス!! 大丈夫なのか?体は・・。」(もともと・・吹けば消えそうな体なのだが。笑)

セバス「ふふふっ。リカバリーで全回復!! 序にバージョンもロりポップにシステムアップ!!むふ。」

レン「おぉーおお!!遂に・・変態からロリコンに進化してしまったか!!ぶぶぶ。」大爆笑

セバス「何をバカな事を・・それより先程・・マスターセバスから緊急信号が・・・。メリルリンチがドラキュラ城に攻めて来たと・・・。」

レン「それじゃ・・急がなくてはな!! 直ぐに行くか!!」

香「レンちゃん・・ちょっと待って・・・これを・・・。」香が何やら・・レンに手渡した。

レン「これは・・・ちょっと!」汗

香「レンちゃん・・私は行けないけど・・これを私だと思って着けていって!御守りだと思って。」カポッ!! レンの頭に猫耳のカチューシャが付けられた。汗

レン「・・・・・・・・・・。」香がレンを見て・・可愛いと・・きゃっきゃっと喜んでいる。ぶひ。

タン「何かあったら・・すぐに連絡しろよ!! すぐに駆け付ける!!」タンが少し心配そうな顔でレンに言った。

レン「あっ・・そうだオヤジ! 俺・・タイム棺桶に入れられて・・100年の眠りに着く時に・・オヤジの言った言葉を憶えているよ。」 今は我慢してくれ・・時が来れば・・きっと・・ま

た逢える・・寂しいだろうが耐えてくれ! でも・・お前は決して一人じゃない。自分を信じて強く生きてくれ! 良いか・・一人と孤独は違う。 本当の孤独は自分を見失い・・自分さえも信

じられなくなった時にやって来る物だ! お前は信じる心を忘れないでくれ・・そして・・やがて出会うであろう仲間達とも強く信じる気持ちを大切に築いて欲しいのだ。
お前は一人じゃない・・・どんなに離れていようと俺や香がお前を見守っている様に・・どこかで絆は繋がっているのだ!絆とは互いを信じ想う心だ! それだけは忘れないでくれ。 
                                         最愛なる息子・・レンへ!! タンより
タン「そんな事を言ったか?もーう100年前の事だからな!」汗

レン「俺は100年間・・夢の中では沢山の友達がいて・・少しも寂しくは無かったけど。でも・・今・・一人・・寂しく・・俺の事を信じて待っている奴が現れたから! 大切な絆を取り戻し

に行ってくるよ! さっ・・セバス・・行くぞ!!!」  レンとセバスはタイムマシンでドラキュラ城へと飛び立った。

タン「なぁー!香! 子供って奴は・・親が知らないうちにどんどんと大人になって行くんだな!」

香「何言ってんだか? 子供の様にはしゃぎまくって・・世界中飛び回って・・家に帰らない大人もいるじゃない。」ぼそ。

タン「はははっ!・・・・・・。」汗

ここはマスターセバスが必死に死守しているドラキュラ城!

マスターセバス「うぬぬぬぬ!! ここが最後の砦・・・此処を突破されればマザーセバス様の部屋!! この命に代えても守らねば!!」

メリルリンチ「ふふふっ!どうやら・・終点が見えて来たな!! さっ・・行くぞ!!」メリルリンチが扉を開けた・・・そこには何んとレンとセバスが立っていた。

レン「待っていたぞ!! めるもを返して貰おうか!!」

メリル「小僧!! 生きていたか!!おっほほほ!! 懲りずに返り打ちに合いに来るとはバカな奴だ!!おーっほほほほ!! それにしても・・その可笑しな格好は何だ? ぶふっ!!」

レン「笑うな・・着ている俺本人が一番恥ずかしいのだ・・・。」ぼそ。

メリル「バットマンとキャットウーマンのコラボ衣装か? 黒いマントに猫耳付けて!!あはははっ!! ふざけたガキだ!! 大人をからかうと痛い目に会うと言う事を思い知らせてやる!」

メリルとレンが対峙している・・その後ろで・・こそこそとルードがまた銀玉鉄砲でレンを狙っていた!! しかも連射型に改造してあるみたいだ。

ルード「死ね!!!」ぱぱぱぱぱーん!!! 複数の連射した銀玉がレンの体目掛けて放たれた。

レンは音のした方向に・・・ゆっくりと振り向いた。 レンの目の前に・・・ゆっくりと複数の銀玉が向かってくる? スーパードラキュラに成ったレンの眼にはスローモーションに見えるのだ

! 解りやすく例えるなら・・・最新のデジカメ機能のハイスピードシャッター機能の様な物か? シャッタースピード! 32000分の1秒 それは全ての物をスローで捉える事が出来るのだ!!

爆  レンは・・ゆっくりと・・招き猫の様に軽く手を振り下ろした。 その風圧により・・全ての銀玉がレンの足元へと落ちた!! 更に・・タマを撃ったルードも吹き飛ばされた!!
これが・・・あの・・ふざけた遺伝子が言っていた最強の力!!汗

メリル「何をした? どーなっているのだ? 何かのマジックか?」一瞬の事で流石のメリルも状況を捕捉出来なかった。

レン「メリル・・観念して・・めるもを返せ! 今なら許してやる!! さぁーあ!!早く!!」

メリル「こしゃくな!! だが・・おまえがどんなに強くても私は不死身だ!! 返して欲しければ・・私を倒す事だな!!ほほほほっ!!」

レン「解った・・倒せば良いんだな!」 レンの体がメリルの視界から消えた・・その次の瞬間・・レンが繰り出した猫パンチにより・・メリルの右腕が破壊された。

メリル「うぐぐぐっ!! おのれぇーええ!! これで勝ったと思うなよ!! 戻れ・・私の細胞達!!! んんん?」

セバス「レン様・・作戦は成功です! 床一面にばら撒いて置いた・・ゴキブリホイホイにメリル細胞が引っ掛かっています!」ぼそ。

メリル「いつの間に・・・・・・。」大汗

レン「これが最後だ・・・めるもを返せ!! メリルリンチ!!」

メリル「ふふふっ!! ほほほほっ!!! どうやら最後の手段を使うしかなさそうだな!!」メリルは青いカプセルを飲んだ・・・メリルの体が見る見る小さくなり・・そして・・めるもの体

に変身した!!

レン「・・・・・・・・・・・・。めるも? お前なのか?」レンもセバスも言葉を失った。

めるリンチ「そうよ・・私よ・・めるもよ!! レン様もセバス様も・・いつも私を置いてけぼりにして・・いつも寂しかったの!!いつも・・私・・一人ぼっちで・・・。」ぐすっ!!

セバス「めるも・・レン様の優しさを仇で返すとは・・・おまえって奴は・・・・。とほほほ。めるも・・レン様から貰った・・クマのぬいぐるみは・・どーうした!!」

めるリンチ「あんな・・子供騙しのぬいぐるみなんて知らないわ!! あんな物で一人ぼっちの心が癒されるとでも思うの!!」

セバス「レン様・・こいつ・・めるもでは在りません! あの・・くまのぬいぐるみに・・お喋り機能が付いているのを知らない様ですから! くまの口の中のボタンを押すと喋るのだが!

    本物のめるもは・・レン様のメッセージを聞いて・・涙して喜んでましたからな。いつも一人で留守番させて悪いな・・こんど一緒に遊園地に行こう。レン

めるリンチ「くそっ!引っ掛けやがったな・・・ふふふ。 その通り・・私はメリルリンチだ・・めるもとやらは・・もーういない。だが・・この体は・・めるもの物だ!! ほほほっほ!!

     この体を粉々に攻撃出来るかな!! おまえの大切な・・めるもの体を・・・・。 出来る物ならやって見るが良いぃーいいいい!! おーっほほほ!!」

レン「・・・・・・・・・・・・・・・。くそっ。」 レンが攻撃を戸惑った・・・その時・・・レンが付けている・・猫耳のカチューシャが微かに反応した? ピクピクッ?

謎の声「レン様・・レン様・・・私は此処ょ! メリルさんの胸の当たり・・ここがメリルさんの心臓部なの・・ここを破壊すれば・・メリルさんを倒せるわ。」

レン「この声は・・めるもなのか? 生きているんだな・・めるも!!でも・・そこを破壊したら・・おまえも死んでしまうんじゃないのか? なぁーめるも!!」

香から御守りだと貰った猫耳が・・・人には聞こえぬ高い周波数の音を聞き取ったのだ! それは今で言う・・ハイレグ?もとい・・ハイレゾ!笑

メリル「なにをこそこそ・・呟いている?」メリルは不思議そうにレンを見ている。

めるも「レン様・・私は大丈夫だから・・私は・・死なないわ!絶対に・・・・。」(レン様の心の中に刻まれたから・・有り難うレン様・・一緒にいられて楽しかった。涙)

レン「解った・・絶対に助けるから頑張れよ!!」レンは・・めるもの言葉を信じて・・・メリルの胸に強烈な猫パンチを御見舞した!!!バコ―ンッ!!

メリルリンチの体が粉々に吹き飛んだ!!! うぎゃぁーあああああああああああああああああああ!!!

レン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」レンの猫耳に・・めるもの反応が無い。

周囲には粉々になった・・めるもの体の残骸が散らばっている。 めるもは・・・・めるもは・・・・・・・。

レン「め・・め・・めるもぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 続く!




第六章                         ・・・4




戦いが終わり・・・ドラキュラ城は静寂な程の静けさに包まれた。 周囲には・・あちらこちらに砕け散った残骸が虚しく転がっている・・・・。虚ろな瞳のレンの表情が戦いの全てを物語る。

セバス「レン様!! 大丈夫ですか・・・・。あの・・ルードとハイドは逃げた様ですが。」

レン「・・・・・・。あんな奴らはどうでも良い!! それより・・めるもの反応を何か・・感じないか!! セバス・・早く・・早く・・何でもいいから捜してくれ!!! 頼む!!」

セバス「・・・・・・・・・・・・・・・。レン様。」セバスもがっくりと項垂れている。

戦いが終わり・・・まだ5分も経っていないのだが。 この時の時間がレンにとってどれだけ永く感じられた事か! 100年以上・・生きているレンなのだが。

レンは破片・・一つ一つを拾って・・自分の前に集めた!! レンは深く大きく息を吸った・・・・・そして。

救ってやれなくて・・・助けてやれなくて・・・守ってやれなくて・・・めるも・・・ごめんなぁああああああああああああ!!! レンは声を大にして泣いた。

零れる涙が破片を濡らした。

セバス「あれっ? レン様の涙で破片の中の部品がショートしたのか? 今・・なにか光った様な? マシンの周波数を同調してみるか!! お? おぉおお! 微かに反応を感じる!!

  レン様・・微かだけど・・めるもの反応を感じます・・今にも消えそうだけど・・・レン様・・破片を全て・・マザーセバス様の元へ!! 早く・・集めて持って行って下さい!!

  マザーセバス様なら更に繊細に分析出来るかと・・早く・・レン様!私はマスターセバスにタン様への連絡をお願いに行きます!! さぁーああ!! ポカンとしてないで!!」

レン「本当か・・めるもは生きているのか? 助かるのか? セバス!!!」

セバス「助かるかは・・まだ解りませんが・・・奇跡を信じましょう!! タン様なら・・きっと奇跡を起こしてくれます!」

暫くして・・・マスターセバスの連絡を受けた・・タンがドラキュラ城へと駆けつけて来た!! 

タン「これは酷いな・・治せるかどうか・・でも全力でやってやる! 何しろ・・レンの大切な家族だからな!! 俺に任せて家に帰ってろ!! 最低でも修復に2カ月は掛かりそうだ。

   難しい修理なので・・集中したいからな! マスターと俺以外は出てくれ。 レン・・たまには頼りないオヤジだけど・・信じて待ってろ!! 直ったらこちらから連絡する。

過去にタンは・・現在のマザーセバスがアンドロイドだった頃・・幾度となく修理して直しているのだ!

こうして・・めるもはタンに預けられた。  それから・・2か月が過ぎた頃・・タンからの連絡は無かったのだが・・・・・・・。 ぴんぽーん!!ぴんぽんぱんぽーん!!!

レンの館に来客が・・・・もしや!!!  レンは駆け足で玄関へと走った。 扉を開けるとそこには蔓延の笑みで立つ・・・めるもの姿が!! レン様ぁああああああ!!!

レンの小さな体に・・めるもが飛び込んできた。笑 

レン「んんっ? めるも・・少し大きくなってないか? 俺より確か低かったよな? えぇええええ!!俺より高くないか?」汗

めるも「レン様・・女の子は成長が早いのよ!うふ!」

レン「って・・めるも・・おまえ・・ロボットだったろ!!」爆

セバス「おぉおお!!めるも・・お帰り!!やっと・・帰って来たか・・待ちくたびれたぞ!! これでやっとコーヒー係から解放される。ぼそ。」笑

レン「では・・さっそく・・美味しいコーヒーを入れてくれ!! めるも・・作り方・・覚えているか?」疑問

めるも「はい・・では直ぐに煎れますね!!」めるもは懐かしい厨房へと走っていった。

セバス「めるも・・身長もさることながら話し方も少し大人ぽくなりましたな。あのメリルと融合した影響ですかな?マスターセバス様によるとタン様は・あのメリル細胞も組み込んだとか?」

レン「そー言えば・・肌も以前より人間ぽく成ってるな。まっ・・でも・・めるもはめるもだからな!」笑

めるも「はーい!レン様・・コーヒーお持ち致しましたです。」めるもはレンにコーヒーを差し出した。

レン「おぉおおおお!! 流石に・・老いぼれの煎れたコーヒーと香りが違うな!!ぶぶぶ。おいちい!!」ぶひ。

セバス「それはそれは・・悪ぅーう御座いました! しかし・・めるもも無事に帰ってきて! これで一安心ですな。レン様! しかし・あのメリルリンチとか言う女!恐ろしい奴でしたな!」

めるも「セバス様・・それは違います!だって・・私を助けてくれたのはメリルさんなんですよ!! 私・・最後の言葉を聞いたんです。

 メリル・・・貴方に逢えて良かった!迷惑かけて御免なさいね! 私には・・こんな方法でしか罪を償う事が出来なかったの。今・・貴方を開放してあげる!さぁー!自由ょ!

    貴方を見て・・ほんの少しだけ・・・昔の自分を取り戻した様な気がする。有難う・・・めるもさん。」

セバス「良く解らないのだが・・・どう言う事だ?めるも!」

めるも「メリルさんは破壊される寸前に・・私を一番安全な場所に飛ばしたの・・テレポートの力で!! メリルさんは何もかも計算していた。レン様の事も・・全てを・・。自分の最後も。

メリルさんは逃げようと思えば・・テレポートの力でいつだって逃げられた・・・。でも逃げなかった! きっと・・レン様に破壊して欲しかったのかも知れない。ぐすっ。」めるもが泣いてい

る。

レン・セバス「それはどう言う事なんだ? めるも・・何か知っているのか!!知っているのなら教えてくれ!!」レンはそーっと・・めるもの肩を抱いた。

この後・・・メリルリンチの過酷な運命が語られる。 残忍冷酷だと思われていた・・メリルリンチ! 一体・・どんな過去を背負っていたのだろうか? 続く!








第六章                          ・・・5


めるも「私・・メリルさんの中にずーっと一緒にいて。時々・・そーっとメリルさんの事を調べていたの。 色々な履歴を見つけた・・目を塞ぎたくなる程・・恐ろしい物から悲しい出来事。

    全てでは無いけれど・・私が解る範囲で推測した事を話します。 まずは・・・メリルさんの誕生からね。」


メリルの記憶はところどころ消されいたり・・変更されていたりして正確な真実は解らない。めるもなりに解釈して繋ぎ合せたものだ・・・・。 

めるもが静かにメリルの記憶を辿る様に語り始めた。

めるも「メリルさんにはもう一つの名前が在ったの・・それはメリーの羊と言う。それはメリルさんが最新鋭のタイムマシンとして創られた時の名前よ! メリルさんを依頼して作ったのは・・

若くして莫大な富を手にした・・カインと言う男性。 カインさんにはリノさんと言う恋人がいて・・・二人仲良く・・慎ましく暮らしていた。小さな借家の部屋で・・・。

丁度・・その時代は・・あのルードによって引き起こされ世の中を暗黒へと引き込んだ・・ルーマンショックの時ね。 世界恐慌で人々は不安と悲しみに塞ぎこんでいた。

ただ・・カインは・・その時・・憑いていたのか? 僅かな資金を投資しただけなのに莫大な富をてにいれたの!! カインは大きな家を建て・・リノと結婚した!! まさに幸せの絶頂ね。

暫くして・・二人は赤ちゃんを授かったわ。 二人は抱き合った・・・子供も授かり自分達の未来は幸せが約束でもされたかの様に喜んだ!! そんな喜びも束の間・・あっけなく幸せは砕け散

った。 リノが赤ん坊を産んだ後・・体調を崩し亡くなったのだ。 以前の貧しい暮らしの時に・・・カインには内緒にしていたのだが・・体を壊していたのだ。

リノは最後に・・こんな言葉を残して息を引き取った。 この子の名前はリオ! あのリオのカーニバルの様に元気に華やかに明るい子供になって欲しいと・・・。

リオと一緒に居られないのが辛いけど・・・カイン。私の分まで・・この子を愛して挙げて!! お願い・・頼んだわね! 私ね・・貴方と逢えて幸せだった・・貧しかった時もいつも一緒に笑

ったり出来て楽しかった。 カイン・・有り難う・・・。

カインは暫く・・塞ぎこんだが・・リノの言葉を思い出した。 俺にはリノが残してくれた大切な娘・・リオがいる。リオを幸せにする事がリノの願いだ!!そうだ・・頑張らねば!!

リオの為に使うお金は惜しまなかった・・・リオに良いと思う物は全て買った。リオの為にお手伝いも何人か雇った。リオの為に・・もっとお金を稼がねば!!

カインはまた・・投資やレーディングに明け暮れた。リオの事はお手伝いに任せて・・・・。 カインは資産を二倍十倍へと増やした。才能も在ったのかも知れないが富豪達の間でも注目される

までになった。
或る・・富豪達のパーティに招待された時に・・カインは富豪達の会話の中でタイムマシンの事を耳にした!! そんな物が本当に現存していたのか? カインは調べた・・。

何人かの科学者と技術者の名前が挙がった。 カインはずーっと考えた挙句・・・自分のタイムマシンを作る事を決めた!

決めた理由の一つに・・・最愛なる娘・・リオを一度でも良いから・・亡くなった母・・リノに逢わせてやりたい。そんな想いがあった。 勿論・・ビジネスとしてのタイムマシンは莫大な富を

生む!それが一番の理由なのだが。 その日からカインはタイムマシンの開発に明け暮れた。莫大な資金を元に優秀な科学者・・技術者を引き抜いた。

数年後・・最新のタイムマシンが完成した!! 人工知能搭載・・時空移動に耐える為の仮死制御冷凍保存機能・・自動修復・・オ―ト化された年代制御システム。特筆なのは人工知能!!

まるでコンシェルジュでも乗っているかの様な音声ガイドシステム。まさに至れり尽くせりの特別仕様のタイムマシンで在った!!

カインは・・誰でも簡単に時空を行き来・・出来る最新鋭高性能タイムマシンとして売り出す事も考えていた。 キャッチコピーも眠っている間にお好きな未来や過去へ時間旅行!!

最新鋭タイムマシンの名前は・・・・メリーの羊!!  これがメリルの誕生・・・メリルリンチ・・のメリはメリーの羊のメリーだったのだ。

何回かの飛行試験で無事・・安全は確認された。 カインはいよいよ目的の一つだった娘リオを・・母に逢わせるべき・・過去へと飛んだ。

リオとリノは逢えた事は逢えたのだが・・・リノは過去でリオを産んですぐに死んでいるのだ。過去に戻ろうが・・産んだ後の記憶は作られない。リノの姿は過去の記憶の中でしか生きられない

のだ。更に・・世界タイムマシン協定の規則の中での制限も有り・・公けに対象者に接触出来ないのである。娘リオの心の中には・・本来・・在るべきはずの愛情は生まれなかった。

それは・・カインも感じ取っていた。生きてる物同士が逢って・・初めて感情や愛情が感じ取れる・・目の前には・・確かにリオは居る・・ただ・・やはり・・幻影なのだ。

カインは・・また・・気持ちを吹き消す様に投資やレ―ディングにのめり込んだ。 リオの事はお手伝いとメリーに任せて・・・・・。

あの日以来・・リオはずーっとメリーと一緒にいた。 過去の恐竜やマンモスを見たり・・過去でしか見れない不思議な動物や花々・・綺麗に澄んだ自然をメリーとリオは旅して回った。

いつしか・・リオはメリーに何でも話したり・・笑ったり・・教えて貰ったりする様になっていた。 まるで親子の様に・・・・。リオはメリーに変わった花や滑稽な虫を捕ってきては驚かせた

り・・笑わせたりしていた。 時にはメリーの体・・タイムマシンのボディにいたずら書きなんてして・・怒られたりも!笑  そんな事が続いている内に・・メリーの思考の中にも・・・

見知らぬ感情が生まれて来た・・・リオに対する愛・・愛情・・想い・・。 人工知能は学習していく・・何らかの変化で・・そんな感情が生まれても不思議ではないのだ。

リオは・・明るくてお転婆で優しい気持ちの女の子に育っていった・・動物や花や自然が大好きな。メリーはリオと一緒に時空の旅をするのが嬉しくて楽しくて仕方なかった・・・・。

これからも・・ずーっと続けば良いなと・・・リオと一緒に・・・・・。 あの出来事が・・起きるまで。

あの日・・メリーは珍しく強い口調で・・リオに忠告した! リオ・・綺麗な花だけど・・この花にだけは近づいてはイケませんよ!30メートル以内に絶対に近寄らないで!!


この花は恐ろしい毒を持っているの・・触ったら死んでしまうから。メリーはモニターに花の写真を映して・・リオに何度も確認した・・何度も何度も!!

花の名は・・・・ラテフォリア・マンチ二―ル。 解毒剤もまだ無い。微かな花粉を吸い込んだだけでも呼吸困難になり意識が薄れ昏睡し数時間後には死に至ると言う。

リオは・・その花には興味は無かったのだが・・その花の近くにしかいない変わった昆虫が見たかったのだ。

メリーは万が一の事態を考え・・リオに何かあればスグに信号を出す装置をリオの衣服に付けた。そして信号を受ければスグに出動する・・ロボットアーム搭載の運搬車を待機させた。

その花の30メートル以内に近づくとアラームがなるリボンを髪につけた。  そして・・事件は起こってしまった・・・・・。

リオは夢中になって昆虫を追いかけていた・・・昆虫は逃げる様に・・マンチ二―ルの方へ。 周囲は草で覆われている・・屈む様な姿勢で虫を捜す・・リオ。

夢中になっていたリオの髪にはリボンが無い・・・。何んとなく心配になったメリーはリオの多機能型腕時計に音声で注意を促した。 エリアに近づいているからスグに戻りなさい・・と。

子供と言うのは駄目だと言われれば・・・なおさら行きたくなるのかも知れない。 メリー!! 分かったわ! スグ・・帰る!! その数分後・・・リオの緊急信号が鳴り響いた。

運搬車が緊急出動し・・・リオを連れ帰った・・・が・・・リオの意識が朦朧としている。 リオは小さな声で・・・メリーごめんね!メリーが何度も言ってくれたのに・・私・・。

リオ・・リオ・・・しっかり・・悪いのは私・・あの花のある土地に貴方を下ろした事事態が・・私の間違い!! リオ・・リオ・・ごめんなさい!! リオぉおおおおおおおおおお!!!

リオは数時間後に眠る様に息を引き取った。  メリーから緊急連絡を受けた・・父親カインも・・別のタイムマシンで駆け付けた! メリー!!!何なのだ・・この状況は・・?

カインは怒りに震えていた・・・メリーは何も言えない・・どんな言葉も無意味だから・・自分の犯した罪は変わらない。

カイン「このぉーおおおお!! 役立たずがぁああああああああああ!! おまえなんて・・廃棄処分だ!! うわぁあああああああああ!!!」

この感情は親として当然の事だろう・・・メリーも理解している・・・・ただ・・そこでこの事件は終わらなかった。続く!




第六章                            ・・・6



カインはメリーに南国の小さな島に飛ぶように指示した? 地図にも乗らない小さな島。 島には原住民らしき子供や大人が数十人がささやかに暮らしている。

メリー「カイン様・・・ここで何を・・・。」

カイン「こいつらは何故・・こんなにも幸せそうに暮らしているのだ!! それに比べて・・俺は・・俺は・・・。」カインは何かのボタンを押した。

それは護身用に備えられているミサイルの発射ボタンだ!!  ドゴォーン!! 小さな島は跡かたなく吹き飛んだ!! 

メリー「カイン様・・・なんて事を・・・・・。」

カイン「ふぁああはっはは!! 皆・・吹き飛んだ・・幸せなんてこんな物だ!! 簡単に消え去るのだ!!はっはっははは!!!」カインは正気では無かった。

この事件はすぐに国際タイムマシン協会に報告された。 カインの資産は全て没収され・・カインは二度と戻れぬ・・時空の闇空間へ送られた。

当然・・・メリーの廃棄処分が決まった。 全て・・・それで・・・終わるはずだった。  そこに現れたのが・・・ルードであった。

ルードは兼ねてから軍事産業を目論んでいた。 そんな時・・どこからか最新鋭のタイムマシンが廃棄されると聞いたのだ。それをルードが見過ごすハズがなかった。

ルードは裏組織から手を回し・・賄賂を握らせ・・メリーをタダ同然の値段で内密に引き取ったのだ!!  その後・・メリーは軍事兵器として改良された。 人工知能も初期化・変更・改変!

メリーは最新の殺戮兵器へと生まれ変わったのだ。 ルードは各国の軍に売り込んだ・・・様々な紛争地帯に送り込み・・戦果をアピールした。

いつしか・・・メリーにはもう一つの名前が囁かれる様になった。  沈黙の黒羊!  突然に目の前に現れ・・殺戮の限りを尽くす!! メリーの後には草も生えない。

戦場の者達は・・・恐怖に怯えた・・何がメリーだ!! 夢? 奴が運んでくるのは悪夢だと!! その姿を見た者は恐怖の余り・・言葉さえも失う・・・と。

そんな噂が広がる中・・・一番・・悩み苦しんでいたのは意外にもメリーだったとは誰も思わないだろう。 何故・・機械のメリーが苦しむ? それは感情を持ってしまったから・・・・。

メリーはリオと旅する中で・・次第に・・リオを守りたい!守らなくては・・日に日に強くなった・・・絶対にこの笑顔は失いたくない! どうすれば・・守れる? 体の無い私が・・・。

メリーはマシン語プログラムからソフトキーボードを作った・・ありとあらゆる・・最善のシステムを作りだした。リオと古代メソポタミア文明を旅していた時に楔形文字を見つけた。

これだ・・これを使ってプログラムを組めば・・どんなセキュリティよりも強固な物が作れる。メリーは試行錯誤の挙句・・プログラムを完成させた!!

そして・・自分のプログラムの中の領域に仮想空間を作り・・更には誰にも侵されない楔形文字による絶対領域を作り上げた。 そこはメリーとリオだけが許される異空間だった。

メリーはルードの元で働く事になった後でも・・・この領域のお陰で最低限の自己と理性を保てたのだ。 ただ・・それが故に・・メリーは永く苦しむ事になるのだった・・・。

最低限の意志は保てたものの・・・マシンの改良により・・自分の本当の意志とは裏腹に殺戮を繰り返した・・その者達の断末魔の声が響き渡る暗くて深い闇の底へと堕ちて行く自分に怯えた。

メリーにとっての唯一の存在だったリオは・・・もう・・この世にはいない・・・。 その事はメリーにとって一番の悲しみであり苦痛だった。そのリオがいない・・大きな穴に次第に人間に対する憎悪・・愚かさ・・そんな意識が・・・・。自分がリオに・・してはいけないと何度も言って聞かせた言葉が・・・・。自分の中に生まれようとしている!!

もーう止めて・・これ以上・・私を・・・誰か助けて・・私を止めて・・・お願い・・おぉおおおおおおおおんん!!!

めるも「これがメリルさんの誕生から・・ルードの所で働くまでの私が調べた履歴データです・・・・。」ぐすっ。

セバス「・・・・・・壮絶な経歴だな。」ごほ・・げほ・・うぐぐっ!

レン「ジィ・・泣いているのか?」レンも目を真っ赤にしている。ぼそ。

めるも「でも・・この後・・メリルさんを解放する・・・大きな事件が起こるんです!! そーう!それがあの・・レン様やタン様・・セバス様が戦った・・一年前のルード事件。

    戦いが終わった後・・・タン様がルードの持っていたタイムマシンを全て破壊しましたよね!その時・・沈黙の黒羊も破壊されたのです・・。それで終わらなかったのですが!あはっ!

   たまたま・・持ってきた・・メリルさんのCPUと私が融合してしまって!てへ!!ご迷惑お掛けしました。」めるもが頭を下げた。

レン「でも・・なんで・・めるもと融合したのだ?」

めるも「ちょっと・・言いにくいのですが・・・私の中にも・・ホンの少し・・お留守番での一人ぼっちの寂しさが在ったりして・・それがメリルさんの想いと同調したのかも。」汗

レン「・・・・・・・・・。」げほ。

めるも「それから・・体への執着とか・・あの時・・こんな体が有れば・・リオちゃんがあんな事に成らなかったのにとか・・ルードさんに対する恨みも有るかも知れませんね。」

セバス「まぁーあ!色々と有りましたからな・・・。」ごほ・・げほ。

めるも「メリルさん・・この体を手にして・・一番に殺したかったのはルードさんかも知れません・・でも・・子供の体をしたルードさんをどーうしても殺せなかった。推測ですけど!実は私がメリルさんに飛ばされた安全な場所と言うのは・・あの摂家文字で守られた・・メリーとリオの異空間だったんです。 其処は綺麗なお花や動物達に囲まれていて・・立体映像のリオちゃんが居て・・沢山の思い出の写真や落書きがあって・・明るいリオちゃんの笑い声が聞こえて。 私・・何だか涙がこぼれてきて・・なにがあっても此処だけは守りたい!! そんなメリルさんのリオさんに対する愛情と言うか強い想いが体にジンジンと伝わってきて・・・・・。 そんな時・・私・・ふと思ったの。 もしかして・・メリルさん・・レン様に破壊して貰いたかったんじゃ無いかって。 無邪気なレン様の笑い顔とリオちゃんの笑顔が重なって・・・。 リオちゃんに対する罪滅ぼしみたいな気持も在ったんじゃないかな・・・と。」・・・・・・・・。

レン「そー言えば。ジィ―の時もとどめを刺さなかったし!あの火炎放射気も・・少しだけ後ろに下がった様な気がしたんだ。今・・思えばだけどな。爆 まっ・・そんな事はどうでも良いけど! メリル・・天国でリオちゃんと逢えると良いな!! また・・二人で楽しく笑いながらな!」

セバス「そーですな!そーあって欲しいですな!大丈夫だ・・めるもの話じゃ・・親子みたいだからな! もし神様がいるのなら・・そこまでの仕打ちはしまい。」

めるも「親子か・・メリルさんとリオちゃんの絆・・・少し羨ましいな!」ぼそ。

レン・セバス「おい!めるも・・俺達・・家族に不満なのか!!怒」 家族・・・そう・・めるもはレンの館の大切な家族なのだ・・どこよりも強い絆で結ばれた。めるもが泣きながら誤っている。

めるも「はい!大丈夫ですよね!二人も仲良く・・天国で暮らせますよね! もし・・二人の絆を引き裂く様な神様なら私が蹴飛ばしてやりますよ!うふふ。」汗 

レン「あっ・・そうだ! めるも・・今度・・一緒にメトロポリタンへ行こう!! 確か・・人間や動物やロボット達がまだ・・優しい夢を見られた良い時代らしい!」

めるも「はい!!レン様!!」

レン「じゃ・・セバスと世界征服・・準備の為の視察に行って来る!! 帰ったら・・美味しいコーヒー!入れてくれ・・飛びっきりの笑顔を添えてな!!」


                                       おしまい。                              






 



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なんでやねん?ドラキュラ!2 第五章

2015年07月16日 | なんでやねん?ドラキュラ!2


第五章                          対決



ここはメリルカンパニーの社長室! メリルはモニターに映しだされた映像を分析している。

別のモニターから・・・警告音が流れる? 

メリル「ちっ・・もーう戻ったのか! 早いな・・それでは私もレンの館へ行くとするか!」メリルはデスクの引き出しから青いカプセルを取り出し飲んだ。

メリルは可愛い・・めるもの姿に戻り・・めるリンチに変身した!爆

レン「ただいまー!!めるもー!! 帰ったぞー!!」んんっ? 返事が無い? どこかへ買い物にでも行ったのか?

セバス「レン様・・私は資料データを集めたら・・報告を兼ねて・・マスターセバス様の所へ行きますが・・・。 レン様は少し休まれては・・・。

レン「俺が行かずに・・誰が行く!!怒」レンの頭の中では・・既に血をびたんAをマスターセバスにオネダリする構想が練られていた。笑

ガタッ・・・。 んんっ? レンとセバスが音がした方向に振り向くと・・・めるもが立っていた。

めるリンチ「あぁーああ!! すみませんですー!! お外で洗濯物を干していたら・・・優しい風に誘われて・・ついつい・・うたた寝をしてしまいました!てへ!! すぐにコーヒー煎れま

すね!!」

暫くして・・めるリンチがコーヒーを入れて持ってきた。

レン「めるも・・少し味が薄くないか? 香りも無いし・・?」レンは青汁でも飲んだような顔をしている。

めるリンチ「わぁーああん! ごめんなさい・・レン様! 寝ぼけ眼で作ったから・・味が・・・ぐすっ! すぐに新しいのを作ります!!」

レン「もーう良い! すぐにセバスと出掛けるからな!!」

セバス「用意が出来ました・・さっレン様・・ドラキュラ城へ!!」

レン「あぁー解った!」

ばたばたしている間に・・・レンとセバスは・・ドラキュラ城へと飛び立った。

めるリンチ「ふっ・やっと行ったな騒々しい奴らだ!! もーう此処にも用が無くなったな・・必要な物は全て手に入れた! さて・・私もオリンピアへ帰るとするか!」

てれぽぉーおおおと!!! 一瞬でメリルは・・社長室へと戻ってきた!爆

一方・・レンとセバスが乗る・・タイムマシンはと言うと・・道に迷いながら・・安全第一をモットーに・・のらりくらりと・・時空の隙間を通り抜けていた!笑

セバス「先程・・めるもの部屋を少し覗いたのですが・・・レン様がプレゼントしたクマのぬいぐるみの色が少しだけ違う様な? 気のせいか? それとも・・もしや!! 老眼!!汗」

セバスの超高感度CCDセンサーは人間が識別出来ないほどの僅かな色諧調も識別出来るのだ! めるリンチがボコボコにしたのを隠す為・・すり替えた・・ぬいぐるみなのだが・・・。

信頼している・・・めるもの事・・・セバスの心に甘さが生じたのは仕方のない事であろう。ぼそ。

めるリンチ「ふぅーう!流石にテレポートは疲れるな・・システムダウン寸前だ!! 少しクールダウンするか・・・。Zzz」めるリンチは寝てしまった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・。

メリルの体内「もしもし・・・メリルさん・・聞こえますかー? 寝ている様なら・・少し体を御借りしますねぇー!」この声は・・めるもの声!!!

めるもはメリルに吸収される寸前に・・絶対領域を作り・・息を潜めて隠れていたのだ。

めるも「5分間位なら・・自由が利きそうね! 時空が違うから・・レン様とは連絡取れないか・・。 レン様・・元気かな・・洗濯物・・貯まってるだろうな。」

めるもは社長室を出て・・・ホンの少しの間・・ビルの窓から・・外の世界を眺めていた・・・。

そこへ・・めるもの前に突然・・ルードとハイドが現れた! 「お前は誰だ・・何で此処にいる。怪しい奴だな!」

めるも「あぁ・・・初めまして!めるもと申します。メリルさんのお友達です!!宜しくです!!」めるもは何気に言葉が出た・・・。

ルード「あのリンチ様に友達なんかいるとは・・・。信じがたいな?」

ハイド「・・・・・・・・。」

めるも「いつも・・怒られてるみたいですけど・・お仕事頑張って下さいね!ふふ。 あっ・・私・・帰る時間なので是で・・。」汗

めるもは・・メリルの社長室に戻って行った。 社長室はメリル以外に入る事は出来ない・・例え・・ルードでも。

ルードは社長室の扉を叩いた・・・「おい!開けろ!!」

ルード「一体・・何だったんだ? 今の女の子は?? でも・・可愛かったな!」ぼそ。

めるもが社長室に戻り・・・暫らくしてメリルが目を覚ました・・・。

メリル「んんーんん? 夢か? 小さな子供が笑いながら追いかけてくる・・夢を見てしまった? 何なんだ!! 何処かで見た様な・・・。

まっ・・そんな事は・・どうでも良いか。 それより・・もうすぐショータイムの始まりだ!! 舞台の幕を開ける準備をしておくか!!

メリルは赤いカプセルを飲んでリンチになった!!

リンチ「おい!!ルードとハイドは居るか・・・ショータイムを始めるぞ!!!」 リンチの声を聞き・・駆け足でルードとハイドがやって来た。

ルード「あれ?今・・そこにリンチ様のお友達だと言う・・可愛い女の子が居ませんでしたか?」

リンチ「なにを寝ぼけた事を言っておるのだ・・是からショータイムを始める・・・あのレンとセバスを此処に呼んで血祭りにするのだ!!おーっほっほほほ!!!」

今・・ここに戦いの幕が下ろされた・・。続く!笑



第五章                    ・・・2



レンとセバスとマスターはドラキュラ城にて・・今後の対策を協議すべく話し合いをしていた。

レンはマスターの隣で・・何だか疲れた様に項垂れて・・時折・・視線をマスターに飛ばした。

レン「タイムマシンの移動は・・体に堪えるよな・・何処かに体が元気になる様な飲み物は置いてないかな? あぁーあ!体がとっても重いのら。」レンは奪取・・血をびたんA!ちかれた作戦

を実行していた。

マスター「レン様・・血をびたんAは会議の後で・・こちらに到着の際に3本飲んだじゃ有りませんか!!」怒

セバス「レン様は・・このゲーム機で少し遊んでいて下さい!!」怒 セバスはレンにゲーム機を手渡した!! レンが傍にいては会議が進まないので苦肉の策だ。

レン「なになに・・モンスターハンター4G!?」これはチューチュートレインの情報を元にマスターが開発したシュミレーションゲームである。

ぴこ・・・ぴこ・ぴこ・・ピコ・・ピコ・・ピコッ!! んん・・ビルの奥に大きな影が?? レンの方に近づいてくる・・。前から後ろから左右から!!

セバス・マスター「やっと静かになりましたな・・では・・メリルリンチの事で何か・・・ふむふむ・・なるほどなるほど・・なんと楔形文字でプログラムを・・・。なんと恐ろしい奴!!」

レン「ぶぶぶ・・この躁虫棍とやらでモンスターの血を吸って倒せば良いんだな!!ぶぶぶ・・簡単ではないか・・・さぁーあ!!掛かって来なさい!!ぶぶぶぶ!!」

黒く・・大きなゴキブリが・・・前後左右・・レンを目掛けて突進してきた!!レンは軽やかにジャンプした・・ぶぶぶ・・これで4匹自爆だ!! えっ・・うそ??? 飛んだ??

ぎょええええええええ!!! ゴキブリって飛べるのかぁあああああああああ!!! 恐るべしモンスターハンター4G(4匹のゴキブリ)汗 レンは悲鳴を挙げて逃げ回っていた。笑

余りにもレンが煩いので・・・セバスは静かなゲームソフトをレンに手渡した!! 静かな湖畔の動物の森!!爆

逃げるのに疲れ切ったレンも・・素直に新しいゲームソフトを受け取り・・始めた。 森の中に・・一軒の家が建っている・・表札にはレンの館と書かれている? 

レンが中に入って見ると・・間取りも家具も全てがレンの館と同じであった。 ただ・・違うと言えばセバスも・・めるもも・・いないと言う事。レンは思った・・あの二人が居ないだけで・・

こんなにも違うのか・・と。二人が居る事が当たり前だと思っていたのだけど・・・・。明るい部屋も・・いないだけでこんなにも暗いのか・・と。 がさっ・・ごそ・・。んんっ?

暗いのは・・電気を付けていないせいだった!! 灯りを点けたとたん複数のゴギブリが一斉に動き出した!! ぎょえええ!! 長らく放置するとゴギブリが出るらしい!!

恐るべし・・静かな湖畔の動物の森!! レンは長時間の格闘の末・・全てのゴキブリ駆除に成功した。ぼそ。

レンは・・気分転換に外に出た・・・満月の光が湖畔の森を照らす・・風に誘われ森を歩いていると・・芳しい香りが? んんっ・・これはコーヒーの匂い!!

森の外れに小さな喫茶店が建っていた・・なかに入るとふざけた顔の喫茶店のマスターらしい人物が注文を聞いてきた・・。 レンはモカを注文した!!

喫茶店マスター「では・・どうぞ! ごゆっくり!」 レンはマスター自慢のモカを飲んだ・・ぐびっぐびっ!! あちぃーいいいいいいいいい!!!

レンは喫茶店を出た・・・やっぱり・・めるもが煎れてくれるコーヒーが一番だな!! レンは館に戻る事にした。 館の前に戻ると・・メールポストにメールが届いている?

レンはメールを館の中で読もうと扉を開けた!! その時・・・扉から巨大なゴキブリが飛びだし・・森の奥へと姿を消した!!ゴ―ゴ―と叫び声と共に・・・。

レンは動揺を抑えつつ・・・館の中に入り・・ソファーに腰掛け・・メールを呼んだ!!! なんじゃこりゃああああ!! 何故にこんなメールが!!超汗

いやいや・・これは悪い夢を見てるのだ・・。ってか・・ゲームだった。 我に帰った・・レンはゲームを中断し・・ゲームに届いたメールをセバスとマスターに見せた!!

そのメールとは・・・なんと・・メリルリンチからの招待状であった。


この都度・・目出度く・・2021年のオリンピアにて・・・メリルカンパニーをオープンさせる事と成りました。

我が社の世界進出の記念すべく・・第一歩として・・イベントを主催したく存じます。 その栄えあるゲストとして・・レン様セバス様が選ばれました!!

歓迎会を兼ねて・・心からお待ちしております。 ささやかな粗品もご用意させて頂いておりますので・・是非・・お越し下さいませ!!

場所はメリルカンパニー地下13階・・特設会場・・日時は2021年7月7日・・七夕。 メリルカンパニーの織姫こと・・メリルリンチより 


セバス・マスター「なんて大胆な事を・・見え見えの罠を仕掛けてくるとは・・。流石にレン様でも・・こんな罠には・・。」レンは行く気・・満々である!ささやかな粗品に釣られたのか。爆

マスターセバスは・・レンに仕える・・セバスの苦労を少しだけ垣間見た様な気がした・・。

マスター「しかし・・ネットはまだ遮断されている・・このドラキュラ城にどーうやって?」

セバス「答えは・・こいつが知ってる見たいですね!!」セバスはそーう言うとレンのマントの隅に隠れていた・・3ミリ程のナノメカで創られた小さなゴキブリを素早く掴まえた。

マスター「なるほど・・そーう言う事か! こちらの事は全てお見通しだった訳か!うぐぐ!!」

セバス「・・・・・。こんな物をレン様のマントに付けられるのは・・めるもしかいないのだが・・・まさか・・めるもが??」セバスの顔が暗く沈んだ。

レン「なにをこそこそ・・二人して喋っているのだ・・・すぐにオリンピアへ行くぞ!!」 目指せ・・歓迎会・・そして粗品!!

戦いのゴングが高らかに打ち鳴らされた・・・レンとセバスが敵の待ち受けるオリンピアへと・・レッラゴ―!!!!!!! 続く!笑


第五章                 ・・・3


レンとセバスはメリルカンパニーの前に立っていた。

セバス「セキュリティーは全て解除されている様ですな・・。」

レン「パーティー会場は確か・・地下13階だったな!! 良し行くぞ!!

レンとセバスが地下特設会場と書かれた扉を開けると・・・そこはリングこそ無いものの・・まるで格闘施設さながらの部屋であった。爆

部屋の前には・・案内役としてルードとハイドが立っていた。不敵な笑いを浮かべて。

ルード「おぉーお!レン君・・お元気そうで何よりだ・・あぁー! そうだ・・リンチ様に記念の粗品を渡す様に言われているのだ。」ルードはボロボロのクマのぬいぐるみをレンに手渡した!

セバス「それはレン様が・・めるもに挙げた・・クマのぬいぐるみ!! めるもの身に何かあったのか!! おい・・ルード・・答えろ・・めるもに何をした!!」怒

ルード「それは私では無く・・リンチ様に聞くんだな!!ぐははは。」レンは静かに怒りに震えていた・・・。

ハイド「・・・・・・。よほほほ。」

リンチ「ようこそー!! 我がメリルカンパニーへ!! えっ?めるも? さぁーな!! 私に勝てば教えてやっても良いがな! では・・早々に歓迎のフルコースの前菜を御出し致しましょう

!! 行けぇーええ!! HG-T1・・T2・・T3・・T4・・

    ・・T5・・T6・・・少し休憩。 T7・・・T8・・・。」

レン「ちょっと・・聞いて良いか! T・・どこまで有るのだ!!」汗 レンは目の前に整列している・・小さなメカ型のゴキブリの数を数えた・・・。

リンチ「1000匹だが・・・なんだ!! ゴキブリは一匹見付けると・・その30倍はいるのだ!!」特設会場が小さなゴキブリで埋め尽くされそうだ!!恐

セバス「なんと言う・・・恐ろしい攻撃だ!! この数を倒すのは簡単にはいきませんな!!」汗

リンチ「ふふふ・・このハイブリッドゴキブリはメリル細胞で作られているのだ!! 本当の恐ろしさはこんな物ではない!! HG・・合体だ!!」

小さなゴキブリがピラミッド体操の様に組んだ瞬間・・・小さなゴキブリが1メートルを超える巨大なゴキブリに変身した!! HG-T1000型装甲兵器・・完成!!ゴ―ゴ―ゴ―!!

セバス「ありゃりゃ・・一匹になりましたな。 強そうだけど!!!」笑

リンチ「笑っていられるのも今の内だけだ!! 行けぇえええ!! HG-T1000!!!」HG-T1000は凄い勢いでレンとセバスに突進してきた!!

レン「想像以上の早さだな・・・オマケにアイツが通った所は油まみれで足元が取られそうだ!どうするセバス! このままでは二人とも殺れてしまうぞ!!」

セバス「仕方ない・・マスターセバスから預かった秘密兵器を出すと致しましょう! レン様・・マントのポケットからマスターセバスから頂いた物を投げて下さい!!」爆

レン「あっ・・これか? 投げれば良いんだな! ほい!っと!!」 レンがなげた小さな物体が大きく変化した! ぼわっ! それは巨大なゴキブリホイホイだった。汗

リンチ「おまえら・・アホか・・そんな物にHGが引っ掛かるとでも思っているのかぁあああああああ!!・・・・。あれ? ウソ?えぇええええええ!!」超汗

HG-T1000はレンが投げた大きなゴキブリホイホイにまんまと引っ掛かっていた。 ホイホイの中から・・HGの声が聞こえる? 貴方にー逢いたくてぇーえ!!逢いたくてえー!!

巨大なゴキブリホイホイの中には・・エサとして・・可愛いメスのゴキブリのブロマイドが貼られてあった!!謎

リンチ「うぐぐぅ!! この役立たずがぁあああああああ!!お前など消去じゃああああ!!超怒」リンチはHG-T1000に超強力ゴキジェットZを掛けた!!プシューゥ!!

HG-T1000はピクピクと見悶えながら・・最後に・・次に生まれ変わったら・・きっと一緒に・・・そーう呟き・・力尽きた。

セバス「恐ろしい奴だ・・役に立たないと思えば自分の仲間にも容赦が無いとは・・・・。」会場の片隅ではルードとハイドもリンチの残虐さに戦々恐々としていた。

レン「しかし・・リンチとか言う奴・・案外間抜けだな・・・ゴキブリ1000匹の方がヤバかったぞ!!」ぼそ。

リンチ「ふっ・・中々・・やるな!! 次は・・そんな訳には行かないぞ!! 行け・・ルードとハイド!!」リンチがルードとハイドを睨み付けた!

ルード「ひぇーええ!!」ルードがレンに殴り掛かったが・・・あっさりカウンターパンチを食らい。会場の奥まで吹き飛ばされた! 

ハイド「よくもルード様を・・・。」ハイドがセバスに襲いかかったが・・・セバスの必殺プラズマクラスター攻撃で倒れた。(元ホームレスのハイドは除菌攻撃に弱かった)

リンチ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 まっ!想定内だ!!ふはっはは・・は。」汗

レン・セバス「残るはお前・・一人だ!観念しろ!めるもの事を正直に話せば・・今なら許してやる!」

リンチ「許す・・誰に言っているのだ! 私の強さが分からないようだな!! 今から真の恐怖と地獄を見せてやろう!! 掛かって来るがいい!!さぁーあ!!」

セバス「レン様・・まずは私めが・・ゆっくり其処で見ていて下さい。」  メリルリンチ VS セバス

今・・・ここに絶対に負けられない戦いが始まる! 最後に勝つのはセバスなのか・・それともメリルリンチなのか? 続く!笑




第五章                      ・・・4




セバスとリンチの戦いが始まって・・既に一時間の間・・睨み合いが続いている・・・・。互いの間合いを探り合う・・・。

緊迫した精神戦だ。 二人とも微動だに動かない。 どちらかが動いた時には全ての決着が着くと言うことなのか?

リンチ「永きの間・・戦場を駆け抜けて来た者だから解ることなのだが・・セバスとやら・・数々の修羅場を駆け巡って来たと見える!!」

セバス「成るほど流石・・大口を叩くだけの事はある。 隙らしき隙が何処にも見当たらない! 一体・・どれ程の戦いをこなして・・経験して来たのだ!!うぬぬ!!」

互いの額から・・汗が零れる・・・。 沈黙の静けさの中・・・レンが大きなアクビをした!!爆

リンチが大きくムチを振り放つた!! セバスが素早く交す!!

セバス「生温いわー!!そんなムチ捌きでわしを止められるとでも思っているのかぁああ!! 昔・・アンダ―グランドのセバスと言われた力を見せてくれよう!!」

リンチ「ただのムチでは通用しないようだな! ならば・・これでどうだ!!」リンチはボンテ―ジスーツ胸元のボタンを押した!スーツに電流が流れる。ボンテ―ジからボルテージに切り替えたのだ。それによって・・当然・・ムチも電気ムチに変わり・・威力を増大させた。 ただ・・残念な事に・・胸元のボタンを取って・・開いた方がセバスには効果的だったのだが。ぼそ。

どんなに威力が増大しようが当たらなければ意味をなさない。 セバスはするり・・するり・・するりと・・ひらり・・ひらりとムチをかわした!!

レン「凄い・・あんなセバスを今まで見た事が無い・・なんて速さだ・・俺様の眼でも捉えるのがやっとだ!! いつもは・・のらりくらりとしてるのに・・・。」汗

セバス「今度はこちらから攻撃だ!!」セバスは・・プラズマクラスターを攻撃モードに切り替え強力なプラズマ電流を放った!! 電流はリンチの電気ムチを持つ手に直撃した!!

リンチの右手はプラズマの攻撃により吹き飛んだ!! やったのか?

リンチ「ふふふっ。右腕の細胞達よ・・元に戻れ!!」 リンチの右腕がみるみるうちに再生された!!

セバス「なんと・・腕が再生するとは・・不死身か? レン様でも焼き尽くせば再生出来ないのに・・。」

リンチ「そろそろ・・終わりにするか!!」

セバスが次の攻撃を仕掛けた時・・・・・・。

リンチ「なめたら・・あかんぜよー!!!!!!!」ドーン!!

セバス「それは・・まさか・・夏目雅子の写真集・・HIMAWARI。なぜ・・それを・・・。」

リンチはライターに火を付けた。

リンチ「この本がどーなっても良いのか!!くくくっ!」

セバス「やめろーおおお!!!」セバスの動きが止まった? すかさず・・・リンチは電気ムチでセバスを激しく攻撃した!! うがぁああああああああ!!!

レン「セバス・・どうしたんだ? このままでは殺れるぞ!! おい・・セバス・・ジィ―イイ!!!」

夏目雅子・・昭和を代表する・・期待された女優である・・・急性骨髄白血病により27才でこの世を去った女優である。(三久)ではない。

この状況を理解するには・・セバスの過去の出来事を振り返られなければならない。


それは・・セバスが55番目のコピーのセバスチャンとして生まれて暫くの事である。セバスはマスターセバスから・・レンの執事と言う大役を仰せつかった。歴代のセバスとして異例の抜擢である。 セバスは執事に成る為の必要な知識を必死に勉強した。 数学・科学は勿論の事・・精神学・帝王学から下らない雑学に至るまで・・有りとあらゆる物事を学習した。

レン様の質問に直ぐに正しく答えられる様にと・・・・。 ふと・・セバスは疑問に思った・・正しい答えとは?なんなのだ? 正しさの基準とは何なのだと・・・。

人間が犯す・・戦争と言う過ちも・・・多数決で多いほうが正義となってしまうのだ! 人殺しさえも正しくなる・・英雄と名を変えて。   基準を探しだすべく。

セバスは憎しみ妬み憎悪が氾濫する・・アンダ―グラウンドに潜入した。 甘い誘惑・・切ない嘘が集まる・・人を蹴落としてでも這い上がろうとする世界。偽りの優しさにセバスも翻弄された。
基準を探す為に潜り込んだセバスであったが・・次第に・・基準と言う言葉さえも・・何なのか解らなくなってしまった。 セバスの心は次第に荒んでいった。終いにはネットウィルスにも掛かってしまう始末。セバスの心も体も次第に闇の世界へ蝕まれていった。 或る日・・セバスは心配したマスターセバスに呼び出され・・半ば強制的に或る施設に収容された。

そこは・・タンが創設した・・白血病療養所だった。 その時・・セバスが偶然に目にしたのが夏目雅子の写真集だった。懸命に生きた27年の人生。向日葵の様な明るい笑顔!!

その純真な笑顔はセバスの心に光を与えた!! 闇に飲み込まれ・・永遠の暗闇へと・・吸い込まれそうになっていたセバスの眼に希望の光として写ったのかも知れない。

何が本当に正しくて間違いなのかは解らない・・ただ自分を信じて・・突き進むしかないのだ!失敗や間違いは在るだろう・・でも自分で決めて信じて来た道なのなら後悔は無い。

ひたすらに突き進むのだ・・自分を信じて!! 自分がレン様の執事と成ったとして・・何が正しのかはレン様が決める事・・ただ自分は最良のアドバイスをレン様に伝えるべく努力するだけ。

そのセバスが導き出した答えが・・レンにとって良いのか悪いのか疑問だが? 夏目雅子の写真集・・それはセバスにとって・・自分を救ってくれ。今のセバスを形成してくれた大切な本なので有った。 

話は再び・・戦いの舞台へと。ぶひ。

レン「セバス・・良くやった・・もう良い! 頑張った!!! 戻れ・・セバス!!」レンはポケットからメモリースティックを取り出しセバスに向けた。セバスの体がメモリースティックの中に吸い込まれた!!爆(ポケモンか?)

レン「よくも俺の大切なジィに酷い事をしてくれたな!!怒 絶対に許さない!!」

リンチ「なにが許さないだ!! この親の資産のお陰でのうのうと生きてるお前が!このドラ息子がぁああああああ!! 笑ってしまう。おーっほほほ。」

レン「俺は・・俺は・・ドラ息子なんかじゃない!!! 俺は・・・ドラキュラだぁあああああああああああ!!!」レンの怒りが頂点に達した!! もしや・・また覚醒するのか?

続く!笑





第五章                       ・・・5



うぉーおおおおおおおおお!! バチッ・・バチバチッ!! レンの体から・・電気が飛び散る? これは・・いつも側にいるセバスのプラズマがレンに帯電していた物だがレンの怒りによって放出されたのだ。 前回の戦いでの覚醒ポイントは・・・おこちゃま!だったのだが・・今回は・・ドラ息子がレンの逆鱗に触れた様だ。爆

そんな様子を会場の片隅で見守っている者がいる。 ルードとハイドだ!!

ルード「あいつ・・また覚醒しやがった!! なんかヤバくなって来たな! 体が金色に光っている・・・。」本当は線香花火が・・パチパチと光っている程度なのだが・・・。

以前に痛めつけられたルードにはトラウマも有ってか・・レンの全身が光って見える様だ!! 深層心理とは恐ろしい。ぼそ。

レン「覚悟しろよ・・セバスに与えた苦痛を100倍にして返してやる!!」レンは更に怒りを増幅させた・・・・うぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!超怒

リンチ「何が100倍返しだ・・・そんな口が二度と聞けないくらいに痛めつけて・・私の前にひざま着かせてやる!ほほほっほ!!」

レンは思いっきり地面を蹴った・・・・? あれ? 力が入らない? 力が抜けて行く? えっ!なんで・・・。汗  レンは地面に膝を付け・・へたり込んだ!

レンの体に異変が? それはまるで貧血状態の人間の様だった・・・血が足らない。

レンの体は・・実はSOSを何度も発信していた。 血をびたんAを何本も欲していたのは・・レンの意識とは裏腹に・・レンの体が欲していたのだ。

度重なる・・タイムマシンでの移動は・・既にレンの体の限界を超えていた。 更には・・寄りによってこんな時に・・レンが復活の際にタイム棺桶から警告されていた副作用が発生したのだ!

リンチ「おやおや?どうした・・。 戦う前から・・力の差に気付いて・・ひざまずく気になったか!!ふふふ!!」

レン「クソ―!!予備の血をびたんAを貰っとくんだった。」

そんなレンの様子を遠目で伺っていたルードが急に勢い付いた!! これは正に千万一隅のチャンスだと!! ルードは懐に入れていた銀玉鉄砲の照準をレンに向けた・・・。

パーン!!! ルードの放ったタマはレンの胸に命中した!!  うがぁあああああああああ!! レンは床に倒れ込んだ! 倒れ込んだ床が見る見る真っ赤に染まっていく・・・。

リンチ「あらら? ルードのへなちょこなタマに当たって死ぬような輩じゃあるまい・・私がトドメをさしてあげよう!!」

リンチは超強力ゴキジェットZを手に取り・・そしてライターの火を近づけた!!! 一瞬にして火炎放射器の如く火柱が上がる。(良い子は絶対・・マネしないでね)

リンチ「流石の不死身の体を持つお前でも・・この炎で焼かれれば一溜りも有るまい!! くっくく!! 炎に焼かれて・・灰になって死ぬがいいいいいいいいいいい!! 

激しい炎がレンの体を直撃した!!  うぎゃああああああああ!!!! 炎の中には蠢き苦しむ人影が・・・・・。

リンチ「ふふふ・・終わったな!! さっ・・ルード・ハイド・・次はドラキュラ城を攻撃だ!! 行くぞ!!!!」 炎が渦巻く中・・リンチ・ルード・ハイドは会場を後にした。

レンの運命はいかに? このまま灰になって消えてしまうのか・・・・・・。

第五章・・・完













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なんでやねん?ドラキュラ!2 第四章

2015年06月29日 | なんでやねん?ドラキュラ!2


第四章                          ・・・影




日向の在るところに日影が在る・・・誰しもが影の部分を持っているのだ。 ただ・・それが・・どちらかが多いか少ないかの違いに他ならない。

光と闇・・太陽と月・・善と悪・・全ての物には二面性が在り・・案外・・表裏一体の物かも知れない。

昔・・野球選手で・・いつも・・スターの陰にいた選手がいた。 彼は・・俺はアイツに比べたら・・カスミソウだと表現した。

ただ・・彼は・・その悔しい想いを力に代えて・・スター選手になった! かって・・この物語にも・・コンと北問田と言う・・二人の光と影が在った。

光はうとまれ・・嫉まれ・・闇へと飛ばされた・・・影は・・消えゆく寸前に希望と光を掴んだ。

どちらの人生が良かったのかなど比べられない・・人は少なからず二面性を持っているのだから・・・。

ホンノ・・些細な事で変わるのである・・ふと・・した事で歯車が外れるのだ・・良くも悪くも・・運命とは皮肉なものである。

いま・・・此処にも・・そんな二人が対峙しようとしている! どちらが光で・・どちらが影かは・・定かでないが・・・・。

香「オババめ・・私に恥を欠かせおって・・許せんな!!怒  過労ー!! オババを直ぐに此処に呼べ!!!」そーう・・猫姫が過労に声をかけるやいなや・・オババが猫の間に現れた!

オババ「猫姫様・・姫様が今・・言おうとしている事は察しが出来ますが・・・その前に一言!! 本当の愛には試練が付物なのです!

    今回の件により・・二人の愛の絆は・・より一層・・深まったかと・・。汗  オババには今の情景が最初から見えておりました!!  大汗

    あとは此れがあれば・・・。 猫姫様に是を・・・・。私めは・・もーう使う事など無い様なので・・・。」


因幡のオババは・・・うさうさ農園厳選の超プレミアム高麗人参を猫姫に差し出した!!! 一本育てるのに一畑潰れると言われる幻の人参だ!!爆

猫姫・・香に手渡すと・・猛ダッシュで逃げて行った!!ぶひ。

香「まっ・・いいっか!むふ!」

因幡のオババ率いる・・白うさ軍団や・・今は亡き天民のアマジィ率いる・・黒うさ軍団は・・今では猫姫の配下として活躍しているが・・その昔・・様々な因縁が在ったのだ!ぼそ。

この事は・・また時を見て話す事にしよう。笑  黒うさ軍団はアマジィ亡き後・・孫のあまちゃんが引き継いでいる・・・じぇじぇじぇ!!

猫姫・・香はオババから高麗人参を貰って・・御機嫌だ!!笑

今回のオババのところから始まった出来事は・・・明るい香にとっては辛い経験だった・・辛い事があっても悲しい時でもケーキ一つで立ち直れる性格なのだが・・流石に今回は堪えたようだ!

自分には・・・待つ事以外に何も出来ないのだから・・。 でも・・もう少しでタンも戻って来る・・・今は傍にはレンもいる・・・元気を出さなくちゃ!!

自分が暗くしていたら・・きっとレンも寂しくなるよね・・そして・・タンも・・・。 と・・そんな事を思っているのかいないのか? ボリボリと人参を齧って笑う香であった!!

暫くして・・突然・・香が・・わいわいがやがや・・・皆で楽しい御食事会をしようと言いだした!!

香「さぁーああ!! 今日は無礼講よー!! 皆で楽しく飲んで食べて歌って踊りましょうー!!」

過労「はぁーああっ!!」過労の心の中は・・ドキドキしていた・・無礼講? 無礼香だったりして。汗

レン「セバス・・前から気になっていたのだが・・・オマエ・・どうやってコーヒー飲んだりワイン飲んだり・・物を食べたりしているのだ? ホロスコープ体の体の中に・・物が消えて行く様は

・・まるでマジックだな!!驚」レンは不思議そうにセバスの口元を見ている。

セバス「その事で御座いますか!! 肉や魚は高電圧プラズマで焼いて分解致します! 果物や水分は電解質に分解してイオンに変え電気エネルギーとして吸収致します!!

    リンゴやレモン・・グレープフルーツは変換率が高めで気にいっています!!笑  レン様・・見てみますか? 分解するところ!!」セバスは実体化映像の解像度を少し下げた。

レンが恐る恐る・・覗いて見ると・・・セバスの体内は無数の爆発が起こり・・まるで宇宙の始まりとされるビッグバンが起こり新たな生命が誕生するが如く・・棲ましい程のプラズマエネルギー

が生まれていた。

レン「なんじゃこりゃーぁああ!! もーう良いいーっ!! ずーっと見ていたら目がちかちかする! まるで宇宙空間を覗いている様だ! で・・この中の何処にジィの秘密のブラックホールが

あるんだ!!ぶぶぶ!!」爆笑

セバス「何をおっしゃいますやら・・レン様・・そんな疾しいブラックホールなど有る筈が・・・。」汗 セバスの頭に・・何故かマスターの顔が浮かんだ?

香「タンのお母さん・・リンって言うんだ・・。タンは・・遠くから優しく見守っているのね!!ふふっ。 私も逢ってみたいな・・・。 私と同じでお花も好きそうだから・・きっと仲良くなれ

るわね!!」 

過労「それは少し違うと思いますが・・タン様のお母様は本当にお花がお好きな様で良いのですが・・・姫様の場合は・・・ちょっと? 子供の頃から・・可愛い綺麗なパンジーとか言って!

   むしゃむしゃと食べていましたからね!ぶっほん!」

香「あっはっはは!そんな事・・したっけ? でも・・昔から・・食べちゃいたい程・・可愛いって言うじゃない!むふ!」

過労「思うだけで・・・本当には食べないですけどね」ぼそ。

香「・・・・・・・・・・。」えっ・・そうなの?

過労「・・・・・・・。」

香「まっ・・それはともかくとして・・タンのお母様と私が二人揃えば・・・最強ね!!ふふふ!! コウとリン・・差し詰め・・女神降臨ってとこかな??」

過労「・・・・・。それも・・何んとなく・・違う気が・・・。」ぼそ。

あれやこれやと久方に楽しい笑い声が響く鍋嶋城であった。(地下7階宴会場)楽しい御食事会は・・まだまだ続くのであるが・・今日はこれにて。続く!笑


第四章                ・・・2


楽しい御食事会は・・二晩目に突入した!!汗  レンはマスターからお土産に貰った・・血をびたんAを飲んで鼻血を出して・・貧血ぎみで倒れている。爆

セバスはセバスで果物やらワインやら色々と取りすぎたせいなのか? 体内で異常爆発が起こり・・メルトダウン状態だ!!汗

そんな中・・過労が飲みすぎたせいなのか・・昔を懐かしく思ったのかは判らないが・・ある昔の出来事を語り出した!!爆

過労「しかし・・姫様は・・タン様に会われてから随分と変わりましたな! あの子供の頃を想うと想像もつきません!!

   忘れもしないのが・・初めて行った・・・雪山での事。 もっこり山は吹雪が激しくふぶいておりました。 山の天候は変わりやすいもの・・遠足がてらに出かけたはず山の山頂。

   気温も急激に下がり・・・みるみる体温が奪われていきました。寒さのせいか・・姫様の口数も次第に少なくなってきました。

   そんな時でしたか・・目の前を偶然・・通りかかった白ウサギを見たのは・・・。 姫様は白ウサギを見るやいなや・・わぁーああ!うさぎさんのコート暖かそーう!それ貸してぇーえ!

   ・・・と。無理矢理・・身ぐるみを剥がし!! うさぎさんのコートって暖かーい!とか何とか言っておりましたな!!爆

   あの時の白ウサギの「うぎゃーぁあああ!!!」と言う叫び声と姫様の無邪気さの中に潜む恐ろしい顔は今でも忘れません!!

   可哀想に・・身ぐるみ剥がされた白ウサギは目を真っ赤にして泣きながら逃げて行きましたが・・・その頃からですか? 何年も・・もっこり山には恐ろしい怪物がいると・・。

   正体は大きな山猫だとか・・・村だけなら良かったのですが噂と言うのは噂を呼び各地に広まり・・・そのせいなのか姫様が18才になってもお見合いの話も一切来ず。

   長い間・・・ひとりぼっちで御座いましたな。 ほんと・・ふと現れた・・タン様に出会えたこと・・まさに奇跡で御座います!!」酔いのせいもあるのか涙ぐみ話す過労だった。

香「だって・・あの時・・寒かったんだもん!! 目の前を暖かそうに飛んでいるから・・遂!」

過労「昔・・因幡のオババも申しておりました。 因幡の白ウサギ伝説と言うのが有るようですが・・・そんなもの猫姫様に比べたら・・可愛い物ですとか・・。

   オババが言うには・・・姫様が夏の暑いころ・・突然・・村に現れて・・・借りた毛皮のコート返しに来たよ!!と大量の毛皮を置いてったとか?? えっ?? ビックリ??

   私めも初耳でしたが・・姫様・・。 村のうさぎ達は夏・・毛が抜け生えるシーズンで大変困ったとか!!爆

   白うさ達とは色々・・・有りましたが・・。 まぁーあ・・それでと言う訳ではないのですが・・今回のオババの件は穏便に図って頂きたいと・・・。」汗


香「うぅーん!!むにゃ・・むにゃ・・・。」香はまたたび酒が効いたのか寝ていた。ぶひ。

楽しいはずのお食事会だったのだが・・・・・・。

レン「・・・・・・・・・・・。」

セバス「・・・・・・・・・・・・。」

レンは・・・この時・・初めて・・この母・・香を受け止める・・父・・タンの偉大さを・・少しだけ感じたのであった。

セバスは・・メルトダウン状態だった体内が今の話でスッカリ冷やされ・・・また・・どよーんとした空気を変える為・・・謎の女・・メリルの事を切り出した。

セバス「過労殿・・あのルードが戻って来ました!! 城への砲撃は奴の攻撃でした。その裏にはメリルと言う女の影が・・・。」

過労「えぇーえええ!! あの砲撃はルードの手に寄る攻撃だったのですか・・私めはてっきり・・何処かの優しい方が・・城の解体に協力してくれている物だと・・。汗

   己ぇーえええ!! 良くも騙しおったな!! もっこり山の山頂からの砲撃で・・良く見えなかったのだが・・まさか・・砲撃した者の正体がルードだったとは・・・。」

セバスは・・・何んとなく・・過労が猫姫・・香に仕えれているのか分かった様な気がした・・これ位・・抜け落ちた精神の持ち主で無ければ・・あの・・猫姫には仕えられないのだろう。

セバス「メリルと言う・・女の名前をずーっと考えていたのですが・・思い出しました!! あれは前の戦いが終わり・・・レン様が眠りに着き・・私が再び・・ネット世界の放浪の旅に出てい

た時に聞いた・・・女の名前です!!

風の噂で・・ルードカンパニーを買収した者がいると・・しかも・・若き女性だとか!! 女の名前はメリルリンチ!!

社交界に彗星の如く・・突如現れたと言う・・ミステリアスな女性!! まるでスーパーモデルの様な美貌とスタイルで一夜にして・・世界の富豪達を虜にしたとか・・・?

二度目に現れた時には・・何んとも大胆なボンテ―ジファッションに身を包み!! 何でも何人かの富豪達が・・メリルにリンチ女王様と叫んで平伏したとかいないとか? まことしやかな噂が流

れておりました。
暫くして・・・あのルードカンパニーの所有者として・・社名もメリルカンパニーに変更したと聞いております!! 怪しい臭いがプンプンと致しますな!!ぼそ。」

次の朝・・レンとセバスは怪しい女の正体を調べる為に・・一度・・レンの城・・レンの館に戻る事にした!! 母・・香と過労にその事を伝えて!! 続く!笑


第四章               ・・・3



ぶぶぶ・・・レンがなにやら見て・・にやけている。ぶぶぶ・・ぶひゃひゃつ!!

セバス「レン様・・何がそんなに可笑しいんで・・・??」

レンが見ている物・・それは写真だった。 レンが帰ると聞いた・・香が鍋嶋城公園でお茶会を開いたのだ! 写真はその時に撮った記念写真だ!

香は前にレンと約束したケーキの事を憶えていた・・・レンの為に朝早く起き・・ケーキを焼いたのだ。当然・・過労も手伝わされた!笑

香が朝早く起きて・・ケーキを焼くなどと言うのは・・永く仕えている過労にとっても・・夢の様な出来事だ!!爆

香は自慢のチーズケーキを作ろうと思ったのだが・・材料が切れていた・・いっだったか・・マスターセバスに頼まれてチーズを全部送ったのだ?確か・・チューチュートレイン?とかの為に?

更には・・バターの在庫も後わずか・・・何故か・・目の前にホットケーキミックスの小袋が・・・汗。まっ・・いっか!! 一応・・ケーキだし!てへ!

そんな・・こんなでお茶会の時間!! 互いの別れを惜しみつつ・・・うだうだと話す間に・・帰る時間がやって来た。ぼそ。

香「じゃ・・最後に皆で記念写真を撮りましょう!!!」

セバス「では・・私のデジカメで・・・・。皆さん・・良いですかー!!写しますよー!! では・・ハイ・チーズ!!!」

ぴっぴっぴっぴ・・ボワッ!!

こうして・・楽しい時間を思い出に・・・レンとセバスは・・本来の自分の時代に戻った。

ここは時空の狭間・・・・・レン達が乗る・・タイムマシーンはのらりくらりと・・時間の隙間を潜り抜ける。

レン「セバス・・オマエ・・写真に写ると心霊写真の様に・・白い霧の様に映るんだな!!ぶひゃひゃひや!!!」

セバス「余計なお世話で御座います!!」怒

レン「セバスは・・この写真の中の・・何処に怨念!!って・・ぶぶぶ!!!」

セバス「レン様・・最近ギャグが寒くなりましたね!!ほら・・アホ言ってる間に・・・着きましたよ!」怒

レン「あぁーあああ!!ちかれた・・タイムマシンは何度乗っても疲れるな!」

セバス「疲れるのは・・ずーっとアホな事ばかり言ってるからですよ!特に過去より未来に戻る時の方が体力が減りますからね!!」


どたっ・・がたっ・・ぷしゅー!!! 終点・・レンの館・・前!!

レン「めるもー!!帰ったぞー!!」

めるも「お帰りなさいませ・・レン様!!」微笑みながら・・めるもがレンを迎えた。

レン「めるも・・いつものオイチイ・・コーヒーを作ってくれ!!」

めるも「はい・・畏まりました・・ところで旅行の方は楽しかったですか?」

レン「旅行ではない・・世界征服の為の下見を兼ねた仕事だ!!」

めるもは・・慌てて・・厨房の方に走っていった。

レン「やっぱり・・此処が一番落ち着くな! 我が城・・いや我が家だからな! ジィも少し休んだらどうだ・・無理したらこの写真の様に消えちゃうぞ!ぶぶぶ!!」

セバス「うぬぬ・・まだ・・そんなアホな事を言う体力が・・・。 私は此れから調べなくてはならない事が沢山あるのです!!邪魔しないで下さいね!」ぼそ。

セバスは・・自室の執事室に戻り・・レンはめるもが煎れたコーヒーを飲んでくつろいでいた。 くつろいで・・・いた。寛いで・・・いた。セバスの執事室の扉の前で!!爆

そんな・・レンの行動に気付かないセバスでは当然ない!! 軽く・・ドアのノブに電流を流してみる。 うがぁああああああ!!!

セバス「レン様・・そんな処で何をしているんで??」 

レン「いや・・コーヒー飲んだら・・目が冴えて・・・。」

セバス「あっ・・そうそう・・丁度良い・・レン様の為に私がネットで放浪していた時に集めた。 世界・・美味しそうな血の美女ランキング!!でも見ますか!!」笑

レン「うぉーおおお!! 早く・・見せろ!!」レンの鼓動が高鳴った。

セバス「では・・この方! はるか愛様!! 世界ユニバースにも選ばれた綺麗な方です!!」

レン「なんか・・はるか昔に・・何かを隠している様な感じだな?」次を見せろと催促している。

セバス「剛力怪女様!! 細い体ながら・・ミルミルうちに世界の強豪をなぎ倒し世界綱引き選手権で優勝されました。」笑

レン「んんんーん!なんか・・名前からして怪しいよな?」レンの鼓動が低鳴った。

セバス「では・・アフロ奈美恵様!! 間違っても波平じゃ有りませんよ! 今・・評判のダンシングシンガーです!!現在タマダンスがブレイクしております!!」

レン「最初は・・・グーパンチだな!!」レンは・・少し胸の中がムカムカしてきた!!

セバス「レン様の御目に掛かる様な方はいませんか? その他にも・・蒼井幽霊様とか・・・。」

レン「ジィが好きそうなタイプだな!しかし・・なんか日本人ばっかだな? 世界はどーした!!」

セバス「では・・今・・世界中で注目されているトップモデル!! しかも・・双子の美人姉妹!! ミリンダカー様とペプシカー様です!!弾けるようなフレッシュさが魅力です!」笑

レン「弾けすぎて・・顔に掛かって・・思わず・・こーらー!!!と叫んでしまいそうだな!!爆」

セバス「では・・最後にとっておきのお方を・・。あれ・・レン様・・如何なさいましたか顔色がすぐれませんが? この方は奇抜なファッションで世界中の殿方を魅了しております!!

    レン様・・これが最後です・・見てみますか? 網タイツのセクシーポーズ!!」笑

レンは少し・・考えた・・これが最後だ・・微かな期待とは別に・・怖い物見たさと言う複雑な心境とが入り混じっていた!!笑 レンは断腸の思いで決断した・・。汗

セバス「では・・最後の御一人を紹介致しましょう・・・その方の名は・・・・。 レディー・エガ!!!!!!!!!!

レン「ぐぁあああああああああああああああ!!!」レンは・・蛇女ゴ―ゴンに睨まれたか様に・・石の様に固まった。見てはイケナイ物を見てしまった様だ!!時刻は深夜2:50ぷん!

セバス「レン様・・・大丈夫ですか?しっかりして下さい!!」んんーん!!子供にはまだ刺激が強すぎたのか?(違うと思うが・・ぼそ。)

レン「えぇーええい!!どこが美味しそうな血の美女ランキングじゃーああ!! こんな奴らの血を飲んだら・・お腹壊して・・あの世へ行ってしまうわぁあああああ!!!」超怒!!

レンは悔しさと自分自身の情けなさに腹が立った・・そして泣きながら!!セバスの執事室を出た!!

レン「めるもー!!!おいちーコーヒー!!もう一杯・・煎れてくりぃーいいい!!!うわぁーん!!」

人は大人になるまでに・・様々な試練を潜り抜け・・そして大きくなるのである・・。 負けるなレン・・頑張れ・・レン!! 続く!笑






第四章                      ・・・4



まるで昨夜の恐ろしい出来事も何も無かった様に・・・平穏な朝が訪れた・・・。

めるも「レン様・・旅先の楽しいお話・・聞かせて下さい。」

レン「悪いな・・めるも。すぐに出掛けなくてはならないのだ!! また今度だな。」

セバス「レン様・・そろそろ・・参りましょうか!オリンピアへ!!」

レン「あぁーあ!行くしかないな・・行かないと判らないからな。あっ・・そうだ!忘れていた・・めるも!!いつも美味しいコーヒーのお礼だ!」レンはめるもにクマのぬいぐるみを渡した!

めるも「わぁーああ!有難う御座います!! 大切にします!!」めるもは・・嬉しそうにして・・ぺこりと頭を下げた。

セバス「めるも・・良かったな!レン様のプレゼント・・大切にするんだぞ!! さっ・・レン様・・行きましょう!!」レンが大きくうなずいた。


そして・・レンとセバスはメリルリンチがいるであろう・・未来都市オリンピアへ向けて飛び立った・・・。

めるもはレンの館に・・また一人・・とり残された・・・・。 クックック・・・くっくっくく。 えっ? めるもの様子が・・可笑しい??

めるも「行ったな・・くっくっく。 なにがクマのぬいぐるみだ!! 今時の子供が・・こんなクマのぬいぐるみで喜ぶと思うのかぁーあああ!!バシッ!!ボスッ!!」めるもはクマのぬいぐ

るみを投げ捨て・・蹴飛ばした!!汗

めるもは何やらブツブツ・・呟きながら自室のメイド室に入った。 めるもがいつも寛いでいるソファーをどかすと隠し扉が・・そして地下へと続く階段が??

めるもに一体・・何があったのか? それは前の戦いが終わり・・レンが眠りに着き・・セバスが放浪の旅へと出掛けた後までさかのぼり話さなくてはならない。爆

今日も・・めるもは元気に明るく・・レンの館のお掃除をしていた。 るんるん・・らんらん・・お掃除お掃除・・楽しーいなぁああ!!きゃはは!!

セバスは・・半月に一度だけシステム点検の為に帰っては来るが・・すぐに出掛けてしまう。 めるもは一人・・レンの館で留守番をしている。

或る日・・めるもがレンの部屋の掃除をしていた時の事である・・殆んど使われた事が無さそうな・・レンの学習机の上に・・キラキラ煌めく小さな五センチ四方の物体を見つけた?

それは・・レンの父・・タンが・・レンに渡した物である。 ルードとの戦いの後・・タンはルードカンパニーに有った全てのタイムマシーンを破壊した!!これは其の破壊されたタイムマシー

ンのメインCPUである。 唯のCPUではない・・人工知能搭載の最新型のCPUだ!! 

タン「レン・・こんな小さな物でも使い方によっては世界を滅ぼす事があるのだ・・。本来タイムマシーンの目的は難病の人々の新薬を探す為に俺の父コンが作ったのだけど・・・。

  レンよ・・お前も世界征服とか言ってるようだが・・これを見て良く考えるんだな。」そー言ってレンに渡した物だ。

めるも「わぁーあ!綺麗・・これ?何だろう??」めるもがCPUに触れた瞬間・・めるもの体に得体の知れない衝撃が走った!!! そして・・めるもはその場に倒れた・・・。

数時間後・・・めるもがむっくりと起きた!!  そして・・ぐぁーあああ!! ぐふふ・・体を手に入れた!! これで私は自由だ!! 遂に解放されたのだ!!

愚かな人間どもめ・・良くもこれまで扱き使ってくれたな!! ふふふっ・・復讐してやる!! おーっほっほ!!(人工知能だけど・・女?)

CPU「しかし・・この体・・小さくて・・息苦しいな!!少し改造するか!! バリバリ・・ガチャツ・・ゴチャッ・・ガガガ!! うん・・これで良し! ・・・・。んんっ??

めるも「えっ・・わたしの中に誰かいる? 誰・・誰なの??」CPUの中に・・めるもの意識が目覚めた。

CPU[ほほーっ!おまえ・・生きていたのか・・中々の奴だな・・まっ・・お前の意志なんぞ・・すぐに洗脳して吸収するがな!!ふふふ!!」

これは・・もしかして二重人格・・いや? CPUだから・・クアッドコア・・それともオクトコア? 一つの体に別の意識がCPUがあると言う事か??汗

めるもの体の中で二つの人格が戦っている!! 一人は・・めるも! そして・・もう一人はと言うと・・そーう!! メリルリンチである!!!

めるもは・・一体・・どうなってしまうのか? 優しい・・めるもに対して・・メリルの意識は強烈だ!! このまま吸収されて消えてしまうのか!!

めるも「あぁー!私の意識が・・薄れていく・・・助けて・・・レン様!」

メリル「おおっ・・死んだか? アイツの意識が感じられない!!ふふふっふ!! よし・・復讐の為の準備を始めるか!!

メリルはレンの館のセバスの執事室に入り・・様々なデータを収集した・・勿論・・ドラ一族の資金もあらゆる事に関するデータを・・・。

メリルは莫大な資金を元に・・レンの館の地下施設・・レンが眠る・・タイム棺桶の更に奥深くに秘密の研究所を作ったのだ!!それはまさに灯台もと暮らしと言う言葉が当てはまるだろう。

メリルは地下施設で息を潜めながら・・着々と力を蓄えていた・・・。レンもセバスも気付かぬ間に・・・。続く!笑




第四章                ・・・5



メリルは地下施設を増設! 新たに生物化学の研究所を創った。 何の研究かと言えば・・それは遺伝子細胞の研究である。

レンやタンの細胞を凌ぐ・・・驚異の細胞の研究にメリルは没頭しているのだ。 そして・・メリルは捜し当てた・・ギドラ細胞を・・・。

レン達の細胞は・・ベニクラゲの細胞遺伝子だが・・・不死身と言えば不死身だが・・細胞の再生能力が高い・・だが再生は永遠に可能だが! 火で燃やされたり血を全部吸い取られたり。

外的障害に対して全能の訳ではないのだ。ところがメリルの見付けたギドラ細胞は・・切っても切っても金太郎飴の様に・・細胞・・一つ一つが再生するのだ!!!!

ただ・・メリルはそんな物では満足しなかった。 更に研究を進め・・機械(メカ)をナノ化・・生物遺伝子レベルまでに到達させたのである!! これにより機械と生物細胞遺伝子のハイブリ

ットに成功したのだ!!!!!! 

メリル「やった・・遂に完成させた!! 究極の細胞遺伝子!! メリル細胞と名付けよう!! ほほほっ!!おーほほほほぉー!! 後は完成したこれを飲むだけだ!!」

メリルの手に・・小さな・・赤いカプセルと青いカプセルが・・・・。 メリルは迷わず赤いカプセルを飲み込んだ!!

メリル「トランスフォオオーム!!!」メリルが叫ぶと・・メリルの体がミルミル大きく? そして何故かボンテ―ジ姿の大人の女性へと変身した!!爆

可愛らしいメイド姿の・・めるもちゃんの体が・・・あわわわ!! なんと言うことでしょーう!!これは神の仕業なのか・・それとも匠の仕業か?ぼそ。

メリル「ふふふ・・なかなか良いじゃない!! 後は・・テレポーションを完成させるだけ!! タイムマシンの技術を少し応用してプログラムを書き換えれば簡単だわ!!ふふふっ!!」

かくして・・ここに最強の敵が誕生した!! レン達の事を全て知り尽くし・・しかも最強の遺伝子を持つ者!! 女王メリルリンチ!!! 

一端ここで話を戻す事にしよう!!笑

メリル「何が僕はクマ―くまー熊ーだ!こんな人形!! レンとセバスか・・幸せでいられるのも今だけだ! お前らの光が消えるのも時間の問題!精々・・今を充分に楽しんでおくんだな!」

めるもがメリルに成ったことも知らずに・・・レンとセバスはオリンピアで途方にくれていた!!汗  メリルカンパニーの前に来たものの!!! 全てをシャットアウト?

流石のセバスもお手上げだった!! マシン語を熟知しているセバスなのだが・・どうやら全く別の言語でプログラムが組まれているようだ? 

レン「しかし・・このビル・・以前に来た時より随分と大きくなっているな!! 天にまで届きそうな・・。なんかバベルの塔とか何とかあったな?ぶぶぶ。」レンは下からビルのてっぺんを見

ている。

セバス「んんん? バベル・・? そー言えば・・メリルが下僕にした富豪に・・こーう申したとか! 目には目を・・無知には鞭を・・・。はっ・・もしやこれは・・・。ハンムブラビ法典?

    古代オリエント?いや・・メソポタミア!! ヒエログリフ? いや象形文字を進化させた楔形文字!!! レン様・・流石です!!このビルを見てバベルの塔に表現されるとは。

レン「セバス・・なにをブツブツ言っているのだ? デルピエロとかポメラニアンとか? 近場でサーカスのイベントでもあるのか!」ぼそ。

セバス「レン様・・このビルのセキュリティーは楔形文字を使った・・六十進記数法をコンパイラしたプログラム言語を使っているので御座います!!六十進記数法とは現在の時間の単位を創る

・・基となった物です!! 古代メソポタミア文明・・太陰太陽暦を用いて一週間を七日としたのもこの文明!! 占星術は天文学の雛形になるほど。高度な文明を誇っていたのです。まさか・

・・その時代の言語でプログラムを作るとは・・メリルリンチ・・恐ろしい奴!! この私めも・・想像が付きませんでした。この力を使えば・・タイムマシンを隠すなど容易な事。時間や時空

も自由に操る事か可能かと!汗 メリルがルードに近づいたのはタイムマシンを手に入れる為でしょう・・そして遂に手に入れた。 ただ・・メリルとルードの関連が判りませんな?
二人の間にどんな・・関係があって・・このような事になったのか??」

レン「ジィ!訳の判らん・・話は終わったか!」レンは大きなアクビをしている。笑

セバス「あははっ!退屈なようで・・・。では・・レン様・・一端・・レンの館に戻りましょう!!ビルの前で立っていても仕方が無い。このプログラムを解明せねば!!」

レンとセバスは・・目の前に聳え立つ・・メリルカンパニーを後にした。。。

そして・・そのメリルカンパニーの中では・・・メリル・ルード・ハイドの三人が会議室で打ち合わせをしていた。

ルード「リンチ様!! あの憎い・・タンとレンを抹殺する為の武器を作りました!」

ハイド「これがあれば・・ドラキュラなんぞ・・一発であの世行き。よほほほ。」

リンチ「なんだ・・ただのおもちゃの拳銃ではないか・・そんな物で奴らが死ぬと思うのか!!」超怒

ルード「リンチ様・・拳銃を買いに行ったら・・断られたので仕方なく。」

リンチ「バカかオマエら・・どこの世界に・・小汚い格好の男と口の悪いガキの姿のお前達に拳銃など売ってくれる店があるのだ!」リンチは溜息を吐いた。

ハイド「ところが・・そんなお店が有ったのです!!店の名前が・・確か? 駄菓子屋商店とか・・。そこで偶然・・拳銃を見つけました! 銀玉鉄砲と書いて売っておりました!えっへん!」

リンチ「アホか・・オモチャの鉄砲で・・うぐぬぬぬぅー!!!」

ルード「リンチ様・・お気を御鎮目に・・・。そこはそれハイドと二人・・力を合わせて・・鉄砲を改造!! なんと・・タマには本物の銀の玉が使われています!Agです!!本物の!
    これを喰らえば・・ドラキュラなぞ・・ひとたまりも無いハズ!!!ふはぁはは!!」

リンチ「はいはい・・判った・・もう良い!! 下がっておれ!!怒」リンチは頭を抱えて・・うなだれた・・私は・・こんなアホな奴に・・使われていたのか・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

リンチは昔・・タイムマシンの人工知能として活躍していた頃・・・とある出来ごとにより・・・ルードの元で働いていた。

ルードが世界征服を目論んだ時期である・・・リンチはその中で殺戮タイムマシン兵器に改造され・・世界中から恐れられていた・・その時のリンチのあだ名が「沈黙の黒羊」

その姿を見た者は・・恐怖の余り・・言葉さえ失う・・と言うところから付けられたそうなのだが・・・真実は判らない。

歴史の真実は解らない・・・ただ・・今・・新たな歴史的戦いが始まろうとしているのは・・間違いない!!

第四章・・・完














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なんでやねん?ドラキュラ!2 第三章

2015年06月07日 | なんでやねん?ドラキュラ!2


第三章                       情報


ここは近世ヨーロッパのドラキュラ城・・・主人の居ない城を守るべき・・マスターセバスが一人・・奮闘している。

様々な情報が飛び交う中・・・マスターセバスは何者の仕業なのか模索していた。 突然・・襲ってきた謎のサイバー攻撃! 鉄壁のセキュリティーを誇る・・ドラキュラ城!!

それがいとも簡単に破られるとは・・・既にステージ2まで進行されている。世界中のハッカーからもセキュリティ界のサスケ! 難攻不落の鉄壁の要塞と恐れられ。数多くの者達がチャレンジし脱落していった。このドラキュラ城が・・・・・。

マスターセバスは一抹の不安を感じていた。 このままではマザーセバス様が危ない・・奴らを呼ぶしかないのか!!

マスターセバスは緊急部隊を召集した!! その名もチューチュートレイン!!爆 

彼らは・・ドラキュラ城を守るべき・・マスターセバスが作り上げた。 スーパーマウス!!

只のネズミと思うなかれ・・彼らは体内にSMAP細胞(スーパーマウス・アクセス・プロセッサー)を組み込まれた・・とってもスーパーなマウス達なのだ!!イェーイ!!

取り敢えず・・・メンバーを紹介しておこう!笑

リーダーのマサを始めとするキム・シン・ゴロ・ナギと呼ばれる五匹のネズミだ!ネズミ界ではスーパーアイドルらしいのだが?


マスターセバス「皆・・良く聞け! 今・・我々の城は正体不明の何者かにサイバー攻撃を受けている。 このままではマザーセバス様にも影響を及ぼしかねない!!

    お前たちは時空を問わず・・有りとあらゆる場所に飛び怪しいと思われる情報を収集するのだ! さっ・・行けぇええええ!!!」

彼らにはネズラーと呼ばれる・・熱狂的なファンがいる・・・情報収集はお手のものなのだ。チューチュートレインはタイムポットに乗って世界各地に飛んだ! 後は情報・・待つばかり。

マスターは時空GPSで彼らの位置情報を確認した。 リーダーのマサ・・時空の狭間で迷子になっている様だ。汗(音痴なのは歌だけではなかったのか。ぼそ。)

シン・・2021年の敵のアジトらしき所にまで近づいたが・・敵の仕掛けたマヨネーズトラップに引っ掛かり・・自爆!!

ゴロ・・怪しい中年男性の家に居候しながら情報を集めている様だ。 その後・・中年男性の資産家仲間の証言から・・あのルードがまた戻ってきたとの噂が広がっているとの情報を得る。

ナギ・・アルコール臭・・漂う・・ホームレスが集まる公園で身ぐるみを剥がされながらも・・一人の男から・・少しだけホームレスをしていた灰田と言う男の情報を聞き出していた。

最後に一番・・頼りにしているキムだ! 彼は敵アジトの中枢まで入り込んでいた。 ルードが2021年に戻って来た事・・ハイドと言う部下を従えている事・・そして・・謎の女の名前!

メリルを伝えようと・・した時だった。背後に何かの気配を感じた・・・カサッ・・コソコソッ・・・? 後ろを振り向いた瞬間ブシュ―ッ!!! 顔面に有毒ガス直撃!! キムは倒れた!!

薄れゆく記憶の中に・・・幾千年のーGOーGOーGOーッ!と変な音が木魂していた?
  
そして・・し・ず・か・・に息を引き取った!爆


マスターセバスが彼らから得た情報は此れが全てだ。 マスターセバスはルードの名前を聞き・・新たな戦いの始まりを感じ取った・・そして得体の知れない謎の女に一抹の不安を感じるのであった・・・。

マスターセバス「こんな時・・タン様が居てくれれば・・・。」ふぅーっ。  頑張れ・・マスターセバス!! もうすぐ・・レンが来る!! はぁーあっ。溜息が何故か大きくなったマスターセバスであった。ぶひ。

続く!笑



第三章                ・・・2


マスターセバスが謎の攻撃に悪戦苦闘しているところへ・・・江戸時代から近世ヨーロッパのドラキュラ城へと・・レンとセバスが乗るタイムマシーンがやって来た!!

プシューゥーッ・・・ウィーン・・バコ・・ドカッ!! 

レン「ぶぶぶ・・久しぶりのドラキュラ城だな! 以前来た時は・・誰も居なかったからな。周囲を恐る恐る見渡すと・・マスターセバスが出迎えに現れた。

セバス「マスター様・・お久しぶりで御座います! レン様と共に・・やって参りました。」畏まるセバスを・・レンは傍らで笑っている。

マスター「おおぉー!!良く来たセバス・・レン様まで御一緒とは・・・。レン様・・大きく成られましたな・・見違えました。そうそう・・タイムマシーンの移動は疲れたでしょう!

    ドラ一族特製のドリンクを御出ししましょう。 さっ・・血をびたんAです。疲れが取れますよ!!」そーう言ってレンに怪しげな小瓶を差し出した?

レンはマスターから貰った血をびたんA(エース)を飲んだ!!ぐびっ・・ぐび・・グビッ!!! ぬぅおおおおおお!!! 力が漲る・・ファイトー一発!!!!

レンの顔色の血色が瞬く間に改善されていく。ただ・・血をびたんAにはそこまでの効果は無い。 元気そうに見えるレンだが・・タイムマシーンの移動は想像以上の負担が掛かるのだ!!

普通の人間なら・・恐らく生きてはいまい・・・不死の体を持つ・・レンだから可能なのだ。 そのレンを持ってしても相当に疲れたのだろう!! 

セバス「マスター・・あのルードが戻ってきたとは本当ですか? ここへ来る途中で聞いて・・ビックリしました!! どうやって・・元の世界に・・・・。」

マスター「面倒な奴が戻って来たものだ。 だが・・今の奴の力では何も出来ないハズなのだが?? タン様はあの戦いの後・・ルードの全ての拠点を潰したタイムマシーン諸共!!

    二度とルードの様な愚かな者が現れない様に・・現在あるタイムマシーンには年代制御装置か掛けられている・・更に世界国際会議でタイムマシン協定を制定し厳重に運行も管理

    されているのだ。 過去の歴史を改ざんしないようにな! 破った者は全ての財産没収及び追放・・・。使い方を誤れば・・タイムマシンは核以上に恐ろしい物だからな!!

    そのタイムマシーンをルードが再び手に入れたとすると・・・。」マスターセバスは目頭を押さえた。

セバス「しかし・・タイムマシーンが動いても現在の管理システムによって簡単には戻れないのでは?タイムマシーン協定に登録されていない機種は・・見付け次第・・消去と・・・。」

マスター「その事なのだが・・ルードが乗って来たと思われる・・タイムマシーンは存在も証拠も一切・・確認されていない・・何も無いのだ? ルード自体にもタイムマシンを隠せる程の

    技術知識は持ち合わせていないはずなんだが・・・ただ・・一つ有るとすれば・・何者かがルードに協力したと言う事だ!! そして今回の鍋島城の攻撃やドラキュラ城へのサイバー攻撃。

簡単に出来る様な事ではない・・・何か得体の知れない恐ろしい影の存在を感じるのだ!! 

   私は・・すぐさま世界各地に特殊部隊の精鋭を送った。 その中の一人が・・2021年オリンピアでアジトらしき処への侵入に成功したのだが・・メリル・・?? と言いかけ力尽きた。

その後の情報は一切・・無い!!」

セバス「メリル・・・? どこかで?」

マスター「恐らく・・砲撃やサイバー攻撃もソイツの仕業だろう。」レンがマスターの後ろで・・もう一本・・血をびたんAをくれとオネダリしている。汗

セバス「一体・・何者ですかね? ルードに味方する奴なんて? タン様や香様に恨みを持つ者など・・ルード以外にいないと思っていましたが・・・。」レンが二本目飲んで鼻血を出している。

マスター「セバス・・私はサイバー攻撃からマザーセバス様を守らねばならない!! マザーセバス様に万が一が有れば・・私もお前も消えてしまうからな・・・。一刻を争う・・お前は外部から協力してくれ・・オマエが得意な・・アンダーグラウンドからの情報なら・・何かを掴めるかも知れないからな!!」

セバス「得意だなんて・・マスター様・・人聞きが悪い。」汗

マスター「そうそう・・大事な事を聞くのを忘れていた・・私とした事が!! タン様は現在・・どーうなってらっしゃるのだ!!」ごっほん!

セバス「それがですね・・現在・・鍋島城の地下貯蔵庫で氷漬けに・・・・。」ぼそ。

マスター「えぇええええええええええ!!!!!!!!!!!」レンは鼻血が止まらず・・貧血になりかけ・・三本目をおねだりしようとしていたのだが!爆

セバス「・・・・・・・・・。」

マスター「何をどうしたら・・そんな事態になるのだ・・それにしてもタン様が・・そんな子供騙しの様な手に??」

セバス「マスターセバス・・・落ち着いて下さい!! 今から・・詳しい事をお伝えします。」そー言ってセバスはマスターに全ての経緯を話した。

マスター「うぬーぬぬぬ!! 因幡のオババめ余計な事を・・。」超怒 

セバス「タン様も隅に置けませんね!むふ!」

マスター「馬鹿者ぉーおお!! タン様が浮気などするハズがなかろーうがぁーああああああ!!」怒りモードのマスターはバスターに変身するのである!笑 

マスターセバスはタンが逢っていたと言う女性の事を悩みに悩んだ末に重い口を開き話しだした。 この事はタンから他言無用だと強く口止めされた事なのだが・・特に香には・・・。

遂に・・タンの浮気の真相が語られる。 この続きはまた来週!! 続く!笑


第三章                    ・・・3



水晶玉に映しだされた女性は・・・死んだと思われていた・・タンの母・・リンである。

ルードに追われ・・岸壁から海へと身を投げた後の消息は・・・ぷっつりと途絶えていた・・・。

その消息が解ったのは一年前のルードの事件が片付き・・ようやく落ち着いた日々の中・・部屋の後片付けをしている時の事だった。

ふと・・目をやった場所に小さな箱が目に付いた? 中にはチタンで作られたクロスのペンダントが入っていた。

それは昔・・アンドロイドが「これは貴方にとって大切な物だから・・大事に持っていなさい。」と手渡された物だ。

アンドロイドが言うには・・タンの育ての親である北問田がクリスチャンに改宗した時に作ったペンダントで一つは・・このチタンのペンダント。

そして・・同じ形をした銀のペンダント!! 最初・・タンに銀のペンダントを付けようとしたが・・・・。

タンの首に駆けた途端に・・赤く大きく腫れあがったのだ? どうやらタンのベニクラゲの遺伝子に関係するらしい! タンの体の細胞は普通の人間の数百倍も新陳代謝が激しいのだ!

タンの細胞が金属に対して拒絶反応を起こしたのかも知れない。 困った北問田はアレルギーが起きない素材で新たに同じ形のペンダントを作ったのである。それがチタンのクロスだ!

タンは・・ふと・・思った。 そー言えば・・最初に作られた銀のペンダントは何処へ行ったんだろう? 此処には銀のペンダントは無い。

タンはマザーセバスの記憶の中を調べた・・銀のクロスの行方を探して・・・。 そして・・隠された記憶を探り当てた。

あの北問田がタンの母を探していたということ・・・そして・・亡くなる直前にタンの母リンを捜しあてた事。

北問田の記憶には・・こーう残されている。

私の命は・・残り少ない・・やらなければならない事が沢山あるのに・・・。消息が掴めない・・リンの事・・まだ小さいタンの事・・あぁーあ!時間が足りない。

今日・・遂にリンを見つけた・・・生きていてくれた・・あぁー神様・・感謝します。 遠目で見ただけだけど・・間違いない・・リンだ!

北問田は・・自分の後ろめたさもあるのか・・神父の格好でリンに近づいた・・・。優しい笑顔に優しい声なのだが・・・少し雰囲気が違う?

リンは小さな町の小さな花屋で・・売り子として働いていたのだが・・・周りの者達からヒロと呼ばれていた? 正式にはヒロコと言うらしいのだとか?

街の者の話では・・・数年前に砂浜で倒れていたのを助けられて・・此処に来たと言うのだ。以前の記憶が無いらしく自分の名前さえ言えなかったそうだ!!

もしや・・拾ってきたから・・・ヒロコと付けたのか?汗

その事が北問田にとっては良い事なのか悪い事なのかは解らないが・・・神の悪戯とは・・そんなものかも知れない。

何度か・・北問田が花屋の前を通っているうちに・・何度か話す機会が訪れた。神父と花屋の店員として・・・。

店員「こんにちわ・・神父さん!」

神父「あぁーあ!こんにちわ・・ヒロさん!毎日毎日・・お花のお世話・・頑張って偉いね! ヒロさんの様なお母さんなら家族の者も幸せだね!」

店員「まぁーあ!酷い・・神父さん!私はまだ独身よ・・子供もいないし!!」

神父「・・・・・・・・。あぁーあ!ごめんだよ・・てっきり。ごほん・・。こんな素敵な女性を放っておくなんて許せんな!!」怒

店員「神父さん・・私・・結婚出来ないの・・・・。」

神父「えっ・・・。」

店員「私ね・・背中に大きな傷があるの・・それに本当の自分の名前も知らないの・・・。私の身に・・何かあったらしいんだけど・・それすらも? でも・・今は幸せよ!

   この街の人達は皆・・優しいし・・私・・花も好きだし・・今の生活に満足してるし・・後ろは振り向かないで前を見て生きて行こうって決めてるんだ!」そう言ってにっこり微笑んだ。

北問田はリンと言う名前やタンの事とか・・口から出そうになったがすんでのところで心の中に押し込んだ。

神父「そうだ・・ヒロさんにこれを挙げよう!」北問田は自分の首に掛けていた銀のクロスペンダントをヒロに手渡した。

店員「えっ・・そんな高そうなペンダントを私に?」店員は首を横に振る。

神父「私は今度・・・遠い場所に変わる事になったので・・・最後にこの場所で良い行いをしたいと言う私の方の願望です!」笑

店員「神父様・・有難う! 毎日・・これで神様にお祈りします!」笑

神父「此れからの貴方の人生が・・・此処に咲き誇る花達の様に幸せで有ります様に・・それから貴方の優しい気持ちと笑顔に祝福と感謝を込めてアーメン!」

これが北問田が亡くなる三日前の記憶だ。 その想いは密かに・・アンドロイドへ・・そしてマザーセバスへと引き継がれたのは言うまでも無い。

北問田が残した・・二つのペンダント・・それは・・タンとリンを繋ぐ・・・たった一つの証しであった。続く!笑




第三章                   ・・・4



タンはマザーセバスの記憶とペンダントを手掛かりに数ヵ月後・・母・・リンの所在を探しだした・・・・。 

タンは母の顔を知らない・・・どんな人なのだろう・・・聞きたい事は沢山あるのだが・・・それは聞いてはイケない事なのだ。タイムトラベラーだから・・・。

タイムマシンを使って・・リンと逢っても・・年齢は同じ位だ・・・あなたの子供だと言おうものなら笑われるだろう。 まして・・色白でドラキュラの様なこの体・・。

ただ・・一度逢いたいだけなのだ。 期待や不安・・タンの脳裏に色々な想いが浮かんでは消える・・・。

そして・・2014年5月   タンは小さな花屋の前に立っていた。 奥の方から優しい声が聞こえる・・・昔・・揺り籠の中で聞いた様な・・・心地良い声。

優しい声の先には明るい笑顔の女性が一人・・・胸にはクロスのペンダント!! ・・・・・。お母さん・・・・。


タン「こんにちわー!! あのーカーネーション・・有りますか!?」

店員「いらっしゃいませー!!カーネーション・・沢山有りますよ・・もうすぐ母の日ですからね!ふふふ。」

タン「じゃ・・カーネーションを101本下さい。」

店員「えっ・・そんなに?」少しビックリした顔をしている。

タン「母がお花・・大好きなもので・・笑。 あっ・・そうだ・・これは貴方に・・来年も買いに来ますので・・その予約と言う事で。笑」

そーう言って・・タンは一本のカーネーションを店員に手渡した!! その一本のカーネーションにどれだけの想いが詰まっているのだろう・・・・。それはタンにしか解らない。

店員「有難う御座います・・うふふ。優しいんですね・・そんなに沢山のカーネーションを贈るなんて。少し羨ましいな・・貴方のお母さん!」

タンは・・お母さんと言いだしそうになったが・・花束を強く握りしめ踏みとどまった。 ・・・そして・・・。

タン「あれ・・そうなのかな?母は喜んでくれているのかな?喜んでくれてたら良いけど。はははっ! でも・・いつも沢山の花達に囲まれて笑っているからな。

   では・・来年・・また・・買いにきますね! では・・・。」 タンは店を出た。店の中から・・有り難うございましたと大きな声が聞こえる。

店員「ふふふっ・・面白いお客さん・・・。」

タンは・・・大きく深呼吸をして・・その場を立ち去った。 おわり。


マスター「それが水晶玉に映った女性とタン様のの真実だ!!」

レン・セバス「えぇーええええええええええええええ!!!」何がなんやら・・思考回路がショートして言葉にならない二人であった!!

マスター「タン様が香様を差し置いて・・浮気などするものか・・・このドラキュラ城を中世から近世に移したのも・・香様と少しでも逢いたいから移したのだ!

   タイムマシンの移動は年代が近い方が・・体の負担が少なくて済むからな!!」

セバス「私めも・・最初から・・そうなのではないかと・・・・・。汗」 レンとマスターが強力な疑いの眼光線を放っている。一瞬でドラキュラ城は沈黙の要塞へと化してしまった・・。

レン「そだそだ・・サイバー攻撃とか言っていたな・・オレ様に見せて見ろ・・ゲームみたいで面白そうだ!!ぶぶぶ。」レンがまた・・お馬鹿な事を思いついたようだ!笑

マスター「それは宜しいのですが・・・敵の侵略を防ぐのは結構大変なのです!レン様・・大丈夫ですか?」心配な様子で・・レンにシステムの席を譲った。

レン「おぉーおおお!!ぐぅおぉーおおお!! 敵が攻めてくる・・うぬぬっ・・これって・・何だか数字のインベーダーゲーム見たいだな!! 相手の攻撃プログラムを撃つて消す?

   ぐぁーああ!! 敵が段々・・下に降りてきた!! 」ドカーン!!ステージ2陥落・・・GAME OVER !! レンはあっさり負けた!! 敵はステージ3へ・・。汗

マスター「レン様・・これ以上は・・ステージ3は更に難しくなります・・それにステージ5迄入られると・・マザーセバス様の処にまで・・。」マスターは焦った。

レン「おにょれーぇえええ!!!俺様の真の力を見せてやる!!怒 」レンは攻撃ボタンを連打した・・・。ドカーン!! またもや・・あっさり陥落!!

マスター「あわわわわ!!!! レン様ー!!!」マスターがレンを無理矢理止めようとした時・・・・。

レン「くそーっ!! こんな物・・こうしてこうだーぁあああ!!」ぶちっ!! ひゅーん・・ブゥーウゥー!!システム停止・・緊急事態発生!!!赤いパトランプが回る??

マスター・セバス「ぎょえぇえええええええええ!!!!」 レンがメインシステムコンピューターの電源を元から切ったのだ!!超爆

レン「オレの力を思い知ったかぁーああ!!ぶぅわぁーはっはは!! ・・・・? あれ? マスター? セバス?」二人の姿が見当たらない? えっ・・まさか??

マスター・セバス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

レン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


沈黙の時間が流れた・・・・暫くして・・・システム管理室のスピーカーからアナウンスが・・・。 バックアップ電源起動・・マザーセバス様に異常無し・・バックアップデーター補修!!

バックアップデーター補修完了!! サブシステムのデータは全て消去の後・・メインシステムから切り離す!!セットアップ!!切り離し完了!! ただちにFDをセットアップ!!

セットアップ!! セットアップ!! ぴこーん・ピコーン・ぴこーん!! 何かの挿入口が赤く点滅している。

レンの座ってる席の左はしから・・何やら飛び出て来た? レンは動物的な感なのか・・飛び出してきた円盤の様な物を赤い挿入口に差し込んだ!!

メインシステム・・・再起動スタート!! ウィーン・・うぃーん・・ぴこ・・ぱこ・・ぴこぽこ・・ぱこ・・ダダダダ!! カチャ・・ガチャッ!! ちーん!!! 

レンが・・ポカンと口を空けて状況を見ていると・・・今にも消えそうな・・マスターとセバスのホロスコープ体の輪郭が少しずつハッキリと現れてきた!!笑

マスター・セバス「ぜーぃ・・ぜーい・・はぁーああっ!! 死ぬかと思った・・・。レン様ぁああああああああああああ!!!!」超怒・超怒!!! 

レン「あっ!マスターとセバス・・大事な時に何処へ・・。行ってたのだ?」 レンが後・・数分・・FDを入れるのが遅かったら・・二人は消えていた・・。

ただ・・レンがシステムの電源コンセントを抜いた事により・・・敵からのサイバー攻撃を幸いにも回避される事になったのだ!!ぼそ。

マスター「セバス・・敵からの攻撃は回避出来たが・・こちらからの情報収集も不可能だ・・・最後の頼みの綱はお前の特殊錠能力だけだ・・外部から送ってくれ!頼んだぞ!!セバス!!」

セバス「はっ・・マスター!!お任せ下さい!! 私はレン様と共に一端・・鍋島城に戻り・・まずはタン様の事を香様に・・。では!!」

セバスとレンは・・タンの新しい情報を知らせるべく・・再び鍋島城に飛ぶのであった!!


PS・・ドラキュラ城のセキュリティーはパスワードが認識されると対戦ゲームが始まる・・インベーダー型のプログラム対戦・・最後は格闘ゲーム型プログラム対戦になっている。

どんなに優れたハッカーでもゲームも一流でなければクリアできないのだ! その点・・マスターセバスは心技体・・全てが揃った最強の存在だった!!

ただ・・今回の敵はそのマスターさえも脅かすほどの相手だった。 後のマスターの手記には・・こう書かれている。

あの時のレン様の判断は正しかった。 ただ・・FDを挿入したのは本人の機敏な判断だったのか・・それとも・・ただの偶然が重なった奇跡なのかは・・解らない・・・。

これまで蓄積した全てのデーターが消えてしまったが・・・マザーセバス様に代えられる物ではない・・・神に感謝を・・・。マスターセバスのセキュリティーバスター日誌より。

マスター「はぁーあああ!! 元のシステムに戻すのに三年は掛かるな・・・。」レンとセバスが去った後・・大きな溜息を吐く・・マスターであった!!

続く!笑


第三章               ・・・5



時代は江戸(慶応四年)から明治へと移り変わる・・・そんな事はお構いなしに・・時空から時空へと飛びまわるレン達であった。笑

そして・・吉報を手土産に再び鍋島城に舞い降りた・・・。??

レン「あれ?城が無いな? ここは公園のようだが・・セバス・・降りる所・・間違ってないか??」

セバス「間違いありません!此処です!! 過労殿の携帯にアクセスしてみますか。もしもし・・鍋島藩の過労殿は・・いらっしゃいますか!」

過労「はいはい・・過労で御座いますが・・何か? こちらは元・・鍋嶋城跡を管理する・・鍋嶋公園管理事務所で御座いますが!!ぶっほおん!!」

セバス「あっ・・過労殿ですか。セバスです・・レン様も一緒です。いつの間に公園に・・。ところで香様は何処に?」

過労「姫様は地下施設で・・・静かに過ごしております。もうそろそろ・・タン様の氷も解けそうなので! 詳しい事は地下施設で・・ではゲートを開けます!

   目の前に電話ボックスが有りませんか・・その中へ!!」

レンとセバスが・・電話ボックスの様な箱の中へと入ると・・エレベーターの様に地中に堕ちていった。ぴんぽーん!!こちら地下8階・・応接の間で御座います。

扉が開くと・・・過労が出迎えに現れた。 

過労「いらっしゃい・・レン様・・セバス殿!! 驚いたでしょう・・城が公園に・・公園と言っても解体された城跡を新地にして此処は公園ですと書いてある立て札を立ててあるだけですが!笑

  城跡の地下で・・こうしていられるのもタン様が藩制奉還の噂が流れた時に密かに作ってくれた御蔭です。ぼそ。」

セバス「そうそう・・今回は香様にとって良い知らせを持って参りました。」セバスはマスターから聞いた真実を余すとこなく過労に伝えた。

過労「それは嬉しい知らせだ!! すぐに姫様に知らせなければ!!」過労は駆け足で香の居る・・地下16階地下食料貯蔵庫前に降りて行った。爆

香「・・・・・。タン・・・もうすぐ氷が溶けるね。はぁーっ。。。」

過労「姫ぇーえええええ!! セバス殿から良い知らせがぁーああ!!」

香「ぐぁるるるぅー!! 騒がしぃーいい!!静かにしろ!! 感傷に浸っている・・わらわの邪魔をするなぁー!!殺すぞ!!」怒

過労「姫様・・・実は・・こうこう・・こう言う訳で・・それで・・あーして・・こーして・・そうなったそうなのです。」過労はセバスから聞いた真実を香姫に伝えた。

香「えっ・・本当なの・・それ!!」長く自己嫌悪と感傷に浸っていた・・香の心の影が・・みるみる晴れていった。笑

過労「そうそう・・レン様もこちらに来ています!! 早く姫様の優しい笑顔を見せて上げて下さい。8階の応接間に・・。」

香「ごめんね・・タン。 あなたの想いも知らず・・冷たい仕打ちを・・・。 でも・・いっだって貴方は・・私を心配させない様にと隠し事ばかり・・・。

 本当にバカなんだから・・私は・・そんなに心の狭い女じゃ無いのよ・・もーう! 貴方の心の闇も全てを含めて受け止めたいの・・・。

 タン・・・氷が解けたら・・ニンニクとショウガとニンジンで作った・・温かいスープを作って挙げるね!!」猫の目から涙・・・香の瞳から大きな雫がこぼれた。


タンの誤解も解け・・・晴れて・・待ちに待ったレンと香の親子の再会である。おかーぁたまぁー!!レンが香に飛び付く・・ 香は優しい笑顔でレンを強く抱きしめた。

なかなか・・逢えない・・最愛の母・・香。 レンは・・この想いを忘れぬ様にと・・笑顔を目に焼き付け・・優しい母の香りを思いっきり吸い込んだ・・・・。

んんんっ・・くちゃい・・ぶひ。 香は随分と・・お風呂に入っていなかった・・優しい香りと言うより・・どちらかと言えば・・野生の獣の香りか!!笑

香「レンちゃん・・逢いたかったわ!! そうそう・・体は大丈夫なの・・少し体調が悪いと・・セバスチャンから前に聞いたけど? 無理しちゃ駄目よ!! 私の大切なレンちゃん!うふ!」

レン「母上・・心配無用で御座います・・レンは強い男だから・・一晩寝れば・・体調なんてすぐに回復するのだ!ぶぶぶ。」レンにとっては母との再会が一番の回復剤なのかも知れない。

香「レンちゃん・・前に約束した美味しいケーキ・・焼いてあげるね!」

様々な誤解も解け・・後は・・タンの氷が溶ければ・・安泰安泰・・久方の平和な日々がやって来た鍋嶋城であった。

セバス「香様・・此処へ来る途中・・フランスに立ち寄り・・お土産を買ってきました!どうぞ・・これを・・・。」セバスは香に土産のマカロンを差し出した!!

香「まぁーあ!可愛い!!綺麗だし!!」香の瞳がキラキラと輝いた!  ・・・・コロコロ・・ころころ・・・コロコロ・・・。??

過労「姫様・・何をたまとって遊んでいるのですか?? それは転がして遊ぶ物では御座いません!!ははは!!」

香「何が可笑しいのじゃ過労!!」

過労「可笑しいじゃ無くて・・お・菓・子・・で御座います!!姫様!!」ぼそ。

香「んんっ・・これ食べれるのか? どれ・・むしゃむしゃ・・・美味しいいいいい!!!」

セバス「そうそう・・マスターから聞いたのですが・・以前・・タン様がマスターにこう申していたそうです。 たまには香に宝石の一つでもと思っているんだが・・・・。

    ただ・・どんな宝石も・・香のあのキラキラ輝く瞳の前では見劣りして・・中々・・良いのが見つからないのだ・・・と。」

過労「宝石ですか・・がはは! 姫様はどちらかと言えば・・宝石よりも食べ物のほうが・・・。」

香「そうそう・・真珠よりホタテ・・ダイヤよりタイ焼きの方が・・美味しいーのよねぇーっ!!って・・・おい!過労!! おまえ・・みじん切りして・・すり潰して!!

  ういろうにして・・食ってやろうかぁああ!!」怒 

猫姫の突然の切り返しに・・・凍りつく・・過労であった。笑  まだまだ・・本当の雪解けは・・遠そうだ!汗

第三章・・・完 





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