♪ 奈良マンドリンギター合奏団 スタッフ・ブログ ♪

  合奏団のスタッフが、奈良マンの素顔、音楽に関係あること無いこと、どーでもいいこと、真面目な話、いろいろ語ります。

スプコン2017 II部指揮者のつぶやき(2)

2017年04月18日 | 練習記録

スプリングコンサート2017 II部指揮者のつぶやきの続きです。

 

さて、いよいよII部の本番です。II部はおなじみの映画音楽4曲をお送りいたしました。

1曲目は「Flash Dance」から「What a Feeling」です。オケ伴なしのピアノソロによる4小節の前奏から曲は始まります。ここはたいして技術的に難しくはないのですが、演奏会前の最後の練習の通しで、集中力の欠乏からくるまさかの大コケがあったこともあり、かなり置きにいった感満載で弾き始めました。結果、大過なく弾ききることができ、まずは上々の滑り出しといったところでした。

 

次いで、2曲目。「菊次郎の夏」から「Summer」。

まずはオケだけで一通り主題を奏したのち、ピアノのみの時間がやってまいります。実はこのピアノのみの箇所の出だしが今回一番気を遣ったところだったんです。音型は左手のオクターブアルペジオという極めてシンプルなものなのですが、そのシンプルすぎるが故に、わずかなテンポの乱れ、タッチの揺れ、ペダリングのタイミングなど、あらゆる所作がごまかされることなくストレートに現れてしまうという、地味に精神的プレッシャーがかかる部分でして、ここはもうひたすら、「早く終わってくれ!」と祈るような気持ちで弾いた気がします。聴衆の皆様にどう届いたかはわかりませんが、右手のメロディが入ってからはリラックスして楽しく弾かせていただきました。オケのみなさんも練習時、リズムに大変苦労なさってらっしゃいましたが、本番、若干力みすぎではあったものの、楽しく弾いていただいたように思います。曲の後半では少し余裕も出てきましたので、STEINWAYの音色を存分に堪能することができました♪

 

で、3曲目。「みじかくも美しく燃え」から「ピアノ協奏曲第21番ハ長調第2楽章」。

今回のII部の中で技術的に一番難しかった曲です。ピアノパートは(版によって違いはありますが)オリジナルのまんまです。聴いてるぶんには、緩徐楽章でピアノも易しく思えるかもしれませんが、あのゆったりしたテンポで左手3連符、右手16分音符なんて、もうボケ防止体操以外の何物でもないっすよ。まあでも、「Summer」で少しばかり欲と余裕が出てたこともあって、とにかくエロっぽく、あ、色っぽく弾くことに集中しました。今までさほど気にしなかった左手の和音の一つ一つにも神経を集中して。それこそ腫れ物に触るがごとくの繊細さですよ、気分は。実際の音がどれだけのものだったかはわかりませんけれど、とにかくここ数年一番気を遣ったんじゃね?くらいの気の張り様でした。それが次の曲でプチ悲劇を生み出すことになるとはその時は夢にも思いませんでしたが・・・

 

II部最後の曲は「愛情物語」から「To Love Again」。

練習時、「To Love Again」ってどう訳すんですかね?とメンバーに尋ねるものの、結局スッキリした訳は見つからなかったような気が・・・ とにかく、邦訳はスッキリせずとも音楽は明快で、少々ピアノが派手ではありますが、情感たっぷりのムーディーナンバーです。いくつかのピアノソロ譜から編曲しましたので、ソロピアノの繋がりが今一つぎこちなくて、継ぎ接ぎ感が否めないものの、お客様からのアンケートを拝見するに、それなりにお楽しみいただけたようです。

で、本番この曲を弾いている最中、左手の親指と人差し指の間が突然つりまして、左手の親指が開かない状態になってしまいました。思い起こせば、3曲目。調子こいて、いい加減な人間が繊細さなど求めたばっかりに、左手に負担がかかっていたらしく、なお悪いことに本番のテンションゆえそのことに気づかず、このままではオクターブが弾けない!という危機に見舞われました。曲の半ばを過ぎたあたりでしたので、まだまだ先は長いです。とにかく、どうごまかすか、自分でもビックリするくらい頭が回転しました。で、結局、ごまかすことに全神経が注がれたのが幸いしたのか、おそらくそれまでいろんなところにかかっていた余計な力が抜けたのでしょう、左手のつりがスッとなくなりまして、なんとか曲の最後まで弾きとおすことができました。演奏後、メンバーにそのことを話しても、みんな「気づかなかった~」的な反応でしたので、うまくごまかし通せたのだと人心地ついたのでした。てか、みんなも自分のことでいっぱいいっぱいで、ピアノのことなんて気にしてなかったんじゃね? なんてことは口が裂けたら言えません。

 

とまれ、STEINWAY&SONSのピアノを、かつてお世話になったチューナーさんの調律で30年ぶりに、しかも弾き振りさせていただくという、長年音楽をやっていてもなかなか経験できないことをさせていただいたことに感謝感激でございます。オケのメンバーの皆様にも心から感謝の気持ちを込めてこの言葉を。

 

「秀樹、感激っ!!」

 

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