私(おじさん)の音楽日記です。
明日の夜、「はやぶさ君」が地球に帰還しますね。
これはもう、これに因んで、ホルストの組曲「惑星」を聴かないわけにはいきません。
と言うことで、今回はイギリスの作曲家グスターヴ・ホルスト作曲の組曲「惑星」を紹介します。
まず、「はやぶさ君」のことを少し紹介しておきます。
「はやぶさ」(MUSES-C)は、小惑星探査を目的に開発された探査機です。
2003年5月9日に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、地球と火星の間にある小惑星イトカワを目指しました。
2005年にイトカワに到着し、岩石採取、試料の回収などを行いました。(ただ、岩石は採取できていない可能性もあるようです。)
2007年に地球への帰路に。
そして、明日の2010年6月13日、午後11時ごろ(日本時間)に地球に再突入し、オーストラリアのウーメラ砂漠に、試料の入ったカプセルを落下させる予定です。(残念ですが、本体は燃え尽きてしまいます)
この打ち上げから帰還までの間、姿勢制御装置の故障や7週間にも及ぶ通信途絶、そして新型イオンエンジンの停止などのトラブルに何度も見舞われましたが、そのたびに危機を乗り越えて、明日地球に戻ってくるのです。すごいですね!
(とは言っても、電池が持つかで、カプセルを無事回収するまでには、まだ難関が残っているようです)
もちろん、このようなトラブルも、JAXAのプロジェクトチームの皆さんの懸命な対処で切り抜けてきたことも確かです。お疲れ様でした!
これはもう、無人の日本版「アポロ13号」ですね!
さて、ホルストの組曲「惑星」ですが、この曲は、
1.「火星」 戦争をもたらすもの
2.「金星」 平和をもたらすもの
3.「水星」 翼のある使者
4.「木星」 快楽をもたらすもの
5.「土星」 老いをもたらすもの
6.「天王星」 魔術師
7.「海王星」 神秘をもたらすもの
の7曲で構成されています。
面白いことに、「冥王星」が無いのです。
「冥王星」は、ホルストが作曲した時点(1916年)ではまだ発見されていなかったのです。
そして、1930年に発見されたときも、ホルストは組曲に追加する意欲が起こらなかったようです。
それで、2006年に「冥王星」が惑星から外されるまでの間、曲は新しいのに、何か科学的に古い時代の作品と思われていました。
でも、今は大正解!でしたね。
この組曲の中では、第4曲「木星」が、平原綾香さんの歌う「ジュピター」でも知られているように、一番の名曲で、有名です。出だしも素敵なのですが、「ジュピター」のメロディの現れる中間部はもう最高ですね!
私は、この「惑星」を次の4種類持っています。
【1】ロリン・マゼール指揮/フランス国立管弦楽団(CD)
【2】ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(CD)
【3】冨田勲編曲/冨田勲/シンセサイザー(LDからダビング)
【4】ジャナンドレア・ノセダ指揮/BBCフィルハーモニック(TVから録画)
この4種類ともに素敵な演奏です。
【3】の冨田勲さんのシンセサイザーの演奏は、ドン・バレットさんのCGアニメーションなどの映像とともに、とても素敵です。
【4】のノセダさんの熱い指揮も最高です。
私は、そのときの状況で、この中から選んで聴いています。
ここでは、その中から、この曲を我々クラシックファンに広めてくれたヘルベルト・フォン・カラヤンさんのCDを一押しとします。
ホルスト作曲/組曲「惑星」
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(大ヒットさせたのは、カラヤンさんの旧盤で、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏のレコードでした。)
「はやぶさ君」の帰還は、明日の夜、インターネットで「はやぶさ」管制室ライブ中継をするそうです。(ただ、残念ながら音声は無いようです。)
何か、「アポロ13号」の帰還の実況を思い起こさせますね。
(私は映画の「アポロ13号」を見て興奮したのですが)
夢とロマンを感じさせてくれた「はやぶさ君」が無事帰還できることを、
また、小惑星イトカワの岩石が採取されていることを、心から祈っています!
明日の夜、「はやぶさ君」が地球に帰還しますね。
これはもう、これに因んで、ホルストの組曲「惑星」を聴かないわけにはいきません。
と言うことで、今回はイギリスの作曲家グスターヴ・ホルスト作曲の組曲「惑星」を紹介します。
まず、「はやぶさ君」のことを少し紹介しておきます。
「はやぶさ」(MUSES-C)は、小惑星探査を目的に開発された探査機です。
2003年5月9日に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、地球と火星の間にある小惑星イトカワを目指しました。
2005年にイトカワに到着し、岩石採取、試料の回収などを行いました。(ただ、岩石は採取できていない可能性もあるようです。)
2007年に地球への帰路に。
そして、明日の2010年6月13日、午後11時ごろ(日本時間)に地球に再突入し、オーストラリアのウーメラ砂漠に、試料の入ったカプセルを落下させる予定です。(残念ですが、本体は燃え尽きてしまいます)
この打ち上げから帰還までの間、姿勢制御装置の故障や7週間にも及ぶ通信途絶、そして新型イオンエンジンの停止などのトラブルに何度も見舞われましたが、そのたびに危機を乗り越えて、明日地球に戻ってくるのです。すごいですね!
(とは言っても、電池が持つかで、カプセルを無事回収するまでには、まだ難関が残っているようです)
もちろん、このようなトラブルも、JAXAのプロジェクトチームの皆さんの懸命な対処で切り抜けてきたことも確かです。お疲れ様でした!
これはもう、無人の日本版「アポロ13号」ですね!
さて、ホルストの組曲「惑星」ですが、この曲は、
1.「火星」 戦争をもたらすもの
2.「金星」 平和をもたらすもの
3.「水星」 翼のある使者
4.「木星」 快楽をもたらすもの
5.「土星」 老いをもたらすもの
6.「天王星」 魔術師
7.「海王星」 神秘をもたらすもの
の7曲で構成されています。
面白いことに、「冥王星」が無いのです。
「冥王星」は、ホルストが作曲した時点(1916年)ではまだ発見されていなかったのです。
そして、1930年に発見されたときも、ホルストは組曲に追加する意欲が起こらなかったようです。
それで、2006年に「冥王星」が惑星から外されるまでの間、曲は新しいのに、何か科学的に古い時代の作品と思われていました。
でも、今は大正解!でしたね。
この組曲の中では、第4曲「木星」が、平原綾香さんの歌う「ジュピター」でも知られているように、一番の名曲で、有名です。出だしも素敵なのですが、「ジュピター」のメロディの現れる中間部はもう最高ですね!
私は、この「惑星」を次の4種類持っています。
【1】ロリン・マゼール指揮/フランス国立管弦楽団(CD)
【2】ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(CD)
【3】冨田勲編曲/冨田勲/シンセサイザー(LDからダビング)
【4】ジャナンドレア・ノセダ指揮/BBCフィルハーモニック(TVから録画)
この4種類ともに素敵な演奏です。
【3】の冨田勲さんのシンセサイザーの演奏は、ドン・バレットさんのCGアニメーションなどの映像とともに、とても素敵です。
【4】のノセダさんの熱い指揮も最高です。
私は、そのときの状況で、この中から選んで聴いています。
ここでは、その中から、この曲を我々クラシックファンに広めてくれたヘルベルト・フォン・カラヤンさんのCDを一押しとします。
ホルスト作曲/組曲「惑星」
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(大ヒットさせたのは、カラヤンさんの旧盤で、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏のレコードでした。)
「はやぶさ君」の帰還は、明日の夜、インターネットで「はやぶさ」管制室ライブ中継をするそうです。(ただ、残念ながら音声は無いようです。)
何か、「アポロ13号」の帰還の実況を思い起こさせますね。
(私は映画の「アポロ13号」を見て興奮したのですが)
夢とロマンを感じさせてくれた「はやぶさ君」が無事帰還できることを、
また、小惑星イトカワの岩石が採取されていることを、心から祈っています!