太平洋は、太平洋プレートの上にあり、日本
列島の東縁部で日本列島の下に沈み込んで
巨大地震の発生源となる海溝を形作っている。
プレートは、年数センチの速さで沈み込んで
いるおり、ハワイ付近では北西方向に10ｃｍ
ほどの速さでゆっくりと移動している。
だが、ハワイ諸島は太平洋プレートの真ん
中にありながら、地震多発地になっている。
なぜ、ハワイに火山があり、地震があるのか。
研究者の説明では、日本列島の火山のマグマは
地表からおよそ100～200Kmの深さにある。
一方、ハワイ諸島の下では1000～2000Kmの
深さにあるマグマが、プレートを突き破って
上昇してきてプリュームと呼ばれるマグマの
泉が造られる。
このプリュームからの溶岩が噴出して火山と
なり、泉が枯れるまで噴出が続く。
地上で形成された火山・島はプレートに
乗って北西方向に移動して行き、その後ろに
また、新たに形成されたプリュームから
噴火が起こるので、南東から北西方向に島が
順番に形成されれてゆく。
深海底の調査などで、新しい噴火の前兆の
場所も見つかっており、古いものは海山と
なって海底に存在している。
島々の並ぶ全長は5000Kmにも及ぶという。
最南東に存在するハワイ島は、最も新しい
時代の島であり、その付近ではプリュームの
マグマ活動により発生する断層による地震が
発生し易い場所に位置し、地震が多くなる。
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