だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

今夏の大ヒットは・・・ミュージカル「にんじん」でした!

2017年08月21日 | 日記
一足早く、今夏のまとめ

予報では9月になっても残暑は厳しいようですが、ちょっと涼しくまったりしているので、今夏のまとめを書きます。

昨夏は一にも二にも「yellowmonkey復活!」がだーばぁ史上に残るビッグイベントでした。
それに比べれば・・・静かですが(笑)、大竹しのぶの舞台「にんじん」を鑑賞できたことが、
非常に感動的に心に刻まれた出来事でした。

ーー還暦の大竹しのぶが14歳の少年に。
           約38年ぶりの再演ーー

かなり話題になっています。
ワタクシメは8月早々観に行きまして、カーテンコールで泣きました。
舞台はよく観に行きますが、泣くほど感激することはあまりなく、ましてや「カーテンコールで泣く」なんて予想していませんでした。
物語が「ハッピーエンド」でなかったので、観客の心に「悲しみ」を残しておいて、それをカーテンコールの中で昇華させる???という演出だったのかも知れません。
本当に素晴らしい舞台でした!


年齢を重ねてこそ「出来る」こと

「大竹しのぶは素晴らしい・天才である」と、そんなことは百も承知していますが、還暦で「にんじんの役@幼気な少年の役」は無理でしょう・・・と思っていました、ワタクシメ。
ところが、
違いました。

大竹しのぶは「天才」いや「奇才」です!
何でもできてしまう、
どんな人物にも「なり切れる」、
「演じる」のではなく、その人物になってしまえるんです。

ワタクシメは38年前の初演は観ていません。
当時もかなり話題になっていましたから「観たい」と言えば母上はムリしてもチケットを取ってくれたでしょう。
※ 母上は「演劇部のなれの果てw」で、観劇が趣味でしたから。

しかし、ワタクシメは「にんじんを観たい」と思いませんでした。
それは昨日ココに書いたことと関係します。
母上が「にんじん」を読んでいて、聞いてもいないのに、
「これ、かなしいお話なのよ」と言い、頼んでないのにぃ、「にんじん」がイジメ(虐待)を受ける場面を音読したんです。
母上は・・・演劇部じこみですから、読み聞かせは上手でしたよ。
あの「読み聞かせ」も、ある意味「イジメ」かもねー(怒)
母上の大きな大きな大きなお世話がトラウマになり、ワタクシメは名作「にんじん」を避けて生きてきたわけです(いつもながら大袈裟)

だけど、いい加減ワタクシメも「いい年」になりましたし、前評判がチョーよかったですから、
ネット申し込みをしまして、メデタク抽選にあたり、見ることができましたー パチクリ・パチクリ!(^^)!

ワタクシメが「無類のトラウマ?」を乗りこえて生きているように、大竹しのぶ様も波乱にとんだ人生経験をしてきたからこそ演じられる「少年」を観ることができました。

これぞ「芝居」!
「演ずる」とは、こういうことよ・・・と見せつけられた感じです。

そして「にんじん」を通して、
どんなに苦しくても「生きる」しかない。
希望を求めて前に進むことを、教えられました。



【松竹株式会社】ホームページより抜粋  (写真も含む)

「にんじん」をご紹介して、終わりとします。
東京公演もまだ続いていますし、来月から大阪です。
当日券もありそうなので(もう無理かな?)
人生に悩みを抱えている方は、ご覧になったらいかがでしょう。
にんじんは「答え」はくれません。
「答え」を出して道を拓いていくのは、あなたです!  もちろんワタクシメです p(^^)q

-イントロダクション-
大竹しのぶが22歳で演じた伝説の音楽劇“にんじん”に38年の時を経て再び挑む!

1979年8月の日生劇場では、世界初の試みとしてこの作品が“音楽劇”として上演され、22歳の大竹しのぶが孤独な影を隠した少年をはつらつと演じました。
そして2017年8・9月、38年の時を経て、新橋演舞場・大阪松竹座にて同じ“にんじん”役を演じます。



原作は、フランスの作家ジュール・ルナールが執筆した小説「にんじん」(1894年)。
-Story-
「まっ赤な髪で そばかすだらけ そうさぼくは みにくいにんじん!」
ここは、フランスの片田舎の小さな村。まっ青な空、濃い緑の森、
そして澄み切った小川の流れるこの村では、今日も村人たちが楽しそうに歌っています。でもその中にたった一人、仲間はずれの男の子がいました。それが、にんじん(大竹しのぶ)。
 
にんじんのような真っ赤な髪、そばかすだらけの顔、だから父親のルピック氏(宇梶剛士)や母親のルピック夫人(キムラ緑子)までが、“にんじん”と呼ぶのです。
にんじんだって、フランソワと言う名前があるのに…………。

にんじんには、婚約者マルソー(中山義紘)との結婚式を控えて夢中の姉エルネスティーヌ(秋元才加)、
甘やかされてわがままに育った兄フェリックス(中山優馬)がいますが、二人ともにんじんには無関心です。
それぞれが勝手気ままの家庭に、新しくルピック家に女中としてやってきたアネット(真琴つばさ)もあきれる始末。

誰にも愛してもらえないにんじん。みんなにどうでもいいと思われているにんじん。だから、どうしてもひねくれてしまうにんじん…………。
そんなにんじんの数少ない友達の名づけ親(今井清隆)は、にんじんを優しくなぐさめるのですが―――。

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