九州【臼杵】でできること

結婚を機に九州暮らし&専業主婦の日々がスタート。
第2子出産後、自分にできることを探すためブログをはじめます!

3週間の沖縄滞在

2013-11-12 14:47:46 | 沖縄
子ども2人を連れての里帰り。
大分空港と那覇空港を結ぶ定期便がないため、毎回、福岡空港を利用するのですが、
飛行機に乗る前の車移動でぐったりしてしまいます。

それでもやっぱり実家で過ごすのはうれしく、母の手料理を1日3食楽しんだり、子どもと一緒に外出を重ねました。
臼杵での4人暮らしとは違うし、旅行とも違う、里帰りとはとてもありがたいものです。


沖縄での思い出をふりかえるのに、ブログを利用しようと考えています。
お題は3つ。
時間があるときに記事投稿します。



どうしても行きたかったブックパーリーNAHA
古本市あきらめ、1人でブックカフェを訪れる


母からの誕生日プレゼントはホテル宿泊券
本島中部で1泊2日の小旅行


快適なターミナルビルってどんなもの?
福岡空港での昼食と那覇空港の新設カウンター

(実験f)

2013-10-10 10:23:04 | 臼杵
臼杵の住人になって驚いたことのひとつ。
小学生と中学生が、見知らぬ私に挨拶してくれること。

「挨拶なんてあたりまえ」なんて、どうか思わないように!
これって、ものすごく貴重ですよ。
相手から、しかも面識のない子どもから言われると幸せな気分になれます。


臼杵で暮らしはじめたころ、息子はまだベビーカーを使って移動する月齢でした。
夕方、ベビーカーを押しながら近所を散歩していると、下校中の小学生や中学生が私たちに向かって挨拶をしてくれたんです。

ある日、「こんにちは」という声は私の後ろにいる誰かに向けられたものだと思い、小学生のグループを無言で通りすぎようとしました。
そうしたら、その中の一人が「赤ちゃん、かわいい」と言って、ベビーカーをのぞきこんできたのです。
私たちに対しての挨拶だったのか、ととても驚いたことを覚えています。

こうやって書くと、私があまりに愛想がないように映りますが(若干、その気はあります)、生まれ育った沖縄、一時期を過ごした高知や北九州で面識のない子どもから挨拶されたことなんて一度もありません。
そもそも、私が受けた教育は「見知らぬ人とは話さないこと」だったはず。
校訓などに掲げられる「挨拶ができる子」というのは校内や家庭でのことであって、その範囲に「近所」は含まれていませんでした。
当時(遡ること20数年前)だけでなく、現在でも沖縄を歩いていたって子どもから挨拶されることはありません。


私に一つの疑問が生まれました。

臼杵の子どもは特別なのか?

何度も何度も考えていたところ、ある風景を見て、「臼杵には素直、無邪気な子どもが多いんじゃないか」という仮説が立ったのです。

それは中学生の体育授業を見て閃いたものでした。
我が家は中学校のプールが眺められる場所にあるのですが、夏になると、男女の楽しそうな声が聴こえてくるのです。思春期を迎えているはずなのに、水着姿の生徒がキャーキャーワーワーと騒いでいる。
これまた驚いたものです。
どうしても自分の学生時代と比べてしまうのですが、中学時代って異性に少し距離を置いていたような気がするのです。
小学生は男女の境界が曖昧で、高校生になると冷静に異性と付き合っていける。その間の中学生って異性に対してナーバスな雰囲気が漂っていたと思うのですが…

いかんせん、臼杵の中学生は異性に対して特別な感覚が少ないようなのです。
見知らぬ人に挨拶ができるように、学校のプールでも男女で和気藹々ぁとできる。素晴らしいことです。


私が見かける子どもがたまたま素直で無邪気なのかもしれませんが、この地域で暮らしていると、非行や犯罪という恐ろしい言葉は浮かびません。
「中学生なのに子どもっぽい」と言い切ってしまうのは簡単です。でも、ちがう角度から見ると、とても素敵な10代を過ごしているようにかんじます。


ブラボー!臼杵の子どもたちよ、永遠に!
そんな気持ちで、自分の子どもを必死に育てている今日この頃です。

ファーストブックの復活

2013-10-08 15:55:15 | 本・絵本
娘が生後半年を過ぎたころから、お兄ちゃんが読んでいたファーストブックを再び出しはじめました。
赤ちゃんのころの息子が口に入れたり、力まかせにビリビリしたものですが原形をとどめていたので残しておいたのです。
洋服と同じで、絵本もおさがりできるものの一つですよね。


ディック=ブルーナ絵『ブルーナの0歳からの本シリーズ』は第1~4集まで買いそろえていました。
ジャバラ状の絵本が2冊セットで箱に入っていて、それぞれにテーマが設けられています。
たとえば、「うちのなかのもの」を集めた1冊にはベッドやイス、お皿、コップが描かれています。
グラフィックデザイナーとして有名なブルーナが手がけている絵は、シンプルな形と選び抜かれた色で構成され、
その形状とともに低年齢児に与えるものとしての条件を兼ねているとのことです。

息子と娘を観察していると、この絵本はジャバラを折ったり広げたりの繰り返しがおもしろいようです。
8か月の娘は片肘を畳においたまま、もう片方の手でジャバラを折ることができます。
もう少し成長すると、箱の中に1冊ずつ入れたり出したりするのを楽しむはずです。


まついのりこ作『じゃあじゃあびりびり』は読み聞かせで本領を発揮する一冊です。
タイトルからも分かるとおり、物(動物や人も)から出される音が絵とともに紹介されています。
「ふみきり かん かん かん かん」というようなかんじです。
リズムが小気味いいのか、読み進めていくと娘はグフフと言って笑いはじめます。
月齢からすると絵の識別はできていないはずなので、音の連続を聴くことを楽しんでいるのでしょう。


息子が赤ちゃんのころから手元にある絵本ではありますが、久しぶりに本棚に出したこともあって、
息子は新しく買った絵本だと勘違いしているようです。
ファーストブックとはいえ、2歳11カ月なりの楽しみ方で絵本と向き合っています。
『ブルーナの0歳からの本シリーズ』ではジャバラを利用して三角形を作ったり、
『じゃぁじゃぁびりびり』では絵を見て、その音を言い当てています。

同じ絵本でも、それぞれの月齢や年齢で楽しみ方が変わることがよくわかります。
大きな本棚を用意して、これからは絵本の出し入れの必要がなくなるといいんだけどなぁ。

ふるさと出張映画祭in横浜

2013-10-04 10:18:30 | 臼杵
今日のブログは、大分県臼杵市を舞台にした映画が横浜市立大学で上映されるお話です。


【イベントタイトル】
城下町うすき ふるさと出張映画祭in横浜

【日時】
10月26日(土) 午前9時開場

【場所】
横浜市立大学金沢八景キャンパス 第一講堂

【映画タイトル】
大林宣彦監督作品 「なごり雪」「22才の別れ」
塩屋俊監督作品 「種まく旅人」
大林千茱萸監督作品 「100年ごはん」

*入場無料
*来場プレゼント有り(うすき特産カボス)



私が観賞したのは、臼杵で暮らし始めたころ(2年半前)に作品が完成した「種まく旅人」のみです。
「100年ごはん」の臼杵での市民上映会は今年8月のことで、市報の8・9月号で記事が掲載されていました。
どちらの作品も臼杵市が力を入れている有機農業をテーマとしていますが、
「種まく旅人」は物語、「100年ごはん」はドキュメンタリーと扱い方が異なります。

それにしてもイベントタイトル「ふるさと出張映画祭」っていいですよね。
分かりやすさを重視しながらも、「ふるさと」が「出張」してくれるという響きには臼杵の自然や人の温かさが伝わってきます。

横浜近郊の人たちが映画を観ると、どのような感想が聞けるのでしょうか?
臼杵の日常(風景や方言など)に驚くのか、それとも懐かしさを覚えるのでしょうか?
このイベントの模様も市報でお知らせしてくれるとうれしいな。

沖縄ならではのアップルパイ

2013-10-03 10:50:03 | 本・絵本
秋の果実はいろいろありますが、リンゴも秋の味覚の一つですよね。
私にとってリンゴといえばアップルパイ!
ケーキ屋さんやパン屋さんでアップルパイを見つけると、どうしても買いたくなります。


沖縄にはアメリカスタイルのチェーン店がいくつかあって、代表的なものに「ジミー」「ブルーシールアイスクリーム」があります。
「ジミー」は地元客がケーキやお惣菜を、観光客が輸入品(食材、日用品)を買い求めることが多いお店です。
「ブルーシールアイスクリーム」は名前のとおりアイスクリーム屋さんで、
アメリカスタイルを貫きながらも沖縄の食材(シークヮーサー、紅芋など)をフレーバーに取り入れています。

私は普段使いはしないのですが、里帰りするとアップルパイを求めて「ジミー」にも「ブルーシールアイスクリーム」にも立ち寄ります。
なぜそこまで両店の商品にに惹かれるかというと…
二つのアップルパイとも食感がサクサクではなく、ベタベタしているのです。

ベタベタとはもちろん良い意味のベタベタです。
パイの皮は重みがあって、中身(フィリング)は濃厚というかんじ。
説明が難しいのですが、そのベタベタしている感覚がやみつきになっています。

「ジミー」のアップルパイはお持ち帰りして、実家のみんなと切り分けて食べます。
「ブルーシールアイスクリーム」のアップルパイは牧港店で注文して、お店で一人分をいただきます。
しかも!「ブルーシールアイスクリーム」のメニューはアイスクリームをのっけて食べるという、さらなるベタベタが待っています。
映画「ホームアローン」の主人公ケビンになったような気分にさせてくれる一品です。


アップルパイの真相を探ろうと図書館で借りた書籍『パイの歴史物語』には、パイ好きにとっても目から鱗の話がたくさん書かれています。
食物史家である著書ジャネット・クラークソンが語るパイの変遷は驚きに満ちています。
残念ならがアップルパイについての記述は少ないのですが、パイ全体を知りたい方にはおすすめです。

序章の始まりを抜粋します。


パイを言葉で定義することはできないかもしれないが、
パイを見れば、それとわかる。
                  ―レイモンド・ソロコフ(フード・ジャーナリスト)