直木三十五記念館の日々

直木賞にその名を残す直木三十五の記念館は市民参加型のミュージアム。運営の悪戦苦闘をストレートにお伝えします。

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水都の移動祝祭日

2009年09月15日 | Weblog
 いよいよ今度に日曜日に迫った水都大阪2009市民参加プログラム「水辺の社会実験」。我が記念館はオダサク倶楽部の井村身恒さんをお相手に迎えてトークバトルを実施する。

 大阪の異邦人(エトランゼ)というのはこの数年の私の主題である。そもそもは里見と大阪の関係を知ったことが私が大阪の異邦人を意識する最初である。
なぜ里見が大阪に来たか、大阪が里見に果たしたことは何か。

 実は昨年の冬に小谷野敦さんが里見の評伝を上梓した。『里見伝「馬鹿正直」の人生』。今まで評伝がまったくといっていいほどない作家。ややもすると芸者が女性観の中心であると考えられている里見は直木三十五を凌ぐくらいに正当に評価されていない作家であったゆえにさすが「モテない男」小谷野敦と賛辞を贈りたい。まあ私如き市井の人が偉そうに言う資格はないのであるが、正直うれしかった。

 そんな里見の話だけでなく、近松秋江、金子光晴、小林秀雄、辻潤なんかの話をしていきたいと思う。まずこんな面白い話は巷のカルチャーセンターでは聞けないと思う。その上入場料も頂かないし、中央公会堂の特別室だから、雨の影響も日焼けの心配もない。


     水都大阪2009市民参加プログラム「水辺の社会実験」
              「水都の移動祝祭日」

     日 時 2009年9月20日(日)14時~16時
     会 場 大阪市中央公会堂 三階 特別室
     出 演 オダサク倶楽部 仕掛人 井村身恒
         直木三十五記念館 事務局長 小辻昌平
     参加費 無料  事前申込不要

  
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それでもまずは公平に読み比べる

2009年07月13日 | Weblog
いよいよ今週の水曜日に迫ってきた直木賞の発表である。
今回は記念館の地元出身で地元を描いた万城目学さんの「プリンセス・トヨトミ」をまずは応援したいという気持ちを抑えて、他の作品を読んでいるが相変わらず候補作はどれも読み応えあっておもしろい。

貫井徳郎さんの「乱反射」も前回候補になった「愚行録」に比べてもぐっと読者を惹きつけるし、
北村薫さんはさすがにベテランの味がある。
映画監督である西川美和さんの短編集も中々の出来だ。
道男氏と葉室氏の作品がまだ読めてないのであと3日で急いで読まないといけない。

苦しいながらもこの作業は実に楽しい。寝るのが勿体ないくらいである。
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「萌」テナント会の歓送迎会

2009年07月09日 | Weblog
昨日は記念館が入居している、複合文化施設「萌」のテナントの歓送迎会が、
記念館近くの「島やん」で開催された。

2つのテナントが出て行かれ、新しく花屋さん「トゥリー・トゥリー」さんを迎える。
マッサージをされていたRYOさんはアメリカポートランドへ留学し、
靴屋さんの勝山さんはうつぼ公園の側に店舗を移される。

それぞれがまた新しい道を進むわけである。
記念館を影に日向に支えてくれている一つが複合のテナントの皆さんである。
別れと出会いに一献傾けた夜であった。

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またも腹立たしいマイルドHOPEゾーン協議会

2009年07月08日 | Weblog
今年の上町台地マイルドHOPEゾーン協議会にまちづくり提案事業助成の結果が発表された。
なんと記念館の企画がはずされた。

助成金を貰えなかった腹いせにいうのではないが、審査員の先生方の中には、まったく提案資料を前もって読んでない方がいらっしゃるようである。

頓珍漢な質問をされたことからはっきりわかる訳である。
「長屋路地裏選考会」を「これは空堀の長屋とか路地のいい所を見つけて表彰するのか?」と質問された。

しばし、唖然!

企画書に書いてあるだろう。読書という個人的な行為を直木賞候補作というテーマを定めて読むことによって多くの人と分かち合うことと書いているではないか。

どれだけ優秀なのか存じませんが、市民団体が血の滲む思いで書いた企画書を事前に読むことぐらいしろよ。それが礼儀というのもではないか、あえて実名を記す。
大阪市立大学院生活科学研究科の三浦先生。

反論があれば申し出ていただきたい。
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取材

2009年07月03日 | Weblog
今日は久し振りに新聞の取材を受ける。

有難いことにこのブログを見て連絡をいただいた。
なんと財政的な危機に反応してくれたのだ。

熱心に話を聞いていただいた。
なんとか直木賞の発表までに掲載できればと言っていただく、
ありがたい限りだ。

このように応援いただくと絶対に記念館を潰さないようにしなければと思う。


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第141回直木賞候補作品発表

2009年07月03日 | Weblog
昨日、7月2日に第141回直木賞の候補作品6作が発表された。
選考日は7月15日(水)であるので、恒例によって記念館では同日19時から長屋路地裏選考会を行いたい。

今回は、万城目学氏の「プリンセス・トヨトミ」が候補作品となっている。単行本発表時から私は狂喜乱舞してこの作品に直木賞を贈ってほしいと願っている。

直木賞研究サイト「直木賞のすべて」でも候補作のハミダシ情報で記念館に対してエールを送っていただいているのが何よりも嬉しい。
PLB氏に許諾をいただいていないが、あまりにうれしいので何と書いていただいているかをここに記す。



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複雑な心持ちです。

万城目さんには直木賞、スカッととってほしい。

でも、『別冊文藝春秋』には、直木賞を頼ろうとする甘えた心を捨てて、毅然とした編集態度をとり戻して(?)もらいたい。だって「うちの雑誌にのせた作品は、ぜったいどれか毎回、直木賞の候補になる」なんちゅう前提のもとで生きていたら、たぶん仕事の緊張感なくなりそう。

ま、そんなことより『プリンセス・トヨトミ』の「直木賞」度……じゃなくて「直木三十五」度は、ピカ一です。物語の舞台になっている大阪の空堀っていえや、直木が生まれ育ったゆかりの地だっていうじゃないですか。こりゃますます、選考会の日が楽しみですよね、直木三十五記念館さん。

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PLB氏のサイトは閲覧数が桁違いのモンスターサイトである。しかもこの時期は特に閲覧数が増える。そこに我が記念館のことを書いていただいていることに歓喜の涙を抑えきれない。心から感謝申し上げる。


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財政について

2009年06月02日 | Weblog
思うところあって長い間ブログの更新をしていなかったと前回書いて三ヶ月また放置していた。
ありがたいことに様々な方からご心配いただき、また叱咤激励されていただいた。
皆様にはこの場を借りてお詫びと御礼申し上げたい。

さて、記念館はあいもかわらず存続はしているが台所は火の車である。
打開の方法は未だ見えない。
しかしながら記念館はそれなりの存在感はあるので今更白旗をあげるわけにもいかないのである。

他の模倣であってもいいのでとにかく何か手を打ちたいものである。
なんとも勢いのない内容であるが偽らざる今現在の私の心境である。
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再起動

2009年03月09日 | Weblog
思うところあってブログを更新していなかった。
記念館は相変わらず財政的に大変ながら続いている。
はっきり申し上げて再開する機会を失っていた。

とにかく何を言っても始まらないので強制的に再起動をかける。
この間ブログを読みに来ていただいて失望された方には謝りたい。
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第6回長屋路地裏選考会

2008年07月03日 | Weblog
第139回の直木賞の候補作品が決定した。
恒例である第6回長屋路地裏選考会を開催する。

開催日時は平成20年7月15日(火)19時~受賞作品が決定するまで
会場は直木三十五記念館 

今回の候補作は以下の通り

  井上荒野 「切羽へ」(新潮社)
  荻原 浩 「愛しの座敷わらし」(朝日新聞出版)
  新野剛志 「あぽやん」(文藝春秋)
  三崎亜紀 「鼓笛隊の襲来」(光文社)
  山本兼一 「千両花嫁 とびきり屋見立て帖」(文藝春秋)
  和田 竜 「のうぼうの城」(小学館)

従来通りメール等での事前の予想も受付ける
是非参加いただきたい。

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直木倶楽部の会報第二号

2008年03月13日 | Weblog
 直木倶楽部の会報の第二号がようやく完成した。今回は「可能性のまち上町台地」の報告と「からほりと落語」の報告を中心に書いている。会員の皆さんには今月中にお届けできるかと思う。それにあわせて直木倶楽部の更新と入会のお願いもする予定である。このブログをご覧の方でまだご入会いただいていない方は是非ともご検討いただきたい。会報だけでも読みたいとおっしゃる方は記念館にお越しいただければお渡のしできるので、受付で会報が欲しい旨伝えていただきたい。
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