Solo Acoustic Guitar and other things

ソロアコースティックギタリスト城直樹がお送りするページ。公式ホームページはwww.naoki-jo.com

Kaki King ~彼女のフレーム~

2004-09-28 21:48:20 | 音楽
ウォーーーッ!
とうなってご乱心してしまうほど彼女の新しいアルバムは
僕のツボにはまりました。

いいっ!いいっ!これはかなりいいぞぉーーーっ!
と、どういう文体で書けばいいのかも分からないほど、
久しぶりに興奮して一枚のギターアルバムを聞き終えました。

昨日、天神に新しく出来たタワーレコードに行ったとき、
そういえば、そろそろ「Kaki King」の新しいアルバムが出る頃だと思って、
探したけれどなかったので、店員に聞いてみたら明日(つまりは今日)だという。

それで今日、どうしてもすぐにCDを聴きたかった僕は、
ポータブルのCDプレイヤーを持っていって、
CDを買い、そしてそのすぐ後、イムズの中にある本屋兼カフェの
「Moutain Root」に行き、
わくわくしながらCDを開け、音楽を聴き始めた。
こんなにわくわくしたのは本当に久しぶりだ。

音楽を聴きながらジャケットやライナーを一読する。
曲名を確認する。音楽を聴く。
ジャケットやライナーをまたじろじろと眺め回す。
音楽を聴く。

音、演奏ともにファーストに比べて圧倒的に洗練されている。
すばらしい!かっこいい!
それは、決して聴きやすくなったとか、ポピュラーミュージックに近づいたとか、
そういった意味ではない。

1曲目の「Frame」という題名にやたらと激しく反応してしまう。

アルバムを全曲聴き終えて、帰ってくるまでの間、自転車をこぎながらで、
「フレームによって世界は切り取られている」ことを、
ひたすらに妄想して興奮してしまった。。

かつて、僕が「Perfect World」を製作している時に感じていたこと。
ひとつひとつの曲は僕が世界につけた傷。
僕が世界に作り出した僕から世界への覗き窓。

「最高だぜっ!カーキ・キング!!」
と心の中で叫びながら、妄想と僕はともに走って家にたどり着いた。

そして、また家でCDを大音量でかける。
あぁ、いい音してる。。
また、ジャケットを眺める。
音楽を聴く。

ジャケットには全部で11のフレームがデザインされていて、
それぞれが曲を意味していることは容易に想像できる。
しかも、そのフレームの前面と後面でちゃんと
ジャケットの表裏のデザインが対応している。

ああでも、
表面と裏で配置が違う部分が一箇所あって
そして、そこに
「kaki king,guitar」
という表記があるではないか!
そして、裏面にあるべき位置にあった丸いフレームは
表面では下に落ちて、
横たわっている。。。

表と裏のストーリーは整然とつながっていたはずなのに、
この部分だけ、ストーリーに矛盾している。
そして、その中に表記されている彼女の名前・・・

あぁ、こういうストーリーのあるデザインは大好きだ。

そういったデザインの中に手書きの文字もまた配置されていて、
デザインに表情を加えている。
うぅ~っ!!クールだ!かっこいい!すばらしい!!

彼女がジャケットで抱えているフレーム。
そこで彼女は、フレームの外と中を行き来している。
フレームの中と外の世界は決して交わることは許されないものだけれど、
こうも、簡単に交わって見せることが出来るのだ。
それはある次元での象徴としての世界だけれども。

フレームによって切り取られる世界。

フレームが存在するとき、
そのフレームの中の世界と外の世界、
そのフレームの中にいる人間と外にいる人間がどうしてもできる。

フレームによって切り取られた世界の主観の位置づけが自然に自動的に決定されていく。

そして、自分の主観はいったいどちら側に存在しているのか。
フレームが存在する時、感覚は否応なく切り取られる。
今、こちら側に残っている感覚はなんなのか、
あちら側にいってしまった感覚はなんなのか。

フレームの中にいる人間(フレームを見ている主観的な人間にとっての)は、
そのフレームを作り出したフレームの主観である人間からは、
フレームの中にいるという認識をそのフレームの中の人間が持っているとは、
きっと、思われていない。

しかし、もしそのフレームの中にいる人間が、
ある人の主観のフレームの中に自分は存在していると気づいたとき、
一体、そのフレームはどうやってゆがんでいくのだろう。
どうやって、音を立てて、あるいは音も立てづに崩れてゆくのだろう。

あるいは、自分が作ってしまったフレームの中の世界は、
決して自分だけの世界ではないと気づいたとき、
一体どうやって、その人はフレームの中の世界を救うのだろう。

もしかしたら、フレームの中にいる人間は自らフレームの外に手を出してくるかもしれない・・・

きっと彼女は、かつてマイケルヘッジスが「Boundaries」を越えていったように、
「Frame」を越えて存在していくのだろう。

Kaki King・・・
絶対、数年以内に直接会いに行って会話したい。
来年あたり本当に会いに行こう。
この日記を見ている人で、
もし、そういうチャンスを作ることが出来るということがあれば、
是非、教えてくださいね!(笑)
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2 コメント

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あついね。 (zaiya)
2004-09-29 16:50:59
「ここまで興奮した城直樹を君は見たことがあるか!?」というサブタイトルをつけたくなるくらい、あつい文章だね。

ぼくも、kaki king非常にきになりました。

探してみよう。。。



あついぜ!! (naoki jo)
2004-09-30 01:41:47
今日も一日中聴いていた。

僕はこのアルバムの空気が大好き。

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