Nの目線

箏弾き菊地奈緒子の360°に向けられた眼差し

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日本にて

2012-11-04 11:23:44 | Weblog
日本滞在の2週間はあっという間に、フランクフルトに戻ってきました.

10月半ばの東京はドイツとの温度差もあり、”亜熱帯!”と思うくらい暖かく感じて、速攻で長袖ジャケットから半袖へ。
成田着から羽田へ移動し、直で秋田へ。
秋田では清絃会の合奏団”shin合奏団”の演奏会があり、リハーサルの見学と当日の調弦等のお手伝いをしてきました.
shinは新しく、指導される受け身の状態ではなく、自らが進んで箏の音楽に向合い互いに発展させていかせたいという団長市川慎先生の気持ちを込めて命名されたようです。
プロ意識とか義務とかその様なものではなく、ただ自らの意識を持って音を出していく、それぞれの人達が持っている音に対する責任感と言うのでしょうか。
今後も楽しみながら、苦しみながらいい活動をしていくことを切に願っています。
演奏会後の打ち上げでは、皆が緊張から開放されてかなり”はじけて”いて、私も一緒に夜中まで楽しみました。
そしてその次の日は山形でのお稽古。ここでの皆さんもまた熱心なので気は抜けません。
お昼から夜の8時までしっかりレッスンをさせてもらいました.
その後、東京にもどり、"Music without Borders"のコンサートのリハーサル。
渋谷由香さん、萩森英明さん、Daryl Jamiesonさんを中心に、中国の郭元さん、イギリスのIan Dicksonさんという同年代の若手作曲家のグループ展です。今回私は、”オトナリ”という、ヴィオラの般若佳子さん、ソプラノの吉川真澄さんとのトリオで、さらにピアノの大須賀かおりさんとも演奏させてもらいました.
郭さんの曲はピアノとのデュオ、Ianさんのソロ、Darylさんの曲はソプラノと地唄の歌が入った4人編成の曲、萩森さんの曲は気象通報という、ソプラノの歌のアナウンスにビオラと箏が入る三重奏。
Darylさん、萩森さんの曲は箏の基本的なチューニング”平調子”を少し変えたものにもかかわらず、二人全く違った個性が出て、Darylさんの奏者同士が息を感じながらドラマを演じる様な曲、一方淡々としていて、それでいて様々な音使いによって、実は現実で起こっている現象を感じさせる萩森さんの曲、郭さんはピアノとの微妙な駆け引きがあり、Ianさんははじめから箏用に楽譜が整えられた、繊細な印象があり、それぞれの個性を感じることが出来ました.
オトナリの二人との久々の共演もピアノの大須賀さんの懐の深い演奏も刺激的で本当に楽しかったです。このプロジェクトもまた何かの形でつながっていけたらと思っています。

10月下旬の東京はちょっと寒く感じましたが、フランクフルトに戻ってきてビックリ、次の日には雪が降りました.
早速車を冬タイヤに交換して、次のコンサートに備えています。

来週はフランクフルトでのミニコンサートとIIIz+のトルコ公演、です。








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