碧田直の いいじゃないか。

演劇ユニット、ミルクディッパー主宰の碧田直が、日々を過ごして、あれこれ思ったことを、自由気ままに綴ります。

無題そのひゃくはちじゅうなな

2016-10-22 20:56:40 | 日々
今日はワークショップ。ここまで書き下ろし作品を稽古してきたが、台本を離して通しをする日だ。それをカメラで撮影し、みんなで観て、来月に予定している本番に備える。本番と同様に、重要な日だと思っていた。

13時に稽古場に集合し、抜いていなかったシーンを三十分ほどかけて稽古したあと、休憩を挟んで、いよいよ通しとなる。
通しをやる五分ほど前に、各自がそれぞれのやり方で集中を高めていく。緊張感がみなぎるが、決して居心地の悪いピリピリしたものではなく、心地いい緊張感、これから芝居が始まるという高揚を感じられる時間で、この時間が好きだ。

通し開始。
たまにセリフが飛んだり、とちりはあるものの、それで世界観が崩れることはなく、台本が志向した雰囲気をまとった芝居が展開されていく。役者陣の集中力も高く保たれていて、ダレるシーンも見当たらない。
シーンを作る役をカメラの中心に据えることを意識しながら、カメラを懸命に操作しているうちにエンディング。短い休憩を挟んでの観賞会となった。

観賞のあと、それをふまえてディスカッション。思いの外、みんなもっと良くできる手応えを感じたようで、詳しくは書けないが、未来に向けての前向きな展望についての話になった。
もしも実現するならば、楽しみなことになる。そこに至る道筋をつけるためにも、来月の本番までの数少ない稽古が大事になってくる。まずは録画した今日の映像を繰り返し観て、演出プランを練らなければ。役者さんたちの頑張りに負けないよう、気合を入れて臨むとしよう。
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