10月18日(火) 社会福祉法人北海道社会福祉協議会の主催で
「地域生活定着支援事業実践者スキルアップ研修inさっぽろ」
「高齢者支援編」が行われました。
合同会社 なんもさサポート代表 中塚 忠康氏もゲストスピーカーとして
呼ばれました。
高齢者の再犯は防げるのかというテーマで、
支援者がどう変わっているのか、再犯させないためにどんな支援をして
その費用は誰が負担するのか、関係省庁は本気で再犯を防ごうと
しているのかなどについて話をしました。
その中身をご紹介します。
高齢者の再犯は防げるのか?
私は約1年前にこのような場所で「高齢者の再犯を防ぐために」と題して
お話をさせていただきました。
今回は一年間の総括と反省を含めてレジュメを読み直してみましたが、亀
の歩みであることがつかめました。
ほんの少しですが、高齢刑余者を預かる側として、ネットワークが密にな
っていますし、刑余者に接する機会も多くなり、彼らに対して少しでも手を
貸すことによって再犯を防げると思い活動してきました。
この活動の中で、一つはフェイスブックに基づき、再犯を起こさせないよ
うにするということは大変な労力とお金がかかる。
たとえば、病気のまま出所する人に対しては、刑務所からは1週間から
10日間分の薬は持ってきますが、それ以上は病院にかからなければならない。
現状の生活保護法から言いますと、最も急いで決定まで2週間です。
ですから、刑務所を出所するときには最低2週間分の薬を持たせてほしい
とか、
法務省と厚労省管轄で、生活保護しか頼れない場合は、出所前に生活保護の
手続きを完了しておく。など
2つめは、民間が負うリスクが大きすぎる。
数度にわたって犯罪を重ねてきた高齢者は結構います。特に無賃乗車や無銭
飲食、窃盗は再犯を防ぐため、それらを財政的にカバーしなければ。
彼らは、絶対をつけてもいいくらいスレスレの行動をしてますから2度3度
とカバーします。
本人自身が繰り返してはいけないんだということを把んでも
らうことや、さびしいことや目標がないことから、再犯者の多くは飲酒による
ものが多いです。酒を飲むと無賃乗車、無銭飲食、窃盗へと犯罪になることを
本人に知ってもらいます。
これらにはものすごく労力とお金がかかります。
法務省は厚労省の地域定着センターに年間予算化された範囲でしょうが、依
頼していますし、センターは無料で民間に依頼します。
民間はそれぞれの経営の方向で引き受けます。本気になって一人の刑余者の
再犯を防ごうと思うと、次々と出てくる金銭に絡む問題の処理は誰も負ってく
れませんから、民間への金銭的圧迫は大きいのです。
前回のレジュメでも言っております。
損害はすべて自分たちが負わなければ誰も補償してくれません。民間が高齢
刑余者の人を見るということになってきたときに、大きなリスクをしっかり補
償することが必要と思います。何の改善もありません。
何故でしょうか?
両省は高齢刑余者、障害刑余者を本気で社会に還していこうという気がある
のでしょうか?刑務所に拘束しても更生はできません。出所してからが民間が
苦労して更生への道をつくるということを認識していただきたい。
以上です。