直列☆ちょこれいつ

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レビュー:2014年春開始アニメ 終了感想

2014年07月16日 | レビュー系


2014年、春開始アニメの見終わっての感想です。


--見続けられたもの--

・ミニレビュー:エスカ&ロジーのアトリエ

錬金術師の少女がいろいろ問題を解決していくお話です。

ゲーム原作で、シリーズではちょうどこれだけプレイしていないので
どうなるかと興味を持って見ていましたが、
『ペルソナ4』のアニメ化のようなわくわくする感じは最初からありませんでした。
どちらかといえば『デビルサバイバー2』のアニメ化のような
がっかりした雰囲気だけがありました。

個人的にはゲームのアニメ化で、ゲームをやったことのある人に魅せるものは
ゲームで流される『あるある』的なものだと思うのです。
たとえばこれは錬金術を何度も行うゲームですが、
練成のシーンはゲームでは常にカットされてきました。
わたしもゲームをやりつつ、錬金釜でパイを作るというのは
どうやっているのだろうと疑問に思っていました。
それを一話でやったところは、ちょっとわくわくしました。
でも、それが山場だったような気がします。

ゲームの中では、混ぜ方の速度や手首の返し、混ぜる時間で
成功率が変わるようなことを言っています。
作るのに時間がかかるアイテムは、それこそ寝ずに一日中
作っているような描写も見られます。
でも、アニメだと、だいたい何でも釜に入れてちょっとかき混ぜて、
あとは寝かせればOK! みたいな描き方をしています。
それはないでしょうと思います。

ゲームでは錬金する材料アイテムに水がありますが、
錬金釜の中には常に液体が入っています。
錬金が終わったときはその液体がなくなり、練成されたアイテムだけが出てきたので、
あの錬金釜に入っていた液体はなにで、いつどうやっていれているのかは
ずっと気になっていました。
でもアニメではそんなところも描かれませんでした。
一度錬金したらなくなるけどしばらくしたらまた釜から湧き出てくる謎の液体だったら
そういう風にも描いて欲しいですし、
自分でついでいるならついでいるように描いて欲しかったです。


また、錬金術はそれぞれのアイテムをいったん分解して、
それぞれのアイテムの特性を混ぜ合わせて再構築することで
まったく違うものを作り上げるような術のはずなのに、
アニメでは4種類くらいある材料のうち、手元にある種類で
まずは完成一歩手前のアイテムを作り、冒険にでかけ、
出先でアイテムを手に入れて完成アイテムにして使うということもやっていました。
そんな、アイスクリームにミントの葉っぱがないから
取りに行って完成みたいなこと、できるのでしょうか?

ゲームだったら期日があるなかで、数種類のアイテムが手元にあっても
錬金アイテムには出てこなくて作れずに、
最後のアイテムを手に入れるために現場近くまで行き、
採ったら日数をかけてアトリエまで戻って錬金し、
また日数をかけて歩いて現場まで持っていって使う、というような
手間をかけさせられる行程になるはずです。

そのほかも、ゲームをやっていれば資金繰りが厳しく、
勤めはじめでは買えそうもない錬金術の本を
適当な出店で見つけて買って読んでしまうなど、
違和感を覚えるものばかりが出てきて、わくわくしませんでした。

ゲームのあるある話はないし、ゲームのダイジェスト版をただ流したようで、
何一つおもしろみがありませんでした。

おもしろいともおもしろくないとも言い切れない、
なにがやりたいのかわからないなんともいえないアニメでした。
期待していただけにとてもがっかりです。



・ミニレビュー:蟲師 2期

古い時代の日本のような舞台で、変な能力を持った『蟲』が起こす事件と
それにかかわる人々を描いていくようなアニメです。

原作はおそらく全部読んでいるので、はじめは再放送かと思いました。
すごくおちついて安定感があるアニメです。

絵も話もよかったですが、特にこどもの声が見ていて違和感を覚え、
いらつくものだったのがぶちこわしでした。

全体としては結構おもしろかったです。



・ミニレビュー:シドニアの騎士

人類を襲う巨大生物と戦っていくようなアニメです。

漫画原作で、漫画の最初のほうは雑誌を読んでいなかった時期だったので
どうなるのかと興味を持って見ました。
原作は続いているはずなので、
どうもっていってどう終わらせるのかも興味があります。

意外とおもしろかったです。



ミニレビュー:ジョジョの奇妙な冒険 3期

因縁のある悪者が復活したので、戦う守護霊を持った主役たちが
悪者のボスを倒しに向かうお話です。

漫画原作で、個人的にはこの3部が一番好きです。
こどものころ読んでいたひとは、自分でもスタンドが出るんじゃないかと
試してみた人は結構いるのではないでしょうか。

序盤では1部や2部で感じたわくわく感はありませんでしたが、
話が進むにつれておもしろくなってきました。
うわさでは全エピソードをやるそうなので楽しみです。

結構おもしろいです。



--断念したもの--

・ミニレビュー:悪魔のリドル

誰かを殺すために殺し屋でクラスを作って殺そうとするようです。
最初先生を殺す『暗殺教室』かと思いましたが別物でした。
いちいちセリフなどがいらついて見ていられませんでした。
1話で断念です。


・ミニレビュー:selector WIXOSS

自分の願いをかなえるためにカードバトルしていくようです。
登場人物が軒並みクズです。

友達がいないのが残念だからどんなでもいいからとりあえず友達を作れ、
友達さえいればすべて安心、とか、
勝ち残りたいから何も知らない相手を狙ってみるとか、
なぜか心が読めるキャラがひたすら相手を侮辱していくとか。
カードバトルがおもしろそうでやろうとするけれど
相手に勝たせるために手を抜いてみるとか。
見ていてうんざりしたので3話くらいでやめました。


・ミニレビュー:ご注文はうさぎですか

外国っぽいファンタジーコーヒー屋でぬるい日常を送る感じでしょうか。
頭のいいかげんな人物たちが、変な生き物と一緒にコーヒー屋を
やることになりそうですが、見ているとだるいです。
1話のうさぎがしゃべるあたりで無理でした。


・ミニレビュー:ブレイクブレイド

魔法世界でめずらしく何の力ももたない主役の男が、
巨大人型機械に乗って国同士争う中で戦うような話になるかと思われます。

『ゼロの使い魔』とか『とある魔術の禁書目録』とかのように
主役は最初はなんの力もないように思われていても、
最終的に世界一の力を発揮するような気がします。
ロボットバトルや雰囲気は『天空のエスカフローネ』のようです。

キャラと状況がチャラチャラしていて見ていると疲れます。
重厚にやりたいなら話もキャラも行動もシリアス方向に、
軽薄にやりたいなら話もキャラも行動もギャグ方向にやって欲しいです。
でも、重厚にもっていきたいんだろうなと思わせつつ、
軽薄なキャラが軽薄な行動をとるので、その軋轢にいらいらしました。

それはタイトルに集約されている気がします。
『ブレイクブレイド』とタイトルにはありますが、
サブタイトルは『BROKEN BLADE』。
4話くらいで登場人物が、「壊れた刃……ブレイクブレイドだね」
というようなことを口にしますが、
「それならブロークンじゃないの!?」と思わずテレビに突っ込みました。

タイトルからしてブレイクなんだかブロークンなんだかわからず、
内容も軽薄を目指すのか重厚を目指すのかわからず、
その齟齬にうんざりして6話で断念しました。

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