南極老人からの星空への招待

かほく市天文施設での出来事や星の会の活動ならびに星にまつわる話

惑星

2008-02-29 | Weblog
天文界に新たなニュースが飛び込んできました
一昨年冥王星が第九惑星から外されて間もないのに
今度は日本の大学が新たな冥王星の後釜があるのではと発表しました
事の真相は太陽系外縁天体
(海王星の外側を回る小惑星で冥王星も含まれる)
は現在1100個ほど発見されていますが
その多くは8つの惑星と同じようなほぼ円軌道をとります
しかし一部で変則的な軌道を持つのがいくつかあり
これが謎でした
太陽系の形成初期には海王星や天王星は今より
10天文単位(15億km)内側を回っていました
その時海王星と1:6の共鳴軌道を回ってたと思われる惑星が
海王星の移動によって飛ばされて変則軌道となったと
推論しシュミレーションするとうまく説明が付くとの事です

そしてその惑星は10年内に発見されるだろうと期待しています
氷で出来ていれば地球より少し小さい大きさになると予測しています

天王星は偶然発見され、海王星は天王星の影響から数学者が予測し発見されました
今回も推論が正しいければ新たな惑星が発見されるであろうが
ギリシャ神話の神々の名前がつけられるのでしょうか

29日の朝は金星と木星は見えましたが薄明の明るさで水星は見えませんでした
水平線に海王星が上り始めましたが当然みることができません
今晩から天気予報では当分天気が悪く
今度水星を見る機会は5月15日頃の午後8時半になります

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