なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

プールの人々

2006-06-24 13:57:58 | 日記
40歳過ぎたころからすぐに太る体質になった。
それまでが、太る心配をしたことがなかっただけに、いつも気にしている。

運動も好きだが、やりたい気持のとき以外は苦痛伴う。
運動しないとみっともなく太る・・この強迫観念である。
さぼろうかなーとさぼりたい理由をすぐさがす。

そしてその理由はすぐに見つかる。
そうだ、今日は働きすぎたからいいや
だって、雨が降っているもの・・・
暑すぎて体調が崩れる

などなどいくらでも理由はつけられた。

そうして半年、体重オーバー4㎏。

近くに温泉とプールが開業したとのこと。幸い
会員なので通うことにした。

ものすごい人が利用しているのに驚いた。
中高年が断然多い。
それに太っている人がなんとも多いことにまた驚く。

3月ほど、週に3~4回かよっていると
話しかけることはないけど、特徴というか性格というかが見えてきた。

ぷールの中をひたすら歩きつづける。

25mを何周もするわけだから、顔を突き合わせることになる。

先日のことだ、何やら大声でどなりながら歩き続けている人がいた。
かといって怒って訳でもなさそうに、、何やら独り言いい放しっぱなしである。
また、先日は若い女性だが、なにやらにたにたしている。初めてのとき、目が合ったので
知り合いだったっけ?と笑い返そうとした。

しかし、目線の先はわたしを通り越してぷールの天井辺りだと気がついた。わたしは、少し照れ笑いをしてごまかした。アヤァーだったから。
一人で悦に入っている・・・そんな雰囲気の彼女だ。
なんだか色っぽい。その日から時々見かける。宇宙から来たお姫様かもしれない。

昨日のことである。
40代の男性、初めてみた人だった。

プールに入ってくるやいなや、大声で何か歌いだした。いきなりである。ぷーるの中は色々な音が混ざり合い、ことばの一つ一つは聞き取りにくい。

が、
こんがりと日焼けして、リリッとしたな顔のダンディが大声で歌っているのである。聞き耳を立てた。
かすかに聞こえた、、、いや、そのような気がした。
「まいにち~まいにち~」

だれも見ていなと思ってのことだろう。ごめんなさい聞いてしまいました。
たぶん、ぼくらは~てっぱんの~と続くと推測した。

おかしかった。

あるご老人は、陸上では杖でゆっくり歩かれているが
プールの中では普通に歩けておられる。

水の力ってすごいんだとも思った。

穏やかそうなひと、愉快そうなひと、キビキビしたひと、頑固そうなひと
おしゃべり好きなひと

様々で面白い。自分のことはさておき、である。会議に送れる・・・。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿