理系男子、読書を始める。

読書経験ほぼゼロの現役某国立大学生の読書感想文。
お粗末ですが暖かい目でご覧いただけると幸いです。

page 2 ジキルとハイド

2017-03-21 15:04:18 | 読書
こんにちは!マーです!
連日の更新ですが...これは溜まってた分なので決して読むのが早いわけではないです...^^;
それでは、いってみましょう!



ジキルとハイド スティーブンソン 作/田口俊樹 訳 新潮社

言わずとしれた、人間の心の奥底に存在する善悪の葛藤に焦点を当てたミステリー小説。

とはいえ、僕は物語の概要は知っていたが読むのはこれが初めてだった。

やはりなんといっても山場は最後のジキル博士の自らの罪の告白の場面であろう。これまで、僕は名作と呼ばれる小説を1冊通して読んだことはほとんどないからか、
(これが文学か)
そう思わせてくれたのがこの場面である。

他人からよく思われたい、尊敬されたい、と強く望む一面、またその裏腹に自己の快楽、欲望の往くままに行動することを悦ぶ一面。

人間誰しも持ち合わせている二面性ではなかろうか。その二面性のギャップがあまりに深すぎたために許されざる罪に手を染めたジキル博士の苦悩を表現する迫真力のある描写にはページを次へ次へとめくらざるを得なかった。

これまで新書や、論説を好んできた僕にとって小説のもつ特有の文脈の強弱、起伏を初めて感じさせてくれる作品であった。

そしてもう一つ。読みながら感じたのが、登場する紳士達の友情である。

親愛なるラニヨン

(略)科学的な問題に関して衝突することは時折あったが、われわれの友情にひびがはいったことは一度もなかった。
(略)「ジキル、私の人生と名誉の理性のすべてがきみに懸かっている」ときみに言われたら、私は全財産をなげうってでも、左手を断ち落としてでもきみを助けるだろう。
※本文より引用

これは窮地に陥ったジキル博士が、同業である親友ラニヨンへ宛てた手紙の一部である。
手紙では、ジキル博士はラニヨンに自らの生死と名誉に関わる大きな頼み事をする。
そして、これまで幾度と学問における衝突を繰り返した2人であったが、ラニヨンは彼の頼みを迷うことなく引き受ける。

この描写に代表される紳士たちの友情から、個人の思想・信条とは別に結ばれた男達の絆、己の信条は曲げずとも、友を想うその真っ直ぐな心に僕は胸を打たれた。




長くなりましたね...

実は二つ目の考察、書き上げた後にあとがきを読むと、訳者の方も同様の事を考えていたみたいです…^^;

もっと本を読んで、誰も目をつけなかったところに焦点を当てられるようになりたい!

そう思った次第であります<(_ _)>

ご意見、アドバイス等ございましたらコメントよろしくお願いします!

それでは、、、





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