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シネマアミーゴ(カフェ、無国籍料理/逗子)
*「リビングでカウチポテト」感覚のステキな映画館でジョー・ストラマーのドキュメントを
バウスシアター@吉祥寺で上映されていた時、迷いに迷って結局観に行けなかった映画がAMIGOにやってきた。
実は今回も大いに迷った。
そもそもジョーのドキュメンタリーはこれで没後3作目なのだけれど、私は未だに彼の死を受け入れられていない。
でも、本作はジョーが再起を果たし、精力的にUSツアーを行っていた「最期の2年間」を追った作品。
過去の栄光ものではないし、絶対に観ておくべきだとようやく勇気をふりしぼりました(すでに最終日ギリギリ)。

到着した時、まだ前の上映作品が終わっていなかったため、2Fの雑貨屋?スペースで待機。
売り物と一緒にオーナーGENさんの私物がさり気なく飾ってある(そっちの方が人気だった気も)。

レコードプレーヤー。
DJが入るイベントの際使用しています。
バブルど真ん中世代的には懐かしさに涙が出る。

もうすぐ上映。
自宅にこんな映画鑑賞ルームがあったら1日入り浸ってしまいそう。

ジンジャーエール、野菜スープ、ベジプレート。
禁煙だし(喫煙室あり)、料理も美味しいし、古民家独特の雰囲気もいいし、オーナーがイケメンだし。。。文句ナシ!支払いは映画料金込みで3,200円。
Shop:CINEMA AMIGO
Date:2011/7/29
Memo:逗子海岸近くの古民家を改築した映画館。花屋、雑貨店を併設し、昼は数人のフードコーディネーターが日替りでプレートランチを提供するカフェ、Barメニューに替わる夜の部は毎日20時からお酒を飲みながら映画が観られるカフェバー、という営業スタイルの複合店舗でもあります。映画はプロジェクターで大型のロールスクリーンに投影。料金は映画上映中チャージ1,500円(1ドリンク付き)
※全時間、映画鑑賞中に飲食OK。
■店舗情報
シネマ・アミーゴ
□11:30〜24:00
□不定休
□逗子市新宿1-5-14
□046-873-5643
□ランチメニュー、上映スケジュールはHPでチェック!
※シネマアミーゴについて詳しく知りたい人はこちら
※前回のシネマアミーゴはこちら
*生涯一ロッカー、ジョー・ストラマー「最期の2年間」の鮮烈な記録
当日のツイ実況で「映画自体の感想は、落ち着いてからブログでゆっくり」とつぶやいていた『Let's RocK Again』です。
実はここにきてもう何年も放置プレイの映画ブログをいよいよ復活させることにしたので(今度こそマジ)、映画レビューは近日中にそちらにUPする予定です。70年代後半から80年代半ば、ロンドンパンクの雄として一世を風靡した伝説のバンドTHE CLASHのリーダー、ジョー・ストラマーのドキュメンタリー映画。2002年12月に50歳という若さで急逝したジョーの「最期の2年間」が鮮烈に映し出されています。
クラッシュは歌も演奏も下手くそだったけど、メンバーの面構えが最高だった。初来日時、若気の至りで追っかけした、私にとって特別な存在でもあります。深夜の京王プラザホテルで遭遇したジョーは、細くて猫背で、想像していたよりずっと小柄で驚いたことを今もはっきり覚えています。未成年だった私は「こんな時間に家を空けて親を心配させるな」と思いっきり説教されたっけ。ファンの1人ひとりに丁寧にサインに応じる姿、真摯に語るインタビュー、アトランティック・シティでのライヴ前にアポなしでラジオ番組に凸撃したり、自ら手書きの告知フライヤーを配って客寄せする姿に「変わってないなぁ」と感動。こういう姿が全然みじめったらしく見えない人なんだ。
映画のラスト、ジョーの名前の後に1952-2002という数字が映し出された瞬間、涙がブワァーッと溢れ出てきた

上映後、1時間半もアミーゴで熱く語ってしまったわ。
※予告編が見られる公式HPはこちら

突然ですが、ここで映画レビューです。
くたくたに疲れていたので、何もしないで寝てしまおうかと思ったら、21時から『容疑者Xの献身』が地上波初登場とな!?
堤真一さま目当てで観てしまいました。
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原題:容疑者Xの献身 (2008年東宝/128分)
監督:西谷弘
原作:東野圭吾
脚本:福田靖
音楽:福山雅治 、菅野祐悟
出演:福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、松雪泰子、堤真一、
ダンカン、長塚圭史、益岡徹、渡辺いっけい、真矢みき
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原作は未読、ドラマは未見、福山雅治に興味なし、堤真一さまの役はビジュアル的に全くイケていない、、、というわけで、こんな機会でもなきゃ観ることもなかったでしょう。
連ドラは視聴率が結構良かったらしいけれど、この映画を観る限りは、湯川のキャラが弱すぎるし、普通の刑事ものという印象です。
でもでも、堤真一さまの演技はネ申!

ああ「献身」ってこういうことか、と。
この映画が名作と評価されているとすれば(私的には微妙だけど)、堤真一さまの神演技のおかげだと断言します。
私は真一さまがドラマに進出する前、舞台で演じる姿を何度も観ているのだけど、当時は名演技と大根な時が極端な感じで、逆にそういうところに興味を惹かれたりもしていました。
未だに精力的に舞台の仕事も入れている真一さまだけど、それほど多くの役をこなした中にも今回の石神哲哉キャラはなかったと思うから、ファンとしては必見に値するかな?
極端なキャラクター設定なので、案外本人は演じやすかったかも知れませんが。
好きなことに熱中するあまり、他のことには頓着しないという雰囲気が思ったより自然に出ていましたね。
最後までずっとこの調子なら別にどうってことないけれど、終盤の号泣シーンで真一さまの役者魂が爆発していたわ。
何でも数式に当てはめて答えを出す人間にとって、自分の「献身」は惚れた女のために完璧なものだったはず。
でも人間には感情ってものがあるわけで、よほどの悪人でもない限り、それをありがとうと受け取って幸せには暮らせない。
映画を観ているほとんどの人が靖子の行動は自然だと思うことでしょう。
でも石神にはわからなかった。
私にはこれが切なく哀しかったですね〜。
刑事が考えることは手に取るように予測出来たのに…。
石神のしたことは靖子に対する無償の愛だったのだから、彼女が石神を思って取った行動は、それを拒絶する行為に等しかったということ。
「どうして!?」の一言に彼の絶望感が凝縮されていました。
この映画の主役は堤真一さまで決まりです。
柴咲コウちゃんの歌う『最愛』がラストで流れた時、サビの「あ〜いさなくていいから と〜おくでみまもぉってて♪」で思わず泣いてしまいました。

チャップリン映画『キッド』の名子役、ジャッキー・クーガン坊やが8歳でタイトルロールを演じた1922年版、デヴィッド・リーンが監督した1947年版、そして「涙のあと幸せはやってくる」のキャッチでおなじみ、ロマン・ポランスキー監督の2005年版と、何度も映画化されているチャールズ・ディケンズの名作ですが、ミュージカルを映画化したのは1968年制作のこれ1作だけ。
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原題:OLIVER! (1968年イギリス/146分)
監督:キャロル・リード
原作:チャールズ・ディケンズ
脚本:ヴァーノン・ハリス
音楽:ジョン・グリーン、ライオネル・バート
出演:マーク・レスター、オリヴァー・リード、ロン・ムーディ、
シャニ・ウォリス、ジャック・ワイルド、シーラ・ホワイト、
レナード・ロシター
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チャールズ・ディケンズの「オリバー・ツイスト」を、『第三の男』のキャロル・リード監督が映画化。
大ヒットしたミュージカルを忠実に映画で再現したという印象です。
貧乏人が生活苦にあえぐ19世紀のロンドンを舞台に、母親を知らず救貧院で育ったオリバー少年の数奇な半生が描かれています。
絶望と飢えの世界から逃れ、ロンドンにたどり着いたオリバーはスリの少年ドジャーと出合い、彼らの仲間に迎えられます。
初仕事は失敗するものの、それがきっかけで実の祖父母と叔母(後に判明)に会えることになる、まあ紆余曲折の末にハッピーエンドという健全なお話です。
「もっと食べ物を下さい」と抗議したばかりに救貧院を追い出され、わずかな金で葬儀屋に売り飛ばされ、逃げ出してスリの手伝いをしていたと思えばお金持ちの老紳士に同情されて小公子に。
やっと幸せになれるのかと思えば、街で仲間に見つかり連れ戻され―と、その紆余曲折が長いんですが、、、


『小さな恋のメロディ』を先に観て、ジャック・ワイルド目当てで本作に辿り着きました。
キャロル・リードのミュージカルなんてあんまりピンと来なかったけれど、これでオスカー獲得しちゃったんですよね。
実際、歌も踊りもすごく良かったですが、私はセットと衣装が時代を上手く表現していて素晴らしかったと思います。
ミュージカルシーンで印象的だったのは、ドジャーとオリバーが街を駆け回りながら歌う「Consider yourself」、薔薇を売る女性が登場する「Who Will Buy?」、スリの子供たちと彼らのマドンナ的存在ナンシーがいっしょに歌い踊る「I'd Do Anything」。
前2つは大掛かりな屋外セットをダイナミックに使った躍動感がいいし、3つ目は振付がとても楽しい。


しかし、なんだかんだ言っても、本作の魅力はこの2人に尽きます。
マーク・レスターは健気で可愛らしいし(歌吹き替えはチョト残念だけど)、ホントはいいとこのボンボンって雰囲気もあって、オリバー役にピッタリ。
でもでも、私はやっぱりドジャー役のジャック・ワイルドが好き

この時16歳ってのにもビックリだけど、歌も踊りも演技もスバ抜けて上手すぎ!
オリヴァー・リード、ロン・ムーディを完全に喰っているシーンさえありましたぞ!
本作が映画初出演にして、いきなりアカデミー助演男優賞にノミネートも納得です。
こんなに才能があっても映画界でパッとしなかったのは、一体何が原因だったのか?
53歳の早すぎる死も残念でなりません。
最近約90分の新規映像+音声特典を収録したDVD「製作40周年アニバーサリーエディション」が発売になったので、また観てみようと思います。 ■可愛い画像が盛りだくさんの英国のサイトを発見!
画像は全てそちらから拝借しました。
ここでなんと映画レビューです。
キムヲタのくせに劇場版『HERO』すら未見という私が、昨日ついに重い腰を上げ久々の映画館へ―。
『日本沈没』以来、実に1年1ヶ月ぶりとなった劇場映画は『オーシャンズ13』…ではなくて、またしても邦画。
マカロニウエスタンならぬ「スキヤキ」ウエスタンをタイトルに掲げる、空前絶後のスーパー和製西部劇です。
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原題:スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ (2007年松竹/121分)
監督:三池崇史
脚本:三池崇史、NAKA雅MURA
音楽:遠藤浩二
出演:伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、桃井かおり、石橋貴明、
木村佳乃、香川照之、安藤政信、松重豊、塩見三省、石橋蓮司、
堺雅人、田中要次、小栗旬、内田流果、クエンティン・タランティーノ、
香取慎吾
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舞台は「壇ノ浦の戦い」より数百年後の日本、砂塵舞い、回転草が風に転がる荒涼の大地“根畑(ネバダ)”。
平家の落人が拓いた山あいの寒村“湯田(ユタ)”に眠っているお宝を奪い合う、紅白(つまり平家と源氏)ギャングの抗争を描いた異色作です。
どこが異色かって、
西部劇なのに舞台は東北(庄内地方らしい)、キャストは約1名を除いてオール日本人なのに台詞は全編英語、描かれるは平清盛率いる平家ギャングと源義経率いる源氏ギャングの果てなき抗争、『続・荒野の用心棒』の主題歌(日本語ヴァージョン)を北島三郎が歌ってる!? とまあ『キルビル』も真っ青の異空間アクションなのだ。
こんなカルト映画をよくぞメジャーで制作出来たと観る前からすでに感激ですわ(爆)。
しかも、豪華キャストを揃えて金もメチャクチャかけているのに、マカロニウエスタン最大の魅力である「B級感」が全く損なわれていないのです!
情無用のアクションシーン、アクロバティックなガンプレイも盛り沢山

ポンチョの下に鉄鎧、棺桶からガトリング銃、どてっ腹に風穴、哀愁の旋律と歴代の名作へのオマージュもぬかりなし。
さらに、

さすらいの用心棒(謎のガンマン)伊藤英明!

麗しきモノノフ源義経 伊勢谷友介!!

伝説の銃神ピリンゴ クエンティン・タランティーノ!!!
まるで私を喜ばせる為に作られたような映画じゃないですか


それもそのはず、なんと三池崇史監督もあの『情無用のジャンゴ』に感銘を受けていたのね(パンフレット情報)!
私と付き合いの長い人、goo映画でのレビューをずっと読んでいる人なら、私がどんだけマカロニオタクか(どんだけ伊藤英明と伊勢谷友介にベタ惚れか)分かるでしょ。
私がこうなるキッカケを作ったとも言うべき伝説のカルト映画です。
(レビューはこちら。ちなみにタランティーノも本作の大ファンで知られています)
ルーツを同じくする人間が、このキャスティングで撮った映画ですよ?
まともにレビューなんて到底不可能、「素晴らしい!」としか言えません。
もう私、完全にハートを撃ち抜かれ―もとい、脳天をぶち抜かれてしまいました。
この映画にケチをつけるフトドキモノはまとめてガトリング銃でぶっ飛ばして片っ端からスキヤキ鍋にぶち込んでやるぜ!
そんな気分




したたかな暴君 平清盛佐藤浩市
赤いギャング団「平家」のボス(またの名をヘンリー)。
卑怯で姑息で単純な男。バカっぷりが良かった。
このしょうもない大将に忠実に尽くす重盛役を堺雅人が演じていて、芹沢鴨と山南敬介(三谷幸喜脚本の某大河)のツーショット再びに感慨深いものがありました。
重盛スカジャン着てるし。
特にファンってわけじゃないけれど、時代劇に出ている佐藤浩市は結構好き。


他にもこんな人たちが。
桃井かおりが『キルビル』のユマ・サーマンばりに活躍していてビックリ。
スキヤキをめぐってタランちゃんと微笑ましい師弟愛を見せてくれます。
「お色気担当」の木村佳乃は荷が重いかと思ったら意外にも頑張っていました。
悲惨な役で気の毒だったけど、マカロニウエスタンの女はレイプ、嬲り殺しがお約束だから。
安藤政信は眉毛をつぶし凶気の化身を熱演、イケメン俳優の面影は微塵もなく気持ち悪かった(これは誉め言葉になるのかしらん)。
保安官を演じた香川照之は体を張って奮闘していたし、弁慶役の石橋貴明の怪演もすごい迫力だった。
総じて役者は素晴らしかったですね。子役もチョイ役も。
伊藤クンは寡黙なキャラだからボロが出ることなくいいとこだけ出し切れた感じだし、伊勢谷クンはため息が出るほど美しかった。
アクションシーンもカッコよかったし、なんと言っても最高だったのは、お得意の英語台詞のおかげかいつものカツゼツの悪さが気にならなかったこと!
麗しの義経さまがとても知的に見えたことは言うまでもありません。
クライマックスの伊藤vs伊勢谷決闘シーンは眼福以外の何ものでもない

超目の保養になりました。
マカロニ・ウエスタンがあるならスキヤキ・ウエスタンがあったっていいじゃないか。
これは三池崇史が世界へ発信する娯楽活劇の決定版だ〜!
DVD発売が待ちきれない(爆)
(2007・10/17 有楽町TOEI2にて)
画像は全てgoo映画の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ特集」より拝借しました。(詳しく見たい方はこちら)
!!!
下書き状態で公開待ちの記事が山積みなのだが…(^^;)緊急投稿。
これがわめかずにいられるかっての!
本日ウォルフガング・ペーターゼン監督の『トロイ』が地上波初登場となりました。
テレビ朝日の日曜洋画劇場40周年記念特別企画だそうです。
でも、ラテ欄見てビックリ!
枠が2時間24分ですよ!! 正味2時間の放映枠でこの映画をオンエアしちゃうわけですかぁ!?
(この映画の本編、2時間43分あるので民放では3時間枠でもノーカット放映はムリ)
本編も3時間半近くあったランニングタイムをペーターゼン監督が断腸の思いで3時間以内に縮小したと言われているのに…。
私は映画館に13回足を運びましたが、ディレクターズカット版を観たくて観たくて、強烈な欲求不満に陥ったのです。
あれ以上短くするなんてことが果たして可能なのか?
しかも40分以上でしょ???
―というわけで、好奇心に逆らえずつい観ちゃいました。
あああ〜止めときゃ良かったですぅ

1.ボアグリアスが蔑ろに!(ひ、ひどいっ)
2.ジュリー・クリスティの出番が丸ごとカットかい!?
「故郷に留まれば幸せに暮らせるけれど、トロイへ行けば生きては帰れない」と母親に言われる重要なシーンなのに。
3.ブリセイスの登場シーンをカット(これはハッキリ言ってどうでもいい)
アキレス様を変える女なのに…。
4.アキレス様が従弟に戦士の孤独について語るシーンをカット(ショボ〜ン)
「お前にはバカ(アガメムノン)のために命を落として欲しくない」と言ういいところなのに。
5.プリアモスがヘタレ王子パリスに「勇者の剣」を授けるシーンをカット
6.メネラウスの許へ戻ろうとするヘレンをヘクトルが止めるシーンをカット
ダイアン・クルーガーが一番芝居してるシーンなのに。
7.「ヘクト―――ル!!」の途中でCM入れやがった(ありえない)!!
8.息子の亡骸を取り返しに来たプリアモスがアキレス様を説得するシーンを半分カット
従弟を失ったアキレス様と息子を失ったプリアモスの気持ちがシンクロする感動的なシーンなのに。
9.さんざん傷めつけたヘクトルの死体の前でアキレス様がさめざめと泣くシーンをカット
10.「安らかに友よ」でいきなり終わり(
ハァ?)馬鹿にしとるんかゴルァ
!!!他にもあると思うけれど、とにかくもうあれは『トロイ』じゃありません。
あれを観てしたり顔で素人が酷評レビューをネットに投稿したらどうしてくれるのさ。
もう数え切れないほど本作を観て英語の台詞まで覚えた私的には立派な屈辱です!
発作的にDVD観返しちゃったジャマイカ!
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せっかくなので、公開当時(2004年)の思い出画像などを。
著作権とかヤバイかもだが、拾ったページはすでに閉じちゃってるし…まあいいか。
※クリックするとオリジナルサイズでご覧いただけます。
ルオモ・ヴォーグ 
こんな姿で表紙を飾ることになるとは。「パンチラ」が話題になったりした。

パトロクロス役のギャレット・ヘドランド年端も行かぬ従弟設定とはビックリだったけど、可愛くてなかなか良かったですよね

物語の設定上B・Pに似ていなくちゃいけないわけで、確かにかけだしの頃(アイドル時代)の彼にソックリでした。
エキストラ出演のつもりが、B・P似のルックスのおかげで重要な役に大抜擢!というラッキーガイのようです。
ちなみに『トロイ』がデビュー作。
B・Pと 
なんかホンモノの兄弟みたいで微笑ましい。年は親子ほど(21)違うけど…。

ペーターゼン監督と
アキレス腱に矢が
結構似合ってたスカート
何気に脚がキレイだったブラピ。個人的にはパンチラより脚線美に目がクギヅケでした。
ドイツ人の映画監督だけあって、ハリウッドスタイルに馴染めず衝突が多いそうですね。
CGを極力避け、大掛かりなセットでエキストラを何千人も使って撮影したり、スタントマンなしで俳優に激しいアクションシーンを演じさせたり。
妥協を許さない性格から撮影スケジュールも押せ押せだったらしいし、製作費もかなりオーバーしたと聞いています。
「泣く泣くカットした」という30分が気になって仕方ありません。
■カットされたシーン、変更された設定などが分かるデヴィッド・ベニオフの脚本(初稿)はここで読めます(当然英語ですが)。
■ナンシー・Chang!の『トロイ』レビューはこちらで。
goo映画にデータがないためレビュー出来なかった映画たちをご紹介します。
今回は、林海象が企画・原案・総合監督を務めた「アジアン・ビート」シリーズのレビューです。
東京が舞台となる日本編『アイ・ラブ・ニッポン』をプロローグに、シンガポール→タイ→マレーシア→台湾→香港へとその場を移しつつ、全6編が各国のスタッフの手によって制作されています。
全編を通して主人公は永瀬正敏演じるトキオ。
主役と原作者が共通でも、脚色や撮影スタイルにそれぞれの国の個性が反映されて、シリーズものにもかかわらず各作品の雰囲気が全く異なる点が、当然のこととはいえやはり面白い。
アジア映画といえば香港のカンフー映画しか観たことのない当時の私にとって、非常に興味深い企画でした(ちなみに、第2〜6作は全て劇場未公開、ビデオリリースのみ)。
なお、シリーズ1作目であり、唯一の劇場公開版『アジアンビート(日本編)/アイ・ラブ・ニッポン』のデータ、レビューはこちら↓
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD29590/index.html
アジアンビート(シンガポール編)
『ラブ・フロム・テマセク』----------------------------------------------------
原題:LOVE FROM TEMASEK(1991年/シンガポール、日本/78分)
監督:ロー・ベン・リー
原作:林海象
脚本:栗田教行
音楽:
出演:永瀬正敏、鰐淵晴子、大嶺美香
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林海象が企画・原案・総合監督を務めた「アジアン・ビート」シリーズの第2作。
天涯孤独の日本人青年トキオは、両親の死の謎を解き明かすべくシンガポールへ渡る。
以降最終作の香港編まで、トキオの“アイデンティティ探し?の旅”は続くのであった。
着いた早々意気投合した現地の美女と共に、ヘロインが絡む事件の謎を解明するというストーリー。
日本とシンガポールの歴史的確執、“日本人”として生きることの意味など、さり気なく深刻なテーマも織り込まれています。
が、さじ加減が上手くいかず、犯罪ドラマとしての流れをブツ切りにしてしまった感じ。せっかくシンガポールで撮っているのに「らしさ」があまり感じられないのも残念。
観光ガイド映画じゃねぇぞ、という作り手の意向なんでしょうか。だとすれば勿体無いことです。
悪くはないんだけど、サスペンスとしても人間ドラマとしても中途半端で、なんだか物足りない印象の映画でした。
でも、シンガポールの街をひたすら疾走する永瀬正敏はとても絵になっていた。
野生動物みたいにしなやかな雄姿には思わず目が釘付けに。
それに比べると、ヒロインの女優さんは今イチ垢抜けない感じで残念だったかな。
「自分が信じるものこそが現実になる」
映画の後半で、孫娘にそう語りかける老婆の台詞が本作のテーマなのだと思います。
しかし、本編中にそれを裏付けるようなシーンがあったかどうか…(笑)。
観終わってから思い返しても全く浮かんでこないため、あまり説得力がありません。
これも残念。
アジアンビート(タイ編)
『パウダー・ロード』※ビデオタイトルは『ソルジャー・イン・タイランド』
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原題:POWDER ROAD(1991年/タイ、日本/110分)
監督:チャトリ・チャラーム・ユーコン
原作:林海象
脚本:チャトリ・チャラーム・ユーコン
音楽:めいなCo.
出演:永瀬正敏、鰐淵晴子、大嶺美香
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林海象が企画・原案・総合監督を務めた「アジアン・ビート」シリーズの第3作、トキオ(永瀬正敏)の“アイデンティティ探しの旅”タイ編です。
ひょんなことから知り合った現地の美女といい雰囲気になりつつ、わけが分からないまま事件に巻き込まれて…という前作と同様のパターン(本シリーズのお約束らしい)。
あれこれと内容を詰め込み過ぎ、とっ散らかった印象のシンガポール編よりはテンポが良くて観易い気はするものの、強く印象に残るシーンがほとんどない(笑)。
「どんな話だったの?」って聞かれた時にはほとんど内容を思い出せず、答えに窮する映画の典型かも。
しかし、ハレンチ行為目的でタイにやってくる日本人の醜態(AIDSのせいで激減したようですが)を晒したりと、今回もまた社会的なテーマを映画の中にちらりと覗かせているあたりに、作り手の志の高さを感じます。
また、観光地が舞台というわけじゃないのに、映画の背景はなかなか魅力的。
そしてこれも前作同様、後半のヒロインの台詞に映画のテーマが集約されているという作り。
「あなたはあなた自身から逃れることは出来ないのよ」
彼女の言葉がきっかけとなり、この後の3作でトキオは自分自身と対峙することとなります。
答えが見つかった時、トキオの旅も終わるのです。
アジアンビート(マレーシア編)
『サンライズ・イン・カンポン』----------------------------------------------------
原題:SUNRISE IN CAMPUNG(1991年/マレーシア、日本/75分)
監督:アジィス・M・オスマン
原作:林海象
脚本:ローレンス・チャン、ボン・ルーン、フレディ・ロー・ベン・リー
音楽:めいなCo.
出演:永瀬正敏、鰐淵晴子、大嶺美香
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林海象が企画・原案・総合監督を務めた「アジアン・ビート」シリーズの第4作、トキオ(永瀬正敏)の“アイデンティティ探しの旅”マレーシア編です。
けっこう好き。
ちょっとシリーズの流れが変わる、穏やかな恋愛物語となっています。
流れ者トキオの“束の間の休息”とでもいうのか、物騒な事件に巻き込まれたり、マフィアが出てきてドンパチやったり、犯罪の匂いは全くしません。
マレーシアの田舎で出会った薄幸の女性との恋が孤独なトキオの心を癒し、彼が初めて“定着すること”に安らぎを見出す、素朴な味わいのラブストーリー。
お互いに惹かれ合うふたりの姿を淡々と映し出すカメラワークにも、交わされる会話にも奇をてらった演出は一切なし。
でも恋愛の原点というか、ありのままを見るようで不思議な感動がありました。
トキオもついに安住の地を!? という展開ですが、あと2作も残ってるから…。
何となくラストの予想がついてしまうのが惜しい。ホントに人生って上手く行かないものなのね。
最後に彼女がトキオに語る台詞「あなたが私の心の扉を開いてくれた」にはちょっとうるっと来ました。
前作までとはまるで別人のように、終始穏やかな表情の永瀬正敏が新鮮。
毎回のことではあるけれど、現地の言葉できちんと台詞を言うには相当の努力が必要なはず。
特に本作は日本語の台詞がほとんどない一番キツイ撮影だったと思う。
当時はそれだけで単純に感動しました。
アジアンビート(台湾編)
『シャドー・オブ・ノクターン』----------------------------------------------------
原題:SHADOW OF NOCTURNE(1991年/台湾、日本/88分)
監督:ユ・ウェイン、ユン・ウェイン
原作:林海象
脚本:舒国治
音楽:めいなCo.
出演:永瀬正敏、鰐淵晴子、大嶺美香、ニー・シュー・チュン、
チュイ・デハイ、ヤン・ハルピン
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林海象が企画・原案・総合監督を務めた「アジアン・ビート」シリーズの第5作、トキオの“アイデンティティ探し?の旅”台湾編―は、ハッキリ言ってかなり難解…。
間の取り方や、引きでロングショットのカメラワークなどに、ちょっとJ=L・ゴダールの『気狂いピエロ』を彷彿とさせるような撮り方をしている作品です。
ってことは、狙いはアジアン・ヌーヴェル・ヴァーグ(なんだそりゃ!?)か。
妖艶なクラブの歌姫と、工房で汗だくになりながら制作に励むクリスタルガラス職人、赤の他人のはずなのに「瓜二つ」の女性が2人…。
流れ者トキオが彼女たちの出生の秘密を解き明かしていくというストーリーです。
ヒロイン(歌手の方)が勤める秘密クラブ?のなんとも怪しげな雰囲気、胡散臭い占い師が登場したり、展開を暗示するような夢の映像を挿入したり、全編を通して幻想的なムードを醸し出す演出がなされていて、話の内容よりもシュールな映像重視という印象の前衛的な一編。
悪くはないけれど、やっぱりシリーズものの一環であるからにはストーリーの流れが解り難いってのは×。
クラブ歌手の彼女の日本語が聞き取りづらかったことも原因の1つかな。
母国語の台詞に字幕の方が良かったかも。
主人公トキオも何となく居心地悪そうで、他編に比べてキャラが存分に立っていない気がしました。
何度か観ると良さが分かるような映画、って気がしないでもないし、レビュー前にもう一度観ようと思ったんですが…。
すでにWOWOWから録画したビデオをイレースしてしまったみたい(そうなるとなんだか惜しいような気がしてくるから不思議)。
アジアンビート(香港編)
『オータム・ムーン』----------------------------------------------------
原題:AUTUMN MOON(1991年/香港、日本/107分)
監督:クララ・ロー
原作:林海象
脚本:フォン・リンチン
音楽:ロー・イー
出演:永瀬正敏、大内マキ、大嶺美香、リ・プリ・ワイ、
チョイ・シウクン、サン・チンハン
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林海象が企画・原案・総合監督を務めた「アジアン・ビート」シリーズの最終編、トキオの“アイデンティティ探し?の旅”も遂に香港で終了か。
1人の少女とのふれあいを通して、香港の家庭が抱える複雑な事情や問題点などが淡々と描かれます。
最終回ゆえにドラマチックな盛り上がりを期待して観ると、肩透かしを喰らった気になるかも。
でも、家族の間の問題はどこの国にも存在するものだし、実際にこの映画で語られていることは日本の家庭でも起こっているので、ストーリーにとてもリアリティがある。
生活感のにじむ風景の中で、ごく普通の人間が、ありふれた暮らしを営んでいる様子を綴っただけの映画なのに、不思議とその映像には洗練を感じます。
女流監督の目線がそんな雰囲気を作るのかな。
平凡な日常の描写の中に、人間の弱さや、誰かと関わって生きることの素晴らしさと難しさなどが散りばめられ、ちょっと沁みるものがありました。
家族についても考えさせられたし。
劇中、人と深く関わることを避け常に傍観者の立場に徹していたトキオが、ビデオカメラで老婆を撮影するシーンが印象的。
息子夫婦、孫、自分の家族へ語りかける老婆の言葉に耳を傾けながらカメラを回し続けるトキオは、あの時きっと何かを見つけたのだと思う。
主人公の旅がまだ続くような、ここで終わりのような、何とも思わせぶりなラストは不思議な余韻を残します。
このシリーズ制覇ですっかり林監督&永瀬コンビに魅せられた私は、その後「濱マイク」シリーズにもハマってしまったのである…。
今更ですが観て来ました、『日本沈没』。
正規の?レビューは近日中にgoo映画へ投稿するつもりなので、ここではごく主観的な感想を。
以下、ネタバレとなりますのでよろしくお願いします。
ジャンルは「SF/パニック映画」に当たるのでしょうか? 少なくとも1973年公開のオリジナル版はそうでしたよね。
確かに監督が特撮映画畑の人だけのことはあり、CGやVFXなどの特殊効果はなかなかの迫力で、映画館の大スクリーンで見る価値ありです。
ただ、それが目玉と期待して観ると「ハズレ」の映画かも。
だって、見事なまでに「恋愛映画」だったんだもん。
とはいえ、その「SF/パニック映画」というジャンルのせいで、かなり不完全燃焼気味ではあります。
それゆえに、この部分が映画自体を駄作にしたとまで(映画評価サイトの素人レビュアの間では)評されているようです。
ラブストーリーの要素自体は悪くないと思います。ってか、私的にはむしろ「大正解の展開」ですよ。
特撮映画には全く興味ないし、自分の国が海の底に沈む話なんて気が滅入るだけ。じゃなくたって最近地震多いし、耳に入るのは殺伐としたニュースばかりだし。
どうせならもっと思いっきりラブラブ全開にして欲しかったです。
*沈みゆく日本列島を背景に展開する壮大な愛のドラマ、ってタイトル付けてレビュー出来るくらいの。
そもそも冒頭で内閣総理大臣が、「こうなってしまった今、国民を救えるものは“心”だと思う」などと言うんですよ〜(笑)。
まー色々展開に無理はあるものの、実際に最後は“愛”が日本列島を沈没から救ったわけだし、柴咲コウちゃんとツヨポンには世紀の大恋愛をしてもらわなくっちゃ全然納得出来ません。
いっそ、つかこうへいの『広島に原爆を落とす日』みたいなメチャクチャなノリで突っ走って欲しかった。つか芝居は嫌いだけど(ボソッ)。
原作ものだし、リメイクだし、無理は承知ですが。
スケールのデカい恋愛映画になっただろうに…残念だなぁ。
と、散々不満をもらしてみたものの、ディテールは悪くなかったと思います。
愛国心は「そこそこ」で、自分の好きなことにしか興味がない、およそヒーロー像からかけ離れた青年と、被災して両親を失ったトラウマを抱え、他人の命を救うことに生き甲斐を見出した、愛することに臆病な女性というカップル設定もいいし、コウちゃんもツヨポンも役にハマっていたし。
テントのラブシーン、ヘリポートでの別れも良かったですよ。
死を覚悟で潜水艇に乗り込む前夜、人命救助に励む玲子の許へ小野寺が訪ねてくる。
「イギリスへ発つことにした」と嘘をつく彼に、初めて思いの丈をぶつける玲子。
テントで一夜を明かすことになり、ぎこちなく抱き合うふたり。彼女の「抱いて」の一言に「今は出来ない」とむせび泣く小野寺の男心が切なかった〜。
彼は一緒にイギリスへ行こうという申し出を玲子に断られていたわけで、ここに来るまで彼女がホントは自分を愛していたことを知らなかったでしょ。
最期にひと目彼女に会えれば良かったんですよね。彼女を守るためなら死ねると決意したのに、抱いてしまったら命が惜しくなるかも知れないもんね。
このまま嘘をつき通して映画が終われば、ストーリーに深みが出たと思われるけれど、「ホントは死にに行く」と置手紙書いちゃう心理も、私的には頷けました。
小野寺はヒーローではなく普通の男だし、彼女には打ち明けてしまいたかったんだと思います。
ヘリポートのシーンは、ほとんど久保田利伸とソンミンの歌にやられました。
ベタすぎの演出と承知していても、私日本人なんで…(^^;)。
「行かないで!!」と玲子がすがりつくシーンではなく、愛しい男を悲しみをこらえて送り出すシーンなんですよね。
女々しいとか安っぽいとか散々こき下ろされている(らしい)シーンですが、個人的には結構感動しました。
吾郎さんがスマステで「あの瞬間ふたりの愛で日本が救われると思った!」と言っていたけれど、それはちょいホメすぎかな(苦笑)。私はそういう映画であって欲しかったですが。
静かに最期の瞬間を待つ小野寺の表情も良かったです。
爆破作業地点で船体を停止させるため全てのバラストを投下(もう万が一にも浮上は不可)した後、ジャンパーの乾いた泥をそっと撫でるしぐさに涙腺決壊。
バイクでコケて泥まみれになって会いに来た玲子を抱きしめた時に着いた泥ですよね。
ツヨポンのすごいところは、こういう時、ホントに普通の男にしか見えないところ。演技が上手いか下手かは置いといて、役が憑依しているみたいな雰囲気というか…。スマップのスの字も浮かんでこない。
小ツボとしてはミッチーの不精ヒゲとTシャツ&ジャージ(彼的には立派なコスプレ?)と、最近「くず先生」で惚れ直した豊川悦司扮する田所博士が研究室で飼っている、まるまると太った巨大猫のカメラ目線。
全体的には悪くない映画でした。
■どマニアック映画File #20
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原題: (2003年/東宝115分)
監督:滝田洋二郎
原作:夢枕獏
脚本:夢枕獏、滝田洋二郎、江良至
音楽:梅林茂
出演:野村萬斎、伊藤英明、今井絵理子、中井貴一、深田恭子、
古手川祐子、市原隼人、山田辰夫、伊武雅刀
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(Part1の『陰陽師』はあるのに、何故続編のデータがないんでしょうか?)
前作同様、安っぽいCGの使いすぎ。
娯楽映画ゆえ派手な演出はつきものだろうけど、あまりにもわざとらしくて、映画全体が軽薄に見える。もう少しさり気なく出来ないものなんでしょうか。
野村萬斎は芝居も上手いし、ヴィジュアル自体が平安という時代背景にもすんなり溶け込んでホント「ハマリ役」なのに、映像とのギャップのおかげで浮きまくり。なんだか気の毒なくらいです。
でもいいの。
私の目当ては伊藤英明だから(笑)。
萬斎氏とはあまりにも対照的なバタくさいルックスにもすっかり慣れて、前作ほど違和感も覚えなかった。
伊藤クンのいいところは「どんな役を演っても可愛げがある」、これに尽きると思う。
可愛いといえば、深田恭子ちゃんもとっても良かった。
顔が小さくて、目鼻立ちがりりしくて、男物の着物が意外にも似合ってて。
まるでお人形みたいに可愛らしかった。
というわけで、気楽に出演者目当てで観るにはいい映画です。
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原題: クロスファイア(2000年東宝/115分)
監督:金子修介
原作:宮部みゆき
脚本:金子修介、山田耕大、横谷昌宏
音楽:大谷幸
出演:矢田亜希子、伊藤英明、原田龍二、長澤まさみ、吉沢悠
徳山秀典、永島敏行、桃井かおり
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ベストセラーとなった宮部みゆきの原作は、映画よりかなり前に読んだはずなのに、何故かほとんど記憶に残っていないみたい。
パイロキネシス(念力発火)能力を隠し、地味なOLとしてひっそり暮らしている女性が、ある事件をきかっけに、敢えてそれを殺人のため使う決意をする―。
超能力者が主人公のお話は、たいてい結末が悲惨と相場は決まっているし「あー、やっぱり…」という感想です。
この映画、伊藤英明がとっても良かったので評価は大甘(笑・毎度のことですが…)。
矢田亜希子演じる主人公の秘密を知りながら、恐れることもなくひたすら愛し続ける純朴な青年。
原作には登場しない役じゃなかったかな?
伊藤クンはこういう役なら「無敵」だと思う。役を作る必要もないわ(って、おい!)。
か弱い女が「この人を守るためなら」って鬼になる気持ちがよーく分かる。
で、その矢田亜希子は、意外にも堂々と主役を張っていた。この人は華奢だけど、目に力があるから結構「強い女」を演じるのが似合うのかも。
人体が内側から発火するCGや「炎のバリア」など、特撮が想像以上に見事でした。
タンカーを1台実際に炎上させたり、スタントマンが本物の炎に包まれたり、実写の迫力もリアリティを追求した演出に一役買っています。
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原題: 魔界転生(2003年/東映/106分)
監督: 平山秀幸
原作: 山田風太郎
脚本: 奥寺佐渡子
音楽: 安川午朗
出演: 佐藤浩市、窪塚洋介、麻生久美子、杉本哲太、黒谷友香、
吹石一恵、高橋和也、加藤雅也、磨赤児、古田新太、柄本明、長塚京三
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(それにしても、どうしてこの映画のデータが未登録なんでしょうか???)
2003年の上映最終日、当時の「超穴場」品川プリンスホテル(エグゼクティブタワー)3F、プリンスシネマにて鑑賞。
『魔界転生』が上映されていたのはシアター9、金曜日の18:50〜スタートだというのに客は私と連れの2人だけ(^^;)、まさに貸切状態での鑑賞でした。
確かに穴場だけど…。さすがにちょっと寂しかったなぁ。
テーマが荒唐無稽で、いわゆる“本格的な時代劇”とは違う趣の映画だという認識がありましたが、思いの外しっかりしたチャンバラ映画でした。
私的には「絶対NG!」である殺陣シーンでのワイヤーアクションも3、4箇所くらいしかなくて、使い方がとっても自然。俳優同士の生身のアクションを存分に見せる演出が素晴らしかった。
CGI・合成などの視覚効果や、日本に2台しかないというモーションコントロールカメラによる特撮も、破天荒なストーリーを盛り上げつつ時代劇という雰囲気にしっくりと馴染んでいた感じ。
屋外とスタジオロケのバランスも良く、セット撮影が安っぽくない所も魅力的です。
特に冒頭の、幕府軍が天草四郎ら一揆軍の篭城する原之城を攻略するシーンは、とてもセット内で撮っているとは信じられない迫力でした。
とにかく衣裳や美術を含む映像が与えるインパクトはなかなか見事で、映画館の大スクリーンでの鑑賞にふさわしい映画だと思います。
俳優に関しては、柳生十兵衛役の佐藤浩市がかなり良かった。
深作欣二版での千葉真一と比べてしまうと存在感では負けるけれど、殺陣もきれいだし身体も良く動いていて芝居も上手い。十兵衛が年相応に若々しいところが特に新鮮でした。
長槍での技を極めるため仏の道を捨て自ら魔界衆となる胤舜役の古田新太のシリアス演技にもビックリ。私は劇団☆新感線が無名の頃から氏の芝居は観ていますが、こんなにまともな(失礼)役は初めてじゃないのかしら。
しかもこの映画では唯一の“アクロバティック・チャンバラ”(高所で長槍を使うという難度の高い技)を披露、ワイヤーアクション(宙乗り)にも果敢にチャレンジしています。
今でこそすっかりデブキャラが定着してしまった古田氏も、昔は華麗なダンスで観客を魅了していたんですよ〜。多分運動神経は今も悪くないはずですが、このシーンでのアクションは実にお見事でした。
とここまでベタ褒めしたものの、この映画、個人的には「致命的なダメ出し」があります。
天草四郎というキャラクターには昔から興味があって、今誰かが演じるなら窪塚洋介しかいない!と思っていました。なので、この映画の制作ニュースを耳にした時はまさに「やった!!」って感じで、窪塚「四郎」にもの凄く期待していたんです。
が、なんなんですか?あれは。
あの麗しい窪塚クンをどういじればあそこまで不細工になるんでしょうか。
冒頭ほんの数分登場する転生前の四郎は、いたいけではかなげな雰囲気といい、凛々しい美少年剣士ぶりといい、私のイメージにピッタリだったのに〜。
クララお品は転生後あんなに美しく妖艶に変身したというのに、これだけは全く納得出来ません(笑)。
華麗な衣裳を提供してくれた人形師ホリヒロシ氏の作るお人形よろしく“白塗りに紅い唇”でお願いしたかったです。
演技の方もウリ?であるエキセントリックさが影をひそめ、あまりにも普通で(一般の人たちにはあれでちょうどいいんでしょうか?)、ど派手な衣裳のわりには主役としての存在感が今ひとつ…。
1981年の深作欣ニ版の四郎(ジュリー)のカリスマぶりには遠く及びませんでした。
連れの「というわけで、この映画の主役は柳生十兵衛先生ってことでよろしいですね?」に不本意ながら頷くしかなかった私。
悔しいぃ――!!
ボロクソに貶されてもいいから100%窪塚映画であって欲しかった。

■どマニアック映画File #17
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原題:Rich in Love(1992年/アメリカ/105分)
監督:ブルース・ベレスフォード
原作:ジョゼフィーン・ハンフリーズ
脚本:アルフレッド・ウーリー
音楽:ジョルジュ・ドルリュー
出演:アルバート・フィニー、ジル・クレイバーグ、
パイパー・ローリー、スージー・エイミス、カイル・マクラクラン、
キャスリン・エルベ、イーサン・ホーク
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『ドライビング・ミス・デイジー』の製作スタッフが手がけた、哀しくも可笑しいファミリー・ドラマ。
「第二の人生」を求め突然家出した母、ショックでフヌケになってしまった父、問題の多い姉夫婦。そして、恋も進学もあきらめ、一家を切り盛りする17歳の女子高生ルシール。
南部のとある家庭を舞台に、岐路に立たされた人々の愛と葛藤が繊細に描かれた佳作です。
当然カイル・マクラクラン(とイーサン・ホーク)目当てで観ました(劇場では未公開)。「できちゃった結婚」した、ルシールの姉の旦那役で、珍しく人間っぽい?男を演じているのがツボ(笑)。
楽しい学園ライフを捨て、主婦としての日常に埋没している(ギルバート・グレイプのようだ)ルシールは、姉夫婦(と赤ん坊)の突然の来訪によって、「自分が望む通りに生きること」に目覚めるのです。
自分の人生について考えることで、彼女には家を出ていった母親の気持ちが理解出来たのではないかと思う。
未来への道は誰の前にも久しく開けているものなのだ、と。
淡々と映し出される日常の風景には、劇的な展開は全くありません。
でも、B・ベレスフォード監督の演出は丁寧で、何より登場人物たちへの視線がとても温かい。
『ドライビング・ミス・デイジー』同様に、ラストで目頭がジ〜ンと熱くなりました。

▲写真の向って左がカイル。
前髪を下ろしているだけで若返っちゃうからビックリ!
(ちなみにクーパーを演じた同じ年のTVムービーです)
■どマニアック映画File #16
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原題:Dream Breakers(1989年/アメリカ/94分)
監督:スチュアート・ミラー
原作:
脚本:スチュアート・ミラー、ヴィクター・レヴィン
音楽:グレン・パックストン
出演:ロバート・ロジア、カイル・マクラクラン、D・W・モフェット、
ハル・リンデン
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古いビデオを整理していて発見。
‘89年にアメリカで放映されたカイル・マクラクラン主演のTVムービーで、当然日本では未放映。『ツイン・ピークス』現象に乗じて‘93年にめでたくFOXよりビデオリリースとなりました。
ベテラン監督S・ミラーが製作も兼ねる社会派ドラマで、カイルの役はなんと神父。
若いながらもしっかり者で人望も厚いという、いつになくまともな青年役です(笑)。
親しくしていた金持ちの老婦人が、所有している財産のうちの1つである公園を彼に譲与すると遺言したために、土地を狙う不動産会社の悪徳社長と対立するハメになるというお話。
運の悪いことに、そいつが兄の勤務している会社のボスだったおかげで、仲良しだった兄弟の関係も険悪なものになってしまう…。
ありふれたストーリーで、ラストも容易に想像がついてしまうんですが、そのわりには観た後の気分が爽快な作品。
よくある話、要するに自分の身近で普通に起きている出来事を描いているわけだから、却って下手な小細工はしない方が説得力が増すのかも。
劇場公開作ではなく、TVで見せるというコンセプトの下に制作された映画だし、分かり易いのが一番でしょうから。
個人的には、エキセントリックなカイル・マクラクランが好きなんですが…。
黒の詰襟にロングコート、という神父のコスプレが可愛かったからまあいいや。
goo映画にデータがないためレビュー出来なかった映画たちをご紹介します。
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原題:Mickey Blue Eyes(1999年/アメリカ/102分)
監督:ケリー・メイキン
原作:
脚本:アダム・シェインマン、ロバート・カーン
音楽:ベイジル・ボールドゥリス
出演:ヒュー・グラント、ジェームズ・カーン、ジーン・トリプルホーン、
バート・ヤング、ジェームズ・フォックス
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ヒュー・グラントが当時のカノジョ=エリザベス・ハーリーと共同で設立した映画会社「シミアン・フィルムズ」による2作目が此方。
メディカルサスペンス?『ボディ・バンク』のお次は、一変して軽〜いタッチのラブコメです。
ヒュー様が最愛の人(元、ですが)のプロデュースの下、思いっきりヘタレぶりを発揮して、そこそこのヒットとなったアメリカ映画。
オークションハウスに勤める真面目なイギリス青年役です。
アートディーラーって、ニューヨークではイギリス人が独占している職業なんですってね。
プロポーズしたカノジョのパパがなんと怖いマフィアの一員だったために、次から次へと組織絡みの災難が降りかかり、遂には殺人事件の共犯者に! というドタバタコメディです。
原題の『ミッキー・ブルー・アイズ』は、NYマフィアに追われるハメに陥った主人公が目くらましのために成りすます“悪名高きシカゴマフィア”のコードネーム。
流暢なイングリッシュが自慢のヒュー様が、フィアンセのパパに「マフィアの言葉遣いとアクセント」を指南されるシーンは爆笑もの。
1人で何度もそれをリピートして復習する姿が可愛い。
『ノッティングヒルの恋人』まで、ヒュー様出演映画はチョイ役だろうが未公開作だろうが「とにかく観られるものは全て観た!」私にとって、本作で見せる彼の芸風は「いくつもある抽斗のうちの1つ」に過ぎません。
未だに「ラブコメには欠かせない存在」なんて表現には異議を申し立てたい気分だし、ヘタレキャラ=ヒュー・グラントってイメージが定着してしまったことに対しては「はなはだ遺憾」としか言いようがない。
「観客が一番見たがるヒュー・グラントを存分に堪能してもらおうと思ったの」とはプロデューサーであり当時の恋人エリザベスの弁。さすがに彼女の目は確かだったというわけね。
私は女優としてのリズをほとんど知らないので、いっそこのテのライトコメディでヒュー様と恋人役を演じて欲しかった。美人だし(本作のヒロインはなかなかのコメディエンヌだけど、好みのタイプじゃないんです)、ホントにお似合いのカップルだったから。
というわけで、私的にはイマイチ素直に楽しめなかった映画。
客観的に評価すれば「楽に観られて普通に面白い」ですが(内容のわりに映画が当たっちゃったからイヤ〜な予感がしたんだよなぁ…)。
ヒュー・グラントは一度タランティーノの映画に出してもらったらどうなのだろう。
いや、別に深い意味ないですけど。
“掘出しものパーソナリティー”は、ヒロインのパパを演じたジェームズ・カーンかな。
シブさの中に何ともいえない茶目っ気があって、マフィアの幹部なのに全然怖くない(笑)。
コメディに違和感がなくてちょっと意外でした。
『ゴッドファーザー』の血の気の多い長男役を思い出すと感慨深いものが。
あの時ハチの巣にされずに長生きしていれば、ソニーはこんなおじいちゃんになっていたのかなぁ…なーんてね。
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原題:Night Train to Venice(1992年/ドイツ/96分)
監督:カルロ・U・クインテリオ
原作:
脚本:トニ・ヒルテレイター、レオ・ティシャット
音楽:ウォルフガング・ハンマーシュミット
出演:ヒュー・グラント、ターニー・ウェルチ、マルコム・マクダウェル、
サミー・ラングス、イヴリン・オペラ
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ドイツで制作されたヒュー・グラント主演のアクション(なんと!?)映画。
やっぱり日本では「劇場未公開・ビデオ発売」でした。
当時足繁く通っていた地元のレンタルビデオ店にはヒュー・グラントのコーナーがあって、国内でリリースされるビデオは必ず置いてくれたんです。
私が自室のロフトベッド下に積み上げてあるビデオテープの山から目下ザックザク発掘中のヒュー様映画は、ほとんどレンタルした時にダビングしたもの。
今になってこれほど貴重な映像になると知っていれば保管には細心の注意を払ったのに…。
ベニスへ向かうオリエント急行を舞台に、ネオ・ナチをスクープしたジャーナリストが、原稿を狙うテロリスト集団を相手に孤軍奮闘するサスペンス・アクションです。
この映画のどこがスゴイって、邦題―ではなくて(爆)、あのヒュー様をアクション・ドラマの主演に引っ張り出してきたところです。
当時のこの人の商品価値?といえば、なんたって“若さに似合わずコスプレがイケる”こと。時代ものでお耽美なキャラ(ナイトとか王子様とか浪漫派の詩人とか…)を演じて違和感がないところが最大の魅力だったんです。
なので、逆に現代ものに出ると何となく居心地悪そうに見えて、せっかくの魅力が半減してしまう感が否めなかった。
「扱いが難しい役者だろうな」と思ったものです(人気、演技力ともに申し分ないのに脇役が多かったのはそんな所以ではないかと)。
そういう意味ではこの映画、ものすごい冒険をしたものですよね。
「ヒュー様が画面に映っているだけで幸せ♪」という私でさえも、初見の時は思いっきり引きましたから(爆)。
アクション映画に出ているってだけでも違和感ありなのに、映画そのものがまた…(以下自粛)。
一瞬、ヒュー・グラントがマイケル・○レと同じ運命を辿るのではないかという不安がよぎりました(このテの映画があと3本くらい続いたらマジでヤバイんだって! ホントだよ)。
出演をOKした本人にとっても大博打だったと思う。
ひょっとしたら、当時彼は自分のイメージを変えようと人知れず試行錯誤していたのかも…。
むしろ私は、2006年の今こそワンパターン化した芸風打開のために一念発起してもらいたいものだと思うわけですが。
今となっては、スキンヘッドのテロ集団相手に必死で闘うヘナチョコぶりすら愛おしく見えてしまう。
当時「まるで悪夢を見ているよう」だった本作が、まさか「お宝映画」になる日が来ようとは…。人生何が起こるか分からんものですわ。
(でも逆に、今のヒュー・グラントが大好きって人には「絶対に受け入れられない」映画かもね)
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原題:Our Song(1991年/アメリカ/96分)
監督:ジョン・アーマン
原作:
脚本:ウィリアム・ハンリー
音楽:ジョン・モリス
出演:ヒュー・グラント、ジュリー・アンドリュース、アン・マーグレット、
トニー・ロバーツ、ゼルイコ・イワネツ
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ヒュー・グラントが1991年に主演したアメリカのTVムービー。日本ではビデオ発売されています。
エイズに冒され死期の迫るパートナーを献身的に看護するゲイの青年役。
余命わずかの彼氏が11年間音信不通状態だという母親を探し出して、何とか死ぬ前に2人を和解させようと奔走する、心優しき主人公を演じています。
ゲイの役、私が知る限りでは2回やってますね(『モーリス』のクライヴはゲイとは言えないので除く)。
本作と、3年後の『恋する予感』ってトンデモ映画で。
どちらにも露骨にそれと判るようなシーンはありませんが、言葉使いや仕草に細かく気を遣い、ちゃんとそれらしく見せてしまう演技力はさすがです。
で、この作品には、主役のゲイカップルの母親役で往年の名女優が2人出演しています。
ヒュー様の母親を演じているのがジュリー・アンドリュース。ゲイの息子を受け入れ、そのパートナーにも息子同様に愛情を注ぐという、出来すぎなほど理想的な母親役です。
一方、行方知れずのパートナーの母親はアン・マーグレット。この人を見るのはケン・ラッセル監督のロック・オペラ『TOMMY』以来でした。
多分、この2人が久々に顔を見せていることが本作の目玉なんだと思います。当時のアメリカで“ヒュー・グラント主演”に「キャ〜♪」なんて反応はまだ無かったはずだし(笑)。
でも、アメリカのTV映画が日本でビデオリリースされたのは、間違いなくヒュー様人気の成せる業だもんね。
エイズ問題を通して二組の母と息子の関係を描いた人間ドラマです。非常に手堅く作られていて、探しても粗の出ない作品ですが、飛び抜けて素晴らしいところも別に…(笑)。
作り方によってはもっと感動的なドラマに出来たような気がしなくもない。
でも、私は“ヒュー・グラント主演”だけで満足です。
















