七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

一人で建てる木組みの家 ~はじめに~

2006年08月05日 | 『一人で建てる木組みの家』
2003年の春に越して来て、築40年の古家をリフォームして住み始めた。
その隣には、築100年の20坪程の廃屋があり、

夏にはこの廃屋を、大ハンマーと鍬とシャベルで解体した。
木材は少しずつ焼却し、その他の残材はごみ焼却場に運び込んだ。
   (7月16日 「築100年廃屋解体物語」参照)


毎日、瀬戸内の穏やかな海を眺めて暮らしていたら、
近所の人が、教えてくれた。
この土地は、何年か前に、台風で、床上浸水した
購入する時には、聞いていなかったことだ。

新しく家を建てるには、敷地を土盛して上げるしかない。
翌2004年の2月に、土建業者に依頼して、
敷地の東半分に盛土をして、1メートル程高くした。

   
盛土完了 海岸より 新居予定地

新しく建てる家を住まいにして、今住んでいる家は、木工工房へ改造の予定。
その後、設計積算を進めていたが、

    
新居模型 西側より

この夏の台風16号により、堤防を越した波で床下浸水の被害を受けた。
その2週間後にも、台風18号が来襲し、浸水は免れたものの、
台風時の海の恐ろしさを思い知らされる。

   
2004年台風18号 高潮の様子

毎日海が眺められるようにと、海岸近くに建てる予定であった新居は、
海から離れた敷地の一番奥に建てることに変更。
結局、解体した廃屋のあったところに建てることに。

翌2005年3月に着工。
健康的で安心して住める家を 
   低コストで 一人で建てる
” を目標に、

現在も建築中である。
基礎作り、材木加工、建前、屋根掛けを終え、
今は、外壁の下見板張りを施工中。

   
2006年5月 垂木載せ完了

   
2006年8月現在 

 
建物概要  ・木造平屋建て(ロフト付)
         ・建築面積 4間×5間=20坪(7,28×9,10=66,2㎡)
         ・地域地区はなし
         ・構造:木造軸組貫工法
           (架構は、伝統構法で金物は使わない木組み)
         ・内訳:基礎~石積基礎、コンクリートブロック基礎
             外部~屋根/ガルバリウム波板張り
                外壁/杉下見板 厚さ15張り
             内部~床/ヒノキorスギ厚板 厚さ38張り
                壁/杉板 厚さ15張り、シックイ塗り

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2 コメント

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暑いですね! (つちだ)
2006-08-05 16:34:08
 いい家が出来上がりつつありますね!!自然素材の良さを最大限引き出した「無添加の家」が出来るでしょう(時間はかかりそうですが)。そうそう、私の建替えする前の家も虫とともに暮らす家でムカデがいることも当たり前でした。家を売る仕事をして始めて「新しい家は虫がいない」と気がついたしだいです。

家を建替え虫がいなく冬も暖かい家になったとき友達とさようならしたような淋しい気持ちになったことを思い出します。ハウスメーカーの家は外部環境をいかに遮断できるかを競っています、そして年中一定の温度を保って紫外線を入れず、音も静かで・・・・・。

確かに快適な家であり、大多数の人が求めている内容と一致しますし、前職のとき数百棟お客さんに引渡しもましたし自分も建てた。私が求めている家はその逆かな?自然が堂々と家の中に入ってきて、住みながら四季が感じられる家が最上と考えています。建ててから住むほどに味が出て良くなる家が本物と思います。写真を見て良い家が出来る予感がしています。私の愛読書「チルチンビト」http://www.fudosha.com/publication/chilchinbito/

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つちださんへ (七曜工房・ひろ)
2006-08-06 23:18:33
つちださんの、家づくりのアドバイスは、お客様の心を捉えてましたよね。その元スーパー営業マンさんに、認めていただけて、一安心、よかった。

新築中の家は、地上げした土地に建てるので、海がよく見えるのが、嬉しいです。

「チルチンビト」に大津坂本の”麦の家”が連載されているのですね。懐かしいな。ちょっこと、水車のある麦の家を、覗きに行ったことがありました。

今度図書館で見てみます。
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