霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

退院一発目 退院後の霧島について

2010年06月13日 22時08分17秒 | 日記
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。


…と、挨拶するのももう何ヶ月ぶりだろうな。ご無沙汰である、霧島だ。本当に久しぶりだが、諸君元気にしておったろうか。怪我も病気もせずにやってくれておれば何よりである。んでそんな事言っておる私は…まぁこれから話すが、あんまり元気ではなかったりする。

と言っても、骨の治りは順調である。脛の骨が二本とも折れるという素敵な骨折だったが、細い方はもうちゃんとくっついた。太い方もくっついておるが、まぁ、くっついたとは言っても接着部分の骨はまだ脆い。局所的骨粗鬆症みたいな感じであるから、運動とかはできんな。

しかし、ある程度の体重をかけるだとか、装具(本来脛にかかる体重を膝にかけるローテクマシーン。一個十万)つけて杖ついて歩く程度なら充分可能である。いやまぁやろうと思えば杖どころか装具なしでも歩けるが、流石に後遺症が怖いのでやらん。

びっこひいてならやってるけど。私の右脚、体重三分の二までなら耐えられるらしいし。医者曰く。

さて、こんな話を聞いてると、もう退院できるんじゃないかと思う者も多かろう。と言うかここの更新しておる時点でほぼ確実に退院してるわな。んじゃいつ退院してたのって疑問も出てくるだろう。



…こっからが言いにくいんだが…






知っておる者も多いだろうが、実は五月の時点で私は退院しておった。連休前にな。



…うむ。


そうだ。


実に一ヶ月以上更新サボってたのだ。


読者諸君に対する重大な裏切り行為である。そもそも更新が中断されておったのは私が入院したからであって、そりゃ入院してりゃネットはできんし当然更新も物理的にできんわなってんでしょうがないとされておったのである。それを退院しても何の音沙汰もなく放置してたんでは言い訳の仕様もない。

とは言え、説明は必要であろう。何でこんな事になったのか。復帰第一回の記事はその辺である。




さて、こうなった理由はひとつでな。やる気がなかったのである。これがここの更新をする気がなくなったってだけの話なら死ねksで終わりなのだが、そうではないのが問題でな。あらゆるものに対するやる気がなくなったのだ。ゲームすらする気が起きなくなるほどに。

考えてもみてくれたまえ。入院する前の私は、一日一回でもゲームしないと発狂する廃人だった訳だ。入院してからも、一日中ゲームしてる日すらいくらでもあったからな、初期は。甥姪が来た時は病室にwii持ち込んでスマブラやったぐらいである。

画面小さくてやりにくかったけど。

ところが現在、私はゲームをあんまりやっておらん。やってない訳ではないが、ROはまるでやってない(これは環境、特に腐れwin7の責任が大きいが)し、PS3のゲームは全然やってない。最早日課だったACfAや三國無双2にDMC3、全くやっておらん。

新しく始めたゲームもいくつかあった。ブレイドストーム(これは全く新しく始めた訳じゃないが)、スパロボα、無限のフロンティア…一つとして最後までやってない。

そもそもこれがおかしいのである。例えば、私は一つのゲームを買ったらクリアするまで一心不乱にやり続ける。かのテイルズオブディスティニーのディレクターズカット版、リオン編含めるとクリアするまで40時間以上かかったが、四日でクリアした。

そんな私が、新しくはじめたゲームを途中で投げ出しておるのである。まぁ完全に投げてはおらずちょこちょこと続けてはいるが、最後までやってはおらんのだ。


何故か。それは要するに、あらゆるものに対するやる気の減衰に基づくものだ。正直、何をやる気も起こらん。こうして記事を書こうという意欲を回復させるまで、実にこれだけの時間がかかった。それほどに気力がなくなっておったのである。人間の三大欲求を満たすだけで終わる日もよくあった。一時期メッセのコメント欄に「今の霧島は魂の抜け殻です」とか書いたが、まさしく抜け殻になっておった。

故に更新もしなかったんだが、じゃあ何でそんな事になったのか。それはまぁ、一つにはクスリをやめたせいであろう。

今まで当日誌で何度も何度も取り上げてきた通り、私はメンヘラでありつまるところ気違いである。とは言っても正直言って二年前にはもう治っておると言ってよい状態にあった。しかし、それでもクスリは飲み続けていた。

これは何でかと言うと、まぁ今まで何度も言ってるからもう赤字にしないが私の飲んでた薬ってのはまさしくクスリであり麻薬だからである。これが意外と侮れなくて、ナルコレプシーの人が飲む薬とかに至ってはヒロポンだったりするからな。まぁ私の飲んでるのはまだ可愛い奴なんだが、それでも麻薬は麻薬である。

麻薬にも効果によっていくつか種類があるが、やはり厄介なのは向精神系である。アッパー系、テンションを上げる薬だ。これの何が厄介って、やめるのが難しいのである。

とは言っても、麻薬というのは一般にはじめるのは簡単でやめるのは難しい。何故なら禁断症状があるからだな。麻薬ってのは常習性があって、ある日急に飲むのをやめると、身体がクスリを求めて暴れだすのである。まぁ暴れだすとは言っても形は色々で、ただ単にイライラするって程度から心臓発作起こして死ぬまであるんだがな。

ちなみに、毎朝コーヒー飲んで出勤する会社員が、朝時間なかったとかでコーヒー飲めなくてイライラするってのも一種の禁断症状である。実はカフェインって依存性が結構ある物質で、煙の出ないタバコ的な側面もある。だから珈琲も紅茶も飲まないんだ私は。

話がそれたな。

で、だ。主にこれのせいで、今まで私はクスリをやめられなかった。いくら私が駄目人間だとは言え、まぁなんだかんだと言って社会生活を送っとる訳だからな。眩暈がしたり、立ち眩みがしたり、気絶したりしたら続かぬ。横断歩道で倒れたら轢かれる。

だが、今回は入院中であった。入院しておるという事は、いつどこで倒れても問題ない。どうせ布団の上だ。運が悪くてトイレぐらいなもんである。しかも入院患者の仕事なんてものは寝てる事であるから、一日中気を失ってても問題ない。生命維持に影響がない限り。

故に、今回、禁断症状を無視してクスリを根絶する事に成功したのである。


ところが、問題が出た。

私の飲んでいた薬は向精神薬、アッパー系である。テンションを上げる薬だ。これを飲まなくなるという事は、つまり、今の私のテンションは飲んでた当時より低いという事だ。感覚的な問題になるから判りにくいかもしれん、と言うか判りにくいだろうが、この薬によるテンションの上昇ってのはなかなかなもんでな。この間ハム速で見たスレの>>1はモディオダールってのを飲んでるらしく、薬飲むの遅かったから効果が抜けるまで起きてるからスレを立てたそうだ。

見ての通り、大分キてる。モディオダールは私の薬と違って一過性だから抜けるまで待つとかできるんだが、これ、怖いと言うかすごいのは飲めば誰でもこうなるというところだな。今これを読んでる諸君でもこうなるだろうし、このスレ主も普段は普通なんだろう。

逆に言うと、私の場合、薬飲んでて普通だったのだ。だからテンションを水増ししてた薬がなくなると、あらゆるものに対するやる気ってのが足りなくなる訳である。


辛いぞ。


しかも、追い討ちの様に今まで私が積み上げてきたものが何もかもぶっ壊れたからな。例えば、現在の私の職業は既卒無職である。諸君も知っての通り、私は昨年度で大学四年であり卒業だったのであり、入院したまま卒業したのだ。んで大学院進学予定だったのに、骨折により受験ができなかった。つまり大学院に入れなかった。

つまり、既卒無職である。

いやまぁ一応仕事が無い訳ではないがな。今まで日誌で何度も会社の仕事がどうのこうの言ってた例の会社があるから。しかし、まぁちょっと色々あるから説明すると長くなるんでしないが、現在の私は限りなく無職に近い。と言うかヒキニートに近い。

ついこの間までの私は、授業があれば大学に通っておった。図書館で古い本引っ張り出したりして研究(なんて大それたもんではないが)しておった。大学院受験の勉強もちょこちょことやっておった。それが一転、既卒無職である。マダオになったのだ。しかも受験に落っこちた、つまり私の勉強が足りなかったんではない。骨折ったせいだ。私(の努力)のせいではない。ボキっと逝ったせいだ。

もっと言えば行こうと思ってた大学院設置してる大学の授業で折ったせいだが、それは置いておく。


その上、帰る場所すら失った。これは決定的であったな。

普通、帰る場所っていうと思い浮かぶのは実家であろう。一応、私にも実家はある。悔しいが世話にもなっておる。しかしだ、私にとって実家は帰る場所ではないのだ。もしくは、帰る場所ではなかったのだ。

諸君も知っての通り、私はいわゆる多重人格である。現在存在しているのは、基本的には私(薫)と清十郎の二人だけだ。他に何人かいたが、全員死んだ。まぁいうほど人数がいた訳じゃないが、その死者の中でも特異なのが『本体』である。こいつは何かって、ま、名前の通り。物理的に私が生まれてから最初に誕生した人格、つまり"本体"だ。本来の私だな。

んでこいつなんだが、本体が前に出てた時代っていじめとか色々あってな。苦しくなったこいつは、七矢の原型を生み出した後、幼少期の記憶を丸ごと抱えてコールドスリープに入ったのである。故に霧島という人間は、本体冬眠前と後だと、全く違う。本体冬眠後、霧島って奴はゼロからの再スタートを余儀なくされたのだ。

無論、人格が一人消えるだけで今まで生きてきた過去を全部捨てきれるんなら世話はない。実際には再スタートを切る為のグレーゾーンが存在するし、このグレーゾーンについての記憶もあやふやである。で、霧島が過去を捨てて人生やり直し始めた頃、その頃には既に親元を離れておったのだ。仕送りと、盆正月とかに帰るぐらいの関係である。

故に、私にとって帰るべき場所と言えば一つしかなかった。即ち、私の住む部屋である。この部屋だけは、私、私達が一から作り上げたものだ。その金は何処から出たとか色々言う奴もいるだろうが、地元とか実家とかそういう地盤が一切ない私らにとって、この部屋こそ私の世界そのものだったのだ。この部屋を基点に、学校とかネットという私の生活圏は存在していたのである。

で、だ。私は結局二ヶ月以上入院したんだが、いよいよ退院する運びになった。さっき言った通りクスリやめた私はテンションだだ下がり状態なんだが、これは退院する前からであった。しかしそれでも、ようやく家に帰れる、私の部屋に帰れると思ったのである。

しかし、私を待っておったのは変わり果てた我が家であった。見覚えのない机。見覚えのない寝台。見覚えのない本棚。あのテレビは? 私のPC(置場)は? 煙管何処置いた? いつぞやの誕生日に貰った懐中時計は? 私自慢の和服は? 何でこのフィギュア腕ぼっきり折れてんの?

犯人は親である。無論、彼女とて悪意でやったのではない。子供に何かしてやろうという善意である。懐中時計どっか行ったとかその辺は明らかに手落ちだが、良くなった部分もある。寝台なんか特にいい奴に変わった。私の言うのは贅沢かもしれん。しかし、そんな理論でやっていける程人間甘くないのである。


ま、私が正常であればここまでにはならなかったんだろうがな。変わり果てた我が家っつっても、配置が変わったり家具が新しくなったりしただけであって、部屋を手放さなければならなくなったとかそういうんではない。だから、逆に言えば、これぐらいの事でもガンへこみして鬱るぐらい、クスリの影響ってのは強いもんなんだとも言える。

既卒無職にしたってそうである。事故は事故であり致し方ないものだ。私が現在無職で事実上ニート、稼ぐのもままならず親の脛かじってる状態と言っても、目標が無い訳じゃない。大学院受験の為、一応勉強はしておる。それに既卒は既卒でも、どうせ私の目標は教員だ。教員になるには大学院行かねばどうにもならんし、新卒既卒が大問題になる訳でもない。

どっちかと言えば、問題なのはだからな。教員採用は。それでも物凄いへこんだのだ。


この様に、諸々の事情で私は死亡しておったのである。精神的に、それも記事も書けなくなるぐらいにな。だから、今の今までこうして何もしなかったという訳だ。…今回書いた以外にも色々あったし、やらなかったのも日誌更新だけじゃないからな。メールに答えないのだってそうだ。

色々心配してくれた方々、本当に済まない。今日からは心を入れ替えて、元の通りやっていける様に努力していこうと思っておる。

以上、色々書いたが、以後私の心情とかをこんなにも赤裸々に語る記事を書く予定は無いから覚えておいてくれたまえ。ネタでも何でもないものを弄り倒してネタにするのが我が日誌である。

6 コメント

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Unknown (ごてぃ)
2010-06-14 19:57:33
退院おめでとうございます。今はとりあえずそれだけしか言えないですけど
Unknown (黒楓 in 勤務先)
2010-06-17 20:47:46
ROの中でも言ったかもしれませんが、改めて退院おめでとうございます。

大丈夫!
就職しようという意思があるのならヒキニートに近くなんかないですよ!
Unknown (どこか昔のガトリングの人)
2010-06-17 21:52:42
退院おめでとうございます

今までと環境が変わり、大変だったと思います
お疲れ様です

無理をせずにゆっくり目標を目指してやっていってくださいね

また、Roで会うことがありましたら、遊びましょうね
Unknown (jasumin)
2010-06-17 22:31:49
記事を書けるまでには回復できたんですね。安心しました。
進学がどうとかの話はなんの助言もできませんが、とりあえず退院おめでとうございます。

趣味に力が入らなくなったののリハビリがてらにいつか一緒にfaやりましょう。
そろそろかと (sisiouso)
2010-06-18 15:58:48
逆に俺はうつ病かと思っていたら実は躁鬱病だったってことだった。
なーんかおかしいと思ってたんよね 
だもんでリーマス、デパケンを飲んでるし何もやってない無職であるし。
Unknown (2の18乗)
2010-06-21 02:06:04
良かった、退院してましたか

またいつものノリで日誌楽しみにしてますねー